概要
品川区 しながわく |
|
基本情報 | |
---|---|
国 | 日本 |
地方 | 関東地方 |
区役所所在地 | 東京都品川区広町二丁目1番36号 |
市町村コード | 13109-1 |
面積 | 22,84km2 |
総人口 | 421,321人 (推計人口、2023年4月) |
人口密度 | 18,447人/km2 |
木 | シイノキ カエデ |
花 | サツキ |
区長 | 森澤恭子 |
行政区画テンプレート |
品川といえば品川宿と品川駅、そして周辺の超高層ビル群が有名だが…実は品川駅は品川区ではなく港区にある(そしてなぜか目黒駅は品川区にある)。
品川区の有名スポットといえばしながわ水族館と大井競馬場、そしてお台場の船の科学館だろう。しかし…
- しながわ水族館は品川駅高輪口に完成したマクセル アクアパーク品川にお株を奪われ気味。
- 船の科学館は2011年に休止。再開の目処は立っていない。そもそも船の科学館周辺が品川区である事を知らない人が非常に多い。区民ですら多い。
と、大井競馬場を除けばあまり品川区としては目立ってない。大井競馬場も、知らない人にとってはあまり目立つスポットではないが…むしろ、品川ナンバーという名で全国に知られているので、品川区?ああ、あの品川ナンバーの…という反応も少なくない。
極めつけは、23区をランキングでまとめた際にあらゆる項目で12位前後に入るその地味さ。治安だけは23区中上位に来るものの、その他のランキングではこれでもかと言うほど中位に位置している。
お隣の港区や空港を抱える大田区と比べるとなんとも地味な印象があるが、東海道五十三次の始発点に始まり現在も尚東京都中枢への玄関口として十分な存在感とそれに相応しい役割を果たしてきたと言えよう。
そして、東海道品川宿や品川ナンバーなど一定の知名度を持っていたことが災いして、とにかくイメージ戦略が下手な区でもある。特に城南五山といわれた高級住宅街(花房山、池田山、島津山、御殿山、八ツ山)のうち、八ツ山以外は品川区にあるのに、地番として残っている地名はなく、花房山は上大崎三丁目、池田山は東五反田4丁目と5丁目、島津山は1丁目と3丁目、御殿山は北品川4丁目から5丁目という、なんとも味気ない名前となっている。また、大崎は東京都が定義する7つの副都心の一つに数えられるのに、全国的な知名度は至って低い。近年再開発が進む天王洲も港区にあると勘違いされたり、臨海新都心の一つ、八潮もどこにあるか知らない人が多い。なお、東海道新幹線の品川駅は港区高輪にある。
なお、東京でよく下町ウォッチングの取材先などでテレビ番組に登場するもう一つの銀座、戸越銀座商店街はこの区にあるが、それも品川区にあることは全く知られていない。
主な地域
大崎
区内最大の商業地区。副都心として位置づけられているだけあって昼は多くのビジネスマンで賑わう。我々オタクにとっては縁が無い町に思われるが、りんかい線のお陰でコミックマーケットの開催時には大崎駅がビジネスマンの変わりにオタク達で賑わう。
かつては大変地味な地区で、繁華街として栄えていた隣の五反田とは対照的に大崎は中小規模の町工場が並ぶ、良くも悪くも下町らしい町だった。今では想像出来ないが、少し前まで山手線しか止まらない駅だった事からもそれが伺える。
しかし1980年代に入ると再開発の計画が持ち上がり、大崎ニューシティを初めとし様々な複合施設・高層ビルが次々と建設され、更に埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線が乗り入れるようになり、今の姿となった。なお、ソニーが拠点を構えていることからソニータウンという異名まであった。
ただ、羽田空港が近い関係から高度制限があり、140m以上の超高層建造物を建てることができない。
副都心として発展した後も駅から少し離れると古い民家や町工場が残っており、当時の雰囲気を感じさせる。
五反田
目黒川を中心に東五反田と西五反田で分かれている。東五反田は区内一の繁華街であり、昼はビジネスマンと買い物客で、夜は酔っ払いで賑わっている。昼夜問わず人で溢れており、隣の大崎と対を成す商業地区である。五反田駅があるのはこっち。反面、駅から北に進むと普段イメージする五反田とは程遠い閑静な住宅地の姿もあり、池田山、島津山と言われる辺りは古くからの東京の大金持ちが住む、本当の意味でのセレブ街である(風俗街も近いが)。
駅近くを流れる目黒川は桜の名所としても有名で、春になると観光客で賑わうちょっとした観光スポットにもなっている。その割に川が微妙に汚い。これでも綺麗になった方なのだが。
西五反田も地区を十字に通る中原街道と山手通りを中心とした繁華街が大部分を占める。ぶっちゃけ東五反田とあまり変わらないが、こちらの方がなんとなく下町らしい。大崎広小路駅があるのはこっちで、大崎にはない。
名前の由来はその昔この一帯の水田の面積が5反(約5000m²)であった為と言われている。
北品川周辺
「品川駅より南にあるのに北品川」で有名な地区。品川区的には北なんだからしょうがない。ここでは丘の上にあり高級住宅街を形成している御殿山と、東海道品川宿として有名で今もなお下町らしさを色濃く残す北品川、ここ数十年で急激に発達した天王洲について記す。
御殿山は丘の上の高級住宅地と、高層ビル・高層ホテル・大規模な公園から成る御殿山ヒルズと呼ばれるエリアがある。閑静な住宅街であり、ふもとの五反田や北品川とは全く異なる雰囲気を感じさせる。御殿山交番の東にある謎の緑地は誰もが一度は気にするはず。ギリギリ港区だが。
天王洲(てんのうず)はかつては倉庫街だったが、1980年代に再開発が決定。オフィスが次々と建設され、東京モノレールとりんかい線の駅が完成し、やがて大崎に劣らない一大商業地へと変貌し、臨海副都心の一つを形成する。 運河に沿って公園が整備されており、平日はサラリーマンの憩いの場として、休日は散歩コースとして人気がある。なお、関西人は夢洲や咲洲、舞洲に因んで「てんのうじま」と読んでしまう。
北品川は発展著しい品川駅周辺とは対照的で、今もなお昭和初期~中期頃の建物が数多く残っている。その光景は港区と品川区のレベルの違い古き良き時代と近未来的な現代が混在しているようで、ある意味カオスである。第一京浜や旧海岸通りから見る品川駅周辺の超高層ビル群は周囲の景色と見比べても明らかに浮いており、超巨大な要塞のようにすら見える。一見の価値あり。
かつては港町であり、40年以上前までは巨大な運河がいくつも作られ、貨物船などが入港していた。今では見る影もないが、品川駅南口一帯は巨大な貨物ターミナルになっており、北品川周辺は工場と倉庫しかなかったらしい。
ちなみに有名な品川宿はちょっと寂れた商店街となっている。宿場祭りの際には大いに盛り上がる。
大井
品川区の丁度中央付近にある地区。大井は大井町駅を中心に大規模な商業地になっている。東は坂を下り第一京浜を越えると雰囲気が変わり、都内ながらも郊外っぽさが目立つ。更に東に進むと運転免許を持つ区民にはおなじみの鮫洲運転免許試験場がある。京急の鮫洲駅・立会川駅があるのもこの辺り。
西もイトーヨーカドーを筆頭に広い商業地になっており、なぜか関西資本の阪急がこの辺りを拠点に開発していた。北にはJR東日本総合車両センターがあり、その隣には品川区役所があり、南西に進むと西大井駅がある。
同じ大井ではあるが、西大井駅と大井町駅は距離にして600mほど離れている。流石に遠すぎるので乗り換えるなら品川駅まで乗って乗り換える方が良い。
以後加筆募集中です。
交通
南北にまたがって第一京浜・第二京浜・海岸通りが通っており、それらを縦断するように山手通りが東西に通っている。
いずれも首都圏の大動脈と言える道路であり、日中は比較的混雑する。
鉄道は主に山手線・京浜東北線・埼京線・湘南新宿ライン・京浜急行・東急大井町線・りんかい線。
京浜急行の動画等で良く撮影スポットになる品川駅手間の八ツ山橋付近もギリギリ品川区。
東海道線も通ってはいるが、前述の通り品川駅は品川区内の駅ではないため、区内には停車しない。
鉄道
JR東日本
東急電鉄
東京臨海高速鉄道
東京モノレール
京浜急行電鉄
東京地下鉄
東京都交通局
バス
道路
高速道路
国道
主要地方道
品川区出身の主な著名人
- 黒澤明(映画監督)
- 島倉千代子(歌手)
- 林家彦六(落語家)
- 石橋蓮司(俳優)
- 真田広之(俳優)
- 大竹しのぶ(俳優)
- 片平なぎさ(俳優)
- 高河ゆん(漫画家)
- 毒蝮三太夫(タレント)
- 菊池桃子(タレント)
- Char(ミュージシャン)
- 西沢道夫(元野球選手)
関連動画
関連商品
関連項目
東京都の区市町村 | |
---|---|
区部 | 板橋区 - 足立区 - 北区 - 練馬区 - 豊島区 - 荒川区 - 葛飾区 - 中野区
文京区 - 台東区 - 杉並区 - 新宿区 - 墨田区 - 千代田区 - 中央区 - 江戸川区 渋谷区 - 江東区 - 世田谷区 - 港区 - 目黒区 - 品川区 - 大田区 |
多摩地域 | 昭島市 - あきる野市 - 稲城市 - 青梅市 - 清瀬市 - 国立市 - 小金井市 - 国分寺市 小平市 - 狛江市 - 立川市 - 多摩市 - 調布市 - 西東京市 - 八王子市 - 羽村市 東久留米市 - 東村山市 - 東大和市 - 日野市 - 府中市 - 福生市 - 町田市 - 三鷹市 武蔵野市 - 武蔵村山市 |
西多摩郡 | 奥多摩町 - 日の出町 - 瑞穂町 - 檜原村 |
島嶼部 | 大島町 - 利島村 - 新島村 - 神津島村 - 八丈町 - 青ヶ島村 - 三宅村 - 御蔵島村 小笠原村 |