麻生財務相、消費増税「予定通り実施」 OECD事務総長に
麻生太郎財務・金融相は11日午前、経済協力開発機構(OECD)のアンヘル・グリア事務総長と会談した。麻生財務相は2017年4月の消費税率引き上げについて「今回はリーマン・ショックや大震災のようなことがない限り予定通り引き上げる。財政の信認を得るためにも大変、大事なことだ」と説明した。
一方、グリア事務総長はタックスヘイブン(租税回避地)に関する「パナマ文書」の問題について「多国籍企業の租税回避の防止策を進める我々にとって追い風になる」との見方を示した。
会談終了後に財務省幹部が明らかにした。グリア事務総長は11日の15時30分から日本記者クラブで講演する予定となっている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕