何とは以下のことを表す。何だとなども参照。
- 何(なに) - 不定称の指示代名詞。例:何が始まるんです?
- 何(なに) - 否定を強める副詞。例:何も無い
- 何(なに) - 感動詞。例:なにィ
- 何(なん) - 名詞などについて数量が不定であることを示す接頭辞
人名
何姓
- 何武(? - 3年) - 前漢末の政治家
- 何休(129年-182年) - 後漢の儒学者
- 何顒(? - ?) - 後漢末の政治家
- 何進(? - 189年) - 後漢末の武将。何皇后の異母兄
- 何夔(? - ?) - 後漢末から三国時代曹魏にかけての官僚
- 何晏(? - 249年) - 後漢末から三国時代曹魏にかけての政治家
- 何遜(? - ?) - 中国南北朝時代の文学者
- 何震(1541年? - 1607年) - 明代の篆刻家
- 何禄(? - 1856年) - 清末、天地会の蜂起の指導者の一人
- 何文慶(? - 1863年) - 清末、太平天国の指導者の一人
- 何応欽(1890年 - 1987年) - 中華民国の軍人
- 何鍵(1887年 - 1956年) - 中華民国の軍人
- 何東(1862年 - 1956年) - 香港の実業家。何東一族の始祖
- 何礼之(が のりゆき、1840年 - 1923年)- 幕末から大正にかけての日本の翻訳家
名前
漢字として
何
- Unicode
- U+4F55
- JIS X 0213
- 1-18-31
- 部首
- 亻部
- 画数
- 7画
- 意味
- 疑問代名詞や不定称の代名詞を作るのに使われる。ほかに、なんぞ、なんとなれば、になう、という意味がある。〔説文解字〕には「儋(にな)ふなり」とあり、〔小徐本〕には「一に曰く、誰なり」が追加されている。現在では、「になう」の意味では荷の字を用いる。また古くは呵の意味でも使われた。
- 字形
- 形声で声符は可。
- 甲骨文・金文には、人が戈を背負う形の字がある。また𣄰という形の字もあり、これは振り返る姿の象形である旡と、可を組み合わせたもの。白川静は、𣄰が誰何の意味を持ち、人が戈を背負う字と一緒になったのがもともとの何字だったという。
- 音訓
- 音読みはカ、訓読みは、なに、なん、になう、いずれ。
- 規格
- 常用漢字であり、小学校2年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 何を声符とする漢字に、荷、𢬲などがある。
- 語彙
- 何以・何為・何許・何計・何故・何時・何者・何則・何卒・何等・何也