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「これ、本当に金属!?」 驚きの軽さのスポーク、知ってる?

金属なのに、まるで紙みたいに軽い「HOVERLIGHT SPORK」を知っていますか?

詳しく調べてみると、軽さだけではなく、構造や使いやすさにもこだわって開発された商品でした。そこで、商品の詳細から実際に使用してみたレビューをお届けします。

「少しでも荷物を軽くしたい」 「軽量なギアが好き」な方は、欲しくなること間違いなし?!

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目次

アイキャッチ撮影:TAKAHASHI

「少しでも荷物を軽くしたい」を叶える便利ギア発見!

登山にはスポークが便利
出典:PIXTA

登山時は荷物を軽くしたいもの。山で食事をするときにのみ使用するカトラリーは、ほとんどザックの中で眠ったまま。それならできるだけ軽く、荷物を圧迫しないものだといいですよね。

例えば、どんなメニューにも対応できるスプーンとフォークがひとつになった「スポーク」があると便利

色々な商品があるけれど、できるだけ軽いものはないかな……と探していたらHOVERLIGHTの超軽量スポークを発見しました!

世界一の軽さを目指した!たった7gのULスポーク

ホバーライトスポーク
撮影:TAKAHASHI(HOVERLIGHT SPORKのシルバーと収納ケース)

この「HOVERLIGHT SPORK(ホバーライト スポーク)」は、世界一の軽さにこだわって開発され、重さはわずか7g。スプーンとフォークがひとつになった先割れスプーンタイプの製品です。
今回は、軽さの秘密や特徴、使用レビューなど詳しく紹介していきます。

軽さはもちろん!カトラリーとしての高いクオリティにも注目

超軽量な「HOVERLIGHT SPORK」は、金属加工で有名な新潟県燕市の企業である関川鋼販株式会社/有限会社アイデアセキカワが立ち上げたブランド『HOVERLIGHT』から誕生。

HOVERLIGHTのスポーク
撮影:TAKAHASHI(HOVERLIGHT SPORKのシルバー。手に持っても重さをほぼ感じない、不思議な感覚に驚きます)

関川鋼販株式会社/有限会社アイデアセキカワは、有名アウトドアブランドからガレージブランドまで、OEMを多数手がける実績ある企業。現在は台湾でも製品の販売をおこなっています。

そんな、金属加工のプロが生み出した「HOVERLIGHT SPORK」の特徴を、製品の開発秘話とともにお届けします!

ミリ単位で薄さを調整し「軽さ」を追求

撮影:TAKAHASHI(スポーク本体の実測7g。サイズは全長165×幅40×高さ24mmです)

たった7gと驚異的に軽いスポーク、実はアルミニウム(以下アルミ)でできています。一般的に軽い金属といえばチタンを思い浮かべる方も多いと思いますが、金属の比重で考えるとアルミの方が軽量。ただし、アルミは軽くて加工しやすい一方で、強度が高くありません。さらには、アルミに強度を持たせようとすると、厚みが出てしまい重くなるという問題が発生します。

その問題を解決したのが、「ハードアルマイト加工」です。
これは、自動車や航空部品など頑丈さが必要なパーツに広く採用されている加工方法。耐久性の高い酸化皮膜を生成する表面処理をおこない、酸化皮膜が外骨格のような役割をはたし、強度を持たせる技術です。

HOVERLIGHT

そもそもは、チタンで製品化を想定していました。しかし、チタン製のギアが増えている今、「他と違ったものを作ろう」と思い……世界一軽いスポークで「チタンをこえよう」を目標に
より軽い金属であるアルミを採用することにしました。

軽さだけでなく「薄さ」もすごい

撮影:TAKAHASHI(上:横から、下左:前面、下右:裏面)

超軽量を可能にさせたポイントのひとつは、極薄の板厚です。「薄くて軽いけれど強度も欲しい」を実現させるために、貝殻のような曲面を持った建築構造である「シェル構造(曲面板構造)」を応用。この設計は物の形状や構造・組み合わせについてのアイデアを国が保護する「実用新案」として登録済み。こだわり抜いた技術が使われています。

ホバーライトスポークのシェル構造
撮影:TAKAHASHI(コンビニのスプーンと比べると薄さも構造も違います)

シェル構造をものすごく簡単に説明すると、平らな板よりも湾曲させた曲面板の方が強度が高いということ。シドニーのオペラハウスなどをはじめ、アーチ型のドームなどに採用されています。
つまりHOVERLIGHT SPORKの持ち手が湾曲しているのは、強度を上げるためでもあります。シェル構造とハードアルマイト加工、この2つを組み合わせることで強度と軽さを両立させることに成功しているのです。

HOVERLIGHT


当初は1mmの板を使用して製作をスタート。試作品を量ってみると9gと他社製品と同等でした。
そこで、世界一の軽さかつ強度も保てる厚さとして、0.8mmに挑戦することに。たとえ0.2mmでも、薄くするには金型ごと作り直さねばならず、本当に手間がかかりました。試行錯誤を重ねた末、ようやく7gを実現できたんです!

麺を巻きとりやすく、スープもすくいやすいヘッドデザイン

先端がフラットで、スプーンとしてもフォークとしても使いやすい形状も特徴です。
コンビニでもらう先割れスプーンなど、よく見かける丸いヘッドデザインではなく、先端に向かってまっすぐ徐々に細くなってゆく、いわゆるテーパードデザイン。この形だからこそ、麺類が巻き付けやすいのです。

フォークとしての刺しやすさ、スプーンとしてのすくいやすさなど、使い勝手が計算されています。

持っていてテンションが上がる、美しいフォルムとクールなカラー

提供:Instaglam / hoverlight_jp

美しい曲線を描いたフォルムも魅力のひとつ。湾曲したシェル構造は、強度アップや持ちやすさを考えられてのデザインですが、これにより他のアウトドアカトラリーとは一線を画す、美しいフォルムに仕上がっています。
カラー展開は3色でブラック・グレー・シルバーがあります。どの色もマットな質感で、クールな雰囲気。
どこからみてもカッコよく、持っているだけでテンションがあがります!

セット販売のDCFケースもかっこいい

HOVERLIGHT SPORKの専用ケース(セット売り)も手を抜かず、軽さやタフさにこだわっています。ケース素材には、軽くてタフなDCF(ダイニーマ®・コンポジット・ファブリック)を使用。このDCF、どのくらいタフかというと、鉄の15倍の強度があると言われています。
それでいて、重さはわずか3gと超軽量HOVERLIGHT SPORK本体と合わせても、たったの10g。なんといっても、本体同様にプロダクトとして洗練されていてかっこいい。その点も大きな魅力です。

【レビュー】フォークとスプーンのいいとこどり!麺類も汁物も食べやすいスポーク

ホバーライトのスポーク
撮影:TAKAHASHI

ここからは、実際にHOVERLIGHT SPORK(シルバー)使用したレビューをお届けします。

まずは、山の定番カップラーメンを食べてみました。フォーク部分の溝がしっかりとあるため、麺類を簡単にすくいとることができます。ここまでは、想定内。

続いて、HOVERLIGHT SPORKならではの「ここがいい!」というポイントを紹介していきます。

HOVERLIGHT SPORKのGOODポイント

超軽量なので携帯性抜群
麺類もお米も食べやすいから、山での食事の選択肢が広がる
かっこいいから持っているだけで気分がアガる

パスタを上手に巻き取ることができる!

ミートスパゲッティにも挑戦。フォーク部分が短かったり先端部分に丸みがあるタイプのスポークの場合、パスタをうまく巻き取ることができず、すくって食べることになります。
HOVERLIGHT SPORKは、くるくるフォークを回せば、パスタを綺麗にきちんと巻き取ることができました。麺をすくいとるだけでなく、からめとるのも得意な印象です。

長さがあるのが◎フリーズドライ商品を食べやすい

ホバーライトのスポークは使いやすい
撮影:TAKAHASHI

フリーズドライのお米(今回はガパオ)も1度にたくさんすくえ、食べやすかったです。
アルファ化米の商品に付属する小さなスプーンだと、持ち手が短く「食べにくい、手が汚れる」と感じることがあります。
しかし、HOVERLIGHT SPORKは16.5cmと長さがあり、袋の底に残っているお米まで、手を汚すことなくすくえる点がポイントです。

内側に湾曲しているから、指にフィットして持ちやすい

撮影:TAKAHASHI

持ち手も内側に湾曲しているスポークやカトラリーは珍しいもの。筆者は初めてこのタイプを使用しましたが、適度な湾曲でスプーンとしてスープもしっかりとすくえます。
ただ、湾曲しているがゆえに「持ち手までスープが上がってきて手が汚れるのでは」と心配でしたが、普通に使用している分にはまったく問題ありませんでした。むしろ内側に湾曲していることで指がフィットして持ちやすかったです。

最後まで具材を逃さずキャッチ!

具材を最後まですくいやすい
撮影:TAKAHASHI

フォーク部分でパスタを食べた後、残ったミートソースはスプーン部分で最後まで綺麗にすくって完食できました。先端部分の絶妙な角度がクッカーの縁にいい具合に添い、具材が最後まですくいやすい!

薄いのでどこにでも収納しやすい

アルファ化米などとスポークは一緒に収納
撮影:TAKAHASHI(アルファ化米のパッケージと同じくらいの長さなので、一緒にコジーバッグに収納できました)

極薄なのでちょっとした隙間にスッと収納することができます。ケースとともに使用しても重さは10gしかないので、食材と一緒にパッキングするもよし、ザックのポケットにいつでも使用できるよう常備しておいても荷物になることはありません。

使用して感じた「ここが気になる」ポイント

クッカーには入らない
撮影:TAKAHASHI(愛用のクッカーはガス缶(小)やバーナーヘッドを収納できるサイズですがスポークは、はみ出します)

見ての通り折りたたみ式ではないため、小さく畳むことはできません。長さ16.5cmなので、クッカーやコップなどの料理器具に仕舞うのは難しいところ。
実際、筆者が使用した写真のクッカーの高さは約13cmなので、はみ出してしまいました。

逆に、メスティンなど大きめサイズのクッカーなら収納可能。ただし、金属製のクッカーに収納する場合は、DCFのケースに入れないと金属同士が擦れる、カチャカチャと不快な音が気になるかもしれません。

ウルトラライトなスポークを山の相棒に!

撮影:TAKAHASHI(HOVERLIGHT SPORKのシルバー)

HOVERLIGHT SPORKの美しいフォルムに惚れ惚れします。持ちやすさ、強度などギアとしての機能性を意識しながら、綺麗な曲線を描いたデザインが本当に秀逸。
そして、とにかく軽い……軽すぎて無くさないかちょっぴり不安になるので、DCFケースとセットで使用することをおすすめします!

▼製品詳細

重量7g
サイズ165×40×24 mm
素材アルミニウム
カラーブラック・グレー・シルバー
本体価格 / ケースセット価格1,980円 (税込)/ 3,300円(税込)

軽さにこだわるブランド「HOVERLIGHT」

提供:Instaglam/ idea.0256

『HOVERLIGHT』を立ち上げた「関川鋼販株式会社 / 有限会社アイデアセキカワ」は、会社としてSDGsに取り組み、「プラスチックを減らす活動」のひとつとして繰り返し使えるアルミのストローも製作。その過程で、金属製で繰り返し使える先割れスプーンの製品化を思いつき、ブランドがスタート。
ブランド名のHOVERLIGHTは浮くくらい軽いの意味で、軽量さに特化したアイテムを生み出す方針を表しています。
「世界で最も軽い金属製品」への挑戦を掲げ、超軽量な新製品を開発中。これからも目が離せないブランドです!