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ジュラルドン

登録日:2019/12/21 Sat 21:00:46
更新日:2025/01/12 Sun 10:49:45
所要時間:約 6 分で読めます





磨きあげた金属のような体は 軽いうえに硬いが 錆びやすいのが欠点なのだ。



ジュラルドンとは、『ポケットモンスター』シリーズのポケモンの一種である。


【データ】


全国図鑑No.0884
分類:ごうきんポケモン
英語名:Duraludon
高さ:1.8m
重さ:40.0㎏
タマゴグループ:鉱物/ドラゴン
性別比率:♂50%♀50%

タイプ:はがね/ドラゴン
特性:ライトメタル(自分の重さが半分になる)
   ヘヴィメタル(自分の重さが2倍になる)
隠れ特性:すじがねいり(相手の 技を 引き受ける 特性や 技の 影響を 無視 できる)



HP:70
攻撃:95
防御:115
特攻:120
特防:50
素早さ:85

合計:535

努力値:特攻+2

第9世代より「ふくごうきんぞく」を使うことでブリジュラスに進化する。

【概要】


恐竜ロボットのような姿をしたポケモン。
体を構成する金属は固いが、その重さは軽く、見た目に反しわずか40㎏しかない。
なんとエアームドより軽い。中身はほとんど空洞であろう。
そのため素早く動く事ができるが、錆びやすいのが難点。(タイプ的にはに強いが)

洞窟や岩山に生息し、両手で岩石を削り取って食べている。
バンギラスとは生息域が同じなため、よく2匹が争っている姿が目撃されているらしい。
…さながら怪獣映画である。地形が変わったりしなければいいが。ちなみにタイプ的にはジュラルドンが有利。
意外にもタマゴグループで怪獣は含まれない。

基本的に二足歩行でのしのし歩くが、口から光線などを撃つときは両腕を地につけた状態で発射するという特徴がある。


【ゲームでのジュラルドン】


ガラル地方で野生の個体が低確率で出現する他、シュートシティでモスノウと交換で入手できる。
ニックネームは「ちょくせん」

ソード・シールド』では、耐性の多さと、無進化ポケモンらしい高ステータスで安定した活躍が見込めるだろう。

ジムリーダーキバナも切り札として使用。キョダイマックスを披露してくる。
砂嵐状態の上にダブルで他のポケモンも相手にしなければならないため厄介。
トーナメント戦ではシングルバトルかつ晴れパに加わっているが、強敵であるのは相変わらず。

第九世代の『スカーレット・バイオレット』では、追加コンテンツ『ゼロの秘宝』前編の直前特集となる2023年8月のポケモンプレゼンツにて、後編で追加進化系のブリジュラスが登場することが明らかになった。

ブリジュラスの登場によって、ピカチュウ・ニャース・イーブイと並び、キョダイマックスする進化前ポケモンの一角に連なることになった。
もっとも他所の作品で進化するのを防ぐためなのかは不明だが、前述の三体(のキョダイマックス個体)は、ガラル地方の外に連れ出すことができない
ブリジュラスは剣盾に転送ないしは戻すことはできないが、もしかしたらキョダイマックスジュラルドンもこの理由で連れ出しが制限され、剣盾でキョダイマックスを解除(してから転送)する必要がある可能性があった。

答えは他の進化前キョダイマックスポケモン同様、キョダイマックス個体はスカーレット・バイオレットに転送することができない。残念・・・。


【対戦でのジュラルドン】


ディアルガ以来となる、はがねとドラゴンの複合タイプを持つ。
弱点が少なく、多くのタイプに耐性を持つ優秀な組み合わせ。
そしてドラゴンでありながらこおりフェアリーに強気に出られるのも強み。

性能は特殊に寄った両刀アタッカータイプで、見た目通り防御も高い。そして設定通り素早さも低くはない。
その代わり特防が壊滅的に低い。なんとイーブイよりも脆いので等倍の特殊技1発でも下手すれば沈みかねない。
とつげきチョッキを持たせたり壁を貼ったりすればある程度フォローできるのがせめてもの救い。

覚える技は多彩であり、メインウェポンとしては「りゅうのはどう」「りゅうせいぐん」「ラスターカノン」「てっていこうせん
サブウエポンとして「10万ボルト」「かみなり」「あくのはどう」「ソーラービーム」「ボディプレス」等を覚え、
他にも「がんせきふうじ」や「バークアウト」「ワイドブレイカー」といった搦め手、「ミラーコート」「メタルバースト」といった反射技も使える。

補助技も自分を強化する「つるぎのまい」「てっぺき」のほか、後続サポートでも使える「でんじは」「リフレクター」「ひかりのかべ」「ステルスロック」等を覚えられる。
先述の「てっていこうせん」と併用すれば両壁やステロを展開後に相手を攻撃しつつ自主退場して後続を無償降臨させるという芸当も可能。
壁張り要員としては素早さと耐久がそこそこあり、自滅手段を持つため比較的優秀な部類に入る。


特性はどちらも体重に関する物。
ライトメタルは弱点であるけたぐりの威力を軽減でき、ヘヴィメタルはヘビーボンバーやヒートスタンプの威力を軽減できる。
…ただし第八世代の対戦環境では、体重依存の技はダイマックスしたポケモンに効かないため採用者が少なく、ぶっちゃけどちらにしても有用な場面は少ない。
なのでどうしても特性は死にやすいが、ヘヴィメタルだと逆にけたぐりの被ダメージが増えるので、弱点を考慮するとライトメタルにしておいた方がいい。
ちなみに、ゲーム上ジュラルドンの通常個体は20㎏か80㎏のどちらかしか存在せず、図鑑の設定体重は隠れ特性の個体でしか存在しないというよくわからないことになっている。

シングルバトルでは特性こそ死に特性に近いが、攻守両面で強力な複合タイプと物理受けとしてもアタッカーとしても使えるカスタマイズ性の高さがウリといえる。ダウンロードコンテンツ解禁前の環境では、ミミッキュドラパルトに相性上有利であったことが光り、シーズン1には使用率ベスト30に入っている。

隠れ特性の「すじがねいり」は、「このゆびとまれ」や「ひらいしん」などの攻撃対象を変更させる技や特性を無視して攻撃するというもの。シングルでは死に特性に近いが、ダブルにおいては非常に優秀な特性である。
例えば「このゆびとまれ」「いかりのこな」を使った「トリックルーム」始動を阻止できたり、フェアリータイプの「このゆびとまれ」を無視してドラゴンタイプに流星群を打ち込める。
「ひらいしん」「よびみず」の影響も受けないので、隣にライチュウがいてもギャラドスに10万ボルトを打ち込んで確実に仕留められる。ただし、あくまでも引き寄せる効果を無効化するだけなので、「ひらいしん」持ちに直接撃った場合は無効化されるので注意。
またサイドチェンジにより相手の位置が入れ替わっても選択した相手に攻撃が通るという性質もある。択ゲーを回避できるので非常に心強い。
これらの理由からダブルバトルにおいてはかなりメジャーなポケモンである。

第9世代では進化形が登場したことでしんかのきせきが適用されるようになった。
持たせればブリジュラスを上回る耐久力を得るが、あちらより特性の実用性で大きく劣っている点や「じしん」「はどうだん」など一部の技を覚えることができない点が大きな痛手となる。

リトルバトル環境では特性が殆ど死んでいるとはいえその他のスペックがストライクニューラと同等かそれ以上に高くエース候補・メタの中心として存在感を発揮する。


【キョダイマックスのすがた】


一部の個体が使えるキョダイマックス。
高さが43.0mと大きく伸び、高層ビルのような見た目になっている。
一部には昭和のメカゴジラを思い出した人もいるとか。
キバって戦う戦士の相棒ではない。キバナの相棒だ。

この状態ではドラゴン技が「キョダイゲンスイ」となり、ダメージと同時に相手が最後に使った技のPPを2減らす。
PPの低い技に決まれば有効そうだが、高火力の飛び交うダイマックス合戦ではPPの枯渇が響いてくる前にこっちか相手が倒れてしまうことがほとんどであり、活きてくる場面は少ない。
一応「かちき」「まけんき」「あまのじゃく」の発動をさせないというわずかな利点がないわけではないが…。
ダブルでプレッシャー持ちと組み合わせる手も無くはないが、通常個体のダイドラグーンはダブルでは追加効果が相手全体の攻撃を一段階ダウンと非常に強力。
現状では、それを差し置いてシングル以上に短期決戦となりやすいダブルでこちらを採用したいかは微妙なところ。

また先述のとおり、現在ではSVの対戦環境を制圧しているブリジュラスに進化させるうえで大きな障害となる(SVに転送できない)点には注意。

【余談】


名前の由来は合金の一種「ジュラルミン」から。決してやることが回りくどい侵略者とは関係ない

キョダイマックスの姿からモチーフは飛行機も含まれていると思われる。
また、怪獣のようなバンギラスと争っているという設定もあってかメカ怪獣じみたビジュアルとなっており、あの怪獣王のメカ版を彷彿とさせる。
また、一部では某出落ちキャラに例えられることも。

「キョダイゲンスイ」はPPを減らす「減衰」が由来と思われるが、怪獣(のメカ版)がモデルと言われている事から「元帥」とのダブルミーニングとも考えられる。
まあ英語版では「G-Max Depletion」と単純に「枯渇」を意味する語のみだったりはするのだが。

種族値の数字がなんと5つもトゲキッスと共通している。

特性がライトメタルの個体は体重が20㎏となっているが、これは人間で言えば5~6歳児(つまり小学校あがりたての子供)の重量。
ジュラルドンの体積がちょうど1㎥*1だとすると、密度は0.02g/㎤となるため、ライトメタルのジュラルドンの密度は発泡スチロール程度しかない
重心がどこにあるかにもよるが、アオガラスが頭に留まっただけで倒れてしまわないか心配なレベルの軽さである。

ちなみに、ジュラルドンの名前の由来であるジュラルミンの密度は約2.8g/㎤。この密度に準ずると、20kgはおおむね体積0.007㎥のため、体内は99%以上空洞ということに……



追記、修正はジュラルドンVSバンギラスを目撃してからお願いします。

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最終更新:2025年01月12日 10:49

*1 上面が各辺50cmの正方形、底面が各辺1mの正方形、辺が並行で高さ1.8mの四角錐台の体積が1.05㎥。当Wikiは真面目な科学検証サイトではないので「まぁ大雑把にこの程度」と捉えて頂きたい