経営揺るがす「ビジネスと人権」 紛争・覇権国にリスク
経営揺るがす「ビジネスと人権」 紛争・覇権国にリスク
ビジネスに伴う人権侵害に厳しい目が注がれ、企業が対応を迫られるようになってきた。強制労働や差別、不当な低賃金などが該当する。武力紛争や貧困といった背景がある国のほか、法の支配を軽視する覇権主義国での事業もリスクが付きまとう。
グローバルに展開する企業にとって国内外のサプライチェーン(供給網)全体の人権状況をどう監視するかは切実な問題だ。不正が発覚すれば不買運動や事業停滞の恐れがある。日本でも「ビ…