登録日:2012/03/03(土) 09:06:00
更新日:2024/04/29 Mon 04:05:16
所要時間:約 4 分で読めます
『アスラズ ラース』(Asura's Wrath)は2012年2月23日にカプコンから発売されたアクションゲーム。
開発はサイバーコネクトツー。
ニュータイプエースにてコミカライズもされており、タイトルは『ASURA's WRATH 廻』。
ゲームと展開が異なり、オリジナルキャラも登場する。ぶっちゃけゲームの方より評価高いかも……
▽目次
【あらすじ】
神国トラストリムという巨大仏教国家が支配する遠き過去か遥かなる未来かわからぬ世界。
地上に住む人間たちは、魔物"ゴーマ"の脅威に怯える生活を強いられていた。
トラストリムの指導者であり神皇の命より、人々の想いや魂のエネルギー「マントラ」をパワーとして用いて戦う戦士・八神将は、ゴーマを殲滅すべくゴーマの根源"ヴリトラ"に戦いを挑み、それを打ち破る。
八神将の一人・アスラはライバルのヤシャとともに家族のもとに帰還。束の間の平和を満喫する。
だが、トラストリムの神皇が殺害され、罪が仲間の
八神将らによってアスラに擦り付けられたことによって、妻は殺害され娘は八神将に巫女として利用すべく誘拐。
彼も八神将総司令
デウスにより殺害されてしまった。
それより一万二千年後……復活を果たしたアスラはかつての同胞たちへの復讐を始めるが……
【ゲーム内容】
一言で言えばアクションパートのあるCGアニメ。
アニメのようにAパートとBパートに分かれており、アイキャッチもあるという徹底ぶり。しかも
次回予告もある。
本編は四部構成で、「怒門編」「破道編」「夜鏡編」、そして
DLCとして配信された真の最終章「輪壊編」で本編全22話+αから成る。
アクションパートではアスラを操作し、ゴーマや神国軍を蹴散らす。一部のステージではヤシャも操作できる。ぶっちゃけ適当にボタン押してればすぐ殲滅できる。難しい操作は無く、初心者でもらくらく進める。
ムービーパートでは、頻繁にボタン入力がある。ぶっちゃけムービーをじっくり見てる暇はない……
特にボス戦ではめちゃくちゃ多い。しかし、ボスの話を遮って先制パンチを叩きこむのはなかなか痛快。
【演出】
本作を語る上で欠かせないのは、ド派手な演出である。
惑星サイズの敵の攻撃をパンチの連打で押し返したり、師匠との月面バトルで、相手の刀を白刃取りしたら
刀が伸びてそのまま大気圏突破して地球に落下するなど、ブッ飛び過ぎて度肝を抜かれること請け合いなしである。
また、特別演技監督に板野一郎氏を起用しているため、空中戦などのシーンでは臨場感のある
板野サーカスが繰り広げられる。
【評価】
"体験型連続活劇"アクションという新たなジャンルを築いた本作であるが、
◆アクションパートが少ない
◆QTEが多すぎる
◆真エンドがまさかの打ち切りエンド
◆↑の打ち切りエンドのその後を描く完結編が別売りのDLC
などといった点で批判が多く、ゲームとしてはあまり良い評価はもらっていない。
ストーリーを体感したいのにアクションが苦手な人の為の入門編、「純粋なアクションゲーム」ではなく「動かせる映像作品」と見れば評価できないわけではない。
実際、上述の通りのかなり大袈裟な演出面やストーリー、加えて音楽に関しても文句の無いクオリティであり、物語としての評価は高い方である。
DLCは完結編の配信の他、本編で語られなかった部分を補完するSTUDIO4℃によるアニメーションなど。ちなみにアニメでもQTEがあるので、
やっぱりゆっくり視聴はできない。
さらに本編とはストーリーの繋がりがない外伝として『
ストリートファイター』とコラボレーションした
「異聞編」全2話も配信。
【登場人物】
主要人物
◆アスラ(CV:
安元洋貴)
主人公。元・八神将の一人。自分を裏切り、妻と娘を奪った神々への復讐のために戦う。その戦闘力は凄まじく、
惑星サイズにまで巨大化した敵をも打ち破る。よく腕が生え、よく殴り、そしてよくもげる。
非常に短気で粗暴な性格だが、家族に対する愛情は深く、特に愛娘ミスラに対しては親バカ丸出し。
「奪うだけの神など要らぬ!!」
◆ヤシャ(CV:
諏訪部順一)
七星天の一人で、お互い若い頃からずっと争ってきたアスラの
ライバル。
ドゥルガとは実兄妹であり、アスラとは義兄弟の関係にある。
性格は冷静で思慮深く、拳による打撃技が主なアスラに対し、脚技と手刀による斬撃技を得意とするなど、アスラとは何もかも正反対。
デウスの掲げる大義を信じ、アスラを裏切るが……
「神と言えど過ちは正さねばならぬ。」
◆ミスラ(CV:
釘宮理恵)
アスラの娘。マントラを増幅させる力に優れた巫女。
その力は歴代の巫女よりも資質が飛び抜けていたため、その能力に目をつけた七星天によって誘拐される。
彼女の存在は計画に最重要らしく、エネルギー増幅装置として利用される。
◆ドゥルガ(CV:
井上喜久子)
アスラの妻でヤシャの妹。アスラの良き理解者であり、心優しく、まさに母性の塊といった女性。
しかし、アスラが八神将達から裏切られた時に同時に彼女もクーデターに巻き込まれて殺されてしまう。
◆デウス(CV:
江原正士)
◆オルガ(CV:本田貴子)
◆オーガス(CV:
石塚運昇)
◆カルロ(CV:
大塚周夫)
◆セルゲイ(CV:
飛田展男)
◆ワイゼン(CV:
茶風林)
神国トラストリムの指導者たち。アスラがいた頃は「八神将」という名前であった。
ゴーマ殲滅を掲げ、地上に戦火を撒き散らす。でかくなったり、刀伸ばしたりぺしゃんこにされたり、瞬殺されたりと忙しい連中。詳細は該当項目を参照。
その他
◆黄金の蜘蛛
狭間の世界の主。アスラに助言を授け、世界を救うよう促す謎の存在。
真エンドの描写を見るに、全ての黒幕。
……その体は怒りによって駆動する。
連続ドラマを「体験する」感覚!
その生き様に「同調する」感覚!
それは怒れる真漢の、凄絶なる神への反逆劇!
神仏クラスの壮大なバトルを体感せよ!
自分が何に怒っているのか分かった人は追記・修正をお願いします。
- 少年マンガ好きなら是非見てもらいたい映画だ。 -- 名無しさん (2014-03-01 08:25:53)
- 話自体は結構好き。どんだけ偉かろうが力があろうが最終的には殴り合いで戦う理由も極めて単純だし -- 名無しさん (2014-05-11 05:14:39)
- ↑2節子これ映画ちゃう、ゲームや!まあゲームとしては駄作なのは擁護出来んが映画としてみるなら良作、というかなぜ映画にしなかったと言いたいレベル -- 名無しさん (2014-12-10 20:07:21)
- どっかでは「バ神ゲー」とか言われてたけど、まさにこの作品を的確に表した一言だと思う。そして(ある意味)名言だらけのこの作品で「誰かに導いて貰わねば滅ぶ世界など滅びてしまえ!」が一番好きな台詞だわ -- 名無しさん (2015-04-20 04:18:17)
- アスラズラースに匹敵しなくても、それ位男らしいゲームってないかな? -- 名無しの紙 (2015-10-22 22:50:18)
- ↑ 追記 アニメならスクライドがあるけど -- 名無しさん (2015-10-22 22:50:57)
- ↑3 そしてそれがアスラの怒りの理由…。 ↑5 全ては愛する者の未来のために戦い抜いたアスラに敬意を示したくなった。 -- 名無しさん (2021-07-24 01:02:10)
- システム面は5段階で3だが、 ストーリーは熱くスケールも壮大。ムービーもPS4か5並の精巧さで、正に隠れた名作。 -- 名無しさん (2024-04-29 04:05:16)
最終更新:2024年04月29日 04:05