mosque
「mosque」の意味・「mosque」とは
「mosque」は、イスラム教徒が礼拝を行うための建物を指す英語の単語である。アラビア語の「マスジド」が原語で、その意味は「礼拝の場」である。世界中に存在し、その形状やデザインは地域や文化によって多様である。例えば、トルコのブルーモスクはその美しい青いタイルで知られ、インドのジャマ・マスジドはその壮大な規模で知られている。「mosque」の発音・読み方
「mosque」の発音は、IPA表記では/mɒsk/となる。IPAのカタカナ読みでは「モスク」、日本人が発音するカタカナ英語では「モスク」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。「mosque」の定義を英語で解説
A 'mosque' is a building where Muslims go to worship. The word comes from the Arabic 'masjid', which means 'place of prostration'. Mosques can be found all over the world and their shape and design can vary greatly depending on the region and culture. For example, the Blue Mosque in Turkey is known for its beautiful blue tiles, and the Jama Masjid in India is known for its grand scale.「mosque」の類語
「mosque」の類語としては、「masjid」がある。これはアラビア語で「mosque」を意味する単語である。また、「prayer hall」や「worship place」も同様の意味を持つが、これらは特定の宗教を指すものではなく、一般的な礼拝の場を指す表現である。「mosque」に関連する用語・表現
「mosque」に関連する用語としては、「minaret」や「mihrab」がある。「minaret」はモスクに付随する塔で、アザーン(礼拝の呼びかけ)を行う場所である。「mihrab」はモスク内部の壁に設けられた凹部で、メッカの方向を示す。「mosque」の例文
1. The mosque is a place of worship for Muslims.(モスクはイスラム教徒の礼拝の場である。)2. The Blue Mosque in Istanbul is a popular tourist destination.(イスタンブールのブルーモスクは人気の観光地である。)
3. The call to prayer is often broadcast from the minaret of a mosque.(礼拝の呼びかけはよくモスクのミナレットから放送される。)
4. The mihrab in a mosque indicates the direction of Mecca.(モスクのミフラブはメッカの方向を示す。)
5. The mosque was filled with worshippers during the Friday prayer.(金曜の礼拝時にはモスクが信者でいっぱいになった。)
6. The architecture of the mosque reflects the culture of the region.(モスクの建築はその地域の文化を反映している。)
7. The mosque was built in the 16th century.(そのモスクは16世紀に建てられた。)
8. The mosque is open to non-Muslims outside of prayer times.(モスクは礼拝時間外には非ムスリムにも開放されている。)
9. The mosque has a large courtyard for communal prayers.(モスクには共同礼拝のための広い中庭がある。)
10. The mosque serves as a community center as well as a place of worship.(モスクは礼拝の場であるとともに、コミュニティセンターとしても機能している。)
モスク【mosque】
モスク
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モスク(英: mosque)は、イスラム教の礼拝堂のことである。
アラビア語ではマスジド(مَسْجِد, masjid, 「ひざまずく場所」(サジダ سجدة を行う場所)の意)もしくはジャーミイ(جامع, jāmiʿ, 「集まり」(ジュムア جمعة も同源)の意)と言い、モスクはマスジドが訛った語である。イスラーム帝国がイベリア半島を占領していた時代、マスジドがスペイン語でメスキータ(mezquita) となり、それが英語ではさらに訛ってモスク(mosque) となった。多くの言語ではマスジドに由来する言葉で呼ぶが、ジャーミイに由来する言葉で呼ぶ言語(トルコ語: cami、ギリシア語: τζαμί、アルバニア語: xhami、ルーマニア語: džámija)もある。中国ではモスクを清真寺(拼音: qīngzhēnsì、せいしんじ、清真はハラールの中国語訳)と呼び、ロシアではメチェーチ(мечеть)と呼んでいる。
モスクは欧米、日本、韓国などにおける呼称である。しばしばイスラーム寺院または回教寺院と訳されるが、モスクの中には一部の例外となるもの[注釈 1]を除いて崇拝の対象物はなく、あくまで礼拝を行うための場である[1]。
概要

モスクは都市の各街区、各村ごとに設けられる。都市の中心には金曜礼拝を行うための大きなモスクが置かれ、金曜モスク(マスジド・ジャーミイ مسجد جامع masjid jāmi` 、略してジャーミイ جامع jāmi` )と呼ばれる[注釈 2] 。このようなモスクは、専任職員としてイマーム(導師)、ムアッジン(アザーンを行う者)を抱えている。エジプトのカイロにあるアズハルのような特に大きなモスクは複合施設(コンプレックス)を伴っており、マスジド(ジャーミイ)だけでなくマドラサ(イスラーム学院)や病院、救貧所のような慈善施設が併設されている場合もある。これらのモスク複合施設の維持・運営はワクフ(寄進財産)によって担われる。
伝統的に、モスクは政府の布告を通達する役所、カーディーの法廷が開かれる裁判所、ムスリム(イスラーム教徒)の子弟に読み書きを教える初等学校(クッターブ)であった。また、小モスクは現在でも「無料人生相談所」とでも言うべき機能を持っており、近隣に住むイスラーム法の知識を持った人物が、人生相談に対してイスラーム法に基づいて助言・回答などを与える場所として活用されている。
一部のモスクは、イスラム過激派の勧誘に利用されていると報道されている[2]。
また、モスクの中には歴史上ならび芸術的な観点での付加価値が高いものがあり、世界各国に点在する。それらの中には、嘗て存在していたが何らかの要因から倒壊してしまったもの[注釈 3][3]や損壊が著しいもの、ある理由から存在自体が危ぶまれているもの[注釈 4]が含まれている。このため、これらを如何なる形で確実に保存あるいはどう復元させるかが問題となっている面がある。
モスクのない地域ではムスリムの旅行者や留学生に配慮し、駅の構内や市役所などの公共施設やホテルに礼拝用の部屋を用意する例もある。またオリンピックなどの大規模なイベントではムスリムの旅行者が急増するため、トラックの荷台に礼拝所を乗せた「モスクカー」で対応することも検討されている[4]。
モスクの内部と付属設備

内部には、イスラーム教の偶像崇拝の徹底排除の教義に従い、神や天使や預言者・聖者の像(偶像)は置かれることも描かれることもない。装飾はもっぱら幾何学模様のようなものだけである。マッカ(メッカ)の方角(この方角をキブラ( قبلة qibla)という)に向けて、壁にミフラーブ( محراب miḥrāb)と呼ばれる窪みがある。これは、『コーラン』の規程に従ってメッカの方向に対して行わる礼拝の方向をモスクに集う人々に指し示すためのもので、礼拝の場であるモスクに必須の設備である。その向かって右隣にはイマームが集団礼拝の際に説教を行う階段状の説教壇がある。付属設備としては、礼拝の前に体を清めるための泉(ウドゥー、泉がない場合はシャワールームで代用)などが見られ、礼拝への呼びかけに用いるミナレット(マナーラ)を有する場合も多い。
モスク建築
建築構造は、回廊に囲まれた四角形の広い中庭と礼拝堂を持つ形が基本形である。アラブ圏ではダマスカスのウマイヤ・モスクのようにキリスト教の教会の構造を取り入れた多柱式のモスクが主流であったが、イランではイーワーン(半ドーム)を多用した形式が起こった。アナトリア半島では中庭をドームで覆う形式が起こり、オスマン帝国に至ってビザンツ帝国のキリスト教の教会建築を取り入れ、大ドームを小ドームや半ドームで支えることで柱のない広大な礼拝堂空間を持つ形式を生み出した。オスマン帝国はコンスタンティノープル(現・イスタンブール)征服後、教会だったアヤソフィアをモスクに転用した(トルコ共和国建国後、博物館とされた)。
図像を廃した内装と外観を持つモスクは、その装飾美・建築美から、非イスラーム教徒にとっても観光施設としての役割も果たしている。イスタンブールのスルタンアフメト・モスク(トルコ語名スルタンアフメット・ジャーミー。通称ブルーモスク)や、イラン、イスファハーンのイマーム・モスク(ペルシア語名マスジデ・エマーム。旧名はマスジデ・シャーで、意味は「王のモスク」)などの著名なモスクは世界遺産に登録されており、世界中から観光客を集めている。
日本におけるモスク
ムスリムの居住者や旅行者が増えると、イスラム圏以外でもモスクが新設される。日本では1935年開設の神戸ムスリムモスク(兵庫県神戸市)が最古である[5]。早稲田大学名誉教授の店田広文によると、1980年代前半は4か所だった日本国内のモスクは、2024年4月時点で133か所に増加した[6]。1980年代のバブル景気時にイスラム圏のイランやパキスタン、バングラデシュから労働者が、1990年代以降は留学生や研修生、技能実習生としてインドネシアなどから来日するムスリムの増加を背景に、三大都市圏から各地の県庁所在地などへ広がった[7]。日本国内のモスクは礼拝のほか、在日ムスリムの結婚式に使われることもある[8]。
2023年12月時点で日本国内には約27万人のムスリムが暮らすと推定されており[6]、うち約4万3000人は改宗・入信した日本人である。日本全体では少数であるため、近隣でのモスク設立に不安・反発を表明する日本人も多い。このため町内会に加盟するなど地域活動に参加したり、街並みに調和した外観にしたりするといった配慮をするモスクもある[7]。
ギャラリー
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伝統様式のヌルオスマニエ・モスク
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世界最古のウマイヤド・モスク
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現代建築のファイサル・モスク
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スルタンアフメト・モスク(イスタンブール)
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マスジッド・ネガラ(マレーシア)
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ジャミ・ウル・アルファー・モスク(スリランカ)
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リードモスク(アルバニア)
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ナスィーロル・モルク・モスク(イラン)
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サンクトペテルブルクモスク(ロシア)
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サンシャインモスク(オーストラリア)
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西安大清真寺(中国)
脚注
注釈
- ^ マウソレウムとしての機能を持つものが現在2ヶ所存在している。サウジアラビアの預言者のモスクはムハンマドの霊廟として存在、トルクメニスタンのテュルクメンバシュ・ルーフ・モスクは初代大統領であるニヤゾフの家族を葬っており、そのモスクの隣にはニヤゾフの霊廟が設けられている。
- ^ ムスリムは金曜日にモスクに集まって皆で一緒に礼拝するため、金曜日はアラビア語で「集まる」を意味する動詞 جَمَعَ jama`a に由来する جُمْعَة jum`aと呼ばれる。このため、特にその地区や地域で重要であったり大きなモスクを「ジャーミイ」「ジャーミウ」 جامع jāmi` と呼ぶ。
- ^ トルクメニスタンのアナウに存在していたセイット・ジュマール・アッディン・モスク(SEYIT JAMAL-AD-DIN MOSQUE)がその一例
- ^ マリの泥のモスクがその一例
出典
- ^ “よくある質問”. 東京ジャーミイ & トルコ文化センター. 2014年8月19日閲覧。
- ^ 「難民を勧誘するイスラム過激派-警戒強めるドイツ」『ウォール・ストリート・ジャーナル』2015年12月1日(2019年11月28日閲覧)
- ^ “Shrine complex of Jamal al-Din, Anau, Turkmenistan”. Square Kufic. 2016年8月27日閲覧。
- ^ 50人超が礼拝できる「モスクカー」開発 五輪でのもてなしに[リンク切れ] - NHK 2018年7月23日
- ^ 「神々の戸を開いた街」『日本経済新聞』朝刊2019年1月13日(NIKKEI The STYLE)。
- ^ a b 上松亮介 (2024年6月8日). “日本各地にモスク計画続々、資金集めにSNS イスラム教徒、相互扶助の精神は国境を越える”. 共同通信. 2024年6月8日閲覧。
- ^ a b 【追跡】増えるモスク 共存課題/36都道府県に105カ所/残る偏見 交流少なく/イスラム圏から留学生、労働者増加『毎日新聞』朝刊2019年11月28日(総合面)同日閲覧。
- ^ 【ズームアップ】ご近所のムスリム『読売新聞』夕刊2019年2月18日(5面)2019年2月26日閲覧。
関連項目
外部リンク
MOSQUE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 04:54 UTC 版)
「Alliance of Valiant Arms」の記事における「MOSQUE」の解説
MOSQUEは、プレイヤーはハンドガンまたは近接武器を装備した状態で試合が始まる。試合開始後、両軍のリスポーン地域に10個の武器が置かれ、プレイヤーはこの武器を拾って戦う形式となる。また、爆破と同じように、ラウンド中に倒されるとラウンドが終了するまでは復活しない。敵軍を全滅したチームが勝利となる。
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