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カレントアウェアネス-E

E2771 – オープンネス、開かれているということ:鳥取県立美術館の開館

カレントアウェアネス-ENo.497 2025.2.27 E2771 オープンネス、開かれているということ:鳥取県立美術館の開館 鳥取県立美術館館長・尾崎信一郎(おさきしんいちろう)県立レベルではほぼ最後発となる鳥取県立美術館が2025年3月に開館する。美術館建設という決定がなされてから約10年が経過し、計画から建設までこの経緯に伴走してきた者として大きな感慨がある。日本に専門的な美術館が開設されてから半世紀以上が経つ。とりわけ1980年代には県立の美術館の建設ラッシュが続き...

E2772 – 読書案内「新書マップ4D」の開発経緯とサービス概要

カレントアウェアネス-ENo.497 2025.02.27 E2772読書案内「新書マップ4D」の開発経緯とサービス概要特定非営利活動法人連想出版・阿辺川武(あべかわたけし)ウェブサイト「新書マップ」は、NPO法人連想出版が運営する新書の読書案内サービスであり、約2万4,000冊の新書とその概要、目次を提供している。2004年に公開して以来、新刊書や新書に関するコラムを毎月追加しており、新書を選ぶときの参考として、さらに教育の現場などでも利活用されている。2024年12月に既...

E2773 – Library Publishing Coalition設立10周年:その概要と進歩

カレントアウェアネス-ENo.497 2025.02.27 E2773Library Publishing Coalition設立10周年:その概要と進歩京都大学東南アジア地域研究研究所・設樂成実(したらなるみ)2024年にLibrary Publishing Coalition(LPC)は10周年を迎えた。LPCは設立以来、毎年、会員組織に限らず図書館出版を行う世界の図書館を対象に、その取組について調査を行い、結果を年鑑として刊行してきた。2024年12月に刊行された“Li...

E2774 – 「災害デジタルアーカイブの最前線」<報告>

カレントアウェアネス-ENo.497 2025.2.27 E2774 「災害デジタルアーカイブの最前線」<報告> 東京大学大学院情報学環・渡邉英徳(わたなべひでのり)2025年1月は阪神・淡路大震災から30年、令和6年能登半島地震から1年の節目である。この機に合わせ、1月15日、東京大学大学院情報学環(渡邉英徳研究室)及び株式会社QUICKの主催により、石川県立図書館において「「災害デジタルアーカイブ(DA)の最前線」~能登半島地震から1年・石川県デジタルアーカイブキックオフ...

E2769 – シンポジウム「機関リポジトリ活用の可能性」<報告>

カレントアウェアネス-ENo.496 2025.2.13 E2769 シンポジウム「機関リポジトリ活用の可能性」<報告> 東京外国語大学・高橋洋成(たかはしよな)、中山昌也(なかやままさや)2024年12月23日、東京外国語大学においてシンポジウム「機関リポジトリ活用の可能性:フィールド研究データの蓄積・活用」がハイブリッド形式で開催された。本シンポジウムは、東京外国語大学のオープンアクセス(OA)加速化事業の一環として企画され、機関リポジトリを用いて研究データをオープン化し...

E2767 – 日本図書館情報学会における初期キャリア研究者支援の取組

カレントアウェアネス-ENo.496 2025.2.13 E2767 日本図書館情報学会における初期キャリア研究者支援の取組 日本図書館情報学会会長/慶應義塾大学文学部・岸田和明(きしだかずあき)図書館情報学においては、大学教員等による学術的な研究だけではなく、図書館等で働いている人々による実務に直結した研究もまた重要である。実務的研究の質を高めるには、大学院レベルで身につける学術的なスキルが必要であり、なおかつ、そのようなスキルは、当該図書館の範囲を超えた普遍的な成果として...

E2768 – Internet Archiveのデジタル貸出を巡る著作権訴訟の経緯

カレントアウェアネス-ENo.496 2025.02.13 E2768Internet Archiveのデジタル貸出を巡る著作権訴訟の経緯人間文化研究機構人間文化研究創発センター・鈴木康平(すずきこうへい)米国の非営利団体Internet Archive(IA)は、何百万冊もの書籍をスキャンし、そのうちの著作権で保護されている書籍について、Controlled Digital Lending(CDL)という考え方に基づいて、オンラインで書籍のデジタルコピーを利用可能にするプロ...

E2770 – フォーラム「オープンサイエンスを社会につなぐために」報告

カレントアウェアネス-ENo.496 2025.02.13 E2770 フォーラム「オープンサイエンスを社会につなぐために」報告 関西館図書館協力課・山口琴衣(やまぐちことえ)2024年11月6日、国立国会図書館(NDL)は、第26回図書館総合展において、フォーラム「オープンサイエンスを社会につなぐために―国立国会図書館の取組を踏まえて」を開催した。本稿ではその概要を紹介する。●基調講演「オープンサイエンス その新規性の持つ意味」/倉田敬子(NDL館長)ユネスコのオープンサイ...

E2763 – 東京子ども図書館の50年

カレントアウェアネス-ENo.495 2025.1.30 E2763 東京子ども図書館の50年 公益財団法人東京子ども図書館・護得久えみ子(ごえくえみこ)東京子ども図書館は、子どもの本と読書を専門にした私立図書館である。1974年1月31日に財団法人として設立し、2024年に50周年を迎えた。本稿では、その歩みを振り返る。●成り立ち東京子ども図書館は、1950~1960年代に都内で始められた家庭文庫から始まった。家庭文庫とは、個人が自宅と蔵書を開放して近所の子どもたちに本を貸...

E2764 – Plan Sが学術情報流通に与えた影響についての調査報告書

カレントアウェアネス-ENo.495 2025.01.30 E2764 Plan Sが学術情報流通に与えた影響についての調査報告書 東京大学農学生命科学図書館・安達修介(あだちしゅうすけ)●はじめに2024年10月、研究助成機関のコンソーシアムであるcOAlition Sは、オープンアクセス(OA)出版を推進するためのイニシアチブPlan Sが学術情報流通に与えた影響についての調査報告書“Galvanising the Open Access Community: A Stu...