ジャパンディスプレイ、消費電力99%減の液晶パネル
中小型液晶のジャパンディスプレイは19日、消費電力を99%以上削減した液晶パネルを開発したと発表した。腕時計型のウエアラブル端末向けで、太陽光などをパネル内部で反射させて映像を表示する。消費電力の約8割を占めるバックライトが不要になる。電池が長持ちするようになればウエアラブル端末の普及にもつながりそうだ。
3月からサンプル出荷する。パネルの画素ごとに半導体メモリーを搭載。一定期間、画像を記憶させることができ、データ伝送時の使用電力も減らせる。
消費電力はバックライトを使う一般的な液晶の0.5%以下になる。ただ、光を反射させるため、真っ暗な場所では画面を見ることができない。画面サイズが1.34型の円形パネルなど4種類を用意した。