あやふやな部分が解決しないまま可決してしまった。
なんだこの国。
政治家には国民の声を聞く耳があることになってるが,聞く気はまったくないらしい。
違法ダウンロード刑罰化のほうは,脱法ハーブや脱法レバ刺しのように,いわゆる「脱法ダウンロード」的な何かとのいたちごっこになるだけな気がする。
例えば「どう見ても公式サイトだったんで安心してダウンロードしてたんですが,ここ違法サイトなんですか? 『エルマーク』も表示されてるのに? えっ,管理番号が偽物? へえー,知りませんでした。
フィッシング詐欺の被害者ですね私」とか。
もうひとつの DVD リッピング違法化のほうは,主に技術的にいろいろと不明確すぎる。
例えばDVDは、認証が行われているDVDプレーヤーやPCであれば再生ができるが、それ以外の機器では再生できない。
著作権者の権利を保護するためでなく、販売をする企業や業界の経済的利益を守るための色合いが強い技術で、このアクセス制御を回避することは不正競争防止法で違法行為とされている。
ところが、今回の改正のポイントは、「CSSはアクセス制御技術ではなく、コピー制御技術である」という内容の附則を付け加えたことにある。
コピー制御技術に関しては、すでに著作権法で、回避するソフトや装置を製造販売するだけでなく、使用すること自体も違法となっている。
こうして、DVDのリッピングが違法となったわけだ。
得体の知れないメーカーが売ってる格安の DVD プレーヤーはきっと認証が行われてないし,Linux とかで使えるフリーの DVD 再生ソフトウェア群も確か認証が行われてないので,違法という解釈でいいんだろうか。
それとも,吸い出したデータを「保存」さえしなければ OK? キャッシュとかスワップ領域とかには (一時的かもしれないが)「保存」されるわけだが,それは?
CSS を回避せずに生データのまま吸い出して「保存」しておいて,それを再生できるようになったら,合法?
いくつか解説サイトを読んだ結論としては,「なるほど,まったくわからん」。
喫煙防止→喫煙スペースがつくれる
よって、後者のが利権ウマ〜?
「ただし指定の喫煙所を除く」とか書いとくだけだろうしね。