先日の記事で「現代日本人の生活を維持しているのは経済と科学技術だ」と書いたが、大事なことを忘れていた。文化的で安寧な生活を送るためにはお金や科学技術と同じく「法秩序」が必要である。 私は「中立的」で物分りのいい態度をとろうとは思わない。 法秩序に守ってもらわなければ生きていけない弱い人間だからだ。「北斗の拳」のごとき自然状態の社会にはとても住めない。 プリンスホテルの行為は誠実さに欠け自己中心的である。そして何より、法秩序をないがしろにする反社会的姿勢は「コンプライアンスを誓った」はずの企業(参考)として異常だ。各新聞が問題視し社説で取り上げたのは当然である。 ホテル使用拒否 司法をないがしろにする行為だ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 司法の判断に従わなくとも構わないという理屈がまかり通れば、社会が成り立たない。 日本教職員組合の教育研究全国集会(教研集会