前身の新日本製鐵が2012年に住友金属工業と合併し、「新日鐵住金(しんにってつすみきん)」となった後、2019年4月に現社名に変更している。
概要
粗鉄生産量としては世界第3位を誇る国内最大の製鉄会社である。
官営八幡製鐵所を起源とし、1934年に設立された日本製鐵が源流である。1950年に過度経済力集中排除法により4社に分割されたが、1970年そのうちの2社(八幡製鐵と富士製鐵)が合併して新日本製鐵株式會社となり、後に国際競争力を高めるために鋼管に強かった住金と合併、現在に至る。
主要製鉄所は君津(千葉県君津市)、名古屋(愛知県東海市)、大分(大分県大分市)。
そのほかに自動車用鋼板を中心に扱う室蘭(北海道室蘭市)、八幡(福岡県北九州市)がある。これらは銑鋼一貫製鉄所である。
製鉄所は釜石(岩手県釜石市)、堺(大阪府堺市、和歌山製鉄所に統合)、広畑(兵庫県姫路市)、また、チタン、ステンレスを製造する製造所が直江津(新潟県上越市)、光(山口県光市)にある。また、鉄道用のクランクシャフトなどを作る大阪製鋼所が此花区にある(旧住金グループ)。
ここに住金の製鉄所であった鹿島(茨城県鹿嶋市)、和歌山(和歌山県和歌山市、海南市)が主要製鉄所に含まれるようになった。なお、住金小倉工場は八幡製鉄所に統合されているが、小倉地区は後に閉鎖予定。
多くのスポーツ活動を行っており(元々は社員のレクリエーションだったらしい)、鹿島アントラーズを筆頭に、ラグビーの釜石シーウェイブス、Vリーグ男子の堺ブレイザーズ、社会人野球の日本製鉄かずさマジック(旧新日鉄君津、新日鉄住金かずさマジック)などがある。