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クエスパトラ

登録日:2022/12/09 Fri 13:22:24
更新日:2024/10/26 Sat 12:08:33
所要時間:約 4 分で読めます





大きな 瞳から サイコパワーを 浴びせて 相手を 動けなくする。 見かけによらず 気性は 荒い。


色とりどりの フリルの 隙間から サイコパワーを 放出して 時速200キロで 疾走する。



クエスパトラとは、「ポケットモンスター」シリーズに登場するポケモンの1匹である。



■データ


全国図鑑№:927
分類:ダチョウポケモン
英語名:Espathra
高さ:1.9m
重さ:90.0kg
タマゴグループ:飛行
性別比率:♂50%♀50%

タイプ:エスパー

特性:びんじょう(相手のランク補正が上昇したとき、自分も同じだけランクを上げる)
おみとおし(相手がもちものを持っている場合、何を持っているかが分かる)
隠れ特性:かそく(ターンが終了するときにすばやさが1段階上がる)

種族値
HP:95
攻撃:60
防御:60
特攻:101
特防:60
素早さ:105

合計:481

努力値:素早さ+2

進化:ヒラヒナ→クエスパトラ(Lv35)



■概要


ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」にて初登場したポケモン。
進化前のヒラヒナはヒヨコのような姿のポケモンで、体のヒラヒラな部分からサイコパワーを放出して体を地面から1cmだけ浮かしている。
また可愛い姿とは裏腹に執念深い性格で、木の実を奪った相手に復讐することもあるという。

クエスパトラに進化すると一気に鳥らしい姿に成長し、進化前の面影はほとんどなくなる。高さも10倍近く大きくなる。
その姿はダチョウのような姿で、オレンジや黄色の大きなフリルが付いており、おかっぱのような銀色の髪が生え、エジプトの壁画のような顔をしている。
その可憐な容姿とは裏腹に性格は荒く、目からサイコパワーを放出して相手を動けなくさせる。またフリルからサイコパワーを放出して時速200kmで走ることもできる。

女性的な外見だが、サーナイト等と同様に♂も存在する。


■ゲームでのクエスパトラ


進化前のヒラヒナと共に野生で出現。主に砂漠地帯に生息している、
特にクエスパトラはその容姿が目立つので面食らったプレイヤーも多い事だろう。

トレーナーではジムリーダーリップと、トップチャンピオンのオモダカが使用する。
特にオモダカの個体は後述の特性「びんじょう」なので積みの起点にしないように注意。

こちらの戦力としては後述のルミナコリジョンが強いため、テラレイドバトルでは活躍できる。

実は通常ネクロズマ及びARシステムでエスパーになれるシルヴァディを除くと第六世代のニャオニクス以来久しぶりに追加された単エスパーの最終進化系である。*1


■対戦でのクエスパトラ


その鳥みたいな外見とは裏腹に、ひこうタイプはなくエスパー単タイプ。飛ぶ事が出来ないダチョウがモチーフだからだろうか?ドードーとドードリオはひこう持ちなのに。
なので鳥っぽいのに虫が苦手というややこしい事になっている
ステータスは素早さ・特攻が高くて耐久面が低いというエスパータイプらしいものとなっている。

専用技として「ルミナコリジョン」を覚える。
これは威力80のエスパー特殊技で、当てると相手は確定で特防が2段階下がるという強力な技。
追加効果に関してはラティオスの「ラスターパージ」の上位互換である。*2
そのため2撃目で確実に仕留めたり、自分がやられても後続のサポートになる。
テラレイドバトルでは相手が交代しないためステータス変化を打ち消されるまで大ダメージを与えるようになる。
ミミッキュに対しても「ばけのかわ」剥がしとデバフを同時に行う事ができる。

メインウェポンは「ルミナコリジョン」でほぼ決まりだが、お馴染みの「サイコキネシス」「サイコショック」も勿論覚える。
サブウエポンあく対策の「マジカルシャイン」や「シャドーボール」「ハイパーボイス」「エナジーボール」「ラスターカノン」を覚える。
エスパータイプらしく変化技も充実しており「バトンタッチ」「めいそう」「トリック」「リフレクター」「ひかりのかべ」「さいみんじゅつ」「スキルスワップ」等を覚える。

更に彼等の個性として専用特性「びんじょう」がある。
これは相手が能力を上げた時に、自分も同じ能力を上げる特性。
相手依存にはなるものの、積み技を多用する相手に後れをとりにくくなる。
ちなみにダウン効果には便乗しないため、相手が「からをやぶる」を使ったり特性「ムラっけ」等には美味しい結果となる。

もう一つの「おみとおし」はやや地味ではあるが、高い素早さと「トリック」に活かせる。


隠れ特性はなんと「かそく
同特性の先輩方は軒並みパルデア地方にいないため、これもまた強みとなっている。
クエスパトラは「バトンタッチ」も覚えるためテッカニンよろしくかそくバトンも可能。
ただし「トリックルーム」には注意。

いずれにせよ、バンギラスは「ルミナコリジョン」無効、「すなおこし」による砂嵐で特防1.5倍、有効打がかくとう「テラバースト」のみと相性最悪の天敵。こだわりトリックで強引な対策はできなくもないが、バンギラスを見かけたら危険信号。

シーズン当初は、加速バトンタッチ、専用技によるゴリ押し型、変化技を絡めた妨害と主にサポートタイプが活躍。
ただしパラドックス解禁ではハバタクカミ、準伝説クラスの四災が出てくると専用技を通さないあくタイプもあり居座りがしづらくなり、特にパオジアンは最悪の天敵。
本作はあくタイプ大跋扈という環境になったことで大きく数を減らしてしまう。

長らくは下の順位だったが、パラドックスや準伝説が使用不可のシーズンが再び来ると上位勢にあくタイプが減ったことで数を増やす。


■余談


  • ダチョウモチーフとしては初代ドードリオ以来だが、あちらが3つ首のモンスターなのに対し、こちらは現実のダチョウに近い姿となっている。向こうと違いひこうタイプはないから飛べない鳥という点もダチョウらしくなっている

  • 名前の由来は「エスパー」と、エジプトの女王で世界3大美人の1人「クレオパトラ」からだと思われる。パルデア地方ってスペインとポルトガルモチーフなんだけどな
  とはいえ、往年の大女優エリザベス・テイラー主演の映画『クレオパトラ』のロケ地はスペインなので全く無関係でもない。

  • クエスパトラのデザインは、キャラクターデザイナーであり漫画家でもあるありがひとし氏が担当。
    そのほか、今作ではキョジオーン一族とハバタクカミのデザインも担当されているとのこと。ヒラヒナは別のデザイナーの担当であると思われる。
余談だが、氏が手がけているロックマンシリーズにもソニック・オストリーグと言うダチョウ型のレプリロイドがいる。後、そいつと違って残念ながらエアスラッシュは覚えない。覚えられたなら相性補完バッチリだったのに

追記・修正はサイコパワーで走ってからお願いします。



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最終更新:2024年10月26日 12:08

*1 進化前では単エスパーも追加されていたのだがそのポケモンの全てが最終進化で複合タイプになっている

*2 ラスターパージはSVで威力が95になり完全下位互換ではなくなった