資産が多い人だけでなく、将来に向けて20〜40代のうちから始めたい資産運用。株式や投資信託など数ある商品のなかで、手軽さから注目を集めているのが「インデックスファンド」です。とはいえ、SBI証券・楽天証券・三井住友銀行など取扱金融機関はさまざま。また、新興国も含めた世界経済の不安定さもあり、資産を増やすためにどの商品を購入すべきか迷う人も多いのではないでしょうか?
今回は人気のインデックファンドを実際に比較検証して、最もおすすめのインデックスファンドを決定します。
はたしてどれがmybestが選ぶ最もおすすめのインデックスファンドなのでしょうか?インデックスファンドの選び方のポイントも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
スキラージャパン株式会社代表取締役、伊藤亮太FP事務所代表を務める。 2006年に慶應義塾大学大学院 商学研究科経営学・会計学専攻を修了。在学中にCFP®資格を取得する。卒業後、証券会社を経て2007年11月に「スキラージャパン株式会社」を設立。個人の資産設計を中心としたマネー・ライフプランニングの提案を行う傍ら、法人に対する経営コンサルティング、相続・事業承継設計・保険設計の提案・サポート等を行う。 金融をテーマにした豊富な講演実績を持つほか、CFP®受験講座の講師としても活躍する。著書に、『ゼロからわかる金融入門 基本と常識』『高配当投資ランキング大全』『7日でマスターNISA&iDeCoがおもしろいくらいわかる本』等がある。
法人向けの資産相談業務やグループ企業の経営管理、分散金融市場における資産運用事業を手がける。その他、大手のビジネス系メディア「マネー現代:講談社」「ITmediaビジネスオンライン」「四季報オンライン」等で執筆も行っている。 OKOSUMO(公式サイト):https://okosumo.com/ Twitter:https://twitter.com/full_tangent
大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
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また、投資信託のなかでも運用コストが安いのもメリット。インデックスファンドは、アクティブファンドのように企業へのリサーチを行わないためその分運用にかかる費用が安くなっています。インデックスファンド・アクティブファンドでは、最大2%以上も年間のコストが変わるので、コストを抑えたい人ならインデックスファンドが向いているでしょう。
ただし、指数以上のリターンが見込めないため、短期的にはリターンが得られない可能性がある点には注意。市場全体の動きが悪いと成績自体が悪くなる可能性もあります。とはいえ、値動きがわかりやすくコストや手間もかからないインデックスファンドは、初心者でも手を出しやすい商品ですよ。
インデックスファンドは、ほとんどのアクティブファンドにパフォーマンスで勝っています。
実際、アクティブファンドで指数を超える成績なのは全体の2割以下に。パフォーマンスのよいアクティブファンドは別ですが、基本的には低コストのインデックスファンドを選ぶのがよいでしょう。
インデックスファンドを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「3つのポイント」をご紹介します。
ここでは、「信託報酬」「トータルリターン」「標準偏差」などインデックスファンドのパフォーマンスを左右する重要なポイントを紹介します。
低コストで運用するなら、信託報酬が0.20%以下のインデックスファンドがおすすめです。
効率的に利幅を拡大させるには、保有期間中に年率で発生する信託報酬を抑えることが重要。たとえば、0.20%と0.60%の商品を100万円で10年間運用すると、それぞれ20,000円・60,000円となります。数%の差は小さく見えるかもしれませんが、低い信託報酬の商品を選ぶと最終的な利益を増やすことにもつながりますよ。
今回検証した32商品の信託報酬の平均値は0.26%でした。なかには極端に低い商品もあったので、選ぶ際には0.20%ほどを目安にすればローコスト運用といえるでしょう。信託報酬は運用の確実なマイナス要因となるので、ぜひコストの安い商品を選ぶ際の参考にしてみてください。
効率的に運用したいならインデックスファンドの信託報酬は0.20%を目安にしましょう。安いと成績のよい商品になるわけではありませんが、運用の負担になるコストを軽減できますよ。
また、運用コストを比較するときは、投資先や運用方法が近い商品でするのがおすすめです。投資対象ごとに実際の売買までの流れは異なるので、投資先が同じなら正確にコストを比較できますよ。
また、標準偏差は期間中どれだけ変動したのか、つまりリスクの大きさの調査が可能。価格や収益のばらつきを数値化するので、標準偏差が小さいほど上昇幅・下落幅が小さいことを指します。どちらも実績がよいからうまくいくわけではありませんが、自分の目的に合った商品を選ぶ助けになるでしょう。
なお、同じ指数と連動している商品同士を調べても結果に差はほとんどありません。運用開始日や集計期間によって数値の差はありますが、投資対象の銘柄はほぼ同じなため購入後の値動きに差は出ないでしょう。そのため、パフォーマンスを比べるときは違う指数同士を比べてみてください。
インデックスファンドの実績なら「シャープレシオ」にも注目してみましょう。シャープレシオは、リスクに対しどれだけ値上がりに期待できるかを表す指標です。数値が大きいほどリスクを抑えリターンを出していることになります。
運用効率のよい商品を探している人はぜひ参考にしてみてください。
インデックスファンドは、投資対象としている地域・資産によってリスクやリターンは変わります。投資対象は、大幅な値上がりが期待できる株式やREITなどのリスク資産、変動の小さい現金・債券などの安定資産に分かれます。
ここでは、国内株式型や先進国株式型などそれぞれの特徴について紹介します。
国内株式での運用なら為替リスクが抑えられているので、外国資産で運用している商品と比べリスクは控えめに。投資対象もトヨタ自動車やソニーなど、国内で活躍する企業が中心となるため値動きも追いやすいですよ。
また、株式としての大きな値上がりや配当収益にも期待できる商品です。そのため、リスクを抑えながらも、リターンを狙った運用ができるといえるでしょう。
【代表的な指数】
国内株式は一般的に先進国株式・新興国株式にリターン面で劣るとみられがちですが、直近20年間なら最も成績が優れていたこともあります。特定の資産が常に優秀ということはないので、さまざまな資産に分散して運用するのがおすすめですよ。
先進国株式型は、MSCIコクサイ指数やS&P500などの株式指数に連動するインデックスファンド。特徴は、アメリカやヨーロッパなど経済が成熟した国の株式に投資するので、安定的なリターンに期待できる点です。
また、多くの指数で運用の中心は米国株のため、グローバルに活躍する成長力の高い企業にも投資可能。外国資産なので為替変動の影響を受けますが、高い利回りに期待した運用もできますよ。
【代表的な指数】
バランス型は、購入するだけで世界中の株式・債券・REITなどの金融商品に投資できるインデックスファンドです。国内外のさまざまな資産に投資することで、運用資産全体の変動を抑えて利回りを高めることができます。
また、資産の配分比率を考えなくて済むのもメリット。リスク・リターンの計算をして運用資産のバランスを決めるのはハードルが高いですよね。バランス型ならプロが資産比率を決定しているので、手間なく分散投資を始めることができますよ。
年齢や目的に合った資産比率のバランス型インデックスファンドを選びましょう。運用できる期間や目標金額によって、取れるリスクや狙いたいリターンは変わってきます。
資産の状況次第ではありますが、積極的にリターンを狙う人はリスク資産の比率が50%以上、地道にコツコツ運用したい人は安定資産の比率が70%以上を参考にしてみてください。
新興国や株式以外を投資対象としたインデックスファンドも確認しましょう。
新興国株式は、中国やインド、ブラジルなど途上国で活躍する企業を投資対象とする商品。情勢などが不安定でリスクは高いですが、経済成長の余地が多く長期的に見ると高いリターンにも期待できます。
債券は、国や企業が発行した満期になると元金が償還される商品。株式のようなリターンは見込めませんが、設定金利に応じて利息がもらえるので安定した収益が見込めますよ。
REITは、個人では保有するのが難しい不動産に少額から運用できる商品。また、不動産は賃料など長期で安定した収益を生むため、株式と比べるとリターンの可能性が高いのも魅力です。1つの商品にこだわらず、投資対象が分散されるよう複数の商品で運用するのがよいでしょう。
【代表的な指数】
また、積立金額は100〜10,000円から始められるのが一般的。運用期間・目標金額・想定利回りによって積立金額は変わりますが、少ない金額で投資をスタートできる可能性も。具体的な運用計画を立てたい人は、金融庁などの資産運用シミュレーターを活用してみましょう。
なお、金融機関で取引口座を開設しないと、インデックスファンドを購入できません。投資したい商品決まったら、取扱のある金融機関で口座を開設しましょう。以下の記事では、インデックスファンドを購入するのにおすすめなネット証券の選び方を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
万能にみえる積立投資ですが、右肩上がりを続ける指標においては一括での投資が積立投資を上回る傾向にあります。
株式の価格は有史以来、ずっと右上がりになっているため余裕資金がある人はタイミングを見て、一括投資を検討するのも悪くないでしょう。
商品 | 画像 | おすすめスコア | リンク | ポイント | おすすめスコア | 詳細情報 | ||||||||||||||||||||||||||||
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コストの安さ | リターンの高さ(実績) | 下落率の低さ(実績) | 主な取扱金融機関 | 運用スタイル | 投資対象のREIT | 連動指数 | 投資範囲 | バランスファンドのタイプ | 投資対象 | 信託報酬 | トータルリターン(1年) | トータルリターン(3年) | トータルリターン(5年) | トータルリターン(検証時) | 標準偏差(1年) | 標準偏差(3年) | 標準偏差(5年) | シャープレシオ(1年) | シャープレシオ(3年) | シャープレシオ(5年) | 信託財産留保額 | つみたて投資枠対象銘柄 | 信託財産留保額なし | 純資産総額 | 純資産推移 | 基準価額 | 設定日 | 運用会社 | ||||||
1 | 三菱UFJアセットマネジメント eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) | ![]() | 日本株で効率よく運用するならこの銘柄!コスト・リターンが優秀 | SBI証券、楽天証券、岡三オンライン、SMBC日興証券、マネックス証券、松井証券、GMOクリック証券、auカブコム証券、三菱UFJ銀行 | インデックス型 | 不明 | 日経平均 | 不明 | 不明 | 不明 | 0.143% | 21.07% | 13.55% | 12.96% | 9.61%(2018年2月2日~2025年1月18日) | 13.1% | 15.28% | 16.53% | 1.31 | 0.71 | 0.83 | 0% | 1,347.55億円(2024年10月4日) | +52.53億円 | 18,778円(2025年1月18日) | 2018年2月2日 | 三菱UFJ国際投信 | |||||||
1 | アセットマネジメントOne たわらノーロード 日経225 | ![]() | 日本株を長期で運用したいなら必見!コストを抑えてリターンも狙える | SBI証券、楽天証券、岡三オンライン、SMBC日興証券、マネックス証券、松井証券、みずほ証券、auカブコム証券、みずほ銀行、三菱UFJ銀行 | インデックス型 | 不明 | 日経平均 | 不明 | 不明 | 不明 | 0.143% | 21.02% | 13.50% | 12.91% | 9.58%(2018年2月2日~2025年1月18日) | 15.98% | 15.28% | 16.53% | 1.30 | 0.70 | 0.83 | 0% | 1,827.03億円(2024年10月4日) | +47.46億円 | 23,110円(2025年1月18日) | 2015年12月7日 | アセットマネジメントOne | |||||||
1 | ニッセイアセットマネジメント <購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド | ![]() | 日本の有名企業へ投資するなら注目!比較的高いリターンを狙える | SBI証券、楽天証券、SMBC日興証券、auカブコム証券、岡三オンライン、松井証券、マネックス証券、ソニー銀行、東海東京証券、三菱UFJ銀行 | インデックス型 | 不明 | 日経平均 | 不明 | 不明 | 不明 | 0.143% | 21.18% | 13.55% | 12.97% | 9.67%(2018年2月2日~2025年1月18日) | 15.97% | 15.28% | 16.54% | 1.31 | 0.71 | 0.83 | 0% | 966.14億円(2024年10月4日) | +23.94億円 | 25,067円(2025年1月18日) | 2016年11月21日 | ニッセイアセットマネジメント | |||||||
4 | 三菱UFJ国際投信 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | ![]() | コストがかなり優秀。幅広い日本株へ分散投資できる銘柄 | SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券、SMBC日興証券、岡三オンライン、GMOクリック証券、三菱UFJ銀行 | インデックス型 | 不明 | TOPIX | 不明 | 不明 | 不明 | 0.143% | 20.30% | 14.49% | 12.63% | 7.94%(2018年2月2日~2025年1月18日) | 12.21% | 11.80% | 13.68% | 1.34 | 1.00 | 0.97 | 0% | 2,288.33億円(2024年10月4日) | +66.07億円 | 20,865円(2025年1月18日) | 2017/02/27 | 三菱UFJ国際投信 | |||||||
5 | 三井住友DSアセットマネジメント 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド | ![]() | 低コストかつ高めのリターン。コツコツ資産を増やしたい人に | SBI証券、楽天証券、岡三オンライン、SMBC日興証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券 | インデックス型 | 不明 | TOPIX | 不明 | 不明 | 不明 | 0.176% | 20.27% | 14.45% | 12.60% | 7.92%(2018年2月2日~2025年1月18日) | 12.23% | 11.81% | 13.69% | 1.33 | 1.00 | 0.97 | 0% | 1,437.10億円(2024年10月4日) | +26.65億円 | 47,314円(2025年1月18日) | 2011年12月9日 | 三井住友DSアセットマネジメント | |||||||
6 | 野村アセットマネジメント 野村インデックスファンド・TOPIX | ![]() | リターンの水準は魅力的。類似商品より高コストなのはネック | SBI証券、楽天証券、SMBC日興証券、イオン銀行、auカブコム証券、野村證券、松井証券、マネックス証券、東海東京証券 | インデックス型 | 不明 | TOPIX | 不明 | 不明 | 不明 | 0.44% | 19.91% | 14.15% | 12.30% | 7.65%(2018年2月2日~2025年1月18日) | 12.21% | 11.80% | 13.68% | 1.31 | 0.98 | 0.95 | 0% | 75.72億円(2024年10月4日) | +1.78億円 | 40,302円(2025年1月18日) | 2010年11月26日 | 野村アセットマネジメント |
良い
気になる
「eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)」は日経平均に連動しているため、有名な国内企業の株式で運用したい人におすすめ。リターンが高水準なうえ、コストである信託報酬も安いので効率の良い運用が狙えます。
信託報酬は今回比較した日本株投資信託の平均0.746%や、インデックスファンドの平均0.198%より割安な0.143%でした。毎月2万円で20年間積立投資した場合のコストは約6.9万円と安く、効率よく長期運用したい人には魅力的です。
高いリターンもうれしいポイント。2018年2月2日から2025年1月18日までのリターンは9.61%で、この水準で20年間積立投資ができた場合は投資資金が約3倍まで成長します。あくまでシミュレーションの結果ではありますが、日本株を長期運用してリターンを狙いたい人にとっては有力候補な銘柄です。
一方で、下落率が大きめな水準な点はネック。コロナショック時は-16.79%と、同じ日本株の指数であるTOPIXに連動する銘柄より大きい下落でした。とはいえ、外国株よりは下落幅を抑えており、類似商品の下落水準とは変わらないので、特別値動きの激しい銘柄ではないでしょう。
主な取扱金融機関 | SBI証券、楽天証券、岡三オンライン、SMBC日興証券、マネックス証券、松井証券、GMOクリック証券、auカブコム証券、三菱UFJ銀行 |
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運用スタイル | インデックス型 |
投資対象のREIT | 不明 |
連動指数 | 日経平均 |
投資範囲 | 不明 |
バランスファンドのタイプ | 不明 |
投資対象 | 不明 |
信託報酬 | 0.143% |
トータルリターン(1年) | 21.07% |
トータルリターン(3年) | 13.55% |
トータルリターン(5年) | 12.96% |
トータルリターン(検証時) | 9.61%(2018年2月2日~2025年1月18日) |
標準偏差(1年) | 13.1% |
標準偏差(3年) | 15.28% |
標準偏差(5年) | 16.53% |
シャープレシオ(1年) | 1.31 |
シャープレシオ(3年) | 0.71 |
シャープレシオ(5年) | 0.83 |
信託財産留保額 | 0% |
つみたて投資枠対象銘柄 | |
信託財産留保額なし | |
純資産総額 | 1,347.55億円(2024年10月4日) |
純資産推移 | +52.53億円 |
基準価額 | 18,778円(2025年1月18日) |
設定日 | 2018年2月2日 |
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の口コミ・評判は?リターン・コストを検証してよい点・気になる点を解説!
良い
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「たわらノーロード 日経225」は日経平均に連動しており、日本の有名企業へ幅広く投資できます。長期運用で重要なコストが割安で、検証した期間におけるリターンも高いため、日本株を長期運用したい人におすすめの銘柄です。
信託報酬は今回比較した日本株投資信託の平均や、インデックスファンドの平均より安い0.143%。毎月2万円で20年間積立投資した場合のコストを日本株投資信託の平均と比べると、約31万円ほどコストを抑えられます。日本株を効率よく運用したい人には注目の銘柄といえるでしょう。
高水準のリターンも魅力。2018年2月2日から2025年1月18日までのリターンは9.58%で、この成績で20年間積立投資をした場合は投資資金が約3倍まで成長します。あくまで過去の実績なので運用成果は約束できませんが、日本の有名企業へ幅広く投資して、リターンを狙いたい人には選択肢に入る銘柄です。
しかし、コロナショック時は-16.80%とTOPIXに連動する銘柄を超える下落でした。同じ日本株に連動している銘柄に劣っている点はネックです。とはいえ、外国株より下落率を抑えられていたため、特別値動きの激しい銘柄ではないといえるでしょう。
主な取扱金融機関 | SBI証券、楽天証券、岡三オンライン、SMBC日興証券、マネックス証券、松井証券、みずほ証券、auカブコム証券、みずほ銀行、三菱UFJ銀行 |
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運用スタイル | インデックス型 |
投資対象のREIT | 不明 |
連動指数 | 日経平均 |
投資範囲 | 不明 |
バランスファンドのタイプ | 不明 |
投資対象 | 不明 |
信託報酬 | 0.143% |
トータルリターン(1年) | 21.02% |
トータルリターン(3年) | 13.50% |
トータルリターン(5年) | 12.91% |
トータルリターン(検証時) | 9.58%(2018年2月2日~2025年1月18日) |
標準偏差(1年) | 15.98% |
標準偏差(3年) | 15.28% |
標準偏差(5年) | 16.53% |
シャープレシオ(1年) | 1.30 |
シャープレシオ(3年) | 0.70 |
シャープレシオ(5年) | 0.83 |
信託財産留保額 | 0% |
つみたて投資枠対象銘柄 | |
信託財産留保額なし | |
純資産総額 | 1,827.03億円(2024年10月4日) |
純資産推移 | +47.46億円 |
基準価額 | 23,110円(2025年1月18日) |
設定日 | 2015年12月7日 |
運用会社 | アセットマネジメントOne |
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「ニッセイ 日経平均インデックスファンド」は日経平均に連動しており、ソニーやトヨタなどの有名企業へ投資したい人に向いている銘柄です。購入時・売却時の手数料がなく信託報酬も安いことに加え、リターンの水準も高いため日本株でも値上がりを期待した運用ができます。
2018年2月2日から2025年1月18日までのリターンが9.67%と高水準でした。この成績を20年間維持して積立投資した場合は、投資資金が約3.1倍まで成長します。過去の実績なので想定どおりになるかは予測できないものの、長期で見たときに十分資産を大きくできるスペックを持った銘柄です。
コストの安さも魅力。信託報酬が0.143%と今回比較した日本株投資信託のなかでもトップクラスの安さでした。長期運用をした際の費用をほかの銘柄より抑えられるので、効率的に運用したい人にはぴったりの銘柄といえます。
一方で、コロナショック時は-16.77%と大きめの下落。今回比較したTOPIXに連動する銘柄や、一部のアクティブファンドより下落率が大きいのはネックといえます。とはいえ、リスクが高いといわれる外国株よりは下落を抑えているので、変動の激しすぎる銘柄とはいえないでしょう。
主な取扱金融機関 | SBI証券、楽天証券、SMBC日興証券、auカブコム証券、岡三オンライン、松井証券、マネックス証券、ソニー銀行、東海東京証券、三菱UFJ銀行 |
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運用スタイル | インデックス型 |
投資対象のREIT | 不明 |
連動指数 | 日経平均 |
投資範囲 | 不明 |
バランスファンドのタイプ | 不明 |
投資対象 | 不明 |
信託報酬 | 0.143% |
トータルリターン(1年) | 21.18% |
トータルリターン(3年) | 13.55% |
トータルリターン(5年) | 12.97% |
トータルリターン(検証時) | 9.67%(2018年2月2日~2025年1月18日) |
標準偏差(1年) | 15.97% |
標準偏差(3年) | 15.28% |
標準偏差(5年) | 16.54% |
シャープレシオ(1年) | 1.31 |
シャープレシオ(3年) | 0.71 |
シャープレシオ(5年) | 0.83 |
信託財産留保額 | 0% |
つみたて投資枠対象銘柄 | |
信託財産留保額なし | |
純資産総額 | 966.14億円(2024年10月4日) |
純資産推移 | +23.94億円 |
基準価額 | 25,067円(2025年1月18日) |
設定日 | 2016年11月21日 |
運用会社 | ニッセイアセットマネジメント |
ニッセイ日経平均インデックスファンドはおすすめ?利回り・下落率・コストを調べてよい点や気になる点を解説!
良い
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特徴は、TOPIXに連動しているため、東証市場に上場している約2,200銘柄に投資できる点です。トヨタやソニーなどの有名な企業へも投資できるので、幅広い日本株を拾いたい人は注目すべき銘柄といえます。
検証では、信託報酬が0.143%とかなりの低コストでした。2018年2月2日から2025年1月18日までのリターンも7.94%と高く、この成績で20年間積立投資できた場合は投資した資金が約2.5倍まで成長します。あくまでシミュレーションした結果ですが、一定以上のリターンを狙いつつ低コストで運用できる銘柄といえるでしょう。
コロナショック時は-15.03%と、日本株全体の下落幅とほぼ同水準でした。今回比較した日経平均に連動している銘柄よりは下落を抑えていた点は魅力的です。さまざまな日本株に分散投資しつつ、資金を増やしたい人なら検討の価値がある銘柄といえます。
主な取扱金融機関 | SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券、SMBC日興証券、岡三オンライン、GMOクリック証券、三菱UFJ銀行 |
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運用スタイル | インデックス型 |
投資対象のREIT | 不明 |
連動指数 | TOPIX |
投資範囲 | 不明 |
バランスファンドのタイプ | 不明 |
投資対象 | 不明 |
信託報酬 | 0.143% |
トータルリターン(1年) | 20.30% |
トータルリターン(3年) | 14.49% |
トータルリターン(5年) | 12.63% |
トータルリターン(検証時) | 7.94%(2018年2月2日~2025年1月18日) |
標準偏差(1年) | 12.21% |
標準偏差(3年) | 11.80% |
標準偏差(5年) | 13.68% |
シャープレシオ(1年) | 1.34 |
シャープレシオ(3年) | 1.00 |
シャープレシオ(5年) | 0.97 |
信託財産留保額 | 0% |
つみたて投資枠対象銘柄 | |
信託財産留保額なし | |
純資産総額 | 2,288.33億円(2024年10月4日) |
純資産推移 | +66.07億円 |
基準価額 | 20,865円(2025年1月18日) |
設定日 | 2017/02/27 |
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
良い
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「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」は、三井住友DSアセットマネジメントが提供する日本株投資信託です。
特徴は、TOPIXに値動きが連動するよう運用しているインデックスファンドであること。この銘柄1つで日本を代表する有名企業を含めた約2,200銘柄に投資でき、購入手数料も無料なので幅広い日本株に気軽に投資できます。
検証では、信託報酬が0.176%と今回比較した日本株投資信託のなかでは比較的低コストでした。2018年2月2日から2025年1月18日までのリターンも7.92%と高い水準といえます。過去の実績ではあるものの、この成績を20年間維持した場合、積立投資をしていると投資資金が約2.4倍まで成長するため、ある程度は資産を増やせるスペックを有している銘柄といえるでしょう。
コロナショック時は-15.03%と、日経平均に連動している銘柄より下落を抑えていました。安定資産の債券と比べると下落率は大きいものの、日本株のなかでは比較的リスクを抑えています。日本株を長期で保有して、コツコツ資産を増やしたい人には一考の価値がある銘柄といえるでしょう。
主な取扱金融機関 | SBI証券、楽天証券、岡三オンライン、SMBC日興証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券 |
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運用スタイル | インデックス型 |
投資対象のREIT | 不明 |
連動指数 | TOPIX |
投資範囲 | 不明 |
バランスファンドのタイプ | 不明 |
投資対象 | 不明 |
信託報酬 | 0.176% |
トータルリターン(1年) | 20.27% |
トータルリターン(3年) | 14.45% |
トータルリターン(5年) | 12.60% |
トータルリターン(検証時) | 7.92%(2018年2月2日~2025年1月18日) |
標準偏差(1年) | 12.23% |
標準偏差(3年) | 11.81% |
標準偏差(5年) | 13.69% |
シャープレシオ(1年) | 1.33 |
シャープレシオ(3年) | 1.00 |
シャープレシオ(5年) | 0.97 |
信託財産留保額 | 0% |
つみたて投資枠対象銘柄 | |
信託財産留保額なし | |
純資産総額 | 1,437.10億円(2024年10月4日) |
純資産推移 | +26.65億円 |
基準価額 | 47,314円(2025年1月18日) |
設定日 | 2011年12月9日 |
運用会社 | 三井住友DSアセットマネジメント |
良い
気になる
特徴は、購入する金融機関によっては最大1.1%の購入手数料がかかる点です。100万円購入する場合、運用開始時に最大1.1万円の購入手数料がかかるので、購入前にいくらかかるか確認しておきましょう。
検証では、2018年2月2日から2025年1月18日までのリターンが7.65%と高めの水準でした。この水準を維持して20年間積立投資すると、約2.4倍まで投資資金が成長します。あくまでシミュレーションの結果なので想定どおりになるとは限りませんが、ある程度のリターンは狙える銘柄といえるでしょう。
コロナショック時は-15.10%と類似商品と同水準の下落でしたが、信託報酬は0.44%とインデックスファンドとしては高めのコストでした。今回比較したTOPIXまたは日経平均に連動する銘柄のなかで、最も高いコストなのはネックです。低コストで運用できる類似商品があることを考えると、今回の検証では選択の優先順位は低い銘柄といえます。
主な取扱金融機関 | SBI証券、楽天証券、SMBC日興証券、イオン銀行、auカブコム証券、野村證券、松井証券、マネックス証券、東海東京証券 |
---|---|
運用スタイル | インデックス型 |
投資対象のREIT | 不明 |
連動指数 | TOPIX |
投資範囲 | 不明 |
バランスファンドのタイプ | 不明 |
投資対象 | 不明 |
信託報酬 | 0.44% |
トータルリターン(1年) | 19.91% |
トータルリターン(3年) | 14.15% |
トータルリターン(5年) | 12.30% |
トータルリターン(検証時) | 7.65%(2018年2月2日~2025年1月18日) |
標準偏差(1年) | 12.21% |
標準偏差(3年) | 11.80% |
標準偏差(5年) | 13.68% |
シャープレシオ(1年) | 1.31 |
シャープレシオ(3年) | 0.98 |
シャープレシオ(5年) | 0.95 |
信託財産留保額 | 0% |
つみたて投資枠対象銘柄 | |
信託財産留保額なし | |
純資産総額 | 75.72億円(2024年10月4日) |
純資産推移 | +1.78億円 |
基準価額 | 40,302円(2025年1月18日) |
設定日 | 2010年11月26日 |
運用会社 | 野村アセットマネジメント |
新NISAのつみたて投資枠では、金融庁が定めた基準をクリアしたインデックスファンドのみ購入できます。
つみたて投資枠は、長期的な資産形成を促進するために導入された制度。そのため、長期投資・積立投資・分散投資に向いている商品に限定されています。
金融庁がインデックスファンドに設定した主な基準は以下のとおりです。
そのほか細かな条件はありますが、一定の基準以上のインデックスファンドから運用するものを選べるのは魅力的ですね。
なお、新NISAの成長投資枠ではインデックスファンドに限らず、国内外の株式などにも投資可能。金融機関ごとの対応商品の違いはありますが、自由に商品を選びたい人には成長投資枠が向いているでしょう。
インデックスファンドは、投資初心者や長期での資産運用を考えている人におすすめ。
インデックスファンドなら指数に値動きを連動させるため、指数を構成するすべての銘柄に投資できます。専門的な知識がなくても自然と分散投資できるのは、はじめて投資する人にとっては心強いですね。
また、リサーチ費用や運用担当者への報酬が発生しないので運用コストが安い傾向にあります。運用が長くなるほど費用負担は重くなるため、コストの安いインデックスファンドなら長期運用にも向いていますよ。
短い期間での大きな値上がりには期待できず、投資の知識があまりつかないことには注意してください。
インデックスファンドでは、指数内の特定銘柄が値上がりしても、全体が上昇しなければリターンは小さくなります。そのため、銘柄を絞ったアクティブファンドと比べると、短期的に大きな利益を狙うのは難しい傾向に。短期間での値動きに一喜一憂せず、地道にリターンを重ねていくのがよいでしょう。
また、ほかの金融商品に投資する場合、市場や企業の動向を調査する必要も。手軽に投資できるインデックスファンドでは、知識はつきづらいといわれています。今後、運用について学んでいきたい人は、インデックスファンド以外の商品にも投資して経験を積んでいくのがよいでしょう。
1位: 三菱UFJアセットマネジメント|eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
1位: アセットマネジメントOne|たわらノーロード 日経225
1位: ニッセイアセットマネジメント|<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド
4位: 三菱UFJ国際投信|eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
5位: 三井住友DSアセットマネジメント|三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド
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