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foamとは? わかりやすく解説

foam

別表記:フォーム

「foam」の意味

「foam」とは、気泡がたくさ含まれ液体の状態を指す言葉である。泡立つ石鹸シャンプー泡盛りのビールエスプレッソクレマなど、日常生活でよく目にするものにも使われるまた、泡状の物質そのものを指すこともある。例えば、発泡スチロールウレタンフォームなど、軽量断熱性緩衝性に優れた素材として利用されるものも「foam」と呼ばれる

「foam」の発音・読み方

「foam」の発音は、IPA表記では/fəʊm/となる。IPAカタカナ読みでは「フォウム」となり、日本人発音するカタカナ英語では「フォーム」と読む。発音によって意味や品詞が変わる単語はないため、特に注意する点はない。

「foam」の定義を英語で解説

英語で「foam」の定義を説明すると、「a mass of small bubbles formed in or on a liquid」となる。これは、「液体の中や表面形成され小さな気泡集まり」という意味である。

「foam」の類語

「foam」の類語には、以下のような言葉がある。 1. froth: 泡立った液体表面にできる泡を指す。特に、飲み物河川などの泡を表すことが多い。 2. lather: 石鹸シャンプーなどが泡立つこと、またはその泡を指す。 3. bubble: 気泡そのものを指す。単一の泡や複数の泡を含むことができる。

「foam」に関連する用語・表現

「foam」に関連する用語表現には、以下のようなものがある。 1. foam rubber: ゴム製の発泡素材柔軟性弾力性があり、家具寝具などに使用される。 2. memory foam: ウレタンフォーム一種で、圧力に応じて形状変化し、元の形に戻る性質がある。マットレスなどに利用される。 3. foam party: 泡を使ったパーティー。泡を発生させる機械使って参加者が泡の中で楽しむイベント

「foam」の例文

1. The beer has a thick foam on top.(ビールの上には厚い泡がある。) 2. She applied the shaving foam to her legs.(彼女は足にシェービングフォーム塗った。) 3. The waves crashed onto the shore, leaving a trail of foam.(波が岸に打ち寄せ、泡が残された。) 4. The foam mattress provides excellent support and comfort.(フォームマットレスは優れたサポート快適さ提供する。) 5. The fire extinguisher released a foam to smother the flames.(消火器は、炎を消すための泡を放出した。) 6. The soap created a rich lather when mixed with water.(石鹸混ぜる豊かな泡立ち生じる。) 7. The foam insulation helps to keep the house warm in winter.(フォーム断熱材は、冬に家を暖かく保つのに役立つ。) 8. The river was filled with froth after the heavy rain.(大雨の後、川は泡でいっぱいだった。) 9. The memory foam pillow conforms to the shape of your head.(メモリーフォームのは頭の形に合わせて変形する。) 10. The foam party was a fun and unique experience.(泡パーティー楽しくてユニークな経験だった。)

フォーム【foam】

読み方:ふぉーむ

泡。樹脂クリームなどを発泡させたもの。「—ラバー」「洗顔—」


発泡材

英語 foam

気泡含んだ材料総称同義語として発泡体、合泡体、フォーム多孔性物質セルラー材料などがある。合成樹脂およびゴムの発泡材(フォーム)はきわめて多種のものが開発実用化されており、特性範囲広範用途多岐にわたっている。合成樹脂ではほとんどすべてのものがフォームになり、ゴムでは天然ゴムスチレンブタジエンゴムニトリルゴムクロロプレンゴムなどのフォームがある。原料および添加剤配合製法などにより、硬質から軟質までのものがつくられている。硬さ分類法はいくつかの考え方があるが、ISOでは50%圧縮してから放圧し厚さ減少10%上のものを硬質、2~10%未満ものを半硬質2%以下のものを軟質としている。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

(foam から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/03 15:06 UTC 版)

液体が空気を含んで丸くなった例 煎れたてのコーヒー表面の泡

(あわ、あぶく、: foambubble)は、気体を分散相とし、液体(あるいは固体)を連続相とする性状の物体[1]。液体もしくは固体の中に空気などの気体を含んだものである。泡の典型例にシャボン玉ビールの泡がある[2]

泡の種類

泡には気泡(Micro-foamまたはBubble)と泡沫(Macro-foamまたはFoams)がある[2][3]。気泡とは、液体中もしくは固体中にある気体の粒子をいう[3]。泡沫は多数の気泡が液面に浮上して塊を形成したもの[3](多数が薄膜を隔てて密集しているもの[2])をいう。気泡が一つの界面(一層の界面活性剤層)からなるのに対し、泡沫は二つの界面(二層の界面活性剤層)からなる[2][3]

また、構成気泡間の泡膜の種類により、液体泡沫(ビール、石鹸、泡消火剤など)、弾性泡沫(フォームラバー、樹脂スポンジ、マシュマロパンなど)、固体泡沫(気泡コンクリート、泡ガラス、軽石木炭ビスケットなど)に分けられる[4]

構造

多くの場合において、ひとつの'泡塊'(: foam)は、'多尺度系'(: multi-scale system)である。

浮表面の泡塊における泡粒のそろいかた。

一つの尺度は'泡粒'(: bubble)である:材料の泡塊はたいてい不ぞろいでありそして泡粒の大きさがまちまちである。巨視的には、理想化された泡塊の研究は、極小曲面と、空間充填とも呼ばれる三次元の充填数学的な問題に密接に関連する。プラトーの法則石鹸の膜(英語: soap filmsがいかに泡塊において形成されるかを記述するなかで、ウィア=フェラン構造は完全にそろった泡塊のもっとも可能な(最適の)単位胞と考えられる[5]

泡粒よりも小さな尺度では、膜層英語版: lamella)と呼ばれるつなぎ合わされた膜のネットワークを考えることのできる、準安定状態の泡塊におけるその膜の厚みである。理想的には、プラトー境界として知られる、その結合点において120°の角度で膜層は稜辺を合する。

さらに低い尺度は膜の表面の液‐気界面である。ほとんどの場合この界面は、しばしば界面活性剤、(ラムスデン乳剤の)粒子、またはもっと複雑な結合子によってできた両親媒性分子構造の層により安定化される。

固体泡塊の力学的性質

開細胞または閉細胞の、固体泡隗は、細胞構造の部類として考えられる。これらはしばしば'蜂の巣構造'(: honeycomb)や'トラス格子'(: truss lattice )のようなほかの細胞構造と比較される、下位の接点結合を有する、したがって、それらの崩壊機構は部材の曲げによって引き起こされる、低接点結合と崩壊機構の結果は終局的に、それらの下位の機械的強度と、蜂の巣構造とトラス格子に比較される剛性に導く[6]

弾塑性泡塊

泡隗のような、弾塑性の細胞固体は圧縮され、最初細胞壁が曲がるようにして弾性的に挙動し、その細胞壁が反るにつれ、細胞壁が一緒に壊れる材料的な崩壊までの終局の、そのときまで材料としての強度低下と降伏がある[7]。これらは、急勾配の線形弾性領域、降伏(高原応力)後の'なだらかな'(: shallow)領域、および指数的に増大する領域のような、'応力‐歪曲線'(: stress-strain curve)においてみられる。開細胞の泡塊についての係数が次の方程式によって定義される、線形の弾性の領域において材料の'剛性'(: stiffness)が計算できる:

線形弾性、細胞壁降伏、および細胞壁崩壊のものである、段塑性泡塊の図式的な応力‐歪曲線。単位体積あたりのエネルギー割合を記述する曲線における領域では、泡塊はエネルギーを吸収する。

液圧に抗する泡粒

ビトルド・リブジンスキー(: Witold Rybczynski )とジャック・アダマール(: Jacques Hadamard)は、泡粒(: bubble)の表面の半径が

浴室で細かく泡立てた泡を積み上げる様子
シャンプーで細かく泡だてて洗髪。より小さな泡の集合体になるほど皮脂を吸着させやすくなる

泡が工業分野で有効利用される例として消火器や食品工業などがある[3]。食品の例として植物油を撹拌して気泡を含ませたホイップクリームがある。また、代表的な工業製品に発泡スチロールがありポリスチレン樹脂を発泡させることにより製造される。

日用品の各種洗剤洗浄剤やそり用シェーヴィングフォームなどに泡入り製品があるほか、機械洗浄や工場排水処理といった工業用途にも使われる[12]

泡の大きさを細かくすることで、実用での使い道はさらに広がる。従来はマイクロバブルナノバブルと呼称されてきた。2017年6月、国際標準化機構(ISO)は、直径100未満の泡を「ファインバブル」と総称し、1㎛以上を「マイクロバブル」、それ未満を「ウルトラファインバブル」に分ける規格を決めた。「ウルトラファインバブル」はブラウン運動により、保存方法によっては数年間、泡が浮上せず液体中にとどまることもある。

用途としては前述のような洗浄のほか、水揚げした窒素の泡入り水に入れて鮮度を保持したり、酸素の泡入り水で農作物の食味を良くしたり取り組みが日本では実際に行われている。関連する企業・団体による一般社団法人ファインバブル産業会が設立されている[13]。ファインバブル産業会の推計によれば、ファインバブルの日本国内市場規模は2010年時点で200億円[12]

このほか一般社団法人 日本マイクロ・ナノバブル学会も活動している[14]。同学会代表理事の大平猛によると、ナノバブルが植物の生育を促す理由は、泡の帯電性が葉緑素の増加を助けるためと考えられ、水中の溶存酸素による効果とは異なる。植物の品種により適切な帯電性、帯電率、濃度が異なるため、学会としてマニュアルの作成を進めている[12]

泡の抑制

泡は工業製品などに影響を及ぼすこともある。

塗料では泡の混入は塗料製造中の障害になるほか、塗装やその後の乾燥、塗膜形成過程での品質低下など様々な不具合を起こすため消泡剤の使用などの対策が取られる[3]

食品工業では豆腐の製造過程で、豆乳に凝固剤(にがり)を加え、凝固させて豆腐を製造する際に、泡の発生を抑えるための消泡剤が添加されている。

洗濯洗剤では、洗濯槽から泡があふれ出ないように、泡の発生を抑えている。

比喩表現

すぐに割れてなくなるさまから、一時的なブームバブル経済といった「はかなく消えるもの」の比喩に用いられる。

関連作品

脚注

  1. ^ a b 田村隆光「起泡と消泡の試験法」『油化学』第42巻第10号、日本油化学会、1993年、737-745頁。 
  2. ^ a b c d e f g h i j 小山内州一「泡の化学」『オレオサイエンス』第1巻第8号、日本油化学会、2001年、737-745頁。 
  3. ^ a b c d e f g h 青木健二「泡の安定化と消泡機構に関する考察」『塗料の研究』第156号、関西ペイント、2014年、27-35頁。 
  4. ^ a b c 阿久津兼二「起泡剤(アルミニウム粉末を含む)」『コンクリートジャーナル』第8巻第3号、日本コンクリート工学会、1970年、40-44頁。 
  5. ^ Morgan 2008
  6. ^ Kooistra, Deshpande & Wadley 2004; Queheillalt & Wadley 2005;
  7. ^ Courtney 2005
  8. ^ 浅野康一『物質移動の基礎と応用』丸善、2004年、137頁。ISBN 4-621-07356-7 
  9. ^ 【動画】アラスカの湖からメタンの泡の悪循環「今は北極の冷蔵庫が開きっぱなし」と研究者ナショナルジオグラフィック日本版サイト(2016年9月5日)2018年5月13日閲覧。
  10. ^ イエローストーン国立公園の「Mudpots」アメリカ合衆国内務省ナショナルパーク・サービス(2018年5月13日閲覧)。
  11. ^ 「マグマの複雑な泡の構造が火山の爆発的噴火を促すことを解明」東北大学(2017年12月4日)2018年5月13日閲覧。
  12. ^ a b c 「マイクロ・ナノバブル水-微細な泡で植物を活性化 農業現場に浸透」『日本農業新聞』2020年1月13日(18面)
  13. ^ 【サイエンスview】小さな泡の大きな力■国際規格「0.1ミリ未満」■鮮度保持や汚れ洗浄『読売新聞』朝刊2018年4月29日(くらしサイエンス面)。
  14. ^ 一般社団法人 日本マイクロ・ナノバブル学会(2020年2月4日閲覧)

引用文献

ウェブサイト

  • Morgan, Frank (2008), Existence of Least-perimeter Partitions 

書籍

  • Courtney, Thomas H. (2005) (English). Mechanical Behavior of Materials. Waveland Press, Inc. pp. 686-713. ISBN 1-57766-425-6 

雑誌

  • Kooistra, Gregory W.; Deshpande, Vikram S.; Wadley, Haydn N.G. (August 2004). “Compressive behavior of age hardenable tetrahedral lattice truss structures made from aluminium”. Acta Materialia 52 (14): 4229–4237. 
  • Queheillalt, Douglas T.; Wadley, Haydn N.G. (January 2005). “Cellular metal lattices with hollow trusses”. Acta Materialia 53 (2): 303–313. 

参考文献

  • Bikerman, Jacob Joseph (1973). “ch. 2 Formation and Structure”. Foams. New York: Springer-Verlag. ISBN 0387061088 
  • Wilson, Ashley J. (1989). “ch. 1 Principles of Foam Formation and Stability” (English). Foams: physics, chemistry, and structure. Springer series in applied bioloby. Springer-Verlag. ISBN 978-1-4471-3809-9 

関連項目


foam

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 01:27 UTC 版)

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