まず、剰余価値から。 普通は、商品の価値=原価 + 人件費 +(その他諸々) + 利益 と考えられています。 でも、この利益はどこから出るか不思議ですよね。 マルクスは、労働価値説を採っていて、 「労働の対価」を支払ってしまうと、利益は生まれようがないではないかと考えます。 そこで、研究したところ、賃金(人件費)は「労働の対価」ではなくて、「労働力の対価」だと発見します。 「労働力」とは、「働ける状態」のことで、労働者は一定の時間雇われる形をとっています。 賃金以上に労働者が働いたものを、「剰余価値」と呼びます。 蛇足ながら、「絶対的剰余価値」は、日雇いなどで賃金を決め、労働時間を延ばすことです。 ご質問の特別剰余価値は、社会の労働基準との差額を稼ぐことです。 仮に1日1個しか作れないものがあったとして、それを同じ賃金で2つ作れるようにすると 労働者が生み出した価値は2倍になった上に、賃金