セコマ、全店にデジタルサイネージ 販促動画を配信 地域情報も
セコマは7月からデジタルサイネージ(電子看板)の導入を始めた。来春までに道内などで展開する「セイコーマート」全約1170店に設置する計画。動画などの配信で商品の認知度を高め、販売拡大につなげる。同社によると「店外向けに情報発信する電子看板が地域全体に大量設置されるケースは、全国でも例がない」という。
セコマが導入するのは42インチの電子看板で、1店舗への設置台数は1~4台。動画広告のほか、文字ニュースや地域別天気予報などの情報も掲載し顧客の注目度合いを高める。直射日光下でも十分に視認できる明るさがあり、損傷しない耐熱仕様となっている。
電子看板には通信機能があり、同時に多くの拠点に配信できる。1拠点ずつ別の画面を放映することも可能だ。従来は発光ダイオード(LED)ディスプレーによる静止画配信が店舗販促の中心だったが「人は動く物を目で追う習性があり、実験で動画による販促はかなり有効と検証できた」(セコマ)という。
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