雑記ばらん

都内某所の職場で，敷地内にある売店で買い物をしてるときに，長時間の大きな揺れに襲われた。 きょうはひとりで作業する日だったので，居室にいるときに揺れてたら，さぞかし心細かったことだろう。 第一波が収まったあと居室に戻ろうとしたら，廊下で壁が一部はがれたりして砂埃が舞い上がってる様子が見えた。 火災の煙ではないことを確認して居室に一応戻ってみるも，避難の放送が流れたので屋外へ。

フィーチャーフォンは規制が掛かってて発信できず，スマートフォンはちょくちょく圏外になって情報収集できず，そんな中でも構内 PHS は使えたので，関係者に無事を報告。 すぐに帰宅命令が出たが，公共交通機関がマヒしてるため，とりあえず様子を見ることに。

バス経路を検索したり，徒歩経路を検討したりして時間をつぶすうちに，外が暗くなってきた。 最短経路なら 3 時間くらい歩けば帰宅できることが解ったが，冷たい北風に吹かれながら革靴で 3 時間，しかも初めての道をひとりで歩くのは不安すぎる。 そうこうするうち職場で非常食の配布が始まり，居室にほかの人たちも集まってきたので，一緒に軽く食べてまったりモード。 USTREAM で再送信されてるテレビ放送を観ながら，現在に至る。

というわけで，24:00 現在，まだ職場待機中。 地下鉄や私鉄は徐々に運転を再開してるようだけれど，すくなくとも私が乗りたい JR (首都圏在来線) は全線「地震の影響で，上下線で終日運転を見合わせます」とのこと。 最寄駅の 3 駅隣まで行く私鉄の運転再開に気づいたときは，終電的な意味でタイムリミットを超えてた。 始発まで職場で過ごすか，ものすごい大渋滞のなか弟者の車で迎えに来てもらうか，現時点では未定。 停電してないうえ，トイレと暖房と非常食と飲み物とインターネットアクセス可能な PC がある環境だから，文句は言えない。

見事に帰宅難民と化してた私だが，朝 2 時ごろ，弟者に車で会社から自宅まで送ってもらい，無事に帰宅。 室内は散らかってたものの，震度 5 弱のせいじゃなくて，いつもの見慣れた散らかり方だった。 震度 4 だったのかな。 地震の影響としては，高いところに積んであった段ボールの空き箱がいくつか落下したり，不安定な収納をしてあった CD-R / DVD-R が何枚か落下したり，スティック型掃除機が倒れかけたりしてた程度。 もし地震発生時に自宅で PC に向かってたら，落下物が頭とかに当たって，痛かったかもしれないね。

緊急地震速報を気にしながら寝て，起きてからは，3 月 26 日に当初の設計寿命を迎える福島第一原発 1 号機のニュースばかり。 テレビ局ごとに解説員の言うことがバラバラだし，かといって原子力安全保安員の会見は言葉が難しすぎて素人には難しいので，ひとまず Wikipedia の「原子力事故」の記事を片っ端から読んでみた。 非常時に原子炉に制御棒を突っ込んで停止させた後の崩壊熱の冷却が正念場だということは解った。 想定を上回る規模の地震や津波を受けた原発の原子炉を，意図的に排出させた分以外の放射性物質を大気中にばらまくことなく，冷却しようとしてる。 我々は騒がずに成功を祈って見守るしかない。

それにしても，近所のコンビニやスーパーで弁当，惣菜，パンが売り切れてるのには参った。 電気も水道もガスも止まってないのに。

今までは酷暑の夏もなんとか乗り切ってきた首都圏の電力事情だが，地震や津波の影響で，ついに計画停電に踏み切らざるを得ないようだ。

これらの資料を見る限り，あす月曜日については，職場が第 1 グループ (6:20〜10:00，16:50〜20:30) または第 3 グループ (12:20〜16:00)，自宅が第 4 グループ (13:50〜17:30)。 どのグループに属するのか一意に定まらない曖昧な表記はやめてほしい。

公共交通機関さえ動いてれば出勤は可能だけれど，第 1 グループだったら出勤した時点で既に百数十台のサーバは電源落ちてるし，第 3 グループだったらサーバをシャットダウンして回るだけで午前中の仕事が終わるだろう。 ランチタイムに社員食堂が営業してくれるかどうかアヤシい。 あと，他の拠点はおそらく別グループに属してるから，拠点間ネットワークは破綻する可能性が高い。

自宅のほうは，最も影響の少ない時間帯。 出勤してれば関係ないし，自宅にいたとしてもさほど困らないだろう。 ただ，あさって以降も同じ時間帯に実施してくれるかどうか，よくわからない。

とにかく，あすの大混乱は確実。 「電気を大切にね!」

きょうは自宅待機で，節電生活の一日。

鉄道各社の運転見合わせや大型商業施設の営業時間短縮・休業，「ヤシマ作戦」などにより，朝と日中の計画停電 (輪番停電) は回避されたものの，夕方は一部地域で実施された。 「停電せずに済んだのなら鉄道を止める必要なかったのでは」と文句を言った人もいるらしいが，運転を見合わせてなかったら電力不足でもっと停電してたかもしれないわけで。 まさに綱渡り。

地震直後もそうだったけれど，基本的に本数を減らして運行されてる一部の路線に乗客が集中して，とんでもないことになったもよう。 自宅の前の道路も，昼過ぎまで大渋滞だった。 朝の時点で自宅待機を決定してくれた会社に感謝。

ウチは第 4 グループ。 3/15 (火) は 9:20〜13:00，3/16 (水) は 6:20〜10:00 と 13:50〜17:30，3/17 (木) は 18:20〜22:00，3/18 (金) は 15:20〜19:00 に，それぞれ 3 時間程度停電する可能性がある。 暗い時間帯を含む水曜日と木曜日が厄介かな。

テレビ番組の解説員よりは信じられる。

って，科学的にはとても正しい表現なんだろうけど，いっぽうで「通常の○○倍」とか言われたら，やっぱり気になるよねぇ。 「ラドン温泉よりずっと安全です」みたいな気の利いた解説をしてくれる人はいないのかなぁ。

さて，蓋を開けてみればきょうは鉄道がほぼ動いてて，結果として通勤可能な状態だったわけだが，きのうの時点で休むと連絡してたため，きょうは有休。 計画停電に備えてラジオを聞いたりするも，ここら辺の地域はきょうも停電なし。 しかし映画館などは営業してないようだったので，そのまま引きこもって無駄に過ごした。 停電しないことがわかってれば，きのうときょうで Blu-ray が何枚消化できたことかと思うと……。

ちなみにあすは出社予定。 公共交通機関は大丈夫だろうし，仕事は停電を想定して進めるしかないからなるようにしかならないとして，問題は昼メシを提供してくれる店があるかどうか。 大変な一日になりそうだ。

通常の 50% 程度の運行本数になってる電車で出社。 ビルや組織として計画停電に対応するためのルールは一応出来てたが，どうしても東京電力に振り回される感は否めない。 きょうも結局，停電は見送られた。

職場は第 1 グループで，あす午前中の計画停電の予定に含まれるため，ビル内の食堂は営業してくれないらしい。 パンや弁当を買って行きたいところだが，無意味な買い占めの影響で，コンビニでは入手困難。 どうすれバインダー。

地震以降，結構ストレスがたまるようで，胃にキタ。 計画停電や通勤，食糧確保などはたぶんあまり原因じゃなく，地震や原発事故は仕方がないとして，いろんな意味でムカつく記者会見の生中継が大きな原因のひとつじゃないかと思う。 ──という判断のもと，きのうあたりからニュース番組をだらだら観るのをやめたら，割とラクになった。

あとは，普通に経済活動をしたいのだけれど，今週水曜日発売の CD はいまだに Amazon から発送されないし，会社帰りにショップやスーパーに寄ると停電の影響で早めに閉店してたり欲しいものが売り切れてたり。 こっちも気楽に考えなきゃだな。

実際に火曜日と水曜日，朝から晩まで浴槽に 30cm ほど水をためておいたら，チョウバエらしき虫が湧いてしまった。 24 時間換気するタイプじゃないから，湿度のせいだろうなぁ。

高気密のユニットバスに成虫がいたということは，きっと幼虫も浴室内にいる。 浴槽の側面のカバー (エプロンカバー) の外し方がいまだにわからないので，あの裏側が非常にアヤシい。 外し方を調べて掃除せねば。

いろいろ試してみたが，結局，以下のやり方に落ち着いた。

1. 「計画停電カレンダー」の中から必要なグループを自分の Google カレンダーに追加する
2. 停電予定の通知を受けたければ Google カレンダーで予定の通知を設定する
3. 表示するカレンダーの選択と予定終了時刻の表示が可能なウィジェットをインストーる
4. ウィジェットを配置して必要なグループのカレンダーだけを表示させる

上ふたつが「Smooth Calendar」というウィジェット。 ウィジェットのサイズとフォントのサイズが固定という点を除けば，結構いろいろカスタマイズできる。 ひとつ目のウィジェットは第 1 グループ，ふたつ目のウィジェットは第 4 グループを表示した例。 どちらも Date format の設定を「M/dd (E)」にしてある。

下ふたつは「Fuku 予定表ウィジェット」というウィジェット。 ウィジェットのサイズが豊富だし，日付の表示形式やフォントサイズ，背景色など，これもかなり細かくカスタマイズできる。 ただ，ウィジェットを複数個表示させる使い方は想定してないようで，表示するカレンダーの選択も含めて表示設定が全ウィジェットに一律で適用されてしまう。 ふたつとも同じ第 4 グループが表示されてるのはそのせい。

ほかにも「表示するカレンダーの選択と予定終了時刻の表示が可能なウィジェット」はいくつもありそうなので，探してみる予定。

きのうの Android 向けと同じやり方でやってみた。

1. 「計画停電カレンダー」の中から必要なグループを自分の Google カレンダーに追加する
2. 表示するカレンダーの選択と予定終了時刻の表示が可能なデスクトップガジェットをインストーる
3. デスクトップガジェットを配置して必要なグループのカレンダーだけを表示させる

Android のウィジェットと違って「表示するカレンダーの選択と予定終了時刻の表示が可能」という条件を満たすガジェットがほとんどなくて，なんとか見つけたのがこの「The Calendar」。 ほぼカスタマイズできないうえ，言語設定 English だと終了時刻が一部はみ出て読めなかったりするのも対処のしようがない。 これはイマイチである。

Google カレンダーと同期できなくても，計画停電カレンダーで提供されてるいずれかの形式が読み込めればいいんだよな。 もう少し調べてみる余地がありそう。