商業印刷に限って、話を進めていきたいと思います。
まず、オフ輪と平台で用紙寸法が違うらしい、との質問について....
オフ輪の規格は、主にA1,A2,B1,B2があります。現在主流になっているのはB2サイズです。ここで注意すべき点は、実際にはA全,A半,B全,B半である、という事です。A全判というのはA1判より少し大きいです。B判や半切についても同じ事です。
平台については、4/6全判,菊全判,菊半切が主流です。
4/6全判はB全判より一回り大きく、菊全判はA全判より一回り大きいです。なぜ、A判,B判規格ではないか、という問題ですが、オフ輪に比べて平台はアートポストなど、特殊紙,高品位紙に印刷する事が多く、それらの紙は4/6判,菊判でしか生産されていないからです。
もちろん、平台でもA判,B判の紙に印刷する事もあります。(この場合もA1,B1ではない)
例えば、B5の両面4色カラーのペラ物を200000部印刷する場合、次の方法が考えられます。
1.B2輪転で8面付け表裏8版の25000通し(用紙サイズはB半)
2.4/6全判機で16面付け片面4版の12500通し×2工程(用紙サイズはB全)
平台で刷った場合、後工程で断裁しますので、仕上がりはきっちりB5サイズに出来ますが、
オフ輪の場合ですと断裁されて出て来ますが、余分な部分を落としている訳ではなく、B判半切をただ8等分に切っているだけですので、仕上がりもB判16切となり、B5よりは少し大きいです。
ただしオフ輪でも、シーター出しにして後工程で断裁したり、折丁出しにして製本する場合は、B5サイズになります。
最後に、現在オフセット印刷について執筆中、との事ですが、物書きというのは自分の書いた事に対して責任を負わなければなりません。迷惑するのはそれを参考にする学生やクリエイターの人達です。近所の印刷会社に見学に行かれましたか?関連図書を調べましたか?それらをしてから執筆にあたる事で、momokuboさんの責任は果たされると思います。
長文をお読み頂き、お疲れ様でした。
お礼
大変お返事おくれて申し訳ありません。 親切に解答してくださってありがとうございます。 まだまだ勉強が必要なのだと、実感してしまいました...