11/18 質問「タイ文字で日本語」の回答は読まれましたか?
中国語の標準語(普通話)の発音表記には、ピンインが国際的に認知されて
ます。中国語学習者はたいていお世話になってます。
いわば、中国式ローマ字で、英語と同じラテン文字でこれが最も有効です。
声調(音調ではなく声調です)符号は母音の上に書かれます。
「中国語をあらわすのに表音文字は何語がいい」という質問なら、
ベトナム語でしょう。もっともベトナム語の言語体系は関係なく、ローマ字
に、声調記号をつけるという方式だけの意味です。実質、音素の割り当てが
中国語にチューニングされていて、実績のあるピンインですけどね。
タイ文字は、他の言語を表すには、最適とはいえません。以下理由。
子音字が子音音素としては、複数あり、声調ごとに使い分ける必要があり、
声調記号との組み合わせで声調が決まるため、複雑になっている。
他の声調言語とは、声調体系が異なるため、無理に変換した割付になる。
ベトナム語のように、分離固定の声調記号が単純で望ましい。そのため、
タイ文字方式の声調記号を無視すると、文字が無駄に多くなり、非効率。
また、母音字が付加記号的扱いで子音字の上下左右におくため、母音の
解読も慣れるまで手間で、さらに三重母音やタイ語にない二重母音も表記
がないため さらに複雑化する。ローマ字なら 順番に母音字を並べるだけ。
その他の文字について。
ヒンディー語などインドのいくつかの言語とネパール語で使われている
ディーバーナーガリー文字も母音字が独立してなくて、複雑な重母音が
工夫要。
アラビア文字ももともと母音字がなく、母音が少ない言語用のため、
さらに工夫要。
ギリシャ文字やロシア語などで使われるキリル文字は、ラテン文字と
同程度で、普及度から、これらを使う理由はない。
いずれにしても、声調記号は、固定のものを独自に付加する必要がある。
お礼
ベトナム語は中国語をあらわしやすいですね。 ご回答ありがとうございます。