GIN単語

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ジーアイエヌ

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GINとは、

蒸留酒のひとつ。本項で記述する。
ジン・ラミー - カードゲームの一種。
ギニア共和国の3レターコード。
GIN(生放送主) - ニコニコ生放送の放送主。
gin(1995)(生放送主) - ニコニコ生放送の放送主。

概要

大麦やライ麦、ジャガイモなどを原料とし、ジュニパーベリーなどのボタニカルで香り付けされている蒸留酒である。日本の酒税法ではスピリッツに分類される。元は薬用酒として17世紀に生まれたジェネヴァであったが、現在は19世紀半ばより登場したよりアルコール度数の強いドライ・ジンが主流。それ以外にはドライ・ジン以前に主流だったオールド・トム・ジンや、スローベリーで香り付けしたスロー・ジンなどがある。ウォッカ、ラム酒、テキーラともに世界四大スピリッツと呼ばれる。

一般にカクテルの材料としてよく使われる。
ジンをベースとしたカクテルの中でもジン・トニックはバーの名刺代わりのカクテルとして有名。

ジンの銘柄

ビーフィーター: 最も著名な銘柄の1つ。ラベルは英国兵を基調としたもの。基本を押さえながらも主張が控えめなため、カクテルベースとしてよく使われる。実際、ビーフィーターを指名するカクテルも非常に多い。; 洋梨の甘い香りをつけた「ビーフィーター・ウェット」、柑橘系の香りをつけた「ビーフィーター・クラウンジュエル」等の限定品も存在する。クラウンジュエルの美しい紫色の瓶は非常に評価が高い。
スーパーでもよく売っているが、サイズが小さいと少し値が張る。沢山飲む場合は大きめのサイズを買うとよし。
ゴードン: 力強い味わいが特徴の銘柄。カクテルにしてもその味わいは健在であるため、特にジンの香りを楽しみたい場合に向く。007 カジノ・ロワイヤルでジェームズ・ボンドが注文したヴェスパーというカクテルも、このゴードンをベースとしたものである。
タンカレー: すっきりとした口当たりと華やかな香りが特徴の銘柄。緑色の瓶が目印。タンカレー社最古の蒸留器を用いた少量生産の「タンカレーNo.TEN」、ライムの香りでやや甘口の「タンカレー・ラングプール」等の銘柄もある。; ケネディ大統領などの著名な人物に愛されたことでも知られ、「ジンのロールス・ロイス」の異名を持つ。
ボンベイ・サファイア: バーのライトの下で映える、サファイアのような青い瓶が特徴の銘柄。ラベルはヴィクトリア女王。日本では木村拓哉がドラマの中で飲んでいたことから人気に火がついた。ヴェイパー・インフュージョン製法による華やかな香りが特徴で、ボンベイ・サファイアそのものが既にカクテルであると称する人も多い。
カクテルにすると香りがかき消されやすいため、なるべく手を加えずストレート等で飲むと最も香りを楽しむことができる。また、ボタニカルとして使われているオーリスとアンジェリカがトニックウォーターの苦味だけを和らげるため、ジントニックに用いると香りを引き立てることが出来る。; ジンの中では比較的飲みやすい銘柄であるため、初心者が手を出すのにも向いている。が、ボンベイ・サファイアしか飲んだことがないのにジンを語るとハードコアなジン愛好家から文句が出るので注意。; 意外と誤解している人が多いのだが、瓶が青いだけであって中身は普通に透明である。
また、透明な瓶のボンベイ・ドライもある。バカルディ社としてはボンベイ・ドライがジントニック向けとのこと。
ヴィクトリアン・ヴァット: 一般的なジンの倍量のジュニパー・ベリーを使用することで、苦味の効いたドライな口当たりに仕上げた銘柄。; 通常、ジンは作られた後すぐに瓶詰めされて出荷されるのだが、この銘柄は一度樽で数ヶ月寝かせてから出荷される。そのため、ほぼ唯一と言える「カスク」の概念が存在するジンである。; 生産量が少なく入手しづらいが、爽やかな香りを重視する他の銘柄とは異なる非常に骨太な味わいは、ジン愛好家ならば一度味わっておくべきだろう。