槍ヶ岳登山の成功は事前準備にあり?山岳ガイドに聞いたステップアップ方法!(2ページ目)
2024/05/02 更新
槍ヶ岳に登るためには“体力”、“装備”、そして“岩場を安全に通過する三点支持の動き”が必要です。不足している要素は人によって異なります。一度しっかり振り返ってみましょう。
①まずは自分の登山レベルを理解する
自分の登山レベルを知るために、過去の登山経験を振り返ることから始めます。同時に、持っている装備も確認しましょう。登ったことがある山、経験したことがある泊数、手元にある道具の種類などです。
②次に登る山(槍ヶ岳)の特徴と必要な装備を知る
自分の登山経験や持っている装備を把握したところで、次に槍ヶ岳の特徴と必要になる装備を確認します。登山経験と装備をすり合わせて、今の自分に不足している要素を導き出します。 また、槍ヶ岳山荘から山頂へ至るルートは、急峻な岩場で梯子や鎖が設置されています。自身の安全を確保する動きと、落石しない足の置き方などが重要です。 ザックは35〜45Lの容量が必要になります。レインカバーも忘れないように。 ウェアは、綿素材はさけ速乾性に優れたインナー、保温性のあるフリースなどの中間着、防水透湿性のある上下セパレートタイプのレインウェア、そして朝晩の冷え込みに備えてダウンジャケットなどの保温着を準備します。怪我や虫刺され、日焼けのリスクを減らすために、長袖、長ズボンがおすすめです。 その他に、日除けの帽子、サングラス、虫除け、滑り止めのついたトレッキンググローブ、ヘルメット、ヘッドランプ、ツェルトなどを揃えておきましょう。
必要な装備は、靴、ザック、ウェア、その他のアイテムなどに分けて考えます。それぞれどのような機能が必要になるのでしょうか?
【必読】3ヶ月前から始めるステップアップリスト
自分の登山レベルと必要な装備がわかったら、それに合わせて準備を始めます。槍ヶ岳に登るために必要なステップアップの順序を教えてもらいました。
おすすめは登山のタイミングは、6月末から8月末まで。余裕を持った計画でしっかり準備を行いましょう。