XPath 2.0
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/12 16:36 UTC 版)
「XML Path Language」の記事における「XPath 2.0」の解説
XPath 2.0 は2007年1月23日に標準化団体 W3C で勧告された。XQuery 1.0 は XPath 2.0 の拡張である。また XPath 2.0 は XSLT 2.0 でも採用されている。 XPath 2.0 仕様は、1.0 と比べて大規模になっており非常に多くの機能が規定されている。そのうち特に重要な変更は、多様なデータ型を扱えるようになったことである。XPath 2.0 では、スキーマ言語 XML Schema で規定されている組み込みのアトミックデータ型と、スキーマで定義されたユーザ定義型を、扱うことができる。あらゆる値は、シーケンスとして扱われる。一つの文字列値やノードは、シーケンスに含まれる要素の一つと位置づけられる。XPath 1.0 のノード集合は、XPath 2.0 では何らかの順序をもつシーケンスに、置き換わる。多様な型を扱うために、XPath 2.0 では関数と演算子が大幅に拡張される。 XPath 2.0 は XQuery 1.0 のサブセットとなっている。XPath 2.0 は XQuery 1.0 の構文のパス式を構成する。XQuery 1.0 の FLWOR と呼ばれる式においては、for 句の構成要素となる。
※この「XPath 2.0」の解説は、「XML Path Language」の解説の一部です。
「XPath 2.0」を含む「XML Path Language」の記事については、「XML Path Language」の概要を参照ください。
- XPath 2.0のページへのリンク