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夷腕坊単語

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イワンボウ
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夷腕坊とは、漫画るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の登場人物である。

CV八嶋智人(旧アニメ版)、岩崎征実PS2版
:山田崇夫(実写映画版)、キャッチャー中(ミュージカル版)

概要

志々雄真実の部下で、十本刀の一人。通称「“丸”(まりおに)の夷腕坊」。丸々とした肥満体の巨で、発する言葉は「ぐふ」「ぐふふ」など少ない。志々雄や他の十本刀のみならず志々雄雑兵たちからにも「相変わらず頭悪そう」「馬鹿」「こいつじゃ馬鹿すぎる」と評されている。

ゴムのような体で衝撃を吸収し、体をバネにした高速移動などの人間離れした身体力を発揮する。さらに首が180度回るなど、人間とは思えない動きを見せる。武器は両にはめた琴の状の

屋襲撃作戦に参加し、御庭番衆尉、尉、増近江女を相手に優位に立っていたが、同僚である蝙也、足、不二敗北すると首を後ろに向けるなどの奇行の後、跳ね回りながら逃亡してしまう。そのまま戦闘に参加することなく志々雄は壊滅。狩りは「馬鹿だから放っておいて良い」「人畜無害だから」と語るが、何やら怪しげな雰囲気を見せると、雪代縁日本へ戻って来た際にその正体を明らかにする。

その正体は雪代縁の協力者であった外印の作った精巧なからくり人形であり、素材は死人の体であった。中には製作者の外印が入って操縦しており、戦いの最前線において自分の機巧の技術と美学を追求するために志々雄に潜り込んでいた(縁と組んでいたのも同じような理由)。十本刀としての夷腕坊は「」であり、外印が縁と接触した際に破壊している。
なお外印によると夷腕坊は「一本で200kgを支えつつ、1/10mm単位での精密動作を行うことができて初めて操縦が可」との事で、常人が操ろうとしても到底適わない代物であるらしい。事実それを裏付けるように、蒼紫との戦闘では外印は複数の墓石を同時にワイヤーで操り飛び道具にしている。

小説「炎を統べる」によると、志々雄は「中の人は賢い」とこっそり方治に語っており、正体には勘付いていたようである。(方治は意味を理解できなかったが)
また人的な聴覚を持っていた宇水も同様に「心眼で夷腕坊の正体に感づいていたのはないか?」と評される事もあるのだが、こちらに関してはそれを裏付ける描写はい。気づいてはいたが知らないフリをしていた可性もあるが。

外見のモチーフは、当初はアメコミ『X-メン』のブロブとモジョーだったが、途中からアーケードゲームヴァンパイアシリーズビクトルサスカッチも混ざっている。

実写映画版では力士デザインとなっている。

弐號機

機とは二つであるが、額に「弐」の文字がある。機は変わらないが、体内にはどこかで見たようなマークの入った強力な炸裂爆弾が仕込まれている。その後、相楽左之助に回収され、神谷薫屍人形へのヒントとなる。

参號機夷腕坊・猛襲型

六人の同志による神谷場襲撃の際に登場した究極の夷腕坊。機、弐機とは違い禍々しい外見をしており、「機能美」の究極の形として作られている。

ぶ厚いゴム製の表面部分、「衝撃吸収機巧)からくり)」と、全ての関節が縦横自由自在に動く攻撃の要「自由関節機巧(からくり)」とゴム製の表皮と、鋼性の操作線を残し脱着する防御の要「自由脱着機巧(じゆうだっちゃくからくり)」と操る外印自身を守る鋼線を編みこみ、高度と柔軟性を持つ装甲、「対刺突性装甲機巧(からくり)」を駆使して戦う。

圧倒的な防御力と人間えた駆動力で緋村剣心を苦しめるが、あまりに精巧に作りすぎたせいで剣心の機転により動きを封じられたうえに「」によって破壊される。

なお、内部に人間1人を積み込めるだけのスペースがあり、屍人形はここに入れられていた。

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