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ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国漫画③韓国のメディア観察④韓国語いろいろ⑤韓国映画⑥韓国の歴史・社会⑦韓国・朝鮮関係の本⑧韓国旅行の記録

韓国内の映画 週末の興行成績 [4月24日(金)~4月26日(日)]と、人気順位 ►時代の変化を早めた新型コロナ事態 昭和時代人としてはツライよ~

2020-04-29 17:31:27 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▸映画とは内容的に少し関わりある程度ですが、松田奈緒子「重版出来!」既刊14巻を約20日間で読了。これはとてもおもしろくためになりました。小学館漫画賞受賞も十分以上にナットク! 業界内部の仕事が具体的にわかるだけでなく、紙媒体の長期的衰退に伴う書店の苦境や、ウェブ漫画への関心&需要の高まりといった近年の趨勢が具体的に描かれていて、もし現役の高校教員であれば現代社会等の学習資料や進路指導用に使えるゾ!と思いました。また同じ会社・同じ部署の社員でも仕事に対する考え方や仕事の取り組み方でも大きな違いがあるという当たり前のこともよくわかります。教師「将来の希望は?」生徒「平凡なサラリーマンです」というその<平凡なサラリーマン>という言葉がなんと大雑把であることか・・・。

▸今新型コロナ騒ぎでウェブ会議や映画のネット配信が注目されていますが、とくに新しく始まったことでもなく、すでに進行中の出版や映画等々に共通の趨勢がスピードアップしたということでしょうね。(・・・それにしても、自宅にまで仕事が<侵入>してくるなんてのはしんどくないかねー?)
 私ヌルボ、4月6日の「暗数殺人」を最後に23日間映画を観ていませんが、大方の日本の皆さんにしてみれば「それがどうした?」「フツーでしょ?」だと思います。→昨年10月15日の記事にも書いたように、たとえば郷里の徳島県では映画館が3館。そして高知県は2館があるだけですが、全国的には、シネコンもミニシアターもあって観たい映画がほとんど観られる2ケタにも満たない都市の方が例外であるのは明らかです。コロナ以前からすでに日本全国の映画ファンの多くはレンタルDVDで観たり、ネット配信で観たりしている時代になっていたのかなとも思います。これも先の記事でも書きましたが、2017年の資料では各国の7ヵ国を対象とした国民1人当たりの映画館での年間鑑賞本数は、
 ①韓国4.3回 ②アメリカ&カナダ3.4回 ②オーストラリア3.4回 ④フランス3.2回 ⑤イギリス2.6回 ⑥ドイツ1.5回 ⑦日本1.4回
で、日本が最下位。韓国の約3分の1にとどまっています。この数字も上記のような映画館事情と関係があるかもしれませんね。
 旧来の銭湯の一部がサウナや薬湯等多様な設備等によって集客を図ってきたように、映画館も単に1つの映画作品を観るたけではない魅力的な付加価値を持った娯楽施設と変わっていく時期にすでにさしかかっているということでしょうか。
 ・・・ということをあれこれ考えると、映画館といい、紙の新聞や漫画といい、私ヌルボの愛するモノはほとんどすべて変わる前の昭和の物。1ヵ月前ツイッターをすご~く遅ればせながら始めた時の「いやいやながら」「しかたなく」「めんどう」といったキモチもそこらへんによるものかと自認せざるをえません。

▸今朝(29日)の毎日新聞の「新型コロナ 芸術界苦肉の動画配信 映画、1800円ネット公開 ZOOM活用、上方寄席」という記事(→コチラ)にも載っていましたが、想田和弘監督が5月から公開予定だった(ヌルボの好きな)<観察映画>の新作「精神0」を5月2日(土)10:00~5月22日(金)21:00インターネット上で配信するとのこと。視聴者が1800円をカードで支払い、その際に表示される映画館名から任意で1つを選択すると諸経費を除いた半額がその映画館にも入るそうです。詳しくは→コチラと→コチラ参照。

▸一方、→コチラはYouTube等ウェブ上で無料で観られる日韓仏映画の紹介記事。それによると東京・京橋の国立映画アーカイブで現在<日本アニメーション映画クラシックス>(→コチラ)と<映像でみる明治の日本>(→コチラ)の作品群を視聴できるとのことで、さっそくいくつか観てみました。とくにアニメ、なかなか興味深いです。全部で64作品もあるので、まだ2割も観てませんが・・・。

         ★★★ NAVERの人気順位(4月28日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
       ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
        「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。

①(新) 大田ブルース(韓国)  9.58(12)
②(1) フォードvsフェラーリ  9.50(7,986)
③(6) ライド・ライク・ア・ガール  9.43(105)
④(2) サンティアゴの白い杖(韓国)  9.43(21)
⑤(5) 映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!  9.28(202)
⑥(8) ジョジョ・ラビット  9.17(1,248)
⑦(7) ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形(日本)  9.16(226)
⑧(4) 祈りのちから  9.15(39)
⑨(9) ネヴァー・ルック・アウェイ  9.14(118)
⑩(-) 燃え立つ若い女性の肖像  9.04(1,550)

 ①「大田ブルース」が新登場です。韓国のドラマ。精神科の女性医師カン・スヨン博士(パン・ミンジョン)は、死を前にした患者がいるホスピス病棟で勤務しています。47歳の肝臓癌末期患者のチョルグ(チェ・ヨンジン)と彼の世話をする息子のギヒョン(アン・ドギュ)、死よりも寂しさをより恐れている大教会の牧師だったミン・ドゥホン(イ・ジョングク)等々。抑えのきかない皮膚がんの18歳の少女ジイン(イ・ギョンミン)に付き添って面倒を見たある日、カン博士は死が怖いと泣き叫ぶジインを連れてこっそり病院を出ます。都市の派手なネオンの下、2人は快感に浸って夜の街を歩き回るのですが・・・。原題は「대전 블루스」です。

     【記者・評論家による順位】

①(1) 燃え立つ若い女性の肖像  9.22(9)
②(2) パラサイト 半地下の家族[寄生虫](韓国)  9.06(16)
③(3) はちどり(韓国)  8.38(13)
④(4) ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語  8.00(10)
⑤(5) アニエスによるヴァルダ  8.00(6)
⑥(6) 1917 命をかけた伝令  7.67(9)
⑦(7) フォードvsフェラーリ  7.63(8)
⑧(-) ミッドサマー  7.20(10)
⑨(9) ジョジョ・ラビット  7.17(6)
⑩(-) チャンシルは福も多いね(韓国)  7.00(10)

 今回新登場の作品はありません。

      ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績4月24日(金)~4月26日(日) ★★★
           2週連続1位の「ラ・ラ・ランド」も含めて4作品が再上映作品

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・上映館数
1(1)・・ラ・ラ・ランド・・・・・・・・・・2016/12/07 ・・・・・・・・・・16,528 ・・・・・3,689,715 ・・・・・・・30,586 ・・・・・・・387
2(2)・・1917 命をかけた伝令・・・・・・・・・2/19 ・・・・・・・・・・15,644・・・・・・・809,306 ・・・・・・・・7,345 ・・・・・・・347
3(再)・・アベンジャーズ・・・・・・・・2012/4/26 ・・・・・・・・・・・7,035 ・・・・・7,084,961 ・・・・・・・59,622 ・・・・・・・382
4(再)・・アベンジャーズ・・・・・・・・2015/4/23 ・・・・・・・・・・・5,667 ・・・・10,501,765 ・・・・・・・88,627 ・・・・・・・365
         /エイジ・オブ・ウルトロン
5(新)・・アフター・ウエディング ・・・・・4/23 ・・・・・・・・・・・5,451・・・・・・・・・6,794・・・・・・・・・・・57 ・・・・・・・169
6(3)・・サーチ・アウト(韓国)・・・・・・・・・4/15 ・・・・・・・・・・・4,925・・・・・・・・31,624・・・・・・・・・・276 ・・・・・・・241
7(7)・・幽霊船(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・4/15 ・・・・・・・・・・・4,846・・・・・・・・15,591・・・・・・・・・・139 ・・・・・・・165
8(再)・・ニュー・シネマ・パラダイス ・・1990/7/07・・・・・・・4,162・・・・・・・・42,622・・・・・・・・・・268 ・・・・・・・・92
9(5)・・THE INFORMER/三秒間の死角・・4/15 ・・・・・・・・・3,426・・・・・・・・17,835・・・・・・・・・・153 ・・・・・・・113
10(4)・・ガンズ・アキンボ ・・・・・・・・・・・4/15 ・・・・・・・・・・・3,148・・・・・・・・26,820・・・・・・・・・・235 ・・・・・・・122
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 さらに観客動員数が減り続けていますが、韓国の感染者の推移を見ると今後は増えていきそうな気配も感じられます。
 今回の新登場は5位の1作品だけで、旧作の再上映が新たに3・4・8位の3作品入っています。
 5位「アフター・ウエディング」(仮)は、2006年のデンマークのスサンネ・ビア監督作品の舞台をニューヨークに移してリメイクしたアメリカ作品。インドで孤児院を運営しているイザベル(ミシェル・ウィリアムズ)は、世界的なメディアグループ代表のテレサ(ジュリアン・ムーア)から巨額の後援を提案されます。ただしイザベルが必ずニューヨークに来なければならないという特別な条件付きで。仕方なくニューヨークに向かったイザベルはテレサの娘グレース(アビー・クイーン)の結婚式に招待されます。そして、その結婚式で偶然20年前に最も大切だった人との思い出と向き合うことになり、イザベル」は再び選択の岐路に立ちます・・・。(オリジナルの男女を逆にした?) 韓国題は「애프터 웨딩 인 뉴욕(アフター・ウエディング・イン・ニューヨーク)」です。
 3位「アベンジャーズ」は、アメリカの人気アクションの再上映。韓国題は「어벤져스」です。
 4位「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」は、上記「アベンジャーズ」に続くシリーズ第2弾の再上映。韓国題は「어벤져스: 에이지 오브 울트론」です。
 8位「ニュー・シネマ・パラダイス」は、もちろんジュゼッペ・トルナトーレ監督の名作の再上映。韓国題は「시네마 천국(シネマ天国)」です。

【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・サーチ・アウト(韓国)・・・・・・・・・・・・・4/15・・・・・・・・13,133・・・・・・・・・20,607・・・・・・・・・・184 ・・・・・・・355
2(3)・・幽霊船(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/15・・・・・・・・・4,846・・・・・・・・・15,591・・・・・・・・・・139 ・・・・・・・156
3(再)・・ニュー・シネマ・パラダイス・・1990/7/07・・・・・・・・・4,162・・・・・・・・・42,622・・・・・・・・・・268 ・・・・・・・・92
4(2)・・ガンズ・アキンボ ・・・・・・・・・・・・・・・・4/15・・・・・・・・・3,148・・・・・・・・・26,820・・・・・・・・・・235 ・・・・・・・122
5(4)・・イップ・マン 完結・・・・・・・・・・・・・・・・4/01・・・・・・・・・2,648・・・・・・・・・71,000・・・・・・・・・・615 ・・・・・・・103

 3位「ニュー・シネマ・パラダイス」が再上映ですが、上述しました。
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韓国内の映画 週末の興行成績 [4月17日(金)~4月19日(日)]と、人気順位 ►韓国では観客動員数上向きに転ずる。セウォル号事故の生々しい映像記録「不在の記憶」をYouTubeで観てね!

2020-04-22 17:32:33 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▸アカデミー賞の作品賞受賞で「パラサイト 半地下の家族」が注目されましたが、その短編ドキュメンタリー部門で「不在の記憶」という韓国作品がノミネートされて話題になっています。関連記事は→コチラ。あのセウォル号の事故の生々しい映像記録です。YouTubeで29分丸ごと観られられます。音声は韓国語で字幕は英語ですが、これはぜひ! →コチラです。この沈没事故について、今あらためて→コチラの記事等を見てみると、何ともひどい事故だとつくづく思います。進歩系の側が強く批判してきた朴槿恵の責任もあるとはいえ、現場の司令塔であるべき船長が真っ先に逃げたり、船の違法積載、避難ボートの保守等事故に対する備えのなかった船会社、救助にあたった海上警察、メディアの誤報、民間潜水士による混乱、デマのまき散らし等々・・・。朴槿恵批判以外の冷静な原因解明と反省、改善は進められているのでしょうか?

▸→コチラのニュースによると、韓国では「新たな感染者、2か月ぶりに一桁に」とのことで、映画の観客動員数も大幅ではないにしてもようやく上向いてきました。4月10日(金)~12日(日)の上位10作品の観客動員数は68,123人でしたが、17日(金)~19日(日)では83,422人と2割強の増加。1万人を超えた作品も2位までだったのが4作品に増えました。まだまだ低レベルですが、このまま新型コロナが鎮静化していけばどんどん回復していきそうです。

▸一方日本はというと、「今週の興行収入はちょっと衝撃的ですね…。1位の『パラサイト』が土日で173,100円。全国ですよ…? 全国で土日に観た人が123人。これが興行収入ランキング1位。恐ろしい…。映画が死ぬ…。」という情報が一昨日(20日)業界関係の人のツイート(→コチラ)から流されました。
 そんな中、注目の新作韓国映画「狩りの時間」がNetflixで23日に全世界同時公開されるとのことです。(→コチラ参照。)
 このような折から動画配信(VOD)サービスの需要が増えているようです。上記のNetflix等いくつかある配信サービスがそれぞれどう違うかを比較した記事も複数ありますが、私ヌルボがためになったのは→コチラのブログ記事。利用者の視点に立った懇切な内容だと思いました。と言いつつも私ヌルボ、個人的には前週の記事で書いたようにかなりガンコな「映画は映画館で観る」派ですけどね。

         ★★★ NAVERの人気順位(4月21日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
       ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
        「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。

①(-) フォードvsフェラーリ  9.50(7,976)
②(2) サンティアゴの白い杖(韓国)  9.43(21)
③(3) アベンジャーズ/エンドゲーム  9.38(68,929)
④(1) 祈りのちから  9.33(36)
⑤(4) 映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!  9.28(202)
⑥(新) ライド・ライク・ア・ガール  9.25(67)
⑦(9) ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形(日本)  9.20(210)
⑧(6) ジョジョ・ラビット  9.17(1,246)
⑨(7) ネヴァー・ルック・アウェイ  9.15(119)
⑩(5) 改葬(韓国)  9.11(76)

 ⑥「ライド・ライク・ア・ガール」(仮)が新登場ですが、この作品については後述します。

     【記者・評論家による順位】

①(1) 燃え立つ若い女性の肖像  9.22(9)
②(2) パラサイト 半地下の家族[寄生虫](韓国)  9.06(16)
③(3) はちどり(韓国)  8.38(13)
④(4) ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語  8.00(10)
⑤(-) アニエスによるヴァルダ  8.00(6)
⑥(5) 1917 命をかけた伝令  7.67(9)
⑦(-) フォードvsフェラーリ  7.63(8)
⑧(6) アベンジャーズ/エンドゲーム  7.62(13)
⑨(7) ジョジョ・ラビット  7.17(6)
⑩(8) チャンシルは福も多いね(韓国)  7.00(10)

 今回新登場の作品はありません。

      ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績4月17日(金)~4月19日(日) ★★★
           あらま、再上映の「ラ・ラ・ランド」が1位とは・・・ 観客動員数はようやく右肩上がりに

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・上映館数
1(7)・・ラ・ラ・ランド・・・・・・・・・・2016/12/07 ・・・・・・・・・・15,069 ・・・・・3,662,420 ・・・・・・・30,445 ・・・・・・・304
2(1)・・1917 命をかけた伝令・・・・・・・・・2/19 ・・・・・・・・・・14,307・・・・・・・785,042 ・・・・・・・・7,136 ・・・・・・・306
3(新)・・サーチ・アウト(韓国)・・・・・・・・4/15 ・・・・・・・・・・13,133・・・・・・・・20,607・・・・・・・・・・184 ・・・・・・・355
4(新)・・ガンズ・アキンボ ・・・・・・・・・・・4/15 ・・・・・・・・・・10,499・・・・・・・・19,368・・・・・・・・・・172 ・・・・・・・181
5(新)・・THE INFORMER/三秒間の死角・・4/15 ・・・・・・・・6,680・・・・・・・・10,666・・・・・・・・・・・93 ・・・・・・・200
6(3)・・ストレイ 悲しみの化身・・・・・・・4/08 ・・・・・・・・・・・5,627・・・・・・・・24,024・・・・・・・・・・219 ・・・・・・・147
7(新)・・幽霊船(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・4/15 ・・・・・・・・・・・5,512・・・・・・・・・8,160・・・・・・・・・・・73 ・・・・・・・165
8(2)・・イップ・マン 完結・・・・・・・・・・・・4/01 ・・・・・・・・・・・5,294・・・・・・・・65,834・・・・・・・・・・572 ・・・・・・・148
9(48)・・ライド・ライク・ア・ガール・・・・4/15・・・・・・・・・・・3,897・・・・・・・・・6,431・・・・・・・・・・・57 ・・・・・・・187
10(再)・・LOGAN/ローガン・・・・・・2017/3/01 ・・・・・・・・・3,457 ・・・・・2,174,958 ・・・・・・・18,431 ・・・・・・・235
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 さらに観客動員数が減り続けていますが、韓国の感染者の推移を見ると今後は増えていきそうな気配も感じられます。
 今回の新登場は3・4・5・7位の4作品。そして旧作の再上映が10位に入っています。
 3位「サーチ・アウト」は韓国のスリラー。警察準備生のソンミン(イ・シオン)と就職準備中の学生ジュンヒョク(キム・ソンチョル)は同じ考試院(学習室)に暮らしていた少女の自殺事件に疑惑を抱き、興信所ハッカーのヌリ(ホ・ガユン)とも一緒になってSNSのアカウントを追跡することになります。ところが人助けのような気持ちで始めた捜査が思わぬ結果を招きます。「あなたの人生はどんな意味なの?」。こんなSNSメッセージが到着した後、3人もまたSNS犯罪の標的になってしまいます・・・。原題は「서치 아웃」です。
 4位「ガンズ・アキンボ」はイギリス・ドイツ・ニュージーランド合作のアクション。昼間は平凡な会社員だが夜はキーボードの戦士というマイルズ(ダニエル・ラドクリフ)。しかしちょっとした指使いの間違いでなんと殺人ミッションを引き受けてしまったって?! 。朝起きたら両手に拳銃を固定され、全世界の人たちの観ている画面で実際の命をかけて戦う新概念ゲーム、<スキズム>に強制接続される状況に。さらに悪いことに、彼の相手は5億戦5億勝を誇る、このエリアのクレイジーなXキリングプレーヤーのニックス(サマラ・ウィーヴィング)とは! 「ハエも殺せない俺があの女をなんで殺せるんだ!」。「じゃあおまえが死ぬか?」。誰か1人が死ぬまで終わらないひどいゲーム。はたしてマイルズは生き残ることができるのか・・・。韓国題は「건즈 아킴보」。日本公開は年内とのことです。
 5位「THE INFORMER/三秒間の死角」は、イギリスのクライムサスペンス。日本ではすでに19年11月公開されています。韓国題は「비밀정보원: 인 더 프리즌」です。
 7位「幽霊船」は、韓国のドキュメンタリー。これもまたセウォル号関連の作品です。2014年4月16日のセウォル号沈没事故の真実を隠すために、政府によってなんと1千隻の船、16万件のAIS(船舶自動識別装置)データが操作され、発表されました。これを企画した者は誰であり、また彼らはなぜ幽霊船を作ったのか? 私たちは粘り強く問いたださなければならりません。その日以来まだ何も明らかにされなかったからです。千個の嘘で構成された政府のAISデータについて、今検察が答える番です。原題は「유령선」です。この作品のネチズンの平均評点は6.23ですが、約400人中100人が評点1なんですね。<陰謀説>だ、とか・・・。
 9位「ライド・ライク・ア・ガール」(仮)はオーストラリアの実在の女性騎手ミシェル・ペインの実話を映画化したドラマ。ミシェル(テリーサ・パーマー)の父親パディ(サム・ニール)は有名なトレーナーで、妻を亡くした後10人もの子供たちを育て上げたとか。そんな家庭のドラマの他、15歳でプロデビューを果たしたものの落馬して怪我をしたり、男尊女卑の世界での苦労も重ねながら2015年女性騎手として初めてメルボルンカップで優勝するまでのドラマが描かれます。韓国題は「라라걸(ララガール)」というのは原題の「Ride Like a Girl」を略してでしょうが、「ラ・ラ・ランド」も意識して、かな? 日本公開は未定のようです。
 10位「LOGAN/ローガン」は2017年制作のアメリカのアクションの再上映。日本でも韓国から3ヵ月遅れて公開されました。韓国題は「로건」です。

【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・サーチ・アウト(韓国)・・・・・・・・・・・・4/15・・・・・・・・13,133・・・・・・・・・20,607・・・・・・・・・・184 ・・・・・・・355
2(新)・・ガンズ・アキンボ ・・・・・・・・・・・・・・・4/15・・・・・・・・10,499・・・・・・・・・19,368・・・・・・・・・・172 ・・・・・・・181
3(新)・・幽霊船(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/15・・・・・・・・・5,512・・・・・・・・・・8,160・・・・・・・・・・・73 ・・・・・・・165
4(1)・・イップ・マン 完結・・・・・・・・・・・・・・・・4/01・・・・・・・・・5,294・・・・・・・・・65,834・・・・・・・・・・572 ・・・・・・・148
5(21)・・ライド・ライク・ア・ガール ・・・・・・・4/15・・・・・・・・・3,897・・・・・・・・・・6,431・・・・・・・・・・・57 ・・・・・・・187

 4位以外の4作品が新登場ですが、すべて上述しました。
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江戸時代のB級文芸-黄表紙のおもしろさ

2020-04-20 23:50:02 | エッセイ・雑文(韓国・朝鮮関係以外)
  江戸時代のB級文芸-黄表紙のおもしろさ
     = 自分本位の仮想授業記録

 さあ、授業を始めるよー、席についてね。
 今日は学校の試験とか入試とかには関係がないし、みんなリラックスしていきましょう。
 あ、〇〇君、机の下の漫画はしまいましょう。見えなくてもわかるんですよ。君たちが真剣な顔で下を見てるのは漫画を読んでるかゲームをやってる時でしょ。

 さてと、今日のテーマは江戸時代の漫画・・・みたいな黄表紙のこと。たいていの人たちは初耳かな? 江戸時代の読み物のジャンルのひとつなんだけどね。日本史受験の人はもしかして憶えてるか。江戸時代の代表的な小説でたぶん知ってるのは・・・って知らないと困るのは上田秋成の『雨月物語』や滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』あたりかな? これらは読本(よみほん)ね。それから滑稽本の代表が十返舎一九の『東海道中膝栗毛』。しかし、こういうの古文の教科書にありますかねー? ああ、『雨月物語』の中の「浅茅が宿」が載ってる教科書があったか。だけど全般的に江戸時代の文学は芭蕉の『奥の細道』や井原西鶴があるくらいで、ほとんどは鎌倉時代までの、むずかしくてカクチョー高い作品が大半を占めているよね。なぜかというと国語教育の歴史と関係ありそうですが、その話はまた今度。
 で、これから見る黄表紙ですが、十八世紀の後期以降に流行した絵入りの読み物です。内容はいうと、「むずかしくてカクチョー高い」の正反対。だから教科書には載らないよね。でも多くの人に読まれたのは今の漫画と同じです。

 では実際にすぐ読めそうなのをひとつ読んでみましょう。はい、プリントを回してね。
 これは1780年刊行の『虚言八百万八伝』(うそはっぴゃくまんぱちでん)というホラ話を集めた本の抜粋です。「万八」とは、一万のうち八つしか本当のことを言わないほどの嘘つきという意味。「千三つ」と同じです。あ、せんだみつおは知ってる? この本の作者は四方屋本太郎(よもやほんたろう)なんですが、内容に合わせてつけた仮の名前みたいですね。
 万八が語るいろんなホラ話の中で多いのは動物を生け捕りにする方法。
 まず、スズメの捕り方からゆっくり読んでみましょう。原文のままですよ。

 万八がいはく、雀を捕るには、庭のくぼみくぼみへ酒をこぼし、また酒めしを沢山庭の内に散らしておけば、雀おびただしく集まり、酒めしをしたたか食い、さてかの酒を水と思ひ飲むほどに段々酔いが廻って、あまたの雀が足元はよろよろと、立つ事もならぬ様になるのを見すまし、カヤやナツメなどのたぐひを枕にしてこころよくねいります。みな皆いびきをかくのを合図に、高ぼうきにて掃き寄せてかごの中にパラパラパラ。

 どうですか? 笑ってるところを見ると意味わかったよね。君たち、ナマの古文を読んですぐわかったこと、今までにあったかな? 初めてだとしたら、それだけでも感動モノじゃないですか。
 絵を見てください。こんなくだらない(?)話でも、けっこう凝ってますね。当時は木版印刷ですよ。大勢の人が制作に関わって大量に印刷され、世間に出回るんです。カクチョー高くなくてもおもしろければけっこう・・・。しかし考えればたいしたものです。それだけ文字が読める人がたくさんいたんですから。パーセンテージでいえば当時世界一だったそうですよ。ページの大部分が絵で、今読んだ本文はどこだ、と疑問を持った人いませんか? いちばん上に注目。ミミズのはったような文字がありますね。かな文字ですが、今は使われていない文字が多いので読むには少し勉強が必要です。

   

 次もやはり鳥の捕まえ方。今度はワシです。

 鷲のとりやうは、猿の皮を丸むきにして、中へ砂利小石などを一ぱいつめこみ、石のこぼれぬやうに皮をぬひ、岩の下などに置ていきていたやうにうごかすと鷲が来て引き裂き、中の小石を猿の肉と思ひ、無性につめこむと、腹が重く成て、とぶ事もならずうっかりとあきれて「ホンニわしとした事が」と云ふをあいづに、いけどる。

 これまた前の話同様に、いやそれ以上に「そんなバカな!」という話ですね。よくこんなホラを思いついたものです。
 私思うに、なんと言ってもこの話のキモはワシが「ワシとしたことが」というこのオヤジギャグにありますね。しょっちゅうオヤジギャグを飛ばしてはヒンシュクを買っている私としては時代を超えて強い共感を覚えますよ。いいですか皆さん。私のオヤジギャグは過去何世紀にもわたる日本の庶民文化の伝統をちゃんと受け継いだものなんですよっ!

 すみません。ちょっとコーフンしすぎちゃいましたかね。
 『虚言八百万八伝』にはまだまだ紹介したい話があるんですが、時間の都合上別の黄表紙作品に移ります。

 今度はもう少し長めの『莫切自根金生木』(きるなのねからかねのなるき)。作者は唐来参和(とうらいさんな)で、刊行は一七八五年です。
 この書名を見て気づきましたか? そう、回文になってますね。君たち何か知ってるかな? しんぶんし、たいやきやいた、わたしまけましたわ・・・。スブタつくりモリモリ食ったブスなんてのも・・・。これ初耳ですか?
 この作品は内容だけ紹介しますね。
 主人公は大金持ちの商人萬々先生。黄表紙の代表作とされる恋川春町の主人公金々先生の隣の隣に住んでいます。ところがお金がありすぎて逆に万事がわずらわしいのが悩みのタネ。で願いはというのが「三日なりとも貧乏せば・・・」なんですよ。うらやましいですねー。そこで最初の絵を見てみましょう。部屋にはさすがに千両箱がたくさん積まれてますよ。中央、柱の向こうで萬々先生が拝んでいるのは貧乏神の絵像です。「をんぼろをんぼろ、貧乏なりたや、そわか」と唱えてます。左手の縁側では、それまで掛かっていた大黒様の絵像を女中が捨てています。右側の妻は「旦那のお顔も、このごろは貧相におなりなされた」とおべんちゃらを言ったりしてます。


 その後の萬々先生はなんとか財産を減らそうとあの手この手と苦心惨憺するんですよ。
 ところが遊郭に行って大金をばらまいたら逆に警戒されるし、その帰りに駕籠に乗ったら運悪く?先客の忘れ物の大金入り財布があるので知らんぷりして降りたら駕籠かきが追っかけてきて無理やり押しつけられたり・・・。
 あるいは米相場に手を出します。損をするのが目的なので、手代たちに命じて高い値で諸国の米を買い置きしますが、やがて大雨が降り続いて米価は高騰し大儲けとは、「こばんだものだ。困ったものだと聞こえるか」と萬々先生も低レベルのオヤジギャグを口にしてます。
 世間には富くじ、つまり宝くじですっからかんになる人もいるそうだからと、今度も手代たちに買いに行かせます。それも当たりそうにない番号を選んで。たとえば同じ数字が並んでるとか。確率的には同じなんだけど、当たる気がしないじゃないですか。ところがこれまたハズレなしで全部当たっちゃうんですよ。手代も「わたくしどもが不働き、申上げようもござりません」と謝ったりしてます。
 これ以外にもいろいろ散財をはかりますが、ことごとく裏目となった萬々先生、最後は蔵の金銀すべてを海へ捨てさせたところ、捨てた金銀が空中に飛び、世界中の金銀も集まって萬々先生の金蔵に押し寄せて来て「ウンウン」「ウンウン」とうなり声を上げたりといった事態となります。・・・って「ありえねー!」って言いたくなるよねー。やむなく萬々先生夫婦は夜逃げ?をはかりますが、先生に以前金を借りた後金持ちになった人たちが見つけて利息つきで返済金を押しつけて行きます。とことん金が入ってくる運命ですよ。妻いわく「ホンニ金持の女房には何がなるか」ですと。
 結局自分の家に帰った萬々先生夫婦、最後のページの絵のように千両箱で一杯の部屋であいかわらずの憂い顔ですよ。

 以上ですが、どうでしたか?
 一応日本史の授業なんで、当時の社会についてちょっと触れておくと、当時は幕藩体制の当初の基本だった「米&農」という時代から「金&商」が主流の時代になっていた、つまり金がモノを言う時代になっていたんですね。だからそれゆえの問題を幕府も諸大名も、そして多くの人々も抱えていたということです。
 ホントに荒唐無稽なホラ話ですが、これをまったく裏返しにしてみてください。すると紛れもない当時の現実が見えてくるはずです。
 じゃ今日はここまで。あ、オヤジギャグには寛容に、ですよ。

※オマケ。向学心旺盛な人のために、『虚言八百万八伝』からもうひとつだけ紹介します。信濃の冬の寒さを伝える「つらら酒」の話です。

 万八信濃の国に二三百年も住みける由。信濃はしごく寒い国にて、冬の内は酒屋で樽の飲み口を抜くとツツと走り出る酒が、ぢきにシャッキリと氷るゆへ、それを山刀にてポキポキと打ち折り、その折れた酒を縄にて五本十本ないし七本づつ編みて置けば、酒を一連取ってこい二連とって来いと買ひにやって、火で溶かして飲むといへり。
 ある時、何者か瀬戸口へよき酒を落とし置きたりとて拾ひとり、火に溶かして飲むに、とんと酒の味にあらず。よく聞けば熱病やみの小便のほこりたるなり。万八胸を悪くしてたちまちその小便を吐きしが、その反吐、下につかぬ内に又氷りついて、大いに困ったとのはなし。


 これはもう、なんともコメントしようがありません。ハハハ。
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韓国内の映画 週末の興行成績 [4月10日(金)~4月12日(日)]と、人気順位 ►映画館は全部休館でもアタマとカラダの休館はないよねー

2020-04-15 16:27:28 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▸私ヌルボ、緊急事態宣言が出され、映画館が全館休館になっても毎日近隣(大体半径2キロ以内)を徘徊してます。現時点での基本的な考え方は→先週の記事下段のコメント欄を参照されたし。

▸→韓国・聯合ニュースによれば、週末(11~12日)の映画観客数が8万人切って過去最低を更新したとのこと。しかし新型コロナ感染者数の推移を見るとほぼ鎮静化しつつあるようなので、今後は上向きになるかも・・・。
 一方、日本はと見れば言うまでもなくトホホ状態。なるほどと思った関連記事の1つがたとえば→コレ。韓国でうまくいった施策だからといって日本も含め「ではわが国でも!」と即やれるものではないということ。そしてむずかしいのは数多くの情報の真偽、当否を見極め。実はヌルボ自身あやうく引っかかるとこだった、というのは→ツイッターで書きました。一般に自分が内心思ってるのと政治的等の価値観と同じ方向の記事だと事実関係においても間違いナシと思ってしまう傾向があるので要注意ですね。
 映画の話からどんどん外れていってしまいますが、昨年8月アメリカのドキュメンタリー「シード ~生命の糧~」を観た感想(→コチラ)で少し書いた種苗法の改定案が明日16日(木)衆議院農水委員会で審議入りとか。「家がタネ採りする権利の規制を農家なしで決める」「タネの開発データは企業(→巨大多国籍企業)に提供」等々問題が大有りの、日本の農政史上の大きな画期というべき問題・・・のわりにはあまりメディアにも取り上げられてないようです。「シード ~生命の糧~」にしてもタイトルからして「??」という人が多かった? 公式サイトは→コチラ。その他「種苗法」でググってみてください。

▸映画館で観られなくなった分、ネット配信の需要が増えているようです。まあそれも当然でしょうが、私ヌルボのような昭和の映画ファンは映画は映画館で観てこそ!という強い思いがあります。90年代に閉館した川崎国際劇場では競輪場帰りのオッサンがコンクリートの床に寝てたりして・・・(笑)。そんなとこで「トラック野郎」なんか観るのはサイコー! その後渋谷のル・シネマに行くとウツムキ加減になるのですが(笑)。このネタ続けるとキリがないな・・・。
 閑話休題。ヌルボ愛用のPCのDVDドライブが不調ということもあって、現今ネット配信は個人的には選択の範囲外です。で、関連の情報等は後日。
 韓国では、ドライブインシアター(韓国語では「자동차극장[自動車劇場]」が注目されているようです。今全国に12ヵ所あります(たぶん)。 たとえば→コチラは漢江沿いの蚕室ドライブインシアター。(→コネスト) 日本では2018年に開館した熊本県阿蘇郡Drive in Theater Asoだけだそうです。しかし日本での認知度はどんなものでしょうか? 私ヌルボは中学の時の英語の教科書で知ったような・・・。ドライブインシアターの本家アメリカではピーク時の1950年代末~60年代初頭4千ヵ所にあったそうで、それが英語テキストに反映されてたということか(と今知った)。関係ないけどconvenience storeという言葉もその時初見。先生が「よろず屋というか何というか・・・」と必死に説明してました。今は「よろず屋」がほとんど死語になってますが。

▸映画も観ないで書くネタが何かあるかと思ったらけっこうありそう。年配者は最近のことより昔のことをよく憶えているというのはその通りかも。憶えているというより「ふと思い出される」かな?

         ★★★ NAVERの人気順位(4月14日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
       ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
        「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。

①(新) 祈りのちから  9.55(22)
②(3) サンティアゴの白い杖(韓国)  9.43(21)
③(-) アベンジャーズ/エンドゲーム  9.38(68,920)
④(4) 映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!  9.27(201)
⑤(6) 改葬(韓国)  9.19(74)
⑥(8) ジョジョ・ラビット  9.18(1,239)
⑦(9) ネヴァー・ルック・アウェイ  9.15(117)
⑧(10) ナイブズ・アウト  9.11(3,882)
⑨(5) ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形(日本)  9.11(187)
⑩(新) ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!  9.07(29)

 ①と⑩の2作品が新登場です。
 ①「祈りのちから」は、アメリカのドラマ。日本では2016年公開されていますがさして話題にならなかった一方、韓国で評価が高いのは、基本的にキリスト教映画だからでしょうか。韓国題は「기도의 힘」です。
 ⑩「ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!」は、フィンランドのコメディ。日本では昨年12月公開されています。韓国題は「핀란드 메탈밴드(フィンランド メタルバンド)」です。

     【記者・評論家による順位】

①(1) 燃え立つ若い女性の肖像  9.22(9)
②(2) パラサイト 半地下の家族[寄生虫](韓国)  9.06(16)
③(4) はちどり(韓国)  8.38(13)
④(5) ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語  8.00(10)
⑤(6) 1917 命をかけた伝令  7.67(9)
⑥(-) アベンジャーズ/エンドゲーム  7.62(13)
⑦(8) ジョジョ・ラビット  7.17(6)
⑧(-) チャンシルは福も多いね(韓国)  7.00(7)
⑨(9) ナイブズ・アウト  7.00(7)
⑩(10) 透明人間  7.00(2)

 今回新登場の作品はありません。

      ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績4月10日(金)~4月12日(日) ★★★
           観客動員数はさらに減ったが、次週からは回復する?

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・上映館数
1(2)・・1917 命をかけた伝令・・・・・・・・・2/19 ・・・・・・・・・・16,918・・・・・・・759,395 ・・・・・・・・6,910 ・・・・・・・364
2(1)・・イップ・マン 完結・・・・・・・・・・・・4/01 ・・・・・・・・・・12,948・・・・・・・・53,955・・・・・・・・・・468 ・・・・・・・200
3(新)・・ストレイ 悲しみの化身・・・・・・4/08 ・・・・・・・・・・・8,746・・・・・・・・11,954・・・・・・・・・・109 ・・・・・・・184
4(3)・・ジュディ 虹の彼方に・・・・・・・・・3/25 ・・・・・・・・・・・7,321・・・・・・・・82,705・・・・・・・・・・678 ・・・・・・・315
5(4)・・透明人間 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/26 ・・・・・・・・・・・6,596・・・・・・・566,216 ・・・・・・・・4,939 ・・・・・・・255
6(6)・・タイム・フリーク ・・・・・・・・・・・・4/01 ・・・・・・・・・・・4,565・・・・・・・・18,935・・・・・・・・・・171 ・・・・・・・159
7(8)・・ラ・ラ・ランド・・・・・・・・・・2016/12/07 ・・・・・・・・・・・3,842 ・・・・・3,639,506 ・・・・・・・30,328 ・・・・・・・・88
8(新)・・ホームステイ ボクと僕の100日間・・4/08 ・・・・・・2,916・・・・・・・・・5,780・・・・・・・・・・・49 ・・・・・・・240
9(14)・・天気の子(日本) ・・・・・・・2019/10/30 ・・・・・・・・・・・2,249・・・・・・・675,223 ・・・・・・・・5,598 ・・・・・・・・22
10(再)・・ぼくは明日、昨日のきみとデートする(日本)・・2019/10/30・・2,024・・178,258 ・・・・・・・・1,359 ・・・・・・・・39
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 さらに観客動員数が減り続けていますが、韓国の感染者の推移を見ると今後は増えていきそうな気配も感じられます。
 今回の新登場は3・8位の2作品。そして旧作の再上映が10位に入っています。
 3位「ストレイ 悲しみの化身」は、ロシアのスリラー。6歳になる愛する息子が何の形跡もなく行方不明になります。イゴール(ウラジミール・ヴドヴィチェンコフ)と妻のポリーナ(エレナ・リャドワ)は3年の間必死に息子を捜しますが、死体も、何の手がかりも発見できません。絶望に陥って車で家に戻る途中、夫婦は道で息子と同年代の孤児の少年を発見し、導かれるように家に連れて帰ります。その子供を息子と同じ名前をつけて愛を注ぐほど、行動や顔までますます実の息子に似ていく子供を見てイゴールは戸惑いを感じます。またその子供の姿が変わって行くにつれ、周囲に奇妙なことが度々起き、ついにポリーナは恐怖により異常症状まで現われてしまいます。子供に向けた愛と恐怖の間で葛藤していたイゴールは、結局子供の正体を追跡し始めると、やがて衝撃的な秘密が・・・。韓国題は「오픈 더 도어(オープン・ザ・ドア)」。日本では今年2月ヒューマントラストシネマ渋谷で<未体験ゾーンの映画たち>の中で上映したのかな?
 8位「ホームステイ ボクと僕の100日間」は、タイで2003年に出版されてベストセラーになった森絵都の青春小説「カラフル」が原作。舞台をタイに移して映画化した作品です。日本では昨年10月に公開(?)、すでにDVDが発売されています。韓国題は「신과 나: 100일간의 거래(神と僕: 100日間の取引)」です。
 10位「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」は日本では2016年12月公開。私ヌルボは未見ですが、なかなかの高ポイントがついていた作品なんですね。韓国題は「나는 내일, 어제의 너와 만난다」です。

【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・イップ・マン 完結・・・・・・・・・・・・・・・・4/01 ・・・・・・・12,948・・・・・・・・・53,955・・・・・・・・・・468 ・・・・・・・200
2(2)・・ジュディ 虹の彼方に・・・・・・・・・・・・・3/25 ・・・・・・・・7,321・・・・・・・・・82,705・・・・・・・・・・678 ・・・・・・・315
3(再)・・ぼくは明日、昨日のきみとデートする(日本)・・2017/10/12・・2,024・・178,258 ・・・・・1,359 ・・・・・・・・39
4(再)・・あの頃、君を追いかけた・・・・・2012/8/22 ・・・・・・・・1,796・・・・・・・・・48,498・・・・・・・・・・349 ・・・・・・・・30
5(3)・・ダーク・ウォーターズ ・・・・・・・・・・・・3/11・・・・・・・・・・811・・・・・・・・127,288 ・・・・・・・・1,096 ・・・・・・・・65

 3位「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」については上述しました。
 4位「あの頃、君を追いかけた」は、2011年の台湾の映画の再上映。初恋映画の佳作です。韓国題は「그 시절, 우리가 좋아했던 소녀」です。
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韓国内の映画 週末の興行成績 [4月3日(金)~4月5日(日)]と、人気順位 ►今月はもう5本鑑賞。「暗数殺人」は期待通り 「コンプリシティ/優しい共犯」は思わぬ拾い物!(失礼)

2020-04-08 21:53:43 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▸4月に入ってからもう計5本の映画を観てきました。新型コロナの災禍が進行中だというのに・・・。皆さんの中には「なんと無謀な!」とか「非常識!」と思われる方もいるかも。しかし街を行く人はまばらで、通勤の時間帯以外は電車も空いているし、映画館の観客も5回の合計で40人弱。6日(月)に行った横浜ブルク13なんかは242の客席数で観客は6人でしたからね。濃厚接触どころか軽い接触もほとんどゼロです。「緊急事態宣言で存続の危機 東京のミニシアターで今、起きていること」という見出しの毎日新聞の記事(→コチラ)を見るとアップリンク、シネマヴェーラ渋谷等々東京のミニシアターはどこも苦境にあり、またユーロスペースを取材した今朝の記事(→コチラ)では、支配人の北條さんが「このままでは数カ月で経営がなりたたなくなる。閉館を検討する同業者もいる」と語っています。そして緊急事態宣言関係が発令された今、ミニシアターのほとんどは5月8日まで休館を決めました。どうも東京で休館していない映画館はさなそうです。神奈川では新百合ヶ丘の川崎市アートセンターとあつぎのえいがかんkikiは開館してるのかな?[→数時間後の追記。川崎市アートセンター、あつぎのえいがかんkiki共に9日から休館とのこと。]
 こんな中、ミニシアター支援の動きも起こっています。→コチラや→コチラを参照されたし。
 そして、TVの番組作り等も含めて、撮影にも支障が出てきているとか。このような事態が長く続くと映画産業全般にも大きな影響が及ぶことが懸念されます。
 一方、日本より先に観客動員数の急減が始まった韓国ではさらに減り続けています。→6日の聯合ニュースによると、週末の映画観客数は過去最低の8万人に止まったとのこと。

▸観た作品と、感想。
 1日「娘は戦場で生まれた」(シネマ・ジャック&ベティ)。カンヌ映画祭ドキュメンタリー賞受賞作で、映像自体の力を実感。ただ、一番悪いのはアサド政権の圧政、そしてロシアの空爆なんでしょうが、そのへんの政治的・歴史的・地政学的説明がないため(私ヌルボも含め)大多数の日本人は巨視的な理解が及ばないのでは? 局地的に見ればアレッポ市内で反政府派の<解放区>のようになっいている街区を、たとえて言えば69年の東大安田講堂を機動隊が包囲し陥落させた出来事の規模を大きくしたようなものか? そんな危険な場所に女性ジャーナリストのワアド(←本作を撮った)と医師の夫ハムザは大義と仲間との連帯のためあえてそこに飛び込む、それも小さな子供を連れて、「・・・っていうのはどうなのよ?」と今の「常識的な」日本人からは批判があるかも。いや、実際に読みました。そんな中、私ヌルボが共感したクチコミは→コチラ。私ヌルボ、こういうドキュメンタリー、ロシアの人たちにも観てほしいなー、と思います。とくに空爆の当事者に。「あなたが空爆で殺した人たちを1人1人刃物で刺し殺せますか? 子供も含めて」と問いたい。
 3日「劇場版「SHIROBAKO」」(横浜ブルク13)。仕事アニメで、アニメ作りに携わっている人たちのことやその仕事についてそれなりに知ることができた。・・・のはよいとして、顔の区別がつかないよ~。髪型や髪の色等をしっかり見てないと・・・。多くの人たちが仕事に情熱を持って取り組んでいるのはいいけど、『空中強襲揚陸艦 SIVA』というアニメのキモは何なのか、どんな展開にするのか等を監督、PD、脚本家たちが話し合っていく過程を見たかった・・・って、まさかそんな場面は現実にない?(まさか!) それに関連してですが、広い社会とか歴史とかとほとんど関わりなく物語が進行していく感じで、地域のフンイキや生活感にも欠けるように思えました。まあ諸映画関係サイトでの高評価はわかるし、観てよかったですけどね。(これで?)
 4日「ルートヴィヒに恋して」(横浜シネマリン)は、神戸在住の金素栄(キム・ソヨン)監督が、姫路第九合唱団や神戸フロイデ合唱団などでベートーベンの第九の合唱に取り組む市民たちに密着して撮ったドキュメンタリー。対象を数人に絞って構成した方がよかったかも。→参考
 5日「コンプリシティ/優しい共犯」(あつぎのえいがかんkiki)。多くの映画館が休館している中、たまたま目に留まった映画館に1年ぶりに行ったらこれが大正解。中国人の技能実習生とか不法滞在外国人関係といった断片的な情報だけで観にいったら、65点という<ぴあ映画生活>の平均評点をはるかに上回る自己採点。いや採点はさておいて近浦啓監督の思いが伝わってくるような作品でした。物語の主なロケ地は山形県大石田町と山形市内。ところがクチコミをいくつか読んでいたら「何気に我々は技能実習生に対して何にも思っていませんが・・・」と書かれているのがあってカチンときました。(少なくとも私ヌルボを<我々>の中に入れないでくれ!)
 6日「暗数殺人」(横浜ブルク13)は、実話に基づく主演のキム・ユンソクチュ・ジフンの演技が見応えあり。<NAVER映画>の評論家・記者の平均評点が8.14とすこぶる高いのもナットク。これも観てよかった。キム・ユンソクが演じた刑事は今も現役。映画と事実の差異もあるようですが、長くなりそうなので略します。

▸これから観たい作品はあいかわらず多々あります。しかし、観たくても観られない状態がずっと続くとどうなるのか。Netflix等々があると言われそうですが、基本的に映画は配信ではなくて映画館で観るというこだわりがあるので・・・。まあ、ツンドクになっている本を読むとするか。そうそう、こういう時こそYouTubeで→往年の韓国映画の名作を観るのがよさそうです。

         ★★★ NAVERの人気順位(4月7日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
       ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
        「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。

①(1) 泣くな、トンズ2:シュクラン ババ(韓国)  9.53(154)
②(2) フォードvsフェラーリ  9.50(7,961)
③(4) サンティアゴの白い杖(韓国)  9.43(21)
④(6) 映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!  9.27(200)
⑤(5) ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形(日本)  9.23(159)
⑥(3) 改葬(韓国)  9.20(66)
⑦(新) SKIN/スキン  9.19(21)
⑧(7) ジョジョ・ラビット  9.17(1,233)
⑨(9) ネヴァー・ルック・アウェイ  9.12(114)
⑩(10) ナイブズ・アウト  9.11(3,864)

 ⑦「SKIN/スキン」が新登場です。アメリカの社会派ドラマ。2003年に米国で発足したレイシスト集団<ヴィンランダーズ>の共同創設者ブライオン・ワイドナー(ジェイミー・ベル)がたどった実話の映画化作品です。白人至上主義者に育てられ、憎悪と暴力に満ちた生活を送っていたブライオンの頭はスキンヘッド、そして顔には無数のタトゥーが彫り込まれています。それは憎悪を象徴するものでした。ところが、そんな彼はシングルマザーのジュリー(ダニエル・マクドナルド)と出会ったことでこれまでの悪行を悔い、新たな人生を始めようします。そして過去の自分と決別するために計25回、16ヵ月に及ぶタトゥー除去手術に挑みます。ところが、組織からの脱会を許さないかつての同志たちは彼に執拗な脅迫や暴力を加えます・・・。はたして彼は更生の厳しい道を乗り越えることができるでしょうか・・・。韓国題は「스킨」。日本公開は5月9日の予定ですが、はたして・・・。

     【記者・評論家による順位】

①(1) 燃え立つ若い女性の肖像  9.22(9)
②(2) パラサイト 半地下の家族[寄生虫](韓国)  9.06(16)
③(3) 小さな光(韓国)   8.67(3)
④(5) はちどり(韓国)  8.38(13)
⑤(6) ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語  8.00(10)
⑥(8) 1917 命をかけた伝令  7.67(9)
⑦(9) フォードvsフェラーリ  7.63(8)
⑧(-) ジョジョ・ラビット  7.17(6)
⑨(-) ナイブズ・アウト  7.00(7)
⑩(-) 透明人間  7.00(2)

 今回新登場の作品はありません。

      ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績4月3日(金)~4月5日(日) ★★★
           どこまで続く?観客動員数の減少

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・上映館数
1(新)・・イップ・マン 完結・・・・・・・・・・・4/01 ・・・・・・・・・・20,146・・・・・・・・31,110・・・・・・・・・・268 ・・・・・・・206
2(3)・・1917 命をかけた伝令・・・・・・・・・2/19 ・・・・・・・・・・13,678・・・・・・・734,943 ・・・・・・・・6,693 ・・・・・・・362
3(1)・・ジュディ 虹の彼方に・・・・・・・・・3/25 ・・・・・・・・・・11,420・・・・・・・・69,929・・・・・・・・・・567 ・・・・・・・352
4(2)・・透明人間 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/26 ・・・・・・・・・・・8,222・・・・・・・555,237 ・・・・・・・・4,840 ・・・・・・・280
5(新)・・ザ・ターニング ・・・・・・・・・・・・・4/02 ・・・・・・・・・・・7,161・・・・・・・・10,015・・・・・・・・・・・89 ・・・・・・・294
6(71)・・タイム・フリーク ・・・・・・・・・・・4/01 ・・・・・・・・・・・6,815・・・・・・・・10,303・・・・・・・・・・・93 ・・・・・・・171
7(4)・・スケアリーストーリーズ 怖い本・・3/25 ・・・・・・・・4,837・・・・・・・・38,043・・・・・・・・・・318 ・・・・・・・212
8(5)・・ラ・ラ・ランド・・・・・・・・・・2016/12/07 ・・・・・・・・・・・3,990 ・・・・・3,632,898 ・・・・・・・30,290 ・・・・・・・・92
9(6)・・ダーク・ウォーターズ ・・・・・・・・3/11 ・・・・・・・・・・・1,661・・・・・・・125,718 ・・・・・・・・1,083・・・・・・・・119
10(12)・・藁にもすがる獣たち(韓国)・・2/19 ・・・・・・・・・・・1,482・・・・・・・622,429 ・・・・・・・・5,400・・・・・・・・・61
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 ついに週末の観客動員数が1万人を超えたのは2作品だけになってしまいました。平常時なら1位は100万人以上ですが、その50分の1とは・・・。冒頭にも書きましたが、韓国も日本も先が見えない状況が続いています。
 はそろそろ底をついたか、というレベルまで落ち込んだ観客数ですが、さらに減り続けています。今回の新登場は1・5・6位の3作品です。
 1位「イップ・マン 完結」は、2008年から始まった香港の詠春拳の伝説的達人、葉問[イップ・マン]の生涯を描く<イップ・マン>シリーズの第4作にして最終作。最愛の妻と死別したイップ・マン(ドニー・イェン)は、1964年大きな喪失感を抱えながら愛弟子ブルース・リー(チャン・クォックワン)の招きで息子と共にサンフランシスコに渡ります。ところが、そこで彼はチャイナタウンとアメリカ海軍との抗争に巻き込まれてしまいます・・・。韓国題は「엽문4(葉問4)」です。
 5位「ザ・ターニング」は、アメリカのホラー。物語の舞台はメイン州の田舎町の大邸宅。退学をくらって家に戻ってきたマイルズ(フィン・ウォルフハード)と、大邸宅の外を1度も見たことがない妹のフローラ(ブルックリン・プリンス)の2人は、邸宅の最後の所有者。つまり孤児の兄妹です。ケイト(マッケンジー・デイヴィス)は、この2人の新しい家庭教師としてやってきました。代々家を守ってきた家政婦のグロス夫人(バーバラ・マーテン)は、ケイトに意味不明な言葉で子供たちを紹介します。「この子供たちは特別です」。見知らぬ環境、奇妙な雰囲気の子供たち。そして発見された前の家庭教師ジェスルの日記まで・・・。ケイトは子供に会ってから毎晩悪夢に脅かされます・・・。韓国題は「더 터닝」。日本公開は未定のようです。
 6位「タイム・フリーク」は、アメリカのコメディ&ラブロマンス。「今日ちょっと会ってよ。言いたいことがあるんだ」とガールフレンドのデビー(ソフィー・ターナー)に声をかけるも、あっさり振られて衝撃を受けた物理の天才スティルマン(エイサ・バターフィールド)。愛する彼女の心を取り戻したい彼は脳ミソをフル稼働。最も後悔した瞬間に戻ることができるタイムマシンアプリを開発してしまいますが・・・。ダメならうまくいくまで。はたしてスティルマンは消したい恋愛の黒歴史を乗り越えて、完璧な恋愛に成功するでしょうか・・・。韓国題は「n번째 이별 중(n番目の別れ中)」と、なんともあざといタイトルをつけちゃっています。※この韓国題は、まさに今、韓国で大きな話題になっているヤバい事件、を念頭に置いたもの。詳しくは→コチラを読んでみて。

【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・イップ・マン 完結・・・・・・・・・・・・・・・4/01 ・・・・・・・20,146・・・・・・・・・31,110・・・・・・・・・・268 ・・・・・・・206
2(1)・・ジュディ 虹の彼方に・・・・・・・・・・・・・3/25 ・・・・・・・11,420・・・・・・・・・69,929・・・・・・・・・・567 ・・・・・・・352
3(2)・・ダーク・ウォーターズ ・・・・・・・・・・・・3/11 ・・・・・・・・1,661・・・・・・・・125,718 ・・・・・・・・1,083 ・・・・・・・119
4(再)・・春の日は過ぎゆく(韓国) ・・・・2001/9/28 ・・・・・・・・1,308・・・・・・・・・・7,916・・・・・・・・・・・45 ・・・・・・・・50
5(再)・・欲望の翼・・・・・・・・・・・・・・・・・1990/12/22・・・・・・・・・・713・・・・・・・・・20,987・・・・・・・・・・144 ・・・・・・・・15

 1位「イップ・マン 完結」が新登場ですが、この作品については上述しました。
 4位「春の日は過ぎゆく」は、「八月のクリスマス」に続くホ・ジノ監督の第2作。もう19年経ったか・・・。ヒロインのイ・ヨンエはそれでも魅力を維持している。(と言っていいかな ?) 原題は「봄날은 간다」です。
 5位「欲望の翼」は、「」恋する惑星」とともに香港のウォン・カーウァイ監督の代表作の1つ。彼だけでなく、90年代の香港映画は勢いがあったなあ。韓国題は原題のまま「아비정전(阿飛正傳)」です。
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韓国の、例の<お騒がせポスター>の作成者は、やっぱり<あの人>だった!

2020-04-03 01:35:20 | 韓国・朝鮮と日本の間のいろいろ
 2016年3月の旅行記事(→コチラ)で下の画像を載せました。

     

 ソウル駅に降り立った皆さん、駅前(東)から駅舎を背にして正面のビルの屋上にこれがあるのに気づきましたか? この建物はソウル南大門警察署。バスを持ち上げている警察官の造形物です。
 私ヌルボ、これを造ったのは<広告の天才>ことイ・ジェソクだろうと直感して調べたら正解でした。
 イ・ジェソクを初めて知ったのは2015年5月のソウル旅行でソウル市庁舎外壁に女の子が掲示板を持っている巨大な画像を見たのがキッカケ。それも静止画像ではなく、6秒間隔で掲示板の文字が変わっていくのです。(今はありません。) これがイ・ジェソク(이제석)さんが手がけたものということを確認して書いた記事が→コチラです。
 以後<‘広告の天才’イ・ジェソクの奇抜な広告アートの数々>シリーズとして→[その1]、→[その2]、→[その3]と、3回にわたって彼の広告作品を紹介しました。
 それらを見てわかるように、ほとんどすべてが警察をはじめとする公共広告です。
 そして今回注目するのは[その3]にまとめたメッセージ性が強いもの。地球温暖化や大気汚染等の環境問題とか、食糧問題とか、反戦キャンペーン等々。

 それはいいとして、たぶん大多数の日本人が「これはなんだっ!?」と目をむくのが下の2つ。

    
 左は2008年8月のニューヨークのマンハッタン。表題は'STOP ISLAND THEFT'、つまり「島泥棒はやめろ」。「独島は韓国領」とアピールしてます。右は2013年2月の安倍首相糾弾ポスターですが、なんともひどいですねー。「人気取りのために国を売っている」という表題の下に「安倍の攻撃的な右傾化政策は日本をアジア周辺国から公共の敵とし、国際社会から孤立させているのだ。日本とアジアそして世界平和を担保とした彼の人気取りのための政治賭博は即時中断されなくてはならない」と記されています。
また右の小さい画像は鬱陵島に立てられたパネルで、海面上の小さな島はもちろん竹島(独島)です。
 <独島>愛にしても、金正恩をも下回るほどの安倍晋三首相の好感度にしても多くの韓国人共通なので、イ・ジェソク氏個人に怒りをぶつけても何が変わるというものでもないですが・・・。(※ただ、上右のエゲツないポスターには韓国内でも批判があったそうです。)

 さて、ジツはここから本論です。(毎度すみません。)
 本記事のタイトル「例の<お騒がせポスター>」で、皆さん、ピンときましたか?
 東京五輪・パラリンピックを原発事故と結び付けて揶揄したポスターです。


 このポスターに対し東京五輪・パラリンピック組織委員会はIOCに問題提起し、それを受けてIOCは「VANKに対し、政治的メッセージのためのオリンピックエンブレムの不正使用を非難し、今後このような行動を控えるよう求めた」とのことです。VANK(Voluntary Agency Network of Korea)はこのポスターを製作しソウルの在韓国日本大使館の建設予定地のフェンスに貼った民間団体と報じられていますが、その依頼でポスターを直接作成したのはやっぱりイ・ジェソク氏でした。
 しかし、公共広告を専門にしている彼がエンブレムの使用について知らなかったはほとんど致命的な手抜かり。知ってたとしたら口あんぐりです。もちろんVANKもですが。VANKはこれまで外国の図書館等で地図にSea of Japan(またはJapan Sea)とあればこっそりEast Seaと書き直したりもしてきたそうですが・・・。

 イ・ジェソク氏とVANKの代表が昨年10月1日に会い、以後提携が進んでいるようで、この<放射能五輪>以外にも<旭日旗批判>のポスターも作っています。(VANKは民間団体とはいっても公的資金を提供されているとのことです。)

   


 実は私ヌルボ、原発事故後現在に至るまでの諸施策や報道、あるいは旭日旗に対しても批判すべき点は多々あると考えていますが、「旭日旗はハーケンクロイツと同じ」といった事実に反することや、このようなショッキングなポスターによる印象操作等はまっとうな批判を損なうものでだと思います。(例の徐敬徳教授はとくに問題ありですが、その件はまたいずれ。)





 このような(韓国人全員ではないにしても)一面的なプロパガンダよりも、やはり下のような彼らしい発想の健全な広告を期待したいものです。

     

 左は大邱の先史時代路にある先史遺跡公園への案内板。もちろん案内板は最初から原始人によって叩かれて変形しています。右は2016年10月16日の清渓広場。世界食料デーで、飢餓ゼロをめざすキャンペーンの造形物です。
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韓国内の映画 週末の興行成績 [3月27日(金)~3月29日(日)]と、人気順位 ►「ブレッドウィナー」は原作も含めて親子にオススメ しかし上映館少なすぎ!!(怒)

2020-04-01 01:47:29 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▸数日前、ツイッターを始めました。といっても、年を取ってアタマもカラダも劣化してきているのに暗闇に足を踏み出した感じで、どうなることやら。ブログや、それ以外のことで手一杯でほとんど脳内に空き容量がないんですけどねー。(あ、もしかしたら将来人間用の外付けストレージなんてできるんじゃないの?) 1ツイート100字ちょっとだと書いた内容が蓄積されるよりも鬱勃とした思いばかりが溜まっていきそうだし・・・。それでも始めざるをえないと踏み切ったのは、一に他の人たちのツイートを見るため。二番めは自分用の備忘録、3番目はこのブログの宣伝といったところか。
 で、こういうアカウント→ヌルボ@neulboilbo。コチラ→https://twitter.com/neulboilbo1で見られるのかな? まだ22ツイートだけ。フォロワーの方が6人とは、なんともありがたい方々がいらっしゃるものです。

▸昨日(30日)の韓国・聯合ニュースが「週末の映画観客数11万人台に 減少に歯止めかからず」というニュース(→コチラ)を報じていました。映画館の休館も相当数出ているようす。この記事を書くにあたって参考にしている<ソウルナビ>の「最新公開映画情報&舞台挨拶情報」(→コチラ)も<毎週更新>のはずが3月分は全然更新なしというのもなんだかなー。日本の映画館は韓国ほどではない?と思ってたらそうでもなくなってきてるような・・・。

▸28日(土)は、シネマ・ジャック&ベティでかねて期待の「ブレッドウィナー」を観てきました。このアニメについては、→2月第2週の記事で書きましたが、その後原作の「生きのびるために」を図書館で借りて読みました。基本的にはアフガニスタンを舞台にタリバンの暴政の中で必死に生きる少女と家族の苦心を描いた作品です。
 アニメを観ると、最初は多少違いがあるかな程度だったのが、だんだんその違いがはっきりしていきます。原作は終始リアリティを重視しているのに対し、アニメは原作にはない主人公の女の子が弟等に語る空想的な物語が大きな意味を持ち、その部分は美しい切り絵アニメとなります。つまり、アニメの方は視覚と共に象徴的な物語によって感性に訴える部分に重きを置いているようですが、もちろん原作の基本線は損なわれていません。ちょっと残念なのは、原作はさらに「続~」「新~」と続いていくのですが、アニメの方は最初の1冊分で少し(以上か?)アレンジしてケリをつけてしまったこと。
 まあそれはそれとして、とにかくキレイ! 色彩もアメリカっぽい(?)原色じゃなくて、深みのある色。
 ということで、できればアニメを観たあと原作本3冊も読んでほしいところ。児童書なのですが、大人の皆さんにもオススメです。・・・と書いてから確認したら、上映してる映画館が全国で5館だけ !? じき3館になっちゃう !? 首都圏ではシネマ・ジャック&ベティで4月10日までやってるから横浜観光を兼ねてどうぞ。

▸内容的に関連のあるドキュメンタリー「娘は戦場で生まれた」も観に行かなくちゃ・・・。一部で話題の(?)「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」もまだ観てません。2、3ヵ月前、69年5月13日の討論の5週間後に新潮社から出た「三島由紀夫VS.東大全共闘」を300円で買ったら、当時の値段は250円でした。50年経ってもわからんものはわからん。明日は、それより「劇場版「SHIROBAKO」」を観るのが正解かも。

         ★★★ NAVERの人気順位(3月31日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
       ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
        「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。

①(2) 泣くな、トンズ2:シュクラン ババ(韓国)  9.53(154)
②(4) フォードvsフェラーリ  9.50(7,949)
③(新) 改葬(韓国)  9.48(50)
④(1) サンティアゴの白い杖(韓国)  9.43(21)
⑤(新) ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形(日本)  9.29(105)
⑥(6) 映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!  9.27(200)
⑦(7) ジョジョ・ラビット  9.18(1,214)
⑧(8) 娘は戦場で生まれた  9.17(167)
⑨(9) ネヴァー・ルック・アウェイ  9.14(109)
⑩(10) ナイブズ・アウト  9.11(3,839)

 ③と⑤の2作品が新登場です。
 ③「改葬」は韓国のドラマ。父親の墓の改葬のため、それぞれ散らばって暮らしていた5人姉弟が久しぶりに集まります。ところが「長男が何様だって言うのよ!?」と叫ぶのは暮らしを支えている長女のヘヨング(チャン・リウ)。「信じられるのはお金!」と言うのは次女のグモク(イ・ソニ)。結婚を控えた口出しの女王はグミ(コン・ミジョン)。さらに誰にも止められないいつも本音ぶっちゃけのヘヨン(ユン・グムソナ)。そんな4人に対する黒一点は末息子のスンナク(クァク・ミンギュ)。そんな彼らの間で、世紀末的な家父長制と別れを告げる物語が繰り広げられます・・・。原題は「이장(移葬)」です。こういうの、ちょっとおもしろそうかも。観てみたいな。
 ⑤「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形」は日本のアニメなのですが、国内での認知度はどれほどなのでしょうか? 暁佳奈のライトノベルが原作で、2018年にTV放送されたとのことですが、私ヌルボは知りませんでした。図書館にもないし、KAエスマ文庫というのも初めて知ったし・・・。後でちょっと立ち読みしてくるかな。韓国題は「바이올렛 에버가든 - 영원과 자동 수기 인형 –」です

     【記者・評論家による順位】

①(1) 燃え立つ若い女性の肖像  9.22(9)
②(3) パラサイト 半地下の家族[寄生虫](韓国)  9.06(16)
③(4) 小さな光(韓国)   8.67(3)
④(5) マリッジ・ストーリー  8.50(2)
⑤(6) はちどり(韓国)  8.38(13)
⑥(7) ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語  8.00(10)
⑦(8) ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド  7.90(10)
⑧(9) 1917 命をかけた伝令  7.67(9)
⑨(-) フォードvsフェラーリ  7.63(8)
⑩(-) 娘は戦場で生まれた  7.33(6)

 今回新登場の作品はありません。

      ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績3月27日(金)~3月29日(日) ★★★
           「天気の子」、韓国で公開5ヵ月後にベスト10入り

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・上映館数
1(新)・・ジュディ 虹の彼方に・・・・・・・・3/25 ・・・・・・・・・・24,683・・・・・・・・40,929・・・・・・・・・・329 ・・・・・・・479
2(1)・・透明人間 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/26 ・・・・・・・・・・20,949・・・・・・・535,995 ・・・・・・・・4,674 ・・・・・・・411
3(2)・・1917 命をかけた伝令・・・・・・・・・2/19 ・・・・・・・・・・20,330・・・・・・・706,176 ・・・・・・・・6,449 ・・・・・・・408
4(新)・・スケアリーストーリーズ 怖い本・・3/25 ・・・・・・13,600・・・・・・・・26,336・・・・・・・・・・216 ・・・・・・・185
5(再)・・ラ・ラ・ランド・・・・・・・・・2016/12/07 ・・・・・・・・・・・9,205 ・・・・・3,623,950 ・・・・・・・30,215 ・・・・・・・120
6(3)・・ダーク・ウォーターズ ・・・・・・・・3/11 ・・・・・・・・・・・6,637・・・・・・・118,836 ・・・・・・・・1,028・・・・・・・・293
7(63)・・天気の子(日本) ・・・・・・・2019/10/30 ・・・・・・・・・・・5,781・・・・・・・668,047 ・・・・・・・・5,529 ・・・・・・・・19
8(新)・・愛していますか(韓国)・・・・・・・3/25 ・・・・・・・・・・・4,853・・・・・・・・・8,749・・・・・・・・・・・69 ・・・・・・・267
9(4)・・正直な候補(韓国)・・・・・・・・・・・・2/12 ・・・・・・・・・・・4,028 ・・・・・1,529,331 ・・・・・・・12,794 ・・・・・・・187
10(121)・・Fame フェーム・・・・・・・2009/9/24 ・・・・・・・・・・・3,868・・・・・・・640,224 ・・・・・・・・4,695 ・・・・・・・177
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 まだ週はそろそろ底をついたか、というレベルまで落ち込んだ観客数ですが、さらに減り続けています。全体的には、やはり旧作の再上映が目につきますが、ベスト10には久しぶりに新登場が1・4・7・8・10位と5作品入っています。再上映は5位の1作品だけでした。
 1位「ジュディ 虹の彼方に」は、日本でも3月6日から公開されています。韓国題は「주디」です。
 4位「スケアリーストーリーズ 怖い本」も、日本でも2月28日から公開されています。韓国題は「스케어리 스토리:어둠의 속삭임」です。
 7位「天気の子」は、韓国公開5ヵ月目で初めてベスト10入り。韓国題は「날씨의 아이」です。ジツは私ヌルボ、これ観てないんですよね・・・。
 8位「愛していますか」は、韓国のラブロマンス。ソジョン(キム・ソウン)は外柔内剛。シェフを夢見つつ、カフェでバイトをしています。失敗はきりがなく、へとへとの生活が続き、母は体の具合が悪い・・・。こんな彼女の心の中に入ってきたのは、内柔外剛のカフェのオーナー、ツンデレのスンジェ(ソンフン)です。どうやら鋭敏な彼が一層鋭くなる理由は・・・。いつからか自分の前をうろつく彼女がとても気になる・・・。「貸してあげるわよ、助けになるよ」と、夜遅く雨の中をカフェにやってきて1冊の本をソジョンに投げて渡し、忽然と立ち去ったヘンなおばあちゃん。その日から、この本のために2人の平凡な日常は魔法のように後変わり始めますが・・・。原題は「사랑하고 있습니까」です
 10位「Fame フェーム」は、あの1980年の青春映画ではなくて、2009年現代版としてリメイクした作品。日本では劇場公開はなく、配信があるようです。韓国題は「페임」です。

【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(新)・・ジュディ 虹の彼方に・・・・・・・・・・・・3/25 ・・・・・・・24,683・・・・・・・・・40,929・・・・・・・・・・329 ・・・・・・・479
2(1)・・ダーク・ウォーターズ ・・・・・・・・・・・・3/11 ・・・・・・・・6,637・・・・・・・・118,836 ・・・・・・・・1,028 ・・・・・・・293
3(新)・・来る(日本)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/26 ・・・・・・・・1,850・・・・・・・・・・3,773・・・・・・・・・・・31 ・・・・・・・153
4(再)・・リトル・ダンサー ・・・・・・・・・・2001/2/16 ・・・・・・・・1,245・・・・・・・・・30,477・・・・・・・・・・220 ・・・・・・・・80
5(新)・・改葬(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/25 ・・・・・・・・1,061・・・・・・・・・・2,081・・・・・・・・・・・18 ・・・・・・・・82

 1・3・5位が新登場です。
 1位「ジュディ 虹の彼方に」と、5位「改葬」については上述しました。
 3位「来る」は、中島哲也監督の2018年の作品。私ヌルボも観ましたが、わりとおもしろかったレベルだったか・・・。韓国ではネチズン、記者&評論家の評点はイマイチのようです。韓国題は「온다」です。
 4位「リトル・ダンサー」は、イギリスの佳作の再上映ですが、もう19年も経つとは・・・。韓国題は原題のまま「빌리 엘리어트(ビリー・エリオット)」です。
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