朝夕が凌ぎやすくなったものの、昼間は今日も30℃超え。残暑お見舞い申し上げる。
二カ月程、更新もせずまま夏も終わろうとしている。いやはや今年も暑かったせいか、
やはり寄る歳波には勝てないよう。負ける気はしないが、どうも体が付いていかない。
先日来、神戸では三宮界隈の開発計画について話題が出ている。(神戸だけかも!?)
神戸市長選挙が10月に迫ったせいもあるが、それにしては、世情静かなものである。
2年ほど前から検討されてきた「駅前再整備」なのだが、どうも盛り上がりに欠ける。
あれは確か司馬遼太郎の本、元治元年(1864年)5月というから今から153年前だが、
江戸幕府軍艦奉行の勝海舟の建言により、幕府が神戸に神戸海軍操練所を開設したが、
その際海舟曰く「いつかこの漁村は大きな街となる」と言ったとか。(記憶に依れば)
話の相手は坂本竜馬。時の人二人が、片田舎の神戸に夢を描き、それが正夢となった。
神戸に住む者の一人として(いまだ外様気分だが)あの場面は痛快で忘れられない。
二人の思いを乗せて時は流れ、住む者の気概と努力で人口150万を超える都市となった。
しかし最近の統計に依ると2040年(23年後)には135万人まで減るらしい。己がそこまで
生きている確証も自信もないが、恐らく人口ピラミッドはいつ折れてもおかしくない。
頭でっかちな逆三角形になっているはず。その時本当に三宮界隈に高層ビルが要る?
もちろん今の政治家やお役人に、海舟や竜馬の如き、雄大な構想力や夢を描く胆力を
期待するほど私もウブではない。時代が違う!と言われれば、高々60数年前に生れた
者としては、江戸の時代を見てないだけになにも反論は出来ない。言うつもりもない。
しかし、黒を白と言ったり、馬を鹿と言わしめる方々の存在は、普通に生きていれば
はっきりとわかる。その目的も良く透けて見える。"相棒"を見ながら犯人を見定める
眼力はなくとも、ブラウン管に映る顔を見て、その話を聞けば、裏まで透けて見える。
どうせ将来の夢を語るなら、例えば三の宮の駅前から神戸港まで遊歩道にして、車を
排除するとか、港の倉庫を全て移築して、その跡に明治の頃のメリケン波止場を復活
させるとか。それでは経済が成り立たぬと言うなら、高層ビルが絶対金を生むのか?
2040年になれば人は歩かずとも移動する手段はたくさんある筈。1995年にあった震災
を教訓とするなら、浮かぶ中層ビル(既に開発は完了したと聞く)とか、高波・台風
に強い街にして、神戸の高度医療とAI、神戸港と空港等等、発展の要素は多々ある。
どうせやるなら英国から国際救助隊を招聘して日本支部を造り、六甲の中腹当りから
サンダーバード1・2・3号を飛ばし、国内や東アジアの災害時に出動させるとか!
同時に神戸港に非常用備蓄基地を置き、LNG駆動の高速救助船を配し・・・・。
今足らないのは壮大な夢を見る力と、どんな街を次世代に残すか!の構想ではないか。
海舟が生きていれば「こっちとらには関係ねえ。竜馬を探しな!」とでも言うかも。
彼が見たのは、夢を与えた若者の矜持と、そのエネルギーではなかったのか、と拝察。
2040年、人口50万人足らずの成人が倍以上の老人を食わし、六甲の裏からガタガタの
インフラで三ノ宮へ通勤。勤め先は「シャッター街」ならぬ「空フロアー階」だらけ
の高層ビル(今の高架下風!)、そんな神戸に誰が…まあ、私はもう生きていないか。
三神工房
二カ月程、更新もせずまま夏も終わろうとしている。いやはや今年も暑かったせいか、
やはり寄る歳波には勝てないよう。負ける気はしないが、どうも体が付いていかない。
先日来、神戸では三宮界隈の開発計画について話題が出ている。(神戸だけかも!?)
神戸市長選挙が10月に迫ったせいもあるが、それにしては、世情静かなものである。
2年ほど前から検討されてきた「駅前再整備」なのだが、どうも盛り上がりに欠ける。
あれは確か司馬遼太郎の本、元治元年(1864年)5月というから今から153年前だが、
江戸幕府軍艦奉行の勝海舟の建言により、幕府が神戸に神戸海軍操練所を開設したが、
その際海舟曰く「いつかこの漁村は大きな街となる」と言ったとか。(記憶に依れば)
話の相手は坂本竜馬。時の人二人が、片田舎の神戸に夢を描き、それが正夢となった。
神戸に住む者の一人として(いまだ外様気分だが)あの場面は痛快で忘れられない。
二人の思いを乗せて時は流れ、住む者の気概と努力で人口150万を超える都市となった。
しかし最近の統計に依ると2040年(23年後)には135万人まで減るらしい。己がそこまで
生きている確証も自信もないが、恐らく人口ピラミッドはいつ折れてもおかしくない。
頭でっかちな逆三角形になっているはず。その時本当に三宮界隈に高層ビルが要る?
もちろん今の政治家やお役人に、海舟や竜馬の如き、雄大な構想力や夢を描く胆力を
期待するほど私もウブではない。時代が違う!と言われれば、高々60数年前に生れた
者としては、江戸の時代を見てないだけになにも反論は出来ない。言うつもりもない。
しかし、黒を白と言ったり、馬を鹿と言わしめる方々の存在は、普通に生きていれば
はっきりとわかる。その目的も良く透けて見える。"相棒"を見ながら犯人を見定める
眼力はなくとも、ブラウン管に映る顔を見て、その話を聞けば、裏まで透けて見える。
どうせ将来の夢を語るなら、例えば三の宮の駅前から神戸港まで遊歩道にして、車を
排除するとか、港の倉庫を全て移築して、その跡に明治の頃のメリケン波止場を復活
させるとか。それでは経済が成り立たぬと言うなら、高層ビルが絶対金を生むのか?
2040年になれば人は歩かずとも移動する手段はたくさんある筈。1995年にあった震災
を教訓とするなら、浮かぶ中層ビル(既に開発は完了したと聞く)とか、高波・台風
に強い街にして、神戸の高度医療とAI、神戸港と空港等等、発展の要素は多々ある。
どうせやるなら英国から国際救助隊を招聘して日本支部を造り、六甲の中腹当りから
サンダーバード1・2・3号を飛ばし、国内や東アジアの災害時に出動させるとか!
同時に神戸港に非常用備蓄基地を置き、LNG駆動の高速救助船を配し・・・・。
今足らないのは壮大な夢を見る力と、どんな街を次世代に残すか!の構想ではないか。
海舟が生きていれば「こっちとらには関係ねえ。竜馬を探しな!」とでも言うかも。
彼が見たのは、夢を与えた若者の矜持と、そのエネルギーではなかったのか、と拝察。
2040年、人口50万人足らずの成人が倍以上の老人を食わし、六甲の裏からガタガタの
インフラで三ノ宮へ通勤。勤め先は「シャッター街」ならぬ「空フロアー階」だらけ
の高層ビル(今の高架下風!)、そんな神戸に誰が…まあ、私はもう生きていないか。
三神工房