はてなキーワード: エンターとは
年度末ってこともあって、社内のPCがリプレース。
デルの姉ちゃんに値切って値切って買いまくった。
しかし。30台ほどだけど、オラクルやらオフィスやら業務に関連するアプリケーションをインストールしなきゃいけない。1台1台はめんどいのでクローニングしたい!
デル姉ちゃんにそういうツールないかね?って聞いたら「100台以上お買い上げの方にはツールを提供させていただいてます」っておい!
ほとんどここで解決するけど、windowsXPにはsysprepと呼ばれる環境複製用のツールがあるみたい。
(参考:http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/553sysprep/sysprep.html)
後述するOSのCDからコピーするか、Windowsのサイトでも落とせるらしいけどURL知らない。
流れとしては
マスターPCセットアップ→Sysprepで固有情報削除→image for windowsでDVDにバックアップ→終了
と、至ってかんたん。慣れればsysprepからDVDへのバックアップは作業時間的には10分ぐらいで終わる。(焼く時間除く)
これはsetupmgrでどの程度コピーさせるかにもよるけど、設定によってはクローンさせたPCを立ち上げると、メーカーのPCのように、マシン名の入力だけで業務用アプリがインスコされた状態になる。
だから、
PC買う→クローン化→担当に渡す→担当でマシン名入力→使える
とかんたんなのだ。もちろんマシン名の省略(全自動)もできる。
ちなみに、ブート可能なDVDを作れるので、買ったPCにリストアDVDを入れて、DVDからのブートにすれば後は2回ぐらいエンターキーを押せばバックアップ全自動。
Sysprepでは、SIDの再生成、プロダクトキーのリムーブ、コンピュータ名のリムーブとかもできる。(クローンPCで個別に設定できる)
ただ、officeやその他ソフトのシリアルはリムーブできないから、ライセンス体系に注意。(officeはボリュームライセンスにしないとダメ)
ノートンとか個人用のを使ってるのであればそれも注意。使えない。
読み返したら思った。引き継げるものと引き継げないものをリスト化しなきゃ。
こいつは海外製みたいだけど、HDDをそのままDVDに焼いてくれる。
DOS起動ディスクを作れば、OSが立ち上がる前の状態をバックアップしてくれる。
さらに、ブート可能なメディアになるから、リストア時にいちいち個別アプリケーションをインストールする必要が無い。
さらにさらになんと言ってもフリー。これ最強。
インスコ方法はここ(http://www.caspers.ii2.cc/image_for_windows/dos_hdd.html)参照。
上記URLではFDDに入れてるけど、CDRとか、DVDでもOK。
USBメモリをブート指定できるならそれでもOK。
これは後から使いまわせるから、取っておいたほうがいい。
あとリードミーとか、お気に入りとかカスタマイズするならAllUsersフォルダに入れとく。(adminとは別のユーザーを作って担当に渡すため)
もちろんメーラーとかブラウザもalluserでインストール。
windowsのOSのCDROMにDEPLOY.CABってのがある。(確か/support/tools/だったはず)
c:\sysprep
ね。sysprepフォルダは自分で作る。ちなみにこれはセットアップ完了後自動的に削除される。
上記で展開したファイルにsetupmgr.exeってのがあるからそれを実行。
sysyprep用のセットアップファイルを作るってので、ウィザードに従って設定するです。
ここで設定したものはクローンに引き継がれるから、組織名とか、タイムゾーンとか、統一させたいものを入れていく。
OSのライセンスがボリュームライセンスなら、ここでライセンスキーを入れればセットアップ時にライセンスキーを入れなくて済む。
設定しないものはセットアップ時に聞いてくるから、そのときに個別で設定する。
setupmgrが終わったら、確かsysprep.iniってファイルができる。(c:\sysprep\sysprep.ini)
それを確認したら、sysprep.exeを起動。
SIDを重複させちゃいけないから、「セキュリティ識別子を・・・」ってとこのチェックはずす。
あとmini-setupを使うにチェック。
シャットダウンモードはどれでもいい。再起動はタイミングがわからないから、シャットダウンがいいかも。
「再シール」ボタンをクリックして、シャットダウンするのを待つ。これで7割ぐらい終わり。
心配性なあなたは、再シール化が終わった(シャットダウンした)らいったん起動してみる。
これがクローンの状態。
いろいろ試してみて問題なければもっかいsysprepすればOK。
再シール後のブートは最初に作ったimage for dosでブートさせるのだ。
image for dosで起動させるとDOSメニューが出る出る。
あとはここ見て。
http://www.caspers.ii2.cc/image_for_windows/dos_hdd.html
終わりです。
ためしにオニューのPCに作ったDVDでブートさせてリカバってみよう!
補足よろ。
「Lifehackは何も生み出していない」
カッコつけなきゃ人こないだろ?
「必ず勝てる!競馬必勝法」に代わる言葉が必要なんだよ。「みのもんた」に代わるブランドが欲しいんだよ。
オイオイオイ。何を見ている?何をする気だ?もっと視野を広くとれ。
熟れきった実は落ちるにまかせろ。今これから熟れんとする実を探せ。これから花開くツボミを見つけろ。
沢山の森を知れ。さまざまな山へ行け。もう梅は散った。今度は桜だ。季節を感じろ、波に乗れ。
そう、考えるな。感じろ。理解しようとするな。波に乗れ。
素材がどうであれ、道具がどうであれ、それなりに仕上げるのだ。それについてグダグダとは言わない。プロとはそういうものだ。
一握りの論客/エンターテイナーも大量のイナゴも使い様だ。使えるだけ使え。使って使って使いまくれ。消費されろ。消費しつくせ。
これは戦いなんだ。喰われるか喰われないかの戦いなんだ。
喰えない娯楽は娯楽ではない。喰わないイナゴはイナゴではない。イナゴに喰いつくされてこその娯楽なのだ。娯楽を食いつくしてこそのイナゴなのだ。
喰いつくせ!喰いつくせ!喰いつくせ!
すべてを喰いつくせ!!
しかし、それでもなお喰いつくせないものがある。
それが「芸術」なのだ。
二項対立は見方の一つに過ぎない。DSを買ったらPSP捨てなきゃいけないなんてことはない。同様に強さと弱さというものは、一人の人間の中に生まれた時から同居している。疲れてたり気持ちが停滞してると、自分の成功体験を忘れがちになるだけである。
ウィンプというタグを、誰があなたに貼付けたのか?いや、あなた自身っていう可能性もあるのではないか?あなた自身が「自分は失敗した、だから自分は弱い人間に違いない」と、レッテル張りしているだけではないか?タグの便利さに溺れたお馬鹿さんが自らウィンプ小屋に入っていくというマヌケな現象である。
少し話を変えよう。ひろゆきのこの発言は当然ご存知の事であろう。
ニュー速からはてなに流れてきた私はこの発言の真意を完全に理解した。
はてブの惨状のことを語りたい。
見事なまでのアフィリエイト生産牧場と化したブログ。見渡す限り、家畜、家畜、家畜。価値を生み出す人間は一握りしかいない。
一握りの論客/エンターテイナーと、それに群がる大量のイナゴが見えてくる。
そして腐っていった。
「http://d.hatena.ne.jp/guri_2/20080318/1205849701」の様に程度の低いエントリに付く大量のはてブ。悪意を書きたいだけのクズ。
大量のブクマと、中身のないコメント欄やトラバ。さらに群がる程度の低いイナゴ。集合愚。
Lifehackという名のただの伊東家。Lifehackを本当に活かすには「自分自身で考え」なければならない。
それもできない程度の低い大衆。
考えることのないイナゴは所詮イナゴであり、幾ら知恵を付けようとイナゴを超えることはない。
手前が嘲笑っているその対象と同じレベルに何故気付かない。
悔しいか?悔しかったら手前の言葉で反論してみせろ。手前の言葉で、手前の考えで反論してみせろ。
はてな村はただのコミュニティに過ぎない。それは本質的に2chやmixiと同じだ。
いくら道具が進歩しても人が進歩しなければWeb2.0は何も生み出さない。一握りの人間がイナゴを嘲笑い、儲けを得て高笑いしてるだけだ。
道具なんか捨てっちまえ。思考力、観察力を高めろ。自分自身で考え、自分自身で行動し、自分自身で解決しろ。嘘は嘘であると見抜ける人間になれ。
二項対立が如何に下らないか。憎悪と悪意を増幅させるだけのエントリがどんだけ非生産的か。断言口調のブログがいかに意味のないものか。
そして結果的に得するのは誰なのか?
一度立ち止まって、煽りにグッと耐えてみよう。ネットリテラシーを意識してみよう。
整然と区画整理され超高学歴で満ち、活気に溢れてたコミュニティがどうなっていくのか考えて欲しい。
いまやゆとり携帯厨御用達になってしまったGREEの悲惨な末路をもう一度思い出して欲しい。
(id:lifeis2へ:非常に芯のある主張だと思います。埋もれさせたくないという理由より許可なく代筆させて頂きました。)by増田
あ、ごめん、これもウソ。
まず、二項対立は見方の一つに過ぎないってこと。
DSを買ったらPSP捨てなきゃいけないなんてことはないでしょう?
同様に、強さと弱さなんてもんは、一人の人間の中に生まれた時から同居してんだよ。
疲れてたり、気持ちが停滞してると、自分の成功体験を忘れがちになるだけ。
ウィンプというタグを、誰があなたに貼付けたのかな?
え、コガイさん?え、分裂君?いやいや、あなた自身っていう可能性もあるんじゃないかな?
あなた自身が「自分は失敗した、だから自分は弱い人間に違いない」と、レッテル張りしているんじゃないかな?
タグの便利さに溺れたお馬鹿さんが、自らウィンプ小屋に入っていくという、おマヌケな現象なだけだよ。
(詳しく知りたい人は「認知療法」でググってみてね)
話は全然変わって、ひろゆきのこの発言は当然ご存知の事かと思う。
「Web2.0は何も生み出していない」「Web2.0はマイナスイオンみたいなもの」
http://www.j-cast.com/2007/10/15012230.htmlとか。
ニュー速からはてなに流れてきた俺は、この発言の真意を完全に理解した。
はてブの惨状のことを語りたい。
ざーっと見渡した限り、見事なまでのアフィ牧場じゃないですか。
見渡す限り、家畜、家畜、家畜。価値を生み出す人間は、本当に一握りしかいない。
こんなところに巣があったのか。さっさと死ねやキモオタ。俺の愛したニュー速を劣化させやがって。
あー、死ななくてもいいから、フィードリーダーくらい使ってね、お願い。邪魔だから。
エロ画像スレで基本pass聞くアホはこういうところから流れて来るんだな。はぁ。
一握りの論客/エンターテイナーと、それに群がる大量のイナゴが見えてくる。
これ、どんなコミュニティにも言えるんだけど。ニュー速もそうだった。そして腐っていった。
ゴミがゴミを生む悪循環が、はてなでも始まってる。はてなも腐りつつあるらしい。
「http://d.hatena.ne.jp/guri_2/20080318/1205849701」みたいな程度の低いエントリに、大量のはてブが付く。
こいつらイナゴの最悪なところは、テメエの意見があるわけじゃないんだ。悪意を書きたいだけのクズでしかない。
よく見てみ、ブコメはズラズラ付いてるのに、コメント欄やトラバはスッカスカだろ。
んで、そいつらの日記見に行くと、本当に内容がないよう。。(泣)さらに程度の低いイナゴが群がる。すっげえ集合愚。
だいたいな、Lifehackってなんだよ。カッコつけんな。ただの伊東家じゃねえか。
「Tシャツを瞬時に畳めるLifehack」って言うとカッコよくなるから不思議だよね。
お前らイナゴみたいな低レベルのオツムでこんなもん見たってな、
「夏まで必ず痩せる○○」「必ず勝てる!競馬必勝法」くらいの価値にしかならねえんだよ。
Lifehackを本当に活かすには、それを使いこなし得る「自分自身で考える力」がなきゃ、無理。全然無理。
要は、イナゴがいくら知恵だけ付けても、所詮イナゴ以外の何者でもない、ってことだよ。
なあ、お前らイナゴに聞きたい。何故、解決法を他人に頼る?何故、自分自身の頭で考えようとしない?
はてブ漁って他人の言葉を見つけて、「ああなるほど、これが言いたかった」で終わりか?
それってな、お前らが鼻で笑う「みのもんた見て感心するババア」と同レベルだぞ?
悔しいか?反論してみろよ。出来ないだろ。ざまあwwwwwwwとしか言いようがない。
「絶望したっ!」じゃねえだろカス。テメエの言葉で反論してみろよ。
はてな村はただのコミュニティに過ぎない。それは本質的に2chやmixiと同じだ。
ね。いっくら道具が進歩しても、中のイナゴ共が進歩しないんだから、Web2.0は何も生み出さない。だろ?
コガイ氏やアフィブロガーら、一握りの先進的な人間が「イナゴ馬鹿すぎwwwwwwアフィうめぇwwwwww」っつって終わりだ。
まず、伊東家のゴミ知識でブヨブヨに肥え太ったそのメタボ脳味噌をどうにかしろ。
道具なんか捨てっちまえ。自身の思考力、観察力を高めろ。
自分自身で考え、自分自身で行動し、自分自身で解決しろ。
「うそはうそであると見抜けない人には(はてなを使うのは)難しい」。だろ?
はてなって高級なイメージがあったけど、ニュー速とまるきり同じでびっくりしたよ。
しかも部外者には冷たいわ、ニュー速以上に陰険だし、情報の信頼性・重要性を全然見抜けてないし。
匿名で書いたこのエントリも、匿名ってだけで疎外されるわけだ。誰か数人が「増田」ってタグだけ付けて終わるんだろうなぁ。
イナゴじゃないみなさんにも聞きたい。
これからどうする?近藤さんが京都に帰ってきちゃったわけだけで。
整然と区画整理された街はとてもキレイだけど、その街に棲む大多数の奴らの根性は最悪だし、街自体もじわじわ腐りつつある。
GREEの悲惨な末路は知ってるよね?あんな超高学歴で満ちて、活気に溢れてたコミュニティが、
いまやゆとり携帯厨御用達モバゲーの後追いだぜ?悲惨過ぎねえか?
はてなもそのうち、メイン顧客のキモオタイナゴの為にキモいアニメグッズ売り始めるだろ。
アニオタの、しかも脳が腐ったのしかいなくなっちまうぞ。あ、そのほうがウマイか。
つか、これ「ダイアリー」なんだよな。どおりでmixi、モバゲーと変わらん訳だわ。
いいか、俺はお前らの敵ではない。
二項対立がいかに下らないか、憎悪と悪意を増幅させるだけのエントリがどんだけ非生産的か。
断言口調のブログがいかにウザいか。んで、結果的に得するのは誰なのか?よく考えてみ?
一度立ち止まって、煽りにグッと耐えてみよう。ネットリテラシーを意識してみよう。
俺はそのムカつく手法を意識的にコントロールして、使ってみただけだよ。勘違いしないでね。
ウィンプのはずの俺が、弱さと強さを両方持ってるんだから、これもあながち間違いでもない、はず。。
15年来のATOKゆーざーですが。
10年位前は標準のIMEおばかさんすぎるけど、今はそうでもない。
ただ、ダントツに
郵便番号→住所に変換
とか、痒いところに手が届く感じが便利だねー。書類作ることが多い人におススメ。
携帯の学習機能みたいに先読みしてくれて便利(ATOKが元祖なんだけどね)。
たとえば、よく「グランドタワー六本木サイエンスヒルズ」とか入力するなら
グラ…くらいまで入力すると、変換候補でフルにでてきて、Shift+エンターで一発入力できる。
猫がファミコンのリセットスイッチを押してしまう悲劇を表した言葉だ。
それは、PSの時代もあったわけだがPS2の時代にはリセットをする方法が猫にはなくなってしまった。
このままでは、飼い主の興味が引けない猫が考え出したのはコントローラーの上に乗るという暴挙なわけで。
まぁ、乗る面積が小さすぎて無理だったんだが。
そんな攻防がゲーム好きと猫の間では繰り広げられているわけだ。
猫はパソコンにばかり向いている主人の気を引くために何をするかと言えばキーボードの上に乗るわけだ。
そうするとやっぱり変な言葉が入力される、ともすればエンターまで押されるわけだ。
そんな攻防の結果書き込まれる文字がにゃあなわけで。
これを増田では猫リセットにちなんで猫増田と呼んでいたが、いつの間にか増田に現れる猫という表現の方が浸透するようになり増田猫と呼ばれるようになった。
亀田大毅選手がペナルティ行為によりライセンスを剥奪された事件が
最近毎日のように報じられているが、この騒動の一番の被害者は誰だろう?
それは他ならぬボクシングファンの方々ではないだろうか。
普段はボクシングを見ない大衆までもがタイトルマッチの試合を見た程に。
下記のURLを見ていただくと分かるが、ボクシングにおいて場を盛り上げるための
反則行為というのは良くあることである。亀田選手の今回のペナルティ行為は
大方ナジーム・ハメド選手あたりに対するオマージュのつもりだったのだろう。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm747766
しかし、ハメド選手と亀田選手には決定的に違う点がある。それが人気である。
亀田選手の無礼な態度の数々は目に余るモノがある。小生も彼自身ははっきり言って嫌いだ。
今回のペナルティ行為はボクシング的には黙認されていたが亀田選手を嫌う民衆達が許さなかった。
だが今回のペナルティ行為に対する罰則は、今迄反則技を使ってきた
プロボクサー達を否定することになり得る。
だからJBCの処置が遅れたのではないのだろうか?
だから当の亀田大毅選手自身もはっきりと謝罪していないのではないだろうか?
「内藤は目を怪我しやすい」という発言においても筋書き的なものを感じる。
亀田選手のプレイをはっきりと反則と断言することはボクシングの盛り上げ役である
反則技を否定する行為であり、エンターテイメントの縮小に繋がってしまう。
反則技とは非常にデリケートな問題で、本来はいけない行為なのだが完璧に否定することも難しい。
ニコニコ動画における著作権みたいなものと考えて頂ければ分かりやすいだろうか。
念を押して言うが亀田選手自身にも問題はある。彼がいくら若者だからと言って
あそこまで生意気な態度を取らなければ、ここまで騒動が発展する事もなかったであろう。
自分は今回の彼の処分の前例が出来たことにより、思い切ったプレイをする選手が
少なくなってしまわないだろうかと危惧している。
昔、まだネットもそんなに普及してなかった頃さ。
俺は、あるアイドルと、アニメの、オタクだったんだよ。小、中学生くらいだったかな。
今でこそ、アニメの情報なんて、アニメのタイトルちょちょっとグーグルの検索窓にいれてちょいとエンターキー押せば、基本的な情報はすぐに知ることが出来る。もう少し詳しく検索すれば、より細かい、いらんだろこんな知識、ってなもんまで、手に入れる事が出来る。今このアニメのグッズはどれほど出ていて、値段はどうか、DVDはいつでるのか、あの原作の本の新刊はいつ出るのか、キャラクターの細かい設定はどうだったか……そういったものは、当時は、忘れないように雑誌をチェックしたり、自分で本を見て調べたりする必要があった。でも今は、そんなの知らなくたって、ちょいと検索すればすぐ出てくる。当時は、ある漫画の、細かいネタ探しなんかを一生懸命して、友達に発表したりして、「すげー!よくこんなのみつけたな!」なんていわれてちょっぴり有頂天になってみたりしたものだったが、今は雑誌が発売されればその日のうちにすぐどこかのサイトで当時の俺など及びもしないみっちりした検証が発表される。当時俺がハマっていたアイドルに関する知識なんて、ファンクラブに入ったり、それか出演してそうな音楽雑誌をチェックして、インタビューをチェックしたり、テレビを見たり、そのくらいでしか得られなかった。今は、アイドルの名前を検索すれば、どの雑誌にいつインタビューが載るか、どのテレビに出るのか、ラジオに出るのか、ライブはいつで、グッズはこれだけ出ていて、詳しいプロフィールはこうで、ついでに怪しいながらもアイドルの裏話みたいなのもすぐ出てくる。それらが、簡潔にまとまったページが、すぐに出てくる。当時俺が消防なりに苦労してた知識は、今となっちゃ検索一発で出てくるファンサイトのある一ページで事が済む。
当時は、色んな知識を覚えておく必要があった。
でも今は、そんな必要がない。ノートパソコン、いや携帯の一つでもあれば、当時覚えていた知識なんて、すぐに取り出せる。その知識を、ワード等を使いメモで残しておく必要さえなくて、どこにその情報があったかすらもたいして覚えなくて良くて、ただ、アニメや漫画やアイドルのタイトルを検索しさえすれば、たちまち情報が引き出せる。
これはオタに限った事じゃないかもしれない。俺は、昔より、「頭の中に知識を蓄えておこう」そんな意識が確実に薄まっている。「あとで検索すればいいや」「検索すれば分かるし」「ブクマに入ってるし」……。そんな意識が代わりに出現してきた。記憶装置が、自分の脳でなく、外部にあるという感覚。これは素晴らしいことだと思う。だが一方、「覚えよう」という意識が、本当に薄まっている事に気付く。「覚える」のに対し、モチベーションが湧かないのだ。だって、すぐそこにあるPCを起動させて検索すればたちまち一気に手に入る情報なのだから。最早それを覚えようとするのは、受験勉強の感覚に近い。受験といえば、ネットが普及して以来、俺は受験や試験勉強以外、「覚えよう」とほとんど思っていない気がする。だからなのか、近頃まだそんな年ではないというのに物忘れがちょくちょくある気がする(まあこれは思い込みかもしれないが…)。ネットは明らかに便利でいいものだと思う。以前より、断然環境としてはよくなったと思う。しかしあまりにその外部記憶装置に頼りすぎ、自分の脳内の記憶装置の中身が明らかに少なくなっている。それが怖い。「調べれば分かるから」という意識があるがゆえ、寧ろ前より知識が多くなっているように感じるのだが、自分の脳内だけを見れば、ほとんど空っぽだ(いいすぎだが)。
何がいいたいか分からなくなってしまった。
当時より格段に早く情報を一括して入手できるようになったけれど、それは「皆も同じ」なのだ……
当時消防厨房だった頃俺「だけが」ネットを使えていたらそれはもう凄い装置だったろうが、
それが基本である今、知識自慢なども出来ず(必死になって覚えたところで、皆もそれらの知識をどうせ入手できるからだ。ただ、それを脳で「覚えていない」というだけで。要するにただの記憶力自慢になるだけ)また、そもそも、「凄い知識を持ったてっぺんの人たち」「凄い技術を持ったてっぺんの人たち」の存在が、知識同様、容易に分かってしまうから、今更それを目指す気にもなれない。最早俺より凄い人は常にいて、知識は皆が知りえるところにたっぷりと置いてある。どんどん、オタク世界は、他人と差をつけ辛くなっている。つける必要なんてないかもしれないが、あの切磋琢磨感はもう得られないのだろうか、と思うと、それはそれで少し寂しいものがあるのだ……。
最近読んで面白かった本から。
脳はやっぱり面白い。少し前に「脳!??内なる不思議の世界へ」展を見てきて、面白かったのでいろいろ知りたいと思って購入した本。人間などの超巨大な脳の対極にある、昆虫の微小脳を取り上げた本。微小脳はわずか1mm3ほどしかないが、巨大脳に負けず劣らず、それ以上にうまく情報を処理し、昆虫族を現在の地位に引き上げた。
本書はこの微小脳についての最新研究を濃縮し、駆け足にまとめあげている。視覚、嗅覚、飛行制御、記憶のメカニズム、蜜蜂のダンス言語。どれもまだ全て完全にわかったわけではないが、実験を積み重ねて得られた仮説が紹介されている。知ってました?ゴキブリもパブロフの犬のように唾液分泌を条件付け出来るってこと(著者の水波はワモンゴキブリの研究者。といっても写真はほとんど出てこないから安心して)。
これを読むと、ゴキブリは時計のように精巧な心を持った生き物であることがわかる。自分はやつらを殺すのにちょっと躊躇してしまうようになってしまった。おそらく人がゴキブリをあれほど怖がるのは、やつらの強さを本能的に悟ってしまうからなんだろう。
水波は最後にまとめとして、巨大脳を持つ私たち脊椎動物と、微小脳の昆虫族との共通の祖先を挙げ、その行動様式による進化の過程を考える。昆虫の脳の研究はまだ始まったばかりであり、巨大脳を持つ人間が学べることはまだまだ多い、としめくくる。面白かった。買って読むといいよ。
http://www.amazon.co.jp/dp/4121018605
何気なく手に取って読んでみたらびっくりした本。為末 大は男子ハードル走のメダリスト。ふつうアスリートと言ったら、こういう新書は書かない、書けないもんだし、書いても編集者とのインタビューを一冊本にまとめたりする(いわゆる「バカの壁」方式( ゜д゜)、ペッ)。ところがこれは本人が自分で書いていて、しかもものすごく文才がある。驚いた(一人称の「私」にはちょっと面食らったが)。
為末はハードル走者として論理的な状況分析を行い、いかに速く走るかということを解説する。日本人という人種はなぜ走りが遅いのか、カール・ルイスはなぜ速いのか、それぞれ理由を挙げていく。そして、その遅い日本人が世界で勝つにはどうすればいいのか。為末はそのための奇策を自ら考案、実践し、成果を出している。読んでいて非常にワクワクさせられた。
そして、ここからがすごいのだが、為末はアスリートとして、自分の社会に対する立ち位置をちゃんと考えている。日本には様々なスポーツ選手がいるが、未だ「論理的なエンターテナー」はいない。そこで自分はスポーツの、ハードル走の面白さを論理的に社会に伝えられたら、と考えているという。それがこの本の題名につながるのだ。すごい。こんな人はめったにいない。
為末は北京五輪に向けて確実に「昨日よりも速い自分」を作っていっているそうだ。そこまでの過程を新書の形にまとめあげ、さらに社会に還元さえしようとする。それもエンタテインメント(娯楽)として。気がつくと一気に読んでしまっていた。自分も何か大きな目標に向けて頑張りたくなるいい本だった。買って読むといいよ。