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2013-03-29

愛ではない何か

私には一緒に暮らす男性がいて、その人との間に子供も一人いるが、その男性は夫ではない。

以前は夫だったのだが、子供が1歳になる前に「僕が頑張って働いて、それを君と子供が使うばかりなのは納得がいかいから別れてくれ」と言ってきて、そんなことないでしょ、今こそ育休中だけど、元は共働きだし、当然復帰予定だし、と説得したが、何もかもイヤなので僕を助けると思って離婚してくれと言われて、根負けして別れた。それが、ものの数ヶ月で、僕が間違っていた、戻ってきてくれ、ときたもんだ。今度はこっちがお断りした。電話の向こうでメソメソ泣かれた。こっちは数ヶ月前に泣きつくして吹っ切って、今じゃ変な脳内麻薬出て強気なんだよ。

それが、いつの間にかまた一緒に住んでいる。でも、結婚はしていない。私は結婚したいのだが、姓を変えたくない。前の時は私が変えて、離婚後は家庭裁判所行って戻したり大変だったのだ。今度はあなたが変える順番だ、と言うと、名前を変えるのは何が何でもイヤだと言う。めんどくさい男だ。でも一緒にいる。

割れ鍋に綴じ蓋って、よく言ったものだ。私たちのためにあるような言葉だ。他人のことなら、そんな男サイテーすぐ別れろと思うかもしれないが、このダメチームはグダグダと続いている。めんどくさい男だと思いながら、それでも買い物に行くと好物を選んだりしている。

愛しているのかと誰も尋ねはしないけれど、もし聞かれたらNOと答えるだろう。これは、私が愛だと思っているものとは違う。愛とはもっと穏やかなもののはずだ。それとも、私が未だに愛のなんたるかを知らないだけだろうか。

選択制夫婦別姓が実現されたらいいのに。そうしたらあなたも私も名前変えなくていいんだよ。と言ったら、僕はそういうのはイヤだ、家族は同じ名前でいるべきだ、とか言う。お主は産経新聞か。あなたがあの時アホなこと言わなきゃ、私はあなたに合わせてたんだよ。同じ名前でいるべきなら、今すぐ私に合わせやがれ。

こんなの愛じゃないよねえ。でも一緒にいる。たぶんこのままずっと。これって何だろうな。割れ鍋に綴じ蓋、としか言いようがない。まあ、でもそこそこ幸福



以降追記

http://anond.hatelabo.jp/20130330002956#tb

住民票婚、知りませんでした。参考にします。ありがとうございました。

・冒頭のよっぱらいトーク削除しました。

ブコメ

・肯定的なコメント多いけど全然理解できない→ごもっともです。あなたが正しい。ほかの方は優しい。

・あとあと面倒/相手になにかあった時どうすんの?→そこが一番の悩みどころです。

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