1銘柄で国内や海外の幅広い不動産へ投資できる「REIT型投資信託」。不動産投資信託とも呼ばれ、まとまった資金がないと手を出しづらい不動産投資にも、約1万円と少額から参加できるのも魅力的です。しかし、J-REITや米国REITなど投資先でリスク・リターンは大きく異なり、投資信託以外にもETF・投資法人などREITの種類はさまざま。SBI証券や楽天証券などのネット証券で購入できるかや、今話題の新NISAを活用できるかも異なるので、どの銘柄を買うべきか迷ってしまいますよね。
今回は、人気のREIT型投資信託14銘柄を、3つのポイントで比較して徹底検証。おすすめのREIT型投資信託をランキング形式でご紹介します。
mybestが定義するベストなREIT型投資信託は「ローコストでリターンの実績も高いうえ、急落時に下落を抑えていた銘柄」。徹底検証してわかったREIT型投資信託の本当の選び方だけでなく、東証REIT指数などに連動するインデックス型の「eMAXIS Slim 国内リートインデックス」や、アクティブ型の銘柄として人気な「ダイワ・US-REIT・オープン」なども紹介しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
FPオフィスノーサイド代表、NPO法人ら・し・さ(終活アドバイザー協会)副理事長、東京都出身。大手住宅メーカーで30年以上、顧客の相続対策支援、不動産活用、分譲地開発などに携わる。独立後は、終活、相続、住宅、不動産投資を中心にセミナー、コンサルティング、執筆等を行っている。 執筆:「よくわかる不動産の相続2023年版(日本経済新聞・共著)」など 保有資格:終活アドバイザー CFP® 1級FP技能士 不動産コンサルティングマスター
スキラージャパン株式会社代表取締役、伊藤亮太FP事務所代表を務める。 2006年に慶應義塾大学大学院 商学研究科経営学・会計学専攻を修了。在学中にCFP®資格を取得する。卒業後、証券会社を経て2007年11月に「スキラージャパン株式会社」を設立。個人の資産設計を中心としたマネー・ライフプランニングの提案を行う傍ら、法人に対する経営コンサルティング、相続・事業承継設計・保険設計の提案・サポート等を行う。 金融をテーマにした豊富な講演実績を持つほか、CFP®受験講座の講師としても活躍する。著書に、『ゼロからわかる金融入門 基本と常識』『高配当投資ランキング大全』『7日でマスターNISA&iDeCoがおもしろいくらいわかる本』等がある。
社団法人 住宅・不動産総合研究所 理事長。(株)船井総合研究所上席コンサルタント・Real Estate ビジネスチーム責任者・基礎研究チーム責任者 、(株)ディーサイン取締役 不動産研究所所長を経て現職。不動産・住宅分野におけるデータ分析・市場予測・企業向けコンサルテーション・CREコンサルティングなどを行うかたわら、テレビ、ラジオのレギュラー番組に出演。また全国新聞社をはじめ主要メディアでの招聘講演を毎年多数行う。 著書に「不動産サイクル理論で読み解く 不動産投資のプロフェッショナル戦術」(日本実業出版社)、「大激変 2020年の住宅・不動産市場」(朝日新聞出版)、「消費マンションを買う人、資産マンションを選べる人」(青春新書)等11冊がある。 不動産に関するニュースを解説するラジオNIKKEI「吉崎誠二の5時から“誠”論 」(月曜日17時~)や、REIT の情報番組「REIT TODAY」(水曜日17:20~)といったラジオ番組に出演中。BSの番組や日経CNBCなどの多数の番組への出演経験もある。
大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
コストの安さが十分な商品として、ユーザーがとても満足できる基準を「信託報酬がインデックスファンドの業界最安水準である0.10%以下の銘柄」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
リターンの高さ(実績)が十分な商品として、ユーザーがとても満足できる基準を「20年間積立投資したときに、投資資金が3倍になる年率10.10%以上のトータルリターンの銘柄」とし、以下の方法で各銘柄の検証を行いました。
下落率の低さ(実績)が十分な商品として、ユーザーがとても満足できる基準を「暴落時に下落せず、逆に上昇した銘柄」とし、以下の方法で各銘柄の検証を行いました。なお、金融商品本来のリスクは期間中にどれだけ変動するかを指すものです。一方で、短期的な大きい下落も投資家の売買判断に大きく影響する情報といえます。そこで、今回紹介しているREIT型投資信託すべてが経験しており、十数年に一度起きるかどうかの暴落であるコロナショックの期間を対象に、暴落時の下落率をリスクとして集計・評価しました。
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検証結果を2025年1月18日時点の情報で更新し、ランキングをアップデートしました。
検証結果を2024年10月4日時点の情報で更新し、ランキングをアップデートしました。
検証結果を2024年7月30日時点の情報で更新し、ランキングをアップデートしました。
検証結果を2024年4月1日時点の情報で更新し、ランキングをアップデートしました。
REITとは、投資家から集めた資金を運用会社がオフィスやホテルなどの不動産へ投資する金融商品。保有中は投資した不動産の賃料収入や売買益を配当(分配金)として受け取れます。1万円ほどの少額でも投資できる点が魅力で、まとまった資金が必要な現物不動産投資と比べ気軽に投資を始められる商品といえるでしょう。
また、運用会社が投資する不動産の選定・運用・管理を代わりに行なってくれる点もメリットです。同じように少額から始められる不動産クラウドファンディングは、運用・管理までは行なってもらえるものの、投資物件は自分で選ぶ必要があります。ミドルリスク・ミドルリターンといわれている不動産へ気軽かつ手間なく投資できるREITは、とりあえず不動産投資を始めたい人にとって注目の金融商品といえるでしょう。
REITは複数の不動産で運用する特性上、値動きや利回りが株式・投資信託などの金融商品に近くなります。個別の収益物件に投資したい人にとっては、現物不動産投資や不動産クラウドファンディングが向いているでしょう。とはいえ、REITにも不動産としての性質は残っているため、株式や債券といった金融商品全体と比較して投資すべきかを検討するのがおすすめですよ。
現在購入できるJREIT銘柄のほとんどは年2回配当が出る仕組みのものです。そのため、決算(配当)月の異なる6つのREIT銘柄を購入すれば、毎月配当を手にすることも可能です。資金に余力がある場合はうまく銘柄を組み合わせて安定した配当収入を目指すのもおすすめです。
REITも今話題の新NISAで購入できます。対応しているのは成長投資枠のみですが、分配金利回りが高いといわれるREITを非課税で投資できる点は魅力といえます。なお、はじめて投資をする人向けに、REITをどのようにポートフォリオに組み込むべきかもコンテンツ内で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
REITは大きく分けて、投資信託(ファンド)・ETF・投資法人の3種類があります。不動産へ投資していることは同じですが、それぞれで価額変動のタイミング・投資範囲・利回りが異なるので、自分の投資目的と特徴がマッチしたREITを選びましょう。
投資信託は、シンプルに幅広い不動産へ投資したい人におすすめ。国内REIT市場全体の動きを表す東証REIT指数などの合成指数と値動きが連動する(または上回る)ように運用されるため、必然的に市場の幅広い不動産へ分散投資ができます。加えて、投資信託は基準価額が1日1回しか発表されないので、長期的な値動きはあるものの細かい値動きを気にせず簡単に売買できる点も魅力です。
ETFは、細かい値動きまで意識しながら幅広い不動産へ投資したい人におすすめ。投資信託と同様に指数に連動するよう運用されているものの、価額は取引可能な時間中は常に変動しています。株式に近い売買ができるため、安値・高値などを狙って自由に幅広い不動産を売買できる点はメリットといえるでしょう。
投資法人は、不動産のジャンルを絞って高い利回りを狙いたい人におすすめです。銘柄ごとにオフィスビル・商業施設など投資範囲が限定的なものが多く、高い利回りを期待できるものもあります。価額はETFと同様に取引時間中は常に変動しているため、積極的に利回りの高い銘柄を売買したい人には魅力的だといえるでしょう。
なお、このコンテンツの選び方・ランキングでは、投資信託に絞って紹介しています。REIT型投資信託に興味がある人はぜひ参考にしてください。
REITは政策金利の影響よりも、理論上は長期国債金利の影響を受けます。そのため、近頃日銀が表明した利上げによる影響をそこまで心配する必要はありませんよ。ただし、金利とREITの関係性を表面的にとらえている方が利上げに過剰に反応し、一時の間大きな価格変動が生じる可能性があることは覚えておきましょう。
REIT型投資信託は、毎月分配金を出している商品が人気な傾向にあります。しかし、毎月分配金を出している銘柄は、必要以上に分配金を出して長期的な視点では効率の悪い運用をしているものもあるので注意しましょう。
例えば、年率4%を狙える資産構成の商品で毎年10%分配金を出していた場合、6%分は稼いだ利益ではなく純資産から分配金がでており徐々に純資産が小さくなります。大きく値上がりするときが来ても純資産が小さいと、本来得られる利益額よりも少ない結果に。トータルで見ると損失が出ているわけではないものの、過剰な分配金を出す銘柄だと効率が悪いといえるでしょう。
今回は分配金を必要以上に出していない、または分配金を出していないREIT型投資信託を中心に紹介するので、ぜひ参考にしてください。
REIT型投資信託を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「2つのポイント」をご紹介します。
REIT型投資信託を選ぶときは、信託報酬が割安な銘柄がおすすめです。信託報酬とは、投資信託のコストのことで運用中は常に発生します。とくに、長期運用になりやすい投資信託では、コストのわずかな差が最終的な運用成果に数十万円の差をつけることもあるので注意してください。
コストはリスク・リターンの成績より運用成果に直結しやすい要素でもあります。リスク・リターンはあくまで過去の数値であり、資産構成や相場状況に左右されるものの、コストは常に発生し運用成果に対して影響し続けます。個々人の資産配分の状況にもよりますが、似たような資産構成・リターンの銘柄で迷ったときは、信託報酬が割安な銘柄を選ぶのが良いでしょう。
今回人気なREIT型投資信託14銘柄の信託報酬を調査したところ、インデックス型銘柄の0.187%が最安水準でした。その次に割安な水準だったのはインデックス型銘柄の0.22%であるため、低コストな銘柄を狙うなら0.20%を目安にするのが良いでしょう。なお、アクティブ型銘柄の信託報酬はすべて1.0%以上なので、アクティブ型銘柄で運用するときは高コストな点には注意してください。
REITでは、資産構成によって運用成績は変わります。自分の保有資産やリスク許容度に合わせて、コストに対する優先度を下げ、どんな資産構成をしているかで銘柄選びをするのも良いでしょう。とはいえ、投資先や運用成績が同じような銘柄ならコストを判断基準に銘柄を選ぶのが良いといえます。
REIT型投資信託は、国内不動産に投資している国内REIT(Jリート)と、米国や豪州などの不動産に投資している海外REITの2種類があります。どちらも不動産で運用しているものの、リスク・リターンは大きく異なるので資産状況にあった投資先を選ぶことが重要です。ここから、保有資産に合わせて、国内REIT(Jリート)・海外REITどちらがおすすめかを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
なお、人気のREIT型投資信託14銘柄のコロナショック時の下落率(2020年2月3日〜2020年3月31日)を調査したところ、国内REIT・海外REITどちらも25%以上下落していました。コロナ時だけの数値で一概にはいえないものの、幅広い金融商品が下落する全面安の際には大きく下落する可能性があることは覚えておきましょう。
長期間のリスクを測れる標準偏差という指標もあります。標準偏差とは、一定期間中の価格の変動幅を数値化した指標で、数値が大きいほど変動が大きい、つまりリスクが大きいことを表すものです。今回は、急落時の下落率を短期間のリスクとして紹介していますが、長期保有した際の価格変動が気になる人は、標準偏差を銘柄選びの際に参考にするのも良いでしょう。
一方で、長期投資・積立投資では日々の値動きを気にせず保有・購入し続けることが重要です。そのため、標準偏差を日常的に確認するより、日々の値動きも含めてどれくらい利益が出そうかを表すトータルリターンや、運用成績に影響する資産構成を確認するほうが重要だといえるでしょう。銘柄の特徴を掴むために標準偏差を確認することは重要ですが、それだけで判断しないよう注意してください。
すでに外国資産を保有しており、分散投資でリスクを抑えたい人は国内REIT(Jリート)の投資信託がおすすめです。国内REITは、文字どおり日本国内の不動産へ投資している商品。投資先が身近で景況感を把握しやすく情報も集めやすいので、利確や損切りなどの売買判断もしやすい点が魅力といえます。
また、投資先に外国資産が入っていないので、為替の影響を受けづらいのもメリットです。すでに外国資産へ投資している人が国内REITを運用資産に組み込めば、運用資産全体で見たときに米ドルやユーロなどの影響を緩和できます。とくに、全世界株などの話題の商品に投資している人は、株式と異なる値動きをする不動産を保有しておくことでさらなるリスク分散を狙えるでしょう。
国内REITの投資信託8銘柄の設定来からのトータルリターンは年率-2〜6%ほどあるので、選び方次第では定期預金の金利以上の利回りに期待できる投資先といえるでしょう。ただし、2019年10月31日〜2025年1月18日における成績はほぼすべての商品でマイナス水準でした。コロナ前の高値まで回復できなかったことが影響したと考えられます。
国内REIT・海外REITを問わず、各銘柄が投資している物件種別を確認しましょう。国内REITといっても、オフィスビル・レジデンス(住宅系)・ホテルなど投資している物件の種類はさまざまです。投資先によって利回りや見通しも変わってくるので、どの物件をどれだけ組み込んでいるかを確認しておくと、各銘柄の値動きもイメージしやすいでしょう。
例えば日本だと、長期的に見れば人口減少による賃貸需要の減退や競争激化によって、家賃や物件価格の下落が予想されるため、住宅系のREITは難しくなる可能性があります。一方で、足元だと脱コロナや円安の影響でインバウンドが活発になり、ホテル系のREITは回復が見込まれています。同じ国内でも物件の種類によって明暗が分かれるので、各銘柄の投資先は必ず確認しておきましょう。
安定感を狙うなら、オフィス系の大型REITを狙うのは一つの手です。こうした大型REITは多くの機関投資家が投資対象としており、価格の変動は鈍め。東証REIT指数と似たような値動きをし、安定感があります。
安定感を見ると、レジデンス系とも呼ばれる住宅系のREITにも注目です。直近(2024年)では3.4~3.5%の利回りが続いており、手堅く収益を狙いたい人にとっては選択肢となるでしょう。
国内外の株式を持っており、分散投資しつつもリターンを狙いたい人は海外REITを選ぶのが良いでしょう。海外REITは、米国や豪州など外国の不動産へ投資している商品。海外の物件に自分で不動産投資するのは、物件の選定や法律の理解が難しいため、投資信託で海外不動産に投資できるのは魅力といえるでしょう。
国内REITにはない物件種別や法令上できない運用ができるのも海外REITのメリット。例えば、海外では物件の種類が幅広く、データセンターなどの成長分野の銘柄へも投資できます。加えて、海外REITは物件開発をはじめとした国内REITではできないリスク・リターンの高い運用が可能なので、利回りを高めたい人には魅力的な銘柄といえるでしょう。
今回、海外REITの投資信託6銘柄の2019年10月31日〜2025年1月18日におけるトータルリターンを調査したところ、年率7〜12%ほどと高水準でした。地域によっては、人口増加によるさらなる物件開発・経済成長に期待できることが、高いリターンの要因だと考えられます。国内外の株式を保有している人なら商品の分散も狙えるため、分散しつつリターンを狙いたい人は選択肢に入れて良い投資先といえるでしょう。
日本とは異なり、米国では金利の利下げが見込まれています。金利が下落すると、不動産へ投資するための資金調達のコストが抑えられ、物件価格も上昇するため不動産市況が良くなるといわれています。現状の米国金利がピークだと予想する人は、保有資産に組み込むのも検討できるでしょう。
一方で、日本国内では利上げが予想されています。国内の金利が上がると為替相場が、円安から円高に変わる可能性も。円高になった場合、外貨建ての商品には為替による損失が発生することも考えられるので注意してください。
海外REITの魅力のひとつは投資できる物件の種類の幅広さにあります。データセンターなど、J-REITではなかなか取扱のない物件にも投資することが可能です。
一方、デメリットとしては情報が入手しづらい点が挙げられます。J-REITと比較すると、情報が入ってくるスピードは比較的遅く、現地の投資家に遅れを取る懸念もあります。
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商品 | 画像 | おすすめスコア | リンク | ポイント | おすすめスコア | 詳細情報 | |||||||||||||||||||||||
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コストの安さ | リターンの高さ(実績) | 下落率の低さ(実績) | 主な取扱金融機関 | 運用スタイル | 投資対象のREIT | 信託報酬 | トータルリターン(1年) | トータルリターン(3年) | トータルリターン(5年) | トータルリターン(検証時) | 標準偏差(1年) | 標準偏差(3年) | 標準偏差(5年) | シャープレシオ(1年) | シャープレシオ(3年) | シャープレシオ(5年) | 信託財産留保額 | つみたて投資枠対象銘柄 | 純資産総額 | 純資産推移 | 基準価額 | 設定日 | 運用会社 | ||||||
1 | 三菱UFJアセットマネジメント eMAXIS Slim 先進国リートインデックス | ![]() | 先進国の不動産で運用するならこの銘柄!リターンの高さが魅力 | SMBC日興証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、三菱UFJ銀行 | インデックス型 | 海外REIT | 0.22% | 15.06% | 6.69% | 9.58% | 8.79%(2019年10月31日~2025年1月18日) | 0.09% | 0.18% | 0.21% | 1.58 | 0.35 | 0.46 | 3.46億円 | -322.35億円 | 15,627円(2025年1月18日) | 2019年10月31日 | 三菱UFJアセットマネジメント | |||||||
2 | ニッセイアセットマネジメント <購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド | ![]() | 新興国の不動産も拾いたい人はこの銘柄!リターンも比較的高め | SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、GMOクリック証券、イオン銀行、ソニー銀行、東海東京証券 | インデックス型 | 海外REIT | 0.297% | 15.13% | 6.88% | 9.48% | 8.71%(2019年10月31日~2025年1月18日) | 0.09% | 0.18% | 0.21% | 1.62 | 0.37 | 0.46 | 1.44億円 | -143.98億円 | 26,032円(2025年1月18日) | 2013年12月10日 | ニッセイアセットマネジメント | |||||||
3 | 三菱UFJアセットマネジメント eMAXIS Slim 国内リートインデックス | ![]() | 国内の不動産へ投資するならこの銘柄!割安なコストが強み | SMBC日興証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、三菱UFJ銀行 | インデックス型 | 国内REIT | 0.187% | -4.20% | -3.24% | -1.34% | -2.20%(2019年10月31日~2025年1月18日) | 0.10% | 0.11% | 0.15% | -0.45 | -0.33 | -0.09 | 2.21億円 | -193.61億円 | 8,925円(2025年1月18日) | 2019年10月31日 | 三菱UFJアセットマネジメント | |||||||
4 | ダイワアセットマネジメント ダイワ・US-REIT・オープン(年1回決算型)為替ヘッジなし | ![]() | 米国の不動産を中心に運用。トップクラスのリターンが魅力 | 野村證券、みずほ証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、みずほ銀行、りそな銀行、ゆうちょ銀行、ソニー銀行、東海東京証券 | アクティブ型 | 海外REIT | 1.606% | 19.55% | 9.02% | 13.03% | 11.85%(2019年10月31日~2025年1月18日) | 0.12% | 0.19% | 0.19% | 1.69 | 0.47 | 0.67 | 5.58億円 | -408.07億円 | 36,417円(2025年1月18日) | 2013年8月22日 | ダイワアセットマネジメント | |||||||
4 | フィデリティ投信 フィデリティ・USリート・ファンド (資産成長型)D(為替ヘッジなし) | ![]() | 米国の住宅系の不動産へ多く投資。高いリターン水準が強み | 野村證券、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、三菱UFJ銀行、りそな銀行、ソニー銀行、東海東京証券 | アクティブ型 | 海外REIT | 1.463% | 18.50% | 8.37% | 12.20% | 10.93%(2019年10月31日~2025年1月18日) | 0.11% | 0.19% | 0.19% | 1.71 | 0.45 | 0.63 | 0.05% | 9.39億円 | -780.53億円 | 33,522円(2025年1月18日) | 2013年6月19日 | フィデリティ投信 | ||||||
6 | アセットマネジメントOne 新光 US-REIT オープン(年1回決算型) | ![]() | リターンは高めな水準。米国の幅広い不動産へ分散投資できる | 野村證券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、イオン銀行、東海東京証券 | アクティブ型 | 海外REIT | 1.65% | 10.13% | 3.48% | 7.93% | 7.13%(2019年10月31日~2025年1月18日) | 0.11% | 0.19% | 0.19% | 0.92 | 0.19 | 0.43 | 0.1% | 1.35億円 | -141.19億円 | 25,095円(2025年1月18日) | 2013年10月31日 | アセットマネジメントOne | ||||||
6 | 日興アセットマネジメント ラサール・グローバルREITファンド(1年決算型) | ![]() | 世界中の不動産へ投資可能。リターンの高さも申し分ない | 野村證券、SMBC日興証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、みずほ銀行、ソニー銀行、東海東京証券 | アクティブ型 | 海外REIT | 1.65% | 11.76% | 7.44% | 9.53% | 8.95%(2019年10月31日~2025年1月18日) | 0.17% | 0.19% | 1.40 | 0.44 | 0.49 | 0.42億円 | -39.30億円 | 23,957円(2025年1月18日) | 2013年10月21日 | 日興アセットマネジメント | ||||||||
8 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント SMT J-REITインデックス・オープン | ![]() | 東証REIT指数に連動するインデックス型。リターンは低め | 野村證券、SMBC日興証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、ソニー銀行、東海東京証券 | インデックス型 | 国内REIT | 0.44% | -4.45% | -3.50% | -1.53% | -2.39%(2019年10月31日~2025年1月18日) | 0.10% | 0.11% | 0.15% | -0.47 | -0.36 | -0.10 | 0.05% | 3.02億円 | -332.27億円 | 18,322円(2025年1月18日) | 2008年1月9日 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント | ||||||
9 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント J-REIT・リサーチ・オープン(年2回決算型) | ![]() | 国内不動産で運用するアクティブ型。コストが割高なのはネック | SMBC日興証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、東海東京証券 | アクティブ型 | 国内REIT | 1.10% | -4.87% | -3.91% | -1.58% | -2.30%(2019年10月31日~2025年1月18日) | 0.09% | 0.11% | 0.15% | -0.54 | -0.40 | -0.11 | 0.3% | 5.86億円 | -587.91億円 | 17,470円(2025年1月18日) | 2013年11月22日 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント | ||||||
9 | 三菱UFJアセットマネジメント 三菱UFJ Jリートオープン(年1回決算型) | ![]() | 国内オフィスビルへの投資が多い銘柄。リターンはマイナス | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、三菱UFJ銀行 | アクティブ型 | 国内REIT | 1.10% | -3.75% | -3.14% | -1.45% | -2.36%(2019年10月31日~2025年1月18日) | 0.10% | 0.11% | 0.14% | -0.39 | -0.32 | -0.10 | 0.69億円 | -74.28億円 | 15,418円(2025年1月18日) | 2013年11月29日 | 三菱UFJアセットマネジメント |
運用スタイル | インデックス型 |
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信託報酬 | 0.22% |
トータルリターン(検証時) | 8.79%(2019年10月31日~2025年1月18日) |
良い
気になる
「eMAXIS Slim 先進国リートインデックス」はS&P先進国REITインデックスに連動しているため、米国や豪州など先進国の不動産へ投資したい人におすすめ。コストである信託報酬は類似商品の平均より安く、リターンの水準も高いため効率の良い運用に期待できます。
信託報酬は今回比較した海外REITの投資信託の平均1.148%より割安な0.22%でした。毎月2万円で20年間積立投資した場合のコストは約10.7万円と安く、先進国の不動産で運用するときのコストを抑えたい人には魅力的です。
高水準のリターンもうれしいポイント。2019年10月31日から2025年1月18日までのリターンは8.79%で、この水準で20年間積立投資ができた場合は投資資金が約2.7倍まで成長します。過去の実績をもとにしたシミュレーションなので運用成果を約束するものではないものの、REITでも高いリターンを狙いたい人には有力候補の銘柄といえるでしょう。
一方で、コロナショック時は-28.32%と3割近く下落しました。国内株や外国株の下落率より10%以上下落しているのは懸念点です。類似商品とは同水準の下落率であるものの、リスクを抑えた運用を目指している人にはあまり向かない銘柄といえます。
主な取扱金融機関 | SMBC日興証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、三菱UFJ銀行 |
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トータルリターン(1年) | 15.06% |
トータルリターン(3年) | 6.69% |
トータルリターン(5年) | 9.58% |
標準偏差(1年) | 0.09% |
標準偏差(3年) | 0.18% |
標準偏差(5年) | 0.21% |
シャープレシオ(1年) | 1.58 |
シャープレシオ(3年) | 0.35 |
シャープレシオ(5年) | 0.46 |
信託財産留保額 | |
純資産総額 | 3.46億円 |
純資産推移 | -322.35億円 |
設定日 | 2019年10月31日 |
運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント |
運用スタイル | インデックス型 |
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信託報酬 | 0.297% |
トータルリターン(検証時) | 8.71%(2019年10月31日~2025年1月18日) |
良い
気になる
「ニッセイグローバルリートインデックスファンド」はS&Pグローバルリートインデックスに連動しており、世界中の不動産へ投資できます。今回比較したREIT型投資信託のなかでは比較的高めなリターンなので、先進国だけでなく新興国の不動産も狙っている人にはおすすめの銘柄です。
2019年10月31日から2025年1月18日までのリターンは年率8.71%と高水準でした。この成績を20年間維持して衝立投資した場合は、投資資金が約2.7倍まで成長します。あくまで過去の実績なので将来の成果が約束されたものではありませんが、世界中の不動産を拾いつつリターンにも期待したい人には注目の銘柄といえるでしょう。
比較した商品のなかでは割安なコストも魅力。信託報酬が0.297%と今回比較した海外REITの投資信託の平均より割安な水準でした。長期運用時のコストをできるだけ抑えたい人には検討の価値がある銘柄といえます。
コロナショック時は-28.72%と今回検証した銘柄のなかで最も大きい下落でした。リスクの低い債券の下落率と比べると28倍近く下落した点はネックです。投資先が分散されているとはいえ、リスクが気になる人にはあまり向かない銘柄といえるでしょう。
主な取扱金融機関 | SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、GMOクリック証券、イオン銀行、ソニー銀行、東海東京証券 |
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トータルリターン(1年) | 15.13% |
トータルリターン(3年) | 6.88% |
トータルリターン(5年) | 9.48% |
標準偏差(1年) | 0.09% |
標準偏差(3年) | 0.18% |
標準偏差(5年) | 0.21% |
シャープレシオ(1年) | 1.62 |
シャープレシオ(3年) | 0.37 |
シャープレシオ(5年) | 0.46 |
信託財産留保額 | |
純資産総額 | 1.44億円 |
純資産推移 | -143.98億円 |
設定日 | 2013年12月10日 |
運用会社 | ニッセイアセットマネジメント |
運用スタイル | インデックス型 |
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信託報酬 | 0.187% |
トータルリターン(検証時) | -2.20%(2019年10月31日~2025年1月18日) |
良い
気になる
「eMAXIS Slim 国内リートインデックス」は東証REIT指数に連動するよう運用されており、オフィスを中心に国内の幅広い不動産へ投資できます。リターンは振るわないものの、信託報酬は割安なので国内不動産で効率的な運用を目指す人には検討できる銘柄です。
信託報酬は今回比較した国内REITの投資信託の平均0.9%より割安な0.187%。毎月2万円で20年間積立投資した場合のコストを類似商品の平均と比べると、約36.6万円ほどコストを抑えられます。比較した投資信託のなかで最も低コストな銘柄でもあるため、手軽に国内不動産へ投資したい人には注目の銘柄です。
一方で、リターンの水準が低いのはネック。2019年10月31日から2025年1月18日までのリターンは年率-2.20%とマイナス圏でした。過去の実績なので今後もマイナスのリターンが続くとは限りませんが、現状の成績だとハイリターンな銘柄を探している人には向いていない銘柄といえるでしょう。
また、コロナショック時は-27.02%と海外REIT並みに下落しました。国内株や新興国債の下落率と比べると、2倍近く下落しているのは懸念点といえるでしょう。とはいえ、類似商品から大きく乖離した下落率ではないため、分散先の1つとして為替リスクを減らせる商品がほしいなら一考の余地がある銘柄といえます。
主な取扱金融機関 | SMBC日興証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、三菱UFJ銀行 |
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トータルリターン(1年) | -4.20% |
トータルリターン(3年) | -3.24% |
トータルリターン(5年) | -1.34% |
標準偏差(1年) | 0.10% |
標準偏差(3年) | 0.11% |
標準偏差(5年) | 0.15% |
シャープレシオ(1年) | -0.45 |
シャープレシオ(3年) | -0.33 |
シャープレシオ(5年) | -0.09 |
信託財産留保額 | |
純資産総額 | 2.21億円 |
純資産推移 | -193.61億円 |
設定日 | 2019年10月31日 |
運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント |
運用スタイル | アクティブ型 |
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信託報酬 | 1.606% |
トータルリターン(検証時) | 11.85%(2019年10月31日~2025年1月18日) |
良い
気になる
特徴は、ベンチマークのFTSE NAREIT®️REIT・インデックスを上回るために、米国の不動産へ投資している点です。各物件種別に5〜15%ほど投資している資産構成ですが、データセンターなどの成長分野の物件も組み込んでいます。アクティブ運用をしている銘柄なので、検証では信託報酬が1.606%と割高な水準でした。
しかし、2019年10月31日から2025年1月18日までのリターンは年率11.85%とかなり高い水準です。この水準を維持して20年間積立投資をした場合、投資資金は約4.1倍まで成長します。あくまで過去の実績なので将来の運用成果が約束されたものではありませんが、保有資産の利回りを高めたい人には有力候補な銘柄といえるでしょう。
主な取扱金融機関 | 野村證券、みずほ証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、みずほ銀行、りそな銀行、ゆうちょ銀行、ソニー銀行、東海東京証券 |
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トータルリターン(1年) | 19.55% |
トータルリターン(3年) | 9.02% |
トータルリターン(5年) | 13.03% |
標準偏差(1年) | 0.12% |
標準偏差(3年) | 0.19% |
標準偏差(5年) | 0.19% |
シャープレシオ(1年) | 1.69 |
シャープレシオ(3年) | 0.47 |
シャープレシオ(5年) | 0.67 |
信託財産留保額 | |
純資産総額 | 5.58億円 |
純資産推移 | -408.07億円 |
設定日 | 2013年8月22日 |
運用会社 | ダイワアセットマネジメント |
運用スタイル | アクティブ型 |
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信託報酬 | 1.463% |
トータルリターン(検証時) | 10.93%(2019年10月31日~2025年1月18日) |
良い
気になる
特徴は、米国の不動産へ投資しており、ベンチマークの成績を上回るために運用担当者が銘柄を選定するアクティブ型の銘柄であること。現在は住宅系のREITを一番多く組み込んでいますが、状況に応じて資産構成の調整が可能です。検証では、アクティブ型の銘柄なので信託報酬が1.463%と割高な水準でした。
一方で、2019年10月31日から2025年1月18日までのリターンは年率10.93%で高水準といえます。20年間この成績を維持した場合、積立投資をしていると投資した資金が約3.6倍まで成長する水準です。過去の実績なので成果が約束されているわけではありませんが、ハイリターンを狙いたい人は選択肢に入る銘柄といえるでしょう。
コロナショック時は-23.64%と、国内株や新興国債より大きな下落でした。とはいえ、類似商品の下落率の平均より下落を抑えていた点は魅力といえます。高いリターンを狙う銘柄でもリスクが気になる人には、一考の余地がある銘柄といえるでしょう。
主な取扱金融機関 | 野村證券、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、三菱UFJ銀行、りそな銀行、ソニー銀行、東海東京証券 |
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トータルリターン(1年) | 18.50% |
トータルリターン(3年) | 8.37% |
トータルリターン(5年) | 12.20% |
標準偏差(1年) | 0.11% |
標準偏差(3年) | 0.19% |
標準偏差(5年) | 0.19% |
シャープレシオ(1年) | 1.71 |
シャープレシオ(3年) | 0.45 |
シャープレシオ(5年) | 0.63 |
信託財産留保額 | 0.05% |
純資産総額 | 9.39億円 |
純資産推移 | -780.53億円 |
設定日 | 2013年6月19日 |
運用会社 | フィデリティ投信 |
運用スタイル | アクティブ型 |
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信託報酬 | 1.65% |
トータルリターン(検証時) | 7.13%(2019年10月31日~2025年1月18日) |
良い
気になる
特徴は、米国の不動産のみに投資している点です。通信施設や産業施設のREITに多く投資しているものの、各物件種別を4〜15%ほど組み込んでいるため、米国の幅広い不動産へ投資できるでしょう。検証では信託報酬が1.65%と、検証した銘柄のなかで最も割高な水準でした。
しかし、2019年10月31日から2025年1月18日までのリターンは年率7.13%と高めの水準です。この水準を20年維持した場合、積立投資をすると投資資金が約2.2倍まで成長します。あくまで過去実績をもとにしたシミュレーションなので将来の成果が約束されているものではありませんが、高い利回りを狙う人なら選択肢に入る銘柄といえるでしょう。
主な取扱金融機関 | 野村證券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、イオン銀行、東海東京証券 |
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トータルリターン(1年) | 10.13% |
トータルリターン(3年) | 3.48% |
トータルリターン(5年) | 7.93% |
標準偏差(1年) | 0.11% |
標準偏差(3年) | 0.19% |
標準偏差(5年) | 0.19% |
シャープレシオ(1年) | 0.92 |
シャープレシオ(3年) | 0.19 |
シャープレシオ(5年) | 0.43 |
信託財産留保額 | 0.1% |
純資産総額 | 1.35億円 |
純資産推移 | -141.19億円 |
設定日 | 2013年10月31日 |
運用会社 | アセットマネジメントOne |
運用スタイル | アクティブ型 |
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信託報酬 | 1.65% |
トータルリターン(検証時) | 8.95%(2019年10月31日~2025年1月18日) |
良い
気になる
一方で、2019年10月31日から2025年1月18日までのリターンは年率8.95%でした。この成績を20年間維持した場合、積立投資した資金が約2.8倍まで成長します。過去の実績なので将来もこの成績になるわけではありませんが、現時点の成績ならリターン重視の人の選択肢に入る銘柄といえるでしょう。
主な取扱金融機関 | 野村證券、SMBC日興証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、みずほ銀行、ソニー銀行、東海東京証券 |
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トータルリターン(1年) | 11.76% |
トータルリターン(3年) | 7.44% |
トータルリターン(5年) | 9.53% |
標準偏差(1年) | |
標準偏差(3年) | 0.17% |
標準偏差(5年) | 0.19% |
シャープレシオ(1年) | 1.40 |
シャープレシオ(3年) | 0.44 |
シャープレシオ(5年) | 0.49 |
信託財産留保額 | |
純資産総額 | 0.42億円 |
純資産推移 | -39.30億円 |
設定日 | 2013年10月21日 |
運用会社 | 日興アセットマネジメント |
運用スタイル | インデックス型 |
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信託報酬 | 0.44% |
トータルリターン(検証時) | -2.39%(2019年10月31日~2025年1月18日) |
良い
気になる
特徴は、東証REIT指数に値動きを連動させるインデックス型の銘柄である点です。オフィスビルや商業・物流施設を中心に、国内の幅広い不動産へ投資できます。検証では信託報酬が0.44%とインデックス型の銘柄としては割高な水準ですが、比較した銘柄のなかではトップクラスに低コストな銘柄でした。
しかし、2019年10月31日から2025年1月18日までのリターンは年率-2.39%とマイナスの水準です。設定来は3.62%とプラスの成績ですが、直近約5年間は振るわない成績といえます。過去の実績ではありますが、ハイリターンを狙っている人には向かない銘柄といえるでしょう。
主な取扱金融機関 | 野村證券、SMBC日興証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、ソニー銀行、東海東京証券 |
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トータルリターン(1年) | -4.45% |
トータルリターン(3年) | -3.50% |
トータルリターン(5年) | -1.53% |
標準偏差(1年) | 0.10% |
標準偏差(3年) | 0.11% |
標準偏差(5年) | 0.15% |
シャープレシオ(1年) | -0.47 |
シャープレシオ(3年) | -0.36 |
シャープレシオ(5年) | -0.10 |
信託財産留保額 | 0.05% |
純資産総額 | 3.02億円 |
純資産推移 | -332.27億円 |
設定日 | 2008年1月9日 |
運用会社 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント |
運用スタイル | アクティブ型 |
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信託報酬 | 1.10% |
トータルリターン(検証時) | -2.30%(2019年10月31日~2025年1月18日) |
良い
気になる
特徴は、運用担当者が投資先を選定するアクティブ運用をしていること。複数の物件種別へ投資する総合型REITに60%近く投資しており、国内の幅広い不動産で運用できます。検証では信託報酬が1.1%とアクティブ型の銘柄のなかでは安めですが、全体で見ると割高な水準といえます。
また、2019年10月31日から2025年1月18日までのリターンは年率-2.30%でした。あくまで過去実績なので将来の成果は約束されていませんが、リターン重視の人には向かない銘柄といえるでしょう。
加えて、コロナショック時は-25.33%と海外REITに並ぶ下落でした。類似商品の平均よりは小さい下落ですが、ほかの金融商品と比べると大きな下落といえるでしょう。ローリスクな銘柄で運用したい人には慎重な判断が必要な銘柄といえます。
主な取扱金融機関 | SMBC日興証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、東海東京証券 |
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トータルリターン(1年) | -4.87% |
トータルリターン(3年) | -3.91% |
トータルリターン(5年) | -1.58% |
標準偏差(1年) | 0.09% |
標準偏差(3年) | 0.11% |
標準偏差(5年) | 0.15% |
シャープレシオ(1年) | -0.54 |
シャープレシオ(3年) | -0.40 |
シャープレシオ(5年) | -0.11 |
信託財産留保額 | 0.3% |
純資産総額 | 5.86億円 |
純資産推移 | -587.91億円 |
設定日 | 2013年11月22日 |
運用会社 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント |
運用スタイル | アクティブ型 |
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信託報酬 | 1.10% |
トータルリターン(検証時) | -2.36%(2019年10月31日~2025年1月18日) |
良い
気になる
特徴は、国内の不動産へ投資する国内REITである点です。とくに、オフィスビルや複合・総合型のREITへ多く投資しており、一部銘柄の組入比率が東証REIT指数の資産構成比より若干高めになっています。検証ではアクティブ型の銘柄なので、信託報酬が1.1%と割高な水準でした。
加えて、2019年10月31日から2025年1月18日までのリターンは年率-2.36%とマイナスの水準で、直近約5年間はいまひとつな成績といえます。過去の実績なので今後の運用成果は断言できないものの、高い利回りに期待している人には物足りない銘柄だといえるでしょう。
主な取扱金融機関 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、三菱UFJ銀行 |
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トータルリターン(1年) | -3.75% |
トータルリターン(3年) | -3.14% |
トータルリターン(5年) | -1.45% |
標準偏差(1年) | 0.10% |
標準偏差(3年) | 0.11% |
標準偏差(5年) | 0.14% |
シャープレシオ(1年) | -0.39 |
シャープレシオ(3年) | -0.32 |
シャープレシオ(5年) | -0.10 |
信託財産留保額 | |
純資産総額 | 0.69億円 |
純資産推移 | -74.28億円 |
設定日 | 2013年11月29日 |
運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント |
運用スタイル | アクティブ型 |
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信託報酬 | 1.045% |
トータルリターン(検証時) | -0.36%(2019年10月31日~2025年1月18日) |
良い
気になる
特徴は、参考指数である東証REIT指数の構成銘柄より少ない銘柄で運用していること。東証REIT指数が58銘柄で構成されているのに対し、26銘柄へ投資しておりオフィスビルと総合型REITで構成資産の半分以上を占めています。検証では信託報酬が1.045%と割高ですが、アクティブ型の銘柄のなかでは最安のコストでした。
また、2019年10月31日から2025年1月18日までのリターンは年率-0.36%でした。海外REITと比べると物足りないリターンですが、国内REITのなかでは高めのリターンである点は魅力といえます。過去の実績であり将来の成果を示すものではありませんが、国内REITでリターンも狙っている人には一考の余地がある銘柄といえるでしょう。
一方で、コロナショック時は-26.75%と大きな下落でした。類似商品の下落率の平均-26.48%より若干大きな下落となった点はネックです。海外REITの平均よりも大きな下落なので、低リスクなREITを探している人にはあまり向かない銘柄といえます。
主な取扱金融機関 | SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、東海東京証券 |
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トータルリターン(1年) | -3.64% |
トータルリターン(3年) | -1.70% |
トータルリターン(5年) | 0.54% |
標準偏差(1年) | 0.09% |
標準偏差(3年) | 0.11% |
標準偏差(5年) | 0.15% |
シャープレシオ(1年) | -0.42 |
シャープレシオ(3年) | -0.18 |
シャープレシオ(5年) | 0.04 |
信託財産留保額 | 0.1% |
純資産総額 | 0.56億円 |
純資産推移 | -56.37億円 |
設定日 | 2016年9月27日 |
運用会社 | フィデリティ投信 |
運用スタイル | アクティブ型 |
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信託報酬 | 1.045% |
トータルリターン(検証時) | -2.42%(2019年10月31日~2025年1月18日) |
良い
気になる
特徴は、国内REITの投資法人58銘柄中51銘柄へ投資していることです。東証REIT指数の構成銘柄とほぼ同水準なので、国内の幅広い不動産で運用ができます。検証では信託報酬が1.045%と割高な水準ですが、今回比較したアクティブ型の銘柄のなかではトップクラスに割安な銘柄です。
また、2019年10月31日から2025年1月18日までのリターンは-2.42%でした。過去の実績であり将来の成果が約束されているわけではありませんが、現状の成績だとリターン重視の人にとっては物足りない銘柄といえるでしょう。
加えて、コロナショック時は-26.68%と海外REITの平均下落率より大きな下落でした。類似商品の平均とは同水準ですが、外国株の下落率より10%ほど大きいのが懸念点です。リスクを抑えて運用できる国内REITを探している人には向いていない銘柄といえます。
主な取扱金融機関 | SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券 |
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トータルリターン(1年) | -5.03% |
トータルリターン(3年) | -3.19% |
トータルリターン(5年) | -1.58% |
標準偏差(1年) | 0.09% |
標準偏差(3年) | 0.11% |
標準偏差(5年) | 0.15% |
シャープレシオ(1年) | -0.55 |
シャープレシオ(3年) | -0.34 |
シャープレシオ(5年) | -0.11 |
信託財産留保額 | 0.10% |
純資産総額 | 0.08億円 |
純資産推移 | -9.19億円 |
設定日 | 2013年11月21日 |
運用会社 | SBI岡三アセットマネジメント |
運用スタイル | アクティブ型 |
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信託報酬 | 1.10% |
トータルリターン(検証時) | -0.99%(2019年10月31日~2025年1月18日) |
良い
気になる
特徴は、組入銘柄数が57銘柄と国内REITの投資法人ほぼすべてに投資していること。資産構成は複合・総合型のREITで全体の半分以上を占めており、国内の幅広い不動産で運用できます。検証では信託報酬が1.1%とアクティブ型の銘柄のなかでは安めですが、投資信託全体では割高な水準です。
加えて、コロナショック時は-27.06%と大きな下落でした。国内株や外国株より10%近く下落しており、類似商品の平均よりも大きい点はネックといえます。海外REITの平均下落率よりも大きいため、ローリスクなREITを探している人には向いていない銘柄といえるでしょう。
一方で、2019年10月31日から2025年1月18日までのリターンは年率-0.99%でした。直近約5年のリターンはマイナスですが、国内REITのなかではそこまで低くないリターン水準です。過去実績なので将来の成果を予測するものではありませんが、国内REITでもリターンを狙っている人には一考の余地がある銘柄といえるでしょう。
主な取扱金融機関 | 野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、三菱UFJ銀行、東海東京証券 |
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トータルリターン(1年) | -2.85% |
トータルリターン(3年) | -2.02% |
トータルリターン(5年) | -0.37% |
標準偏差(1年) | 0.09% |
標準偏差(3年) | 0.11% |
標準偏差(5年) | 0.15% |
シャープレシオ(1年) | -0.32 |
シャープレシオ(3年) | -0.21 |
シャープレシオ(5年) | -0.03 |
信託財産留保額 | 0.3% |
純資産総額 | 1.85億円 |
純資産推移 | -193.97億円 |
設定日 | 2013年3月29日 |
運用会社 | 野村アセットマネジメント |
運用スタイル | アクティブ型 |
---|---|
信託報酬 | 1.10% |
トータルリターン(検証時) | -2.42%(2019年10月31日~2025年1月18日) |
良い
気になる
特徴は、ベンチマークである東証REIT指数の成績を上回るために、運用担当者が投資先を選定するアクティブ運用をしている点です。組入銘柄数は43銘柄と東証REIT指数の構成銘柄数より若干少ないものの、国内の不動産へ幅広く投資できるでしょう。検証では信託報酬が1.1%と割高な水準でした。
また、2019年10月31日から2025年1月18日までのリターンは年率-2.42%とマイナス水準です。あくまで過去の実績であり今後の運用成績を約束するものではありませんが、国内REITで高いリターンを狙う人には向かない銘柄といえるでしょう。
主な取扱金融機関 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、三菱UFJ銀行、イオン銀行、東海東京証券 |
---|---|
トータルリターン(1年) | -5.60% |
トータルリターン(3年) | -3.71% |
トータルリターン(5年) | -1.61% |
標準偏差(1年) | 0.10% |
標準偏差(3年) | 0.11% |
標準偏差(5年) | 0.15% |
シャープレシオ(1年) | -0.57 |
シャープレシオ(3年) | -0.39 |
シャープレシオ(5年) | -0.11 |
信託財産留保額 | |
純資産総額 | 1.15億円 |
純資産推移 | -116.20億円 |
設定日 | 2013年12月6日 |
運用会社 | アセットマネジメントOne |
mybestではベストなREIT型投資信託を「ローコストでリターンの実績も高いうえ、急落時に下落を抑えていた銘柄」と定義。
そんなベストなREIT型投資信託を探すために人気のREIT型投資信託14銘柄を集め、以下の3つのポイントから徹底検証しました。
検証①:コストの安さ
検証②:リターンの高さ(実績)
検証③:下落率の低さ(実績)
今回検証した商品
REIT型投資信託の運用管理費用である信託報酬を公式サイトで調査。調査した信託報酬を以下の点数テーブルと照らし合わせ、信託報酬が安いものほど高評価として点数づけを行いました。
【信託報酬の点数テーブル】
5点:0.10%以下
4点:0.20%
3点:0.40%
2点:0.70%
1点:1.00%以上
各REIT型投資信託の2019年10月31日〜2025年1月18日におけるトータルリターンを公式サイトから集計。集計したトータルリターンを以下の点数テーブルと照らし合わせ、高いものほど高評価として点数づけを行いました。なお、検証したバランスファンドのなかで設定日が最も新しいものの日付を開始日として、集計期間を設定しました。
【トータルリターンの点数テーブル】
5点:10.10%以上
4点:6.60%
3点:2.60%
2点:0.50%
1点:0.00%以下
下落率の低さ(実績)が十分な商品として、ユーザーがとても満足できる基準を「暴落時に下落せず、逆に上昇した銘柄」とし、以下の方法で各銘柄の検証を行いました。
なお、金融商品本来のリスクは期間中にどれだけ変動するかを指すものです。一方で、短期的な大きい下落も投資家の売買判断に大きく影響する情報といえます。そこで、今回紹介しているREIT型投資信託すべてが経験しており、十数年に一度起きるかどうかの暴落であるコロナショックの期間を対象に、暴落時の下落率をリスクとして集計・評価しました。
各REIT型投資信託の2020年2月3日の基準価額と、2020年3月31日の基準価額を集計。集計した基準価額から下落率を算出して以下の点数テーブルと照らし合わせ、低いものほど高評価として点数づけを行いました。
【下落率の点数テーブル】
5点:0.00%以下
4点:10.00%
3点:15.00%
2点:30.00%
1点:50.00%以上
REITのメリットは、少額から幅広い不動産へ投資できることというイメージを持っている人も多いと思います。しかし、REITのメリットはそれだけではありません。ここでは、REITのメリットや利回りが高いといわれる理由を詳しく紹介します。
REITのメリットとして、株式の配当利回りや債券の利回りと比べて分配金利回りが高いことが挙げられます。REITを運営する投資法人は利益の90%以上を投資家への配当に回すと法人税が免除されるのが、分配金利回りが高い理由です。
本来、株式の配当金は法人税が引かれた後の利益から受け取れますが、REITの分配金は法人税の免除を前提に設定しているので、実質的に税金が引かれる前の利益から分配金を受け取ることになります。実際、国内REITの分配金利回りの平均は4.62%で、日経平均の配当利回りの平均1.74%や、10年国債の利回り0.73%に大差をつけていました。利回りの高い商品へ投資したい人には注目の金融商品といえるでしょう。
REITのもう1つのメリットとして、長期的に安定した利回りを狙えることも挙げられます。安定した利回りを狙える理由は、REITの主な収益がオフィスビルや商業施設などの賃料収入だからです。
賃料収入は空室の有無で左右されるものの、REITが投資している不動産は入居者と長期契約を結ぶケースが多いため、収入が景気に左右されづらいといえます。資産運用でどれだけ資産が増えるかはその時々の状況によるものの、安定した利回りが狙えれば、状況に左右されず運用計画も立てやすいでしょう。
REITはメリットが多い商品ですが、デメリットや危険性を理解しないと投資できない人も多いでしょう。さらに、「やばい」「やめとけ」などの、ネガティブな口コミを見ると投資していいものか不安になりますよね。ここでは、REITがやめとけといわれる理由のデメリットや危険性を紹介します。
REITを運営する投資法人は、一般企業と同じように経営状態の悪化などで倒産・上場廃止になる場合もあります。どちらのリスクも表面化した場合、価額が大きく下落する可能性は高く、資産を減らすことになるので注意してください。REITに限った話ではありませんが、保有銘柄の経営状況を定期的に確認しておくと良いでしょう。
REITは金融機関から借り入れを行って不動産へ投資するケースもあります。借り入れをすると金利分の利息が発生し、国内の金利が上昇すると支払う利息が増加。利息=コストが増えると賃料収入での利益が減るので、REITの収益は金利変動に大きく左右されます。
REITの投資対象は不動産なので、災害による施設の損壊や入居者の減少が考えられます。修理費などのコスト増や賃料収入の減少で、収益が悪化し価額や分配金が下落することも。とくに、日本は災害が多いため、上記リスクを念頭に入れたうえで投資するのが良いでしょう。
REITのメリット・デメリットがわかっても、直近の情勢や今後の見通しが気になって投資に踏み出せない人も多いでしょう。ここでは、投資の専門家2名に聞いた国内REIT・海外REITそれぞれの見通しを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
REITの投資法人は2種類あり、1ジャンルの不動産で運用する特化型と2ジャンル以上の不動産で運用する複合・総合型があります。投資している物件種別で異なるものの、分散範囲の狭い特化型は利回りが高く、分散範囲が広い複合・総合型はリスクを抑えている傾向に。高い利回りを狙う人や気になる分野の不動産がある人は特化型、リスクを気にしている人は複合・総合型が向いているでしょう。
また、特化型と複合・総合型の投資法人どちらにも共通する比較ポイントとして、格付け・NAV倍率・時価総額があります。格付けは投資法人の経営状況を第三者が判断したもので、AAA〜Dで評価されています。AAAに近いほど安定性が高く、Dに近いほど安定性が低いことになるため、ローリスクな銘柄を選ぶときは注目すると良いでしょう。
NAV倍率は、各投資法人の投資口価格と一口あたりの純資産で算出される、現在値が割安か割高かを測る指標です。数値が小さいほど割安な傾向があり、一般的に1.0より低いと割安と判断されます。割安だからといって、売却時に必ず儲かるわけではないものの、銘柄選びで迷ったときは参考にすると良いでしょう。
時価総額は、投資法人の規模を示す指標であり、時価総額が大きいほど大型の銘柄になり流動性も高いといえます。流動性が高い投資法人は大口の注文でも変動が起きづらくなり、値動きが比較的安定するのが魅力です。いざというときに売買しやすい銘柄を探している人は、購入前に確認しておくと良いでしょう。
2024年2月現在、国内のREITの投資法人は特化型が29銘柄、複合・総合型が29銘柄と合計58銘柄あります。基本的にオフィスビルを含んだ運用をしている銘柄が多く、特化型もオフィスビル・住宅・ホテル・物流施設・商業施設・病院とジャンルは分かれていますが、オフィスビルへ投資する銘柄が2番目に多い状況です。国内REIT市況は基本的にオフィスビルの影響が大きいといえるでしょう。
なお、以下では各ジャンルごとの主な銘柄を紹介するので、銘柄選びの参考にしてください。
【オフィスビル特化の投資法人】
【住宅特化の投資法人】
【ホテル特化の投資法人】
【物流施設特化の投資法人】
【商業施設特化の投資法人】
【ヘルスケア施設特化の投資法人】
【複合型の投資法人】
【総合型の投資法人】
REIT型のETFを選ぶときは投資信託と同様に、信託報酬と投資先に注目しましょう。ETFでも信託報酬があり運用中常に発生することも投資信託と変わらないため、長期保有するつもりならできるだけ低コストな銘柄を選ぶのが良いといえます。なお、ETFの売買には取引手数料も発生するので、よりコストを抑えるなら取引コストも割安なネット証券での売買がおすすめです。
また、ETFも銘柄によって投資先が異なり、国内REIT・海外REITで運用成績が異なります。ETFのなかには、国内のオフィスビルや住宅など特定のジャンルに連動した銘柄もあるので、投資信託よりも細かいジャンルの不動産へ分散投資が可能です。保有資産やほかの金融商品と比較しながら、自分に合った投資先を選ぶのが良いでしょう。
新NISAでもREITに投資できます。つみたて投資枠のラインナップにREITやREIT型投資信託は入っていないものの、成長投資枠であれば投資法人・ETF・投資信託すべて取引可能です。成長投資枠で積立投資をすれば、つみたて投資枠のようにREITを購入できるので、興味がある人は新NISAを使って投資するのも良いでしょう。
分配金利回りの高さに注目して、新NISAでREITを購入するのも良いといえるでしょう。実際、新NISAがスタートした2024年1月からは、配当金の高い銘柄が人気な点も考えると利回りの高いREITも、投資の選択肢に入る商品といえます。
なお、REITは株式と比べて銘柄ごとの決算期がバラついているため、毎月分配金を受け取れるように調整したり、決算後の割安なところを狙って購入したりすることも可能です。
シンプルに運用するなら、今保有している銘柄と同じ割合になるようにREITを購入するのも良いでしょう。どちらの銘柄が運用成績に良い(悪い)影響を及ぼしているか分かりやすくなり、状況に応じてどちらかを増やす(減らす)ことも簡単にできますよ。
一方で、REITの先行きに疑問があるなら、運用資産の5〜10%といった少ない割合に抑えて購入するのも良いでしょう。REITの成績を見ながら、運用資産に占めるREITの割合をどうするか判断できます。年齢・家族構成・収入や資産状況で一概にどちらの運用方法が良いかいえないものの、迷ったときは参考にしてください。
REITに魅力を感じるのであれば、金融商品の運用額の3分の1ほどをREITにあてるのも一つの手です。
REITの魅力は「ローリスク・ミドルリターン」とも表現できる安定感にあります。株式より低いリスクで投資でき、ある程度のリターンを得ることが可能です。
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