人間だーい好きだ!
もっともっと仲良くしてほしいぞ!
ブラストワンピース(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬「ブラストワンピース」をモチーフとするウマ娘である。CV:紫月杏朱彩
概要
誕生日:4月2日 身長:174cm 体重:どっかん! スリーサイズ:B93・W63・H90
人懐っこさ全開の天真爛漫ウマ娘。
ヒトの姿を見つけると、嬉しさいっぱいにワフワフと駆け寄ってくる。
小さい頃、脚のケアをしてもらったため、ウマ娘と繋がりのあるヒトがとくに大好き。
ヒトの文化、歴史などなどに興味津々!
2024年11月27日配信の「ぱかライブTV Vol.47」で発表されたウマ娘。ドリームジャーニーと同様、CVの紫月杏朱彩が「?????」役として出演し、番組中に役名が発表されるという形式で発表された。ちなみにモチーフ馬の方が先に2024年2月のぱかライブTVに出演していたりする。
一口馬主クラブ・シルクレーシングの所有馬としては初のウマ娘化となる。また、2018年クラシック世代からのウマ娘化も初。『ウマ娘』のアプリリリース時点で現役だった馬としてはデアリングタクトに次いで2頭目のウマ娘化である。
モチーフ馬が530~540kgの大型馬だったことを反映してか、全ウマ娘中でもトップクラスの体格の持ち主。モチーフ馬のトレードマークだった緑のシャドーロールは髪飾りとして再現されている。
史実
グランプリ男・池添謙一とともに3歳で有馬記念を制したが、夭折馬を除くと初となる「牡馬で種牡馬になれなかった有馬記念馬」になってしまった馬。
2015年生まれ、ノーザンファーム産。父*ハービンジャー、母ツルマルワンピース、母父キングカメハメハ。大叔父にアルナスラインがいるぐらいで近親にもさほど活躍馬がいなかったこと、加えて出生時からの脚の内向もあってかシルクレーシングでの募集価格は一口4万円×500口(=2000万円)と、デビュー前はそれほど期待された存在ではなかった。
脚の内向に加えて背腰に疲れが溜まりやすいという体質の問題もあり、育成はデビュー戦にダート戦も検討される程慎重に進められたが、2歳11月の新馬戦を快勝。続く3歳2月の府中2400mの500万下・ゆりかもめ賞を圧勝し注目を集める。体質の問題もあり陣営は皐月賞をパスしてダービー一本に狙いを定め、毎日杯に向かうと先行抜け出しで2馬身差の快勝。無傷の3連勝で、2番人気で日本ダービーに乗りこんだが、直線で馬群に埋もれて進路を失ってしまい、無理矢理外に出したものの5着まで。池添の騎乗ミスの代表例として挙げられることも多く、本人も悔しさのあまりその年の9月末の佐藤哲三元騎手との対談では「あの日以来、毎日ダービーのレース映像を観てるんですよ」と零すほどであった。池添らしいなぁ…。
秋はトライアルではなく古馬相手の新潟記念をステップとして使うという非常に珍しいローテを組んだが、問題なくここを快勝して菊花賞へ。しかし1番人気に支持されたがスローペースの瞬発力勝負にキレ負けして4着敗退。
続いて向かった有馬記念では、障害競走の絶対王者・オジュウチョウサンの参戦も話題になる中、秋天を勝ったレイデオロ、秋天3着・JC2着のキセキに次ぐ3番人気に支持される。雨で稍重の中、3コーナー前からのロングスパートを仕掛け、先に抜け出すとレイデオロの追撃を振り切って勝利。グランプリ男・池添謙一は平成最後の有馬記念で単独史上最多となる通算4勝目を挙げた。この勝利でクラシックホースたちを抑え、JRA賞最優秀3歳牡馬も受賞。
4歳時は凱旋門賞を目標に定めたが、大阪杯6着、目黒記念8着と敗退。池添は降板し、新たに川田将雅を迎えて札幌記念を勝利し、目標の凱旋門賞に向かったがブービー11着に敗れた。
5歳は初戦のAJCCを勝って重賞5勝目を挙げたが、その後は惨敗が続き、2年ぶりに参戦した有馬記念は2周目の3コーナー付近で横山武史が異変を察知し競走中止、後に心房細動と判明。6歳も岩田康誠を迎えて現役を続行したが、鳴尾記念3着、札幌記念5着のあと球節を痛めてしまい、7歳となった2022年1月に現役引退となった。通算18戦7勝 [7-0-1-10]。
現役引退後は種牡馬になれず、ノーザンホースパークにて乗馬となった。牡馬の有馬記念の勝ち馬が種牡馬になれなかったのは現役中に夭折したテンポイント以来で、無事に引退した馬では彼が初。GIタイトルが1勝のみに留まったことに加え、父ハービンジャーに後継の需要がなく、母父キンカメでサンデーも入っているという血統面、更には上記の体質面で数々の不安も抱えていたこともネックになったものと思われる。
池添は現役時代からかなり熱を入れており、Instagramで騎乗している写真や動画を何度も上げて思いを語ったり、インタビューでも「GIタイトルを取らせてやりたい」と何度も語っていた。引退時には「ダービー、菊花賞、大阪杯と自分が上手く乗れば勝ててたんじゃないかと…そうすれば種牡馬としての道があったのにと…申し訳ない気持ちでいっぱいです」と後悔の念も語っている。
とはいえブラストワンピース自身は現在もノーザンホースパークの看板馬の1頭として元気に暮らしており、馬術競技馬としてもパーク内で開催される馬術大会で優勝するなど活躍している。
詳細は当該記事へ→ブラストワンピース