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同期スピード・安全に細心 米ドロップボックスCEO

データビジネス 新境地を拓く(3)

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 データ利活用の進化はビジネスの効率性を高めるとともに、個人のプライバシー保護など新たな課題も迫っている。データのクラウド管理サービスを営む米ドロップボックス創業者兼最高経営責任者(CEO)のドリュー・ヒューストン氏に聞いた。

――様々なデータをクラウド上で同期する「ドロップボックス」は日本でも人気があります。

「もともと個人向けのサービスだったが最近は大企業も使い始め、日本には約800万人のユーザーがいる。顧客サービス向上のため9月に東京にオフィスを開いた。全世界で約3億人いるユーザーのうち7割は米国外だ」

「最大15ギガ(ギガは10億)バイトまで使える個人向けの無料サービス、年間99ドル(約1万2000円)で1テラ(テラは1兆)まで使えるプロ向け、年間150ドルで無制限となるビジネス向けの3タイプがある。無料サービスは2ギガから始まり、他のユーザーを紹介すると容量が増える。利用者は過去18カ月で1億人増えた」

――こうした仕組みをよく思いつきましたね。

「私自身が苦い思いをしたからだ。一生懸命資料を作ったのにバスにパソコンを置き忘れた。私はベンチャーで技術者をしていたので、すぐにプログラムを書いた。会社は2008年の設立だ」

「クラウドに置いたデータを様々な端末で使えれば仕事の生産性が高まり、自分のデータをすべて集約できる。互いにデータを共有できるサービスも始めたため、有料のビジネスユーザーが400万社ある」

――最近は同様なサービスが増えています。

「我々はこの分野の先駆けで、同期のスピードや安全性など品質には自信がある。シンプルで簡単なのも大きな特徴だ。パソコンだけでなくスマートフォン(スマホ)やタブレット(多機能携帯端末)にも対応している」

――スノーデン事件で米政府によるデータの監視が話題となりました。

「我々のデータセンターは米国にあるが、そうした米政府への情報提供は行っていない。信頼が一番大切だ。海外では米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のクラウド基盤を使っているが、データに暗号をかけ安全性に配慮している」

(聞き手は編集委員 関口和一)

[日経産業新聞2014年12月24日付]

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