
山を楽しむ秘訣は予習にあり!忘れちゃいけない「机上登山」って知ってる?
登山装備のチェックリストに必ずと言っていいほど記載されているのが地図とコンパス。その読み方・使い方をある程度マスターしたらからと言って、実際に地図をしっかり見るのは登山当日…なんてことはありませんか。今回は安全登山のためにも重要な、登山前に地図を見て、ルートやリスクを想像する「机上登山」の大切さをご紹介します。
2022/10/03 更新
目次
事前準備に欠かせない…?楽しさ倍増!机上登山のススメ
もうすぐ楽しみにしていた登山に出かける日。当日まで、天気予報をこまめにチェックしながら待つばかり…になっていませんか?
登山に出かける前に忘れがちなのが、事前に地図を見て登山をシュミュレーションする「机上登山」。
今回は、楽しく安全に山を登るために欠かせない地図の活用方法について、見ていきましょう。
登山も予習が大切!安全の7割は事前準備にあり
会社の同僚を山に連れていくことになったAさん。これまで、地図から地形を把握する方法やコンパスの基礎知識を学んできました。
▶地図読みの基本を学んだ様子はこちら
しかし、登山当日が楽しみで気持ちが先走り、「机上登山」を忘れているようですよ。
“Aさん”
さあ!地図の読み方も理解できたし、あとはバスの時刻確認やパッキングをするだけですね。
“鷲尾”
ちょっと待った!地形図を見ながらの「机上登山」、まだしていないよね?
“Aさん”
キジョウトザン…?
机上登山で“ルートの地形やリスク”を予習しよう
“鷲尾”
机上登山は、地形図を見ながら、歩くルートはどんな地形を通るのかなどをシミュレーションすることだよ。
“Aさん”
あらかじめ教科書を読んで、どんなことを習うのか確認する“予習”みたいなものですかね?
“鷲尾”
そう!登山前にルートを想像したり、天気予報を確認したりするんだ。
それによって、当日起こりうるリスクを予め想定しておくことが、安全登山のためにとても大切なんだ。
“Aさん”
当日の登山の前に、まずは机の上で登山をすべし…ということですね。
“鷲尾”
そう!登山の安全は7割が事前準備にかかっている、とも言われるくらいなんだよ。
“Aさん”
なるほど。地図は、事前準備にも活躍する訳ですね。
具体的にどんなことがわかるんですか?
“鷲尾”
今からそれを見ていこう!