登録日:2023/03/29 Wed 10:34:28
更新日:2024/11/09 Sat 21:07:37
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我らは増殖する、故に無限。
我らは死を恐れず、故に無欠。
もがき、足掻け。
望み絶たれるその日まで、森羅万象の区別なく、我が深淵が喰らい尽くそう!
【概要】
奈落王
デズナラク8世が禍々しく治める異形の民の国。
2000年前に5人の英雄と守護神
キングオージャーによって打倒されたが、地底で戦力を増強した現代になって地上に再び出現、人類を駆逐して自分達が地上の覇権を握ろうと目論む。
王城は地下深くに存在する殺風景な洞窟であり、そこから地下トンネルを通じて各国に神出鬼没に姿を現す。
過去作では
といったタイプの敵は数多く登場していたが、彼らのように「人間を見下しながらも純粋に憎んでいる」というのは何気に歴代でもかなり稀。
それゆえ仮にも「国家」の体を成していながら、一切交渉の余地のないシリアスな悪役として描かれている。
国章は「BUGNARAKU」のスペルを崩した逆三角形。
【国家体制】
2000年もの長きに渡り暗い地底で息を潜めていたからか、国全体を陰鬱で殺伐とした雰囲気が支配している。
特に自分達を地底へ追いやった人類への憎悪は並大抵のものではなく、一人でも多くの人間を殺すためには手段を選ばない。
それは「100人死んでも101人殺せば問題なし」という、宰相カメジムが掲げる脳筋理論苛烈かつ狂気的な思想にも表れている。
そのため同胞がどれだけ死のうとも全く気にも留めず、平時でも蟲毒の如く仲間同士で殺し合う光景がたびたび見られるなど、人間とはまるで違う、ある意味では実に「虫」らしい価値観の下に動いている。
さらに食糧に乏しい地下で生き延びるため、同胞の死体を食らう共食いが常態化しているという、本編で描かれた範囲でも末期的な状態となっている。
基本的に敗者に人権や権威はないを地で行く国家であるがこれは国王にも例外なく適用される。
なので敗戦して「王に力が無い」と判断された場合、嬉々として反逆を起こして王を殺し自らが新たな王にならんとする気風がある。
とはいえ種族全員が邪悪な精神を持っている
というわけではなく、中には人間と愛を育んだ穏健な者も存在。
さらに
人間との間に子を成すことも可能であり、その場合生まれて来た子供は人間とほぼ変わらない外見でありながら、バグナラクの長命さと能力を受け継ぐ。
しかし人類を憎むことを是とするバグナラクにおいてその行為は当然禁忌であり、本人が裏切り者として国を追われるのは勿論のこと、子供も「半端者」と蔑まれ肩身の狭い思いをすることとなる。
第24話にてデズナラクの口から語られた歴史の一端。
それは2千年前に人類を侵攻したのはバグナラクではない、というこれまでの共通認識を覆す真実だった。
ジェラミー・ブラシェリが語り継いで来た伝説を改めて読み解くと、「5人の英雄がバグナラクを打ち倒し、人類を救った」とは書かれているものの、実は「バグナラクが人類を侵略した」とは一言も書いていない。つまり太古に人類が何者かから攻撃を受け、それからバグナラクが打倒されるまでの間には空白があるのだ。
しかし当のバグナラクですらその詳細は分からず、ただ確かなのは先祖が謂れのない罪を押し付けられて地底に追いやられたという現状のみ。
ただし、2000年前になにがあったのか詳細は未だ不明であるため、本当に謂れの無い罪なのかどうかも不明ではある。
デズナラクを含むバグナラクが人類を憎むのはまさにそれが理由であり、同時に人類とバグナラクの深い断絶を招いたのは他ならぬ自分自身であるという事実にジェラミーは強く打ちのめされるのだった。
ギラといいヒメノといい、行間を読ませたがる癖は現状マイナスにしかなってないような……
その後、32話にて転移した地球でジェラミーが調べた壁画から「現在チキューで暮らしている人類は2千年前に地球から移住した人々の子孫である」旨が示唆された。
もしそれが事実であるとすると、チキューは元々バグナラクの星であり、人類は先住民だった彼らを地下に追いやって王国を築いたという笑えない可能性が浮上してくるのだが……?
あるいはそういった両種族の不和や緊張にカメジムが付け込んで戦争を起こしたのかも知れない。
47話にて
全ての黒幕の口から、
バグナラクもまた異星人であった事が明かされた。
バグナラクの民の頼みで
亡骸を改造して生み出された大量殺戮兵器が暴走した事で、バグナラクの母星は滅亡。
その生き残りはチキューに移住し、同じく地球から移住してきた人類と2000年間も争い合う事になったのだった。
当初はほとんどおとぎ話の中の存在ということもあって正式な国家とは認められなかったが、後に国家として必要な領土と国民が確認されたこと、
国王(主権)もデズナラクとの決闘を制したジェラミーが新たに即位したことで条件が満たされ、「狭間の国」として正式に発足した。
またそれに伴い王城も以前の真っ暗な洞窟から、ゴッカンの山間部に位置する地下神殿を改装した宮殿に移された。
他にも建物らしきものが確認出来、戦闘一辺倒だった地帝国時代と違い文化的な活動にも力を入れるようになった模様。
【国民】
国民全員が昆虫や節足動物、甲殻を持つ生物の遺伝子情報
「BNA」を組み込まれ、
「異常成虫」と称されている
巨大化能力を持つ。
その巨大化の具体的なメカニズムは長らく不明であり、グンダジームやバエジームが
芋羊羹金色のアイテムを食べて巨大化していることしか分からなかった。
そして22話にてダイゴーグが王様戦隊の眼前で遂に巨大化を披露、それによりこの金色の「何か」は
シュゴッドから抜き取ったシュゴッドソウルであることが判明する。
反面異常成虫は行うと
著しく寿命を削ってしまう諸刃の剣でもある正に奥の手であった。
加えてバグナラクの面々は皆人類と戦うためにチキュー全土から大量のシュゴット達を狩ってシュゴットソウルを確保。シュゴットソウルを喰らいその力を取り込むことで肉体を現在の怪物のような姿へと進化させてきた経緯を持つ。
なので怪物然とした風貌とは裏腹に彼等の遺伝子情報は人類とかなり近いものである。バグナラクと人間の間に子供が産まれたのもこの遺伝子の近さが影響しているのだろう。
国王
人類を殺せェ…己が死すとも殺せ……!
死を恐れるな!チキューの秘宝『三大守護神』を手にし、チキューを我らが埋め尽くすまで……
CV:志村知幸
スーツアクター:清家利一
体長:196cm(異常成虫時/48.8m)
重さ:157kg (異常成虫時/390.9t)
分布:シュゴッダム(朝)(昼)
好物:チキューの大地
観察ポイント:実はシュゴッドとの共生を望んでいたのか、人知れず小型シュゴッドのタランチュラアビスを守っていたようである。
「奈落王」の異名を取るバグナラクの帝王。土を食べて耕す虫【ミミズ】のBNAを備えている。
全身に赤や青の
ミミズのような触手を纏い、その上から漆黒のマントを羽織る佇まいはまさに
魔王。
詳細は個別項目を参照。
志村氏がニチアサ作品のレギュラー悪役を演じたのは、『
スマイルプリキュア!』のウルフルンから11年ぶり。
渋めの声質ながら饒舌だったウルフルンとは打って変わって、押し殺したような声で声で重々しく喋る本作での演技のギャップに驚いた視聴者は少なくないはず。
演:池田匡志
「狭間の王様」を自称する人間とバグナラクの間に産まれたハーフの青年。
人類排斥を目論むデズナラク8世とは異なり「人類とバグナラクの融和」を目指しており、26話ではデズナラク8世との決闘に勝利しバグナラクの新たな王となった。
彼が王になったことで五大国からもバグナラクはれっきとしたチキューの国家「狭間の国バグナラク」として認められるようになる。
詳細は個別項目を参照。
幹部
お取込み失礼。秘宝を渡すか?さもなくば虫ケラのように死ぬか?
CV:
三木眞一郎
スーツアクター:蔦宗正人
体長:197cm(異常成虫時/49.0m)
重さ:138kg (異常成虫時/343.6t)
分布:シュゴッダム(暗雲)
好物:虫ケラの争い
観察ポイント:かつて、ラクレスの側近のボシマールになり代わり、シュゴッダム国内でスパイ活動をおこなっていたようである。
デズナラク8世に付き従い作戦を企て、怪ジームを出撃させていたバグナラクの宰相。
カメムシの翅にも似た意匠の黄土色のローブを着込み、縦に細長い頭部を横切るバイザー状の目が特徴の怪人。
詳細は個別項目を参照。
我は将軍ダイゴーグ!
暴力の化身、荒ぶる死神
死して尚、王のため、我が一撃で命を刈り取らん!
愛する者に感謝を捧げよ。未練があらば諦めよ。
さあ、死ぬる覚悟はよいか!?
CV:高口公介
スーツアクター:小森拓真
身長:198cm(異常成虫時/215.9m)
体重:158kg(異常成虫時/1722.2t)
分布:シュゴッダム(朝、昼、夕、夜)
好物:シュゴッドソウル
観察ポイント:はるか昔のバグナラクの王を決める戦いで命を落としたが、シュゴッダムの技術提供を受けて復活したようである。
かつて地底世界で繰り広げられていた覇権争いでデズナラク8世を勝利に導き、「英雄」と称えられたバグナラクの将軍。太い角とずんぐりした体を持つ甲虫【ダイコクコガネ】のBNAを持つ。
和風のゴツい甲冑に身を包んだ青い肌の巨漢で、一本角の兜の下から覗く素顔は鋭い牙と触角の髭を生やした鬼のような強面。
だが鎧武者に似たおどろおどろしいデザインに反して花柄の意匠も目立つ。
過去の戦いで討ち死にするも、シュゴッダムから供与された技術によって現代に蘇った。
つまりデズナラクが王にも関わらず序盤前線に出まくっていたのは、一重にコイツが倒れていたせいである。
一人称は「我」。
見た目に違わず自らを「暴力の化身」「荒ぶる死神」と称する荒くれだが、主君たるデズナラクへの忠誠心は非常に厚く、敵に対しても堂々とした振る舞いをする武人。
時代がかったような仰々しい言い回しが特徴。
昆虫界のジャイアントキングであり、一薙ぎで千もの敵を屠ったという「一撃将軍」の異名を有するバグナラクきっての猛将。
身の丈近くもある巨大なツルハシのような大斧「破壊斧ダイコクラッシャー」を得物とし、その威力は振るった際の風圧だけで王様戦隊の王鎧武装を強制解除に追い込んだ上で大きく吹き飛ばすほど。
また重厚な鎧もあらゆる攻撃を弾き返す防御力を有し、唯一正面から対抗できるキングクワガタオージャーですらダメージらしいダメージを与えられていなかった。
しかし一撃一撃が大振りな分、一度懐に飛び込まれると防戦気味になってしまう様子が散見され、そこが弱点と言える。
昆虫最終奥義は、巨大化した状態でダイコクラッシャーに力を溜め、大地を引き裂くほどの斬撃を繰り出す「大豪軍軍撃」。
劇中ではイラガジームから確保した三大守護神とゴッドタランチュラのシュゴッドソウルを食らい異常成虫を敢行。
200mを超える超巨体になるまで巨大化して莫大なエネルギーを蓄えた上で渾身のダイコクラッシャーの一撃を以てシュゴッタムを一撃で更地に変える豪快極まりない策を実行に移さんとした。
しかし力を蓄え切ったタイミングでシュゴッタム側もキングコーカサスカブトの再起動に成功。
超巨体同士の激突の末に、キングコーカサスカブトが繰り出した『キングコーカサスカブトフィニッシュ』の一撃により逆に真っ二つに両断され、最後の言葉も残すこともできずド派手に爆散・戦死した。
上述のカメジムの本性が明かされたことで、幹部陣では唯一デズナラクに純粋に従っていた存在であることが判明した。
デザインモチーフはダイコクコガネ。
「デズナラク・カメジムに続くバグナラクの大幹部」ということでデザインは番組が始まる前からできあがっていたらしく、デザイナーである余湖氏は
「ニンジャヘッズならわかってもらえると思うが聖ラオモト=サンを意識したデザイン!そりゃアホみたいに強いに決まってます!」
と語っている。実際顔の造形や鎧のデザインに似通った部分が見受けられる。
また声を担当する高口氏は『
天装戦隊ゴセイジャー』にて、ダイゴーグ同様パワータイプの幹部怪人である
筋グゴンを演じていた。
奇しくも相方はデズナラクと同じミミズモチーフの
怪人である。
怪ジーム
今作の怪人枠かつ巨大戦力。
カメジムやデスナラク8世の命を受けてサナギム軍団を率いて地上侵攻や人類の殺戮に赴く前線指揮官達。
各々BNAの元になった虫由来の武装や特殊能力を備え、またいわゆる必殺技である
「昆虫最終奥義」という技を持っている。
喋れないわけではないしベラベラ喋る口数多い怪人が多いが、例年の怪人に比べると無口で黙々と任務を遂行する者も多め。
前3作の怪人がネタに走った連中が多かった反動だろうか。
第2部ではゲロウジーム以外登場しておらず、生き残りが居るかは不明だったが、第34話でキンバエジームという個体が登場した。
造形は『
魔進戦隊キラメイジャー』以降の一般怪人同様下半身周りを共通デザインとし、上半身を新規造形していくタイプ。
怪人に回せる予算が増えたのか、今回は頭部・胴体だけでなく両腕も新規造形でデザインされるようになっている。
CV:なし
体長:47.3m(異常成虫時)
重さ:378.4t(異常成虫時)
分布:シュゴッダム(昼)
好物:黒煙
観察ポイント:全身にはたくさんのダンゴムシが隠れているようである。
第1話に登場。
団子のように丸くなる虫【ダンゴムシ】のBNAを持つ怪ジームにして、バグナラクの地上侵攻の一番手。
大小無数のダンゴムシが寄り集まって装甲を形成しているような姿で、集合体恐怖症の人が見たら鳥肌が立ちそうなほどグロテスクな出で立ち。
昆虫界のディフェンスキングであり、両腕にダンゴムシの甲羅を模した攻防一体の
盾「ダンゴムシ―ルド」を装備。
さらに腹部や掌からダンゴムシ型の弾丸
「ダンゴムシ弾」を連射して遠距離戦にも対応することが可能。
昆虫最終奥義はダンゴムシールドを前方に構えて弾丸のように突進する
「ダンゴタックル」。
バグナラクからの宣戦布告代わりに、最初から巨大な姿でシュゴッダム王都を襲撃。城壁をシールドバッシュで打ち壊し、後詰のサナギム軍団を城下町へ雪崩れ込ませる役目を担う。
その後自身も建物の破壊活動に加わっていたところ、ギラが復活させた守護神・キングオージャーと交戦。
ダンゴムシ―ルドで殴りかかりながらの白兵戦を挑むも、分離・合体を繰り返す相手に翻弄され、最終的にクモ撃ちの蜘蛛糸で絡めとられたところをシュゴッドソードで一刀両断された。
CV:下鶴直幸
体長:46.8m(異常成虫時)
重さ:374.4t(異常成虫時)
分布:
ンコソパ(夜)
好物:夜景
観察ポイント:ブースターの明るさは時に100万ルーメンに達するようである。
第2話に登場。
お尻から光のサインを出す虫【ホタル】のBNAを持つ怪ジーム。
機械化したホタルの腹部を丸ごと上半身に乗せたような外見の、何処となくサイボーグめいた風貌が特徴。
昆虫界のイルミネーションキングであり、背中の発光器官「ボダルブースター」から噴射するエネルギ―で浮遊・飛行し、鋸状の刃を備えた両腕の主翼「ボダルウィング」で姿勢制御することで空中を自在に飛び回ることが可能。
そうしてハイビームで敵を煽りながら空中ゲンカをしかけてンコソパを襲った。
昆虫最終奥義はボタルブースターにエネルギーをチャージして発射するビーム「ルシフェリン光線」。
暴走族のように荒々しくガラの悪い性格。無駄口こそ叩かないものの、時折敵を「シャバ僧」呼ばわりして挑発する。
デズナラク8世よりンコソパ国民の皆殺しを命じられると、出現と同時に巨大化。ンコソパの夜景をバックに、キングオージャーとの熾烈な空中戦を繰り広げる。
当初こそ飛行能力とルシフェリン光線で善戦するも、国民が一丸となったビル操作の援護で隙を晒し、最後は国中の電力を一点集中したローリングハンマーの一撃で地に伏せられる形で敗北。
CV:
石野竜三
体長:185cm(異常成虫時/46.1m)
重さ:148kg(異常成虫時/368.5t)
分布:
イシャバーナ(夜、朝)
好物:大玉転がし
観察ポイント:フンジームの頭は後ろにあるようである。
第3話に登場。
フンを玉にして転がす虫【フンコロガシ】のBNAを持つ怪ジーム。
上下逆さまのフンコロガシに人型の腕と下半身が付いた大胆なビジュアルをしており、戦闘時の姿はまさしくフンを転がすフンコロガシそのもの。
その体型の都合上本来の頭部は後ろ向きになっているのだが、本人的には行動に支障はない模様。
昆虫界のボウリングキングであり、土砂を圧縮・成形した巨大な玉「フンボール」を豪快に押し転がし、地上の建物や花畑を轢き潰す。
その他頭頂部……もとい、フンコロガシの尻部分から高圧の下痢汚水を噴射することもでき、土壌を汚染する。
ゆえに美と医療をモットーとするイシャバーナにとってまさに最悪の敵とも言っても過言ではない存在。
昆虫最終奥義は空高く飛んで戦線離脱する「スカラベエスケープ」。要は逃げるだけ。
首脳陣にタメ口で直談判する程の自信家で、イシャバーナ襲撃に自ら名乗り出るとサナギムを引き連れて破壊活動に乗り出し、美しい街並みをフン塗れにする等やりたい放題の限りを尽くす。
巨大戦では頑強な甲羅でシュゴッドソードを弾いて見せる難敵だったが、スネイルガトリングでフンボールを破壊される。
形成の不利を悟って逃げ出そうとするも、直後に放たれたキングオージャーのカマキリキックで三枚おろしにされ撃沈した。
CV:なし
身長:46.5m(異常成虫時)
体重:371.0t(異常成虫時)
分布:トウフ(昼)
好物:焼畑農業
観察ポイント:レーザー砲は普段は胸の中に収納されているようである。
第4話に登場。
水中に生息する巻貝【タニシ】のBNAを持つ怪ジーム。昆虫どころか節足動物ですらないって?漢字だと「田螺」で虫偏が付くからセーフ。
頭のタニシの貝殻からはみ出した肉が人型を形成した外見。常に鱗状の外套「カイギリースーツ」を纏っている。
昆虫界のシューティングキングであり、胸部から突き出した大口径のレーザー砲から強力な熱線を照射、ロングレンジから町や田畑を焼き尽くす。
火力こそ強力な反面、あまりに狙撃に特化し過ぎている分本体の機動力は皆無で、またレーザー砲以外の攻撃手段を持たないという重大な欠点がある。
一応カイギリースーツにより防御を固めてはいるが、良くも悪くも一芸特化型の怪ジーム。
昆虫最終奥義は照準を定めた敵にレーザーの集中砲火を見舞う「スクミリンゴビーム」。
「ゴッドカブトを渡さなければトウフを滅ぼす」と
カグラギを脅迫するための脅迫材料として出撃し、見せしめとばかりに畑を焼き払う。
しかし、笑顔の裏でその暴挙に内心激怒していたカグラギとギラ達の共闘で合体した
カブトキングオージャーとの砲撃戦に突入。一気にレーザーを乱射するも全てゴッドハチのバリアで防がれてしまい、さらに無理な連射のせいでレーザー砲がオーバーヒートし停止。
まごついている間にカブトキャノンの発射を許し、咄嗟にカイギリースーツで身を包むがまるで意味をなさず
陣取っていた山の頂ごと粉々に吹き飛ばされた。
タニシモチーフではあるが、カイギリースーツの造形を見る限りウロコフネタマガイもデザインに含まれていると思われる。
なおデザインした余湖氏はTwitterにて
「タニジーム…タニシ…い、言いたいことは、わかる…うん。でもほら、古来より小さきものの総称を、「虫」「蟲?」っていうらしいじゃない。マムシとかさ!ハハハハハ!」
と語っている。
CV:酒井敬幸
身長:191cm(異常成虫時/47.5m)
体重:153kg(異常成虫時/360.9t)
分布:ゴッカン(白夜)
好物:穴掘り
観察ポイント:大事な物を盗み出すための直通トンネルも掘れるようである。
第5話に登場。
すり鉢状の罠で獲物を待ち伏せる虫【
アリジゴク】のBNAを持つ怪ジーム。
「異常成虫」なのに幼虫じゃん、というツッコミは無しで。
大顎を広げたアリジゴクのような頭部に8つの目を光らせ、また上半身を俯瞰すると穴から顔を出すアリジゴクのように見える外見となっている。
何気に初めて王様戦隊と等身大で戦った怪ジーム。
昆虫界のトンネルキングであり、両腕に装備した赤いドリル「ジゴクドリル」で地中を掘削し、地盤を穴だらけにしてしまう。
戦闘でも土や雪の中をまるで泳ぐように高速で掘り進み、敵を攪乱しながらジゴクドリルの突貫力で強烈な一撃を食らわせる戦法を得意とする。
昆虫最終奥義は敵の真下から猛スピードで突き上げる奇襲攻撃「アーリージゴクスピン」。
三大守護神の一角・ゴッドスコーピオンが眠るゴッカンへ出撃し、無数のサナギムを引き連れてザイバーン城へ乗り込まんとする。
そこで5人並んだ王様戦隊と対峙。白夜の氷原を舞台とした戦いは熾烈を極めたが、最終的に「いいから黙って引っ込んでろ!!」と5人の気持ちが一瞬だけ一つになった事でキングオージャーの必殺剣が発動、縦に一刀両断され爆散した。
……しかし一連の行動は、カメジムがザイバーン城へ潜入するまでの時間を稼ぐ陽動作戦に過ぎず、その目論み通りカメジムはまんまとゴッドスコーピオンのシュゴッドソウルを持ち去るのだった……。
ちなみにこいつが作った「バグナラクから各国に繋がるトンネル」はその後も残っており(デズナラク存命の間は塞ぐ謂れがなく、ジェラミー即位後は敵ではなくなったのであった方が都合がいい)、グローディが引き起こした二度目の「神の怒り」においては逆に「各国からバグナラクへの避難経路」として使われている。
CV:
島田敏
身長:183cm(異常成虫時/45.5m)
体重:146kg(異常成虫時/363.5t)
分布:シュゴッダム(昼)
好物:罵倒
観察ポイント:つぶらな瞳をしているが、部下には厳しいようである。
第7話に登場。
隊列を作って群れで行動する虫【
グンタイアリ】のBNAを持つ怪ジーム。
大量の勲章で飾り付けられたカーキ色の軍服を着たグンタイアリの怪人で、実物のグンタイアリの兵隊蟻がそうであるようにアンバランスなまでに巨大な頭部を持つ。
珍しく服装らしき部位があり、『
ジャッカー電撃隊』のアリンガム将軍を思わせる外見をしている。
昆虫界のリーダーシップキングであり、専用の呼び笛「グンダホイッスル」を吹いてサナギムの群れを軍隊並みに統率し、自らはその指揮官として振る舞う。
武器はサナギムの主兵装と同じガンショベル。他の怪ジームのような固有の武装・能力は持たないものの、スコーピオンキングオージャーとそこそこ渡り合えていた辺り基礎戦闘能力は悪くないと思われる。
昆虫最終奥義は玉砕覚悟の突撃「モハヤナンデモアリアタック」。
指揮官という立場からか、これまでの怪ジームに比べかなり饒舌。
いわゆる「鬼軍曹」のような気質で、思い通りにならないと部下を罵倒しながら足蹴にする典型的なブラック上官。
シュゴッダムに集まる2体の守護神を手に入れようと画策するカメジムの命令で出撃。
シュゴッド達がゴッドスコーピオンの毒で麻痺して動けない状況の中、自分達は悠々とゴッドカブトを担いでバグナラクに持ち帰ろうとする……が、そこに想い人(虫)を奪われて怒り心頭のゴッドスコーピオンが追い付いて来たところから計画が狂い出す。
混乱状態の中でヒメノがゴッドスコーピオンと心を通わせたことで、相手はスコーピオンキングオージャーに合体。
結局、力及ばずスコーピオンクロ―で切り裂かれて敗北。任務失敗を嘆きながら爆散した。
CV:なし
身長:47.3m(異常成虫時)
体重:377.9t(異常成虫時)
分布:イシャバーナ(朝)
好物:美しい養分
CV:なし
身長:46.8m(異常成虫時)
体重:374.9t(異常成虫時)
分布:シュゴッダム(夕)
好物:工業の養分
CV:なし
身長:46.1m(異常成虫時)
体重:369.5t(異常成虫時)
分布:ゴッカン(白夜)
好物:冷えた養分
CV:なし
身長:46.5m(異常成虫時)
体重:372.0t(異常成虫時)
分布:ンコソパ(夜)
好物:都会の養分
CV:なし
身長:47.5m(異常成虫時)
体重:380.4t(異常成虫時)
分布:トウフ(昼)
好物:畑の養分
第10話に登場。
五大国に設置された巨大繭から羽化した5体の特殊な怪ジーム。要は
再生怪人。
それぞれ過去に出現した個体とほぼ同じ姿をしているが、デズナラク8世直々に養分を与えられたためか、左腕にミミズのような触手が絡み合って形成された鉤爪
「クローワーム」が備わっている。
これにより近接戦闘能力を増強している一方、ダンジームの盾やボダルジームの飛行能力など、元の個体が持っていた固有の特殊能力は失われた模様。
昆虫最終奥義も使用する様子はなかった。
各国の王達に重傷を負わせて戦闘不能に追い込み、さらにギラを人質に取った上で五大国を一気に攻め落とすべく一斉に羽化。
バグナラクの全世界同時攻撃の主軸を担って暴れ回るも、この窮地を前に王様戦隊が遂に団結。そして彼らに協力した三大守護神の力によって、2千年前の守護神「レジェンドキングオージャー」が復活。
その圧倒的な力には5体束になってもまるで敵わず、チキュー全土を駆け巡るほどの猛スピードでシュゴッダムに集められたところを黄金の必殺光線で纏めて一掃された。
だがデズナラクにとっては、本命である作戦の「仕込み」の為の目晦ましに過ぎなかったようで……?
CV:愛河里花子
体長:184cm(異常成虫時/45.8m)
重さ:147kg (異常成虫時/366.0t)
分布:シュゴッダム(昼)
好物:寄生ラッシュ
観察ポイント:卵はンコソパでデズタニジームと戦っている隙に寄生させていたようである。
第11話に登場。
体よりも長い産卵管を持つ虫【オナガバチ】のBNAを持つ怪ジーム。バグナラク初の女性(メス)人員。
黄色と黒の外骨格で覆われた身体に、頭に巻いたハチの翅のバンダナが特徴。
メスらしくねっとりとした口調で話し、作戦の完遂のためならば「子供達」共々デズナラク8世に心身を捧げる忠誠心の持ち主。
肉弾戦には弱く(というより相手が悪すぎたと見るべきか)、呆気なくレジェンドキングオージャーに倒された…のだが、恐ろしい置き土産を残していた。
昆虫界のパラサイトキングであり、右腕から伸びた鞭(或いはサーベル)のように長い産卵管「ランカンサーブル」で武装し、針のように長い突きを得意とする。
昆虫最終奥義は相手の全身に寄生させた卵を爆発させる「パラサイトダイナマイト」。
卵を寄生させる際は標的にランカンサーブルを刺す工程が必要。
劇中での役割はバグナラクの三大守護神奪取作戦の最大の要。
実は第10話でレジェンドキングオージャーがンコソパでデズタニジームと戦っている際に「子供達」こと自身の大量の卵を寄生させており、自分がレジェンドキングオージャーに倒されたと同時にパラサイトダイナマイトが発動。
この爆発でシュゴッド達はダメージを受け、三大守護神もバグナラクの手に落ちた……が、これはジェラミーの策に過ぎなかった。
こうして命を懸けた作戦自体は完遂したのだが、全ては力の復活のために必要な三大守護神のシュゴッドソウルを狙うジェラミーの掌の上で踊らされていただけだったという意外なオチが付くこととなった。
CVを務める愛河里花子氏の夫である
岩田光央氏は『
魔進戦隊キラメイジャー』に魔進ショベロー役で出演しており、夫婦揃ってスーパー戦隊シリーズに出演することとなった。
なお、余湖氏はナガバジームをメスとは想定していなかったらしく、
「性別そっちだったんか!卵を寄生させるしそりゃそうか…あんま考えずに描いてたわ。」
とTwitterで語っている。
ホッホッホッホッ…!人に有って我らに無い物は、情け!!
CV:
飛田展男
体長:186cm(異常成虫時/46.3m)
重さ:149kg (異常成虫時/371.0t)
分布:イシャバーナ(昼・夕)
好物:組み手
観察ポイント:若者とのフレッシュな戦いには、血が湧くようである。
第14話に登場。
水上をスイスイ移動する虫【アメンボ】のBNAを持つ怪ジーム。
アメンボを丸ごと一匹くっつけたような
ちょっとシンケンブルーっぽい顔面の怪ジームで、鍛えこまれた体格の上に水色の地の胴着を纏っている。
昆虫界のカンフーキングであり、後頭部に装備したリング型の「波紋レーダー」で敵の気配や動きを鋭敏に察知・華麗に攻撃を受け流すことが出来る。
加えて攻撃面でも隙が無く、中国拳法のような武術「バグナラク拳法」を駆使した柔軟な体術で敵を正面から翻弄する。また両掌から水を圧縮して波動拳弾丸のように放つことも可能。
昆虫最終奥義は、アメンボらしく水の上を自在に駆けまわる「アメンウォーターダッシュ」。
怪ジームの中でもかなりの古参らしく、常に飄々とした老人のような言動を取る。
その態度はデスナラクを前にしても変わらず、のらりくらりとした物言いで彼を若造扱いするなどかなり豪胆。当のデズナラクには「ジジイ」呼ばわりされているものの、その実力には強い信頼を置かれている様子。
性格そのものはバグナラクらしく非常に好戦的で残忍。
三大守護神をも従える「真の秘宝」と目したゴッドタランチュラを捕獲するべく、デズナラクとカメジムを一頻りおちょくった後にイシャバーナへ出撃。
「人間を殺せば王様戦隊もジェラミーも出て来る」と破壊の限りを尽くし、駆け付けたギラも持前の体術で圧倒する。しかし神の怒りを思い出して激憤するヒメノには押され、一度は黒星を付けられる。
その後狙いのジェラミーが現れたのに乗じて巨大化。今度はゴッドタランチュラと三大守護神を同時に相手取っても互角以上に渡り合うが、最終的にアメンウォーターダッシュのスピードを上回るゴッドタランチュラのアクロバティックさに敗北。
潔くジェラミー達の力と若さを讃えながらイシャバーナの海に散った。
たった1話の出番に終わったが、振り返れば幹部格でもおかしくない存在感だと視聴者からは評判。
五月蝿くてすみませ~ん!そして、死んでいただけると助かります~!
CV:
阿部敦
身長:187cm(異常成虫時/46.5m)
重さ:150kg(異常成虫時/373.5t)
分布:シュゴッダム(昼)
好物:謝罪
観察ポイント:真ん中の手は常にすりすり謝っているようである。
第15話に登場。
超スピードで飛ぶ虫【ハエ】のBNAを持つ怪ジーム。
黒基調の身体の節々から白い毛を生やし、真っ赤な複眼が映える顔をしている。仮面ライダーBLACK RXに似てると評判、というかスチルからして恐らく公式も認識している。
上下二対4本の腕を持つが、下の2本は常に両掌を腹の辺りで擦り合わせており、戦闘に使うのは上の2本のみ。
昆虫界のフライングキングであり、腰から伸びた一対の翅「バエスライダー」で空中を高速かつ不規則に飛び回る。翅は分離して双剣として使用することも可能。
同じく飛行能力を持つボダルジームが大規模破壊に向いているとすれば、こちらは等身大の相手を急襲するのに特化しており、その動きを読むのは敵にとって至難の業。欠点は打たれ弱いこと。
口を開けば「すみません」「恐れ入ります」と両手を擦りながら謝罪する腰の低い性格だが、実のところ自分が悪いとは全く思っていないため、むしろ相手を舐めきった態度に見える。
昆虫最終奥義も、まるで心の籠っていないお詫びの言葉と共に繰り出される光弾「オワビーム」。
カメジムの命令で、ゴッドタランチュラを捕獲するついでに人間を殺戮するべくシュゴッダムへ出撃。騒々しくしていることをシュゴッダム国民に謝りながら襲い掛かるという言行不一致ぶりを早速見せつける。
そこで駆けつけて来たカグラギと交戦。当初はその飛行能力を活かして善戦するも、予想以上のタフネスを誇るカグラギに段々と苦戦を強いられ、旗色が悪くなったと判断して巨大化。
巨大戦ではゴッドタランチュラの変形したタランチュラナイトの初陣相手となり、最期は蜘蛛糸のネットで捕縛されたところをピードチェーンソーで「幕引き」された。
所詮ハエではクモに勝てないということか。
CV:松田健一郎
体長:189cm(異常成虫時/47.0m)
重さ:159kg (異常成虫時/395.9t)
分布:ゴッカン(白夜)
好物:雪かき
観察ポイント:寒さに強く、大雪の中でも薄着のようである。
第16話に登場。
土を掘る事が出来る虫【オケラ】のBNAを持つ怪ジーム。
茶色い外骨格で覆われたガチムチ体型の怪ジームで、パッツンパッツンの白シャツと安全ヘルメットに身を包んだ地下作業員ルックが特徴。
通常使う腕とは別に、頭からはオケラのショベルのような前脚が生えている。
昆虫界の社畜ワークキングであり、サナギムが用いるガンショベルのショベル部分を上下に連結させたような双頭槍「ガンガンショベル」を武器兼掘削道具として振り回す。
目立った特殊能力こそないが、掘削作業で鍛えられた筋肉を活かした力任せの近接攻撃を得意とする。また豪雪地帯のゴッカンでもシャツ一枚で平然と動き回る様子からして、肉体自体も相当に丈夫。
昆虫最終奥義は、巨大にパンプアップした右腕から繰り出す鉄拳「オシゴトタノシイパンチ」。日曜朝から映す技ではない。
上からの命令には従順で生真面目な一方ワーカホリック気味なようで、片言混じりのぎこちない喋り方をする。
ゴッカンの前裁判長カーラス・デハーン殺害容疑及び「神の怒り」事件の重要参考人と目されている医師・シロンの監視を任務とし、必要とあらば口封じに抹殺するべくゴッカンで待機。
任務の傍らザイバーン城の周辺を雪かきをしており、人知れず雪かきをしてくれることから「雪かきの妖精」として囚人達の間でその存在が伝えられており、恐らく相当長い期間ゴッカンに居た様子。
時は流れ現代、無罪判決でシロンが釈放されたのを見計らって出現し、彼に襲い掛かる。だが共にいたリタとヒメノの二人に妨害されてシロンの抹殺に失敗したばかりか、せっかくの和平の段取りを邪魔されて苛立つジェラミーまでが参戦。
タランチュラナイトの爪、ピードチェーンソー、シケイダーブレードの四刀流で滅多斬りにされ、ゴッカンの雪に消えた。
ちなみに雪かきについてはカメジムから命じられていた様子が無いので、恐らく本当に単なる趣味で行っていたものと思われる。
CVを務めた松田健一郎氏は『魔進戦隊キラメイジャー』のミュージック邪面以来、3年ぶりとなるスーパー戦隊シリーズへの出演となった。
CV:なし
体長:46.9m(異常成虫時)
重さ:374.5t(異常成虫時)
分布:ンコソパ(夜)
好物:夜空
観察ポイント:ボダルジームよりも少し大きく、発光パターンも異なるようである。
第17話に登場。
お尻から強い光を放つ虫【ゲンジボタル】のBNAを持つ怪ジーム。
外見は過去に出現したボダルジームと瓜二つで、唯一の違いはボダルジームより0.1m大きいこと。ぶっちゃけ誤差。
昆虫界の二代目イルミネーションキングであり、背中の発光器官「ゲンジボダルブースター」と両腕の翼「ゲンジボダルウィング」で空中を曲線的に飛び回る。
見た目は同じだが基礎戦闘能力では先代を上回っており、ルシフェリン光線を上空から連射して地上を爆撃する他、地上に降りての接近戦も得意。
昆虫最終奥義は、低空飛行しながら頑強なボディで連続で体当たりする「ゲンジボタックル」。
シュゴッダムのみがバグナラクと停戦協定を結んだ後、「キングオージャーを無断で利用する他国へ制裁を加える」という名目でンコソパに送り込まれる。
ゴッドトンボ、ゴッドカマキリ、ゴッドパピヨンの3体の迎撃もものともせずビル街の破壊活動を実行する中、そこへジェラミーの駆るゴッドタランチュラが出現。蜘蛛糸で強引にシュゴッド達を束ねてレジェンドキングオージャーへと合体した相手との地上戦に突入。
強制合体ゆえにぎこちない動きのレジェンドキングオージャーに優位に立ち回るが、油断した隙を突いて放たれたタランチュラバスターの一撃で倒された。
何人束になっても同じ!我が名はダダイゴーグの一撃、御見舞い致す!
CV:千葉進歩
体長:190cm(異常成虫時/47.3m)
重さ:160kg(異常成虫時/398.4t)
分布:シュゴッダム(昼、夕)
好物:名乗り
観察ポイント:全身にはたくさんのダイヤモンドがちりばめられているようである。
第19話に登場。
丸くなって身を守る虫【ダンゴムシ】のBNAを持つ怪ジーム。
かつてシュゴッダムを襲撃したダンジームの亜種で、煌びやかなダイヤモンドの外骨格で覆われた豪奢な姿をしている。よく見たらやっぱりダンゴムシみっちりだけど。
ひたすら無口だったダンジームと違い自己顕示欲と名誉欲が強く、事あるごとに名乗りを上げようとする。ただし誰も聞いてくれないし、言わせてももらえない。
昆虫界の二代目ディフェンスキングであり、両腕にはダイヤモンド製の盾「ダイヤモンドダンゴムシールド」を装備し、全身を覆うダイヤモンドの装甲も先代を凌ぐほどの防御力を誇る。
現実のダイヤモンドは硬すぎて逆に砕けやすく、とても武具に使えるものではないのだがそれは突っ込まないお約束。
昆虫最終奥義は敵の懐に飛び込んでダイヤモンドの拳を叩き込む「カラットパンチ」。
シュゴッダム制圧後、バグナラク首脳陣が屯するコーカサスカブト城の警備を担当。
城に乗り込んで来た王様戦隊との戦闘では、自身はヤンマとカグラギと対決。純粋な戦闘能力でこそ二人には敵わないながらも、持ち前の防御力で攻撃を凌ぎる姿を見せていた。
だがそうこうしているうちにデズナラク達が退却、殿として巨大化。
その堅牢さにはエクストリームキングオージャーもなかなか決定打を与えられなかったが、油断して背を向けた隙にタランチュラナイトに蜘蛛糸で拘束され、直後の一斉砲撃で粉砕された。
なお結局最期まで名乗れなかった。
美味そうな獲物が勢揃い……こいつらを逃しちゃあ、シュゴッドハンターの名折れだぜ
CV:
竹本英史
身長:191cm(異常成虫時/47.5m)
重さ:146kg(異常成虫時/363.5t)
分布:シュゴッダム(昼、夕)
好物:狩り
観察ポイント:痺れさせた獲物からシュゴッドソウルを狩る「シュゴッドハンター」の異名を持つようである。
第22話に登場。
電撃のような激しい毒を持つ虫「イラガ(幼虫)」のBNAを持つ怪ジーム。イラガが毒針を持つのは幼虫の間だけで、成虫は無毒だったりする。
青と金主体の派手な体色を有し、身体の随所から電極のようなトゲが、頭からは受送電プラグに似た渦巻き型の角が生えている。
プロ意識の高い沈着な性格で、自分の実力に強い自信を持つ。また戦局を見極める状況判断能力にも優れる。
昆虫界のビリビリキングであり、全身のトゲから1億ボルトもの高圧電流を放つ能力を持つ。
この電撃を対人戦闘で使いこなすのは勿論、機械生命体であるシュゴッドに対し特に有効であり、感電・麻痺させたシュゴッドを捕らえてはそのシュゴッドソウルを抜き取る「シュゴッドハンター」として名を馳せている。
昆虫最終奥義は電気を角と両腕に収束させ、それを強力な電撃として一直線に撃ち出す「シビレールガン」。
20~21話の間に三大守護神とゴッドタランチュラからシュゴッドソウルを奪い、ダイゴーグに献上していた。
そのソウルを食らって巨大化したダイゴーグがシュゴッダム壊滅の準備を進める間、自身はカメジムの命でコーカサスカブト城へ向かい、城の起動の妨害工作を実行。ついでにゴッドトンボら4体のシュゴッドのソウルも狙う。
そこで迎撃に現れたギラ以外の王様戦隊5人と交戦し、電撃の嵐を見舞いながら有利に戦いを進める。
戦闘は決着が付かないまま夕方まで長引き、今度は自ら巨大化して仕切り直しを図る。だがギラが改めてシュゴッド達と心を通わせ、その力を一点集中させた最大出力のキングオージャフィニッシュで敗れた。
必ず辿り着くよ、チキューの真ん中の太陽!燃えてきたーっ!
CV:
阪口大助
スーツアクター:井口尚哉
体長:46.8m(異常成虫時)
重さ:385.9t(異常成虫時)
分布:シュゴッダム(昼)
好物:釣り餌
観察ポイント:エサに見えたものにはついつい飛びついてしまうようである。
第24話に登場。
立派なハサミを持つ甲殻類【ザリガニ】のBNAを持つ怪ジーム。
上下逆さまにひっくり返ったザリガニが丸ごと上半身にくっついたシュールなビジュアルが特徴。劇中では確認しづらいが、装甲の下の素体は意外にスマート。
水生生物モチーフの癖に非常に騒がしく暑苦しい性格で、
「燃えてきたー!」が口癖。言動から見る限りかなり年齢は若めに感じられる。
反面ザリガニの特性を色濃く受け継ぎ過ぎたのか、見るからに怪しい釣り餌にすら簡単に引っかかって釣られてしまうのが悪癖。
昆虫界のヒートキングであり、超耐熱仕様の「ザリガニクスシールド」で身を包み、2000度を超える状況下でも活動することが可能である。
昆虫最終奥義は、武装した「ハサマレソード」に炎をまとわせて放つ「火炎ザリガニ斬り」。
デズナラク8世が立案した「チキュー破壊計画」を実行するために、やる気を燃やしてチキューの核までの直通トンネルを掘り進めていた。
その影響による異常な酷暑をチキュー全土に誘発させて、チキューの国々を奈落に落とそうとした。
しかし、勝手にエクストリームキングオージャーに乗り込んでいたブーンの一言にヒントをもらったギラの「妙案」により、地上に引っ張り出された末に敗北した。
CVを務めた阪口大助氏は『ゼンカイジャー』の
オミクジワルドの声も担当した。
第一部で最後に登場した怪ジーム。
あっしは商人ですけぇ……鬼捕まえて、王族になって、ガッポガッポやで~!
CV:阿部敦
スーツアクター:神前元
体長:187cm(異常成虫時/46.5m)
重さ:157kg (異常成虫時/390.9t)
分布:シュゴッダム(昼)
好物:金銀財宝
観察ポイント:バグナラクには、まだ密かに悪い怪ジームも残っていたようである。
第34話に登場。
金属のような光沢を持つ虫【キンバエ】のBNAを持つ怪ジーム。
外骨格が鈍い金色をしている以外、かつて出現したバエジームとそっくりな姿をしている。
ザリガジームから10話ぶりに登場する敵怪ジーム。といっても、デズナラク政権の残党というわけではなく、「王様戦隊を引き渡せば王族にしてやる」というダグデドの甘言に乗っかったただの小悪党である。
昆虫界のマネーキングであり、腰部の翅「キンバエスライダー」で高速飛行し、金の匂いがする場所へ急行する。
戦闘についてもバエジーム同様、空中を不規則に飛び回りながらの強襲と一撃離脱戦法を得意とする。
昆虫最終奥義は一攫千金を狙って放つ紫の火炎弾「カネク烈火」。
如何にも胡散臭いエセ関西弁で喋る自称・商人。死体に群がるキンバエの如く儲け話に一目散に飛びつく守銭奴であり、自分の利益に繋がるとなると王への反逆行為も大量殺戮も辞さない下衆。
こんにちは王様。貴方の大切な物を、いただきますね……?
CV:
代永翼
身長:186cm
体重:142kg
分布:シュゴッダム(時間帯不明)
好物:不明
観察ポイント:不明
『ラクレス王の秘密』に登場。
死肉に食らいつく虫【シデムシ】のBNAを持つ怪ジーム。
目や口、鼻と言ったパーツが一切存在しない、シデムシの前翅に似た橙と黒の縞模様の
仮面ライダーゴーストめいた顔と、頭頂部から胴体に欠けてその中央を走る紫のラインが特徴的な姿をしている。
また黒い軍服を着たような他の怪ジームと一線を画す外観を持つ。
人間の死体を体内に取り込み、その知性や記憶を自分のものにする能力を持つ(自身はこれを『食べる』と表現)。
しかしそんな凶悪な能力に反し、素の性格はとんでもない大間抜け。主体性にも欠けているため、事細かに命令されないと全く何も出来ないのが重大な欠点。
コーカサスカブト城の壁画の情報を狙い、女性研究者・べダリアを殺害し、彼女の遺体を取り込んで成り代わる。
続いてオージャカリバーZEROで彼女の助手であるコフキに斬りかかるが、それを庇ったラクレスにオージャーカリバーZEROを奪い返された挙句、オオクワガタオージャーへの王鎧武装を許す。
それでも剣を武器に斬り合いを繰り広げるも彼の剣術には敵わず、最後はロードフィニッシュを喰らって絶命した……かに見えたが、単にべダリアの遺体を解放してその場から撤退しただけだった。
その後トウフまで徒歩で逃亡。カメジムに合流して事の次第を報告しようとするも、上記の通り彼自身の知能と記憶力は非常に低くせっかくシュゴッダムで見聞きしてきた情報を何一つ覚えていなかった。
結局憤慨したカメジムの命で、シュゴッダムへシデムシなのにとんぼ返りする羽目に。
その後再びべダリアの遺体を取り込んだことで壁画の情報を手に入れ、それを交渉材料としてラクレスにオージャカリバーZEROの引き渡しを要求。
だがラクレスがそれに応じるはずもなく、再び戦闘となり終始圧倒される。
それでも諦めず情報を盾に命乞いしようとするが「べダリアもそれを望んでる筈です」と口を滑らせ、その一言が逆鱗に触れたラクレスに「お前如きがべダリアを語るな」と一蹴された上でトドメを刺された。
死骸は爆散せず、べダリアの遺体のみを残して溶解・消滅した。
殆ど良いところ無しで出番を終えたものの
- 先述の通り、外見が従来の怪ジームと大きく異なる
- カメジムとのやり取りはあったが、逆に彼以外のバグナラク陣営と対面する場面が無い。
- 脳筋揃いの怪ジームにしては珍しく、死者に成り代わるという諜報向きの能力を備えている
- リタ曰く「人間でもバグナラクでもない体液が流れている」
等の点から、実はバグナラクとは別の勢力に所属していたことが考えられる。
そして、カメジムの正体を踏まえると、彼もまた
その組織から生み出された怪ジームだったのかもしれない。
戦力
バグナラクの雑兵で、今作の
戦闘員枠。
名前の通りハチやチョウ、テントウムシなど様々な昆虫の蛹を掛け合わせたような姿で、見ようによっては防弾チョッキを着ているようにも見える。
専用武器はライフルや近接武器になるスコップのような長槍
「ガンショベル」。ちなみに弾には
銃弾サイズの超小型サナギムを用いる。
「ガイ・ガイ・チュー!」の掛け声で行動し、第1話で地平線を埋め尽くす程の数で行軍する様は
滅茶苦茶気持ち悪い圧巻。
2~3話の様子を見る限り、体内には黒い血が流れており、虫らしく天井であろうと立ち上がって移動することもできる様子。
他にも戦闘員としては珍しく
巨大化能力を持っており、雑魚と言えど油断ならない存在。
気質としては非常に好戦的であり、人間と見れば子供相手であろうと嬉々として襲い掛かる。
バグナラクの地底の本拠地では、カメジムの宣言でテンションが上がった余りガンショベルを乱射して味方を撃ち落とした者までいた。
またカタコトではあるが人語を介してコミュニケーションもこなせる。
第2部でバグナラクが「狭間の国」として生まれ変わった後も、引き続き一般国民として地下宮殿で生活している。
かつての凶暴性も鳴りを潜め、新国王ジェラミーの下で人間との融和と共存に努めている様子。
第6話にて地底トンネルを通じて五大国の都市部及びその地下に設置された超巨大な繭。
触手を持つ巨大なバグナラクを培養しており、時が来ると某ジブリ作品で見たようなイメージ図で羽化して地上を蹂躙する。
さらに内部で膨大なエネルギーが渦巻いているため、無理に破壊しようとすると大爆発するという質の悪さを兼ね備える。
よって被害を出さず確実に除去するには、キングオージャーで地上から引き剥がし上空で破壊するか、もしくはゴッドスコーピオンの毒で爆発させずに倒すかの二択のみ。
「解除して欲しければギラ・ハスティーをバグナラクに差し出せ」と各国を脅迫するための手段として運用。
勿論、差し出そうが差し出すまいが解除するつもりなどさらさらないのは言うまでもない。何ならタイムリミット前に巨大化したサナギムの手で意図的に破壊して起爆させる。
その他の国民
私はどこにでもいるしどこにもいない……陽炎ですから……
CV:
関智一
身長:189cm(異常成虫時/47.1m)
体重:151kg(異常成虫時/375.9t)
分布:シュゴッダム(昼)
好物:ウィスパーボイス
観察ポイント:どこにでもいるし、どこにもいないようである。
第8話に登場。
繊細な身体の虫【カゲロウ】のBNAを持つ怪ジーム。
ひょろ長い首と広い肩幅、カゲロウの羽表面を模した体色が特徴。ちなみに目は実際のカゲロウのオスと同じ「ターバン目」になっている。芸コマ。
昆虫界のサプライズキングであり、光の屈折を操る能力の応用で自身を透明化したり他者に擬態したりすることが出来る。
元々は単なる怪ジームであったが、その気質からデズナラク8世に邪険に扱われた後ジェラミーと出逢いデズナラク8世の元を離反。ジェラミーを王と仰ぐジェラミーにとっての最初の臣下になった。
詳細は
ジェラミー・ブラシエリの項目を参照。
"切られずの糸"、ネフィラ・イドモナラク・ネ!
刃を向けども為すすべなく
喰われる定めと心得よ!!!
CV:
井上喜久子
スーツアクトレス:宮澤雪
体長:178cm(異常成虫時/44.3m)
重さ:89kg (異常成虫時/221.6t)
分布:イシャバーナ(昼)、シュゴッダム(昼)
好物:ジェラミー
観察ポイント:死の間際、自分の形見としてヴェノミックスシューターをジェラミーに授けたようである。
ジェラミー・ブラシエリの実母であるバグナラクの女性。糸を吐いて巣を作る虫【クモ】のBNAを持つ。
灰紫の外骨格で覆われた頭部に四つの目を持ち、黒い蜘蛛の巣模様のレース衣装で身を包んだたおやかそうな雰囲気の女性。
あとグラマラスで、経産婦とは思えないほどむっちゃスタイルが良い。
ジェラミーの武器の一つであるヴェノミックスシューターは彼女の形見である。
かつてのバグナラクでの地位については語られていないが、ジェラミーの言からすると元々王族の出だった可能性が高い。
昆虫界のマザーキングであり、「切られずの糸」の異名を有するバグナラク最強の女戦士。
身軽さを活かしたアクロバティックな格闘戦を得意し、鋭い足技とヴェノミックスシューターを駆使してあのダイゴーグをタイマンで完封してみせるほど。勿論息子同様に蜘蛛糸を操ることも可能。
昆虫最終奥義は、高々とジャンプしてから激しい大蹴りを繰り出す「ヴェノミックスシュート」。
2000年前の戦いの後に、ジェラミーの父となる6人目の英雄と禁断の恋に落ち、バグナラクから脱走してゴッカンで家族3人で隠れ住んでいた。
しかしある日、ジェラミーが自分の能力を受け継いでいることを知り、このままでは息子が不幸になってしまうと危惧。そして、自分達夫婦の都合に我が子を振り回してしまったことを涙ながらに詫びながらジェラミーに仮面を被せ、その力を封じさせた。
恐らく夫が亡くなった後、当時激しい統一戦争が繰り広げられていた故国へ帰郷。
上述の通りダイゴーグを倒して争いを止めさせようとする…が、武力で訴えるというある意味では実に「バグナラクらしい」その行動が却って戦場に居たバグナラクを結束させる結果となり、逆に袋叩きにされて落命してしまう。
その後は一体どのような経緯を辿ってか、遺体は宇蟲王
ダグデド・ドゥジャルダンの手に渡り、
グローディ・ロイコディウムの能力で
ゾンビとなって現代に復活。
最愛の母を暴れさせることでジェラミーの参戦を防ぎながらシュゴッダムを滅ぼし、さらに王様戦隊の内部崩壊を招くという最悪の奸計に利用されることとなる。
しかしジェラミーはとっくに彼女の死を受け入れており、望まぬ復活を果たした母を自らの手で眠らせる決意を固めていた。
そこで敢えて「道化」となる事で(ギラ以外の)王様戦隊と内輪揉めするフリをする一芝居を打ち、まんまとダグデドを出し抜くことに成功。
「ダイゴーグ以上」と言われるだけあってゴッドキングオージャーとの戦いは壮絶なものとなったが、最終的にはゴッドキングオージャーの堅牢さが勝り神の一刀により敗北。
最期の瞬間に我を取り戻し、立派に成長した息子へ感謝と別れの言葉を遺しながら二度目の生に幕を閉じた。
しかし、最終局面を迎えた第49話において、死の世界の国・ハーカバーカからの援軍の一角として登場。
今回は完全な本調子であり、コピーグローディを相手にとんでもないアクロバット戦闘を披露して圧倒。援護に入ろうとしたジェラミーが思わず肩をすくめるほどの圧倒的強さを見せつけ、その後も援軍の先鋒として一足先に乗り込んでいたデズナラク8世や、途中で乱入して来たゲロウジームと見事な連係プレーを見せた。
名前の由来はジョロウグモの学名「トライコネフィラ・クラヴァタ」から。
以上のように終始シリアスなキャラなのだが、人妻の女怪人(しかも人間と交配可能でCVが井上喜久子)という属性に一部界隈が大いに沸いた。
30話で全身像が明らかになってからはR-18イラストも増えた。ジェラミー泣くぞ。
【余談】
キャラクターデザインは『
アクメツ』や『
真マジンガーZERO』、コミカライズ版『
ニンジャスレイヤー』等で知られる漫画家・余湖裕輝氏。
近年の怪人は子供から見てもあまり怖くないコミカル寄りなデザインの者が多かったが、本作ではそれとは打って変わって禍々しさを全面に押し出したシリアスなデザインが特徴。
ニンジャスレイヤーには「ナラク・ニンジャ」という主要キャラがいる事もあり、発表当初ネタにされたのは言うまでもない。
ジェラミーの衣装デザインも担当しており、東映公式HPではその設定画を閲覧することができる。
名前の由来は
英語で「虫」を意味する「bug」と「奈落」からだと思われる。
また、人類の駆逐という点から、「
ラグナロク」にもかけているのかもしれない。
余湖氏は自身のTwitterアカウントにて、「デザイナーが勝手に想像する〇〇」としてバグナラクの面々の
裏設定を色々と語っている。
あくまでデザイナーの想定なので非公式の設定にあたるが、知っておくと違った一面も見えてくるかもしれない。
2024年放送の『
仮面ライダーガヴ』には、リペイントされたサナギム及びデズナラク8世のソフビ人形が小道具として度々登場。
そのため視聴者からは
「『ガヴ』世界ではバグナラクの面々がヒーローとして受け入れられているのでは?」という声が挙がっていたりする。
記事を追記しろォ…己が規制されようとも修正しろ……!
規制を恐れるな!アニオタWikiの秘宝『アカウント』を手にし、アニオタWikiを良項目が埋め尽くすまで……
100ページ削除されても、101ページ作成すれば……問題ナッシ!ムッフッフッフッフ……♪
- カメジムは亀虫ではなくキボシマルウンカというのがキャラデザの人ツイートより判明 -- (名無しさん) 2023-07-23 07:18:33
- ノリノリで踊るバグナラク勢すこ -- (名無しさん) 2023-07-31 14:31:29
- ダイゴーグって次回で退場かな?映画を見るにダイゴーグが死なないと映画に繋がらなくなるし… -- (名無しさん) 2023-08-01 00:15:36
- 今回の件でバグナラクの見方も大きく変わったし、やっぱりカメジムは別勢力の可能性が高い -- (名無しさん) 2023-08-13 11:50:08
- ・バグナラクではない第三勢力が真の侵略者(カメジムはそのスパイ?) ・元々バグナラク(の先祖)を迫害したのは人類のほう のどっちか? -- (名無しさん) 2023-08-13 21:39:19
- ゲロウジームはそのうち単独項目作れそうだな -- (名無しさん) 2023-08-24 17:37:37
- よく見たらカメジムって、デズナラクやダイゴーグと比べていくらか「浮いた」デザインだな。意図的だったのか。 -- (名無しさん) 2023-08-27 11:00:21
- ↑それに「カメムシ」を捻った名前なのにモチーフが「キボウシマルウンカ」(カメムシの仲間だが別の昆虫)なのも -- (名無しさん) 2023-08-27 12:54:00
- ↑途中送信失礼。 「バグナラクに擬態して忍び込んだ間者」と言う伏線でもあったのかも -- (名無しさん) 2023-08-27 12:55:46
- カメジム、ブレドランみたいに別勢力に荷担するのかと思ったら今回で終わりとは・・・ -- (名無しさん) 2023-08-27 13:34:22
- ↑ところがどっこい、新たな敵勢力にカメジムの姿がある。本人か血縁者かはわからないけど -- (名無しさん) 2023-08-27 13:48:30
- ゲロウジームもなんかきな臭くなってきたな -- (名無しさん) 2023-08-30 20:23:35
- 体液の成分が「人間でもバグナラクでもなかった」とされるシデジームも本来は新組織側の怪人なんだろうな。他の怪ジームと比較しても見た目が異質すぎるし、カメジムと話してる描写しかなかったし。 -- (名無しさん) 2023-09-03 08:10:53
- 改めて人材を見直すと、ダイゴーグが死んで時点で、理想的な勝利はできなくなってたんだな -- (名無しさん) 2023-09-04 08:44:36
- カメジムの項目部分を分割いたします。 -- (名無しさん) 2023-09-04 17:22:49
- ジェラミーの母ちゃん、エロい身体してる上に強いとか子どもの性癖ぶっ壊しにかかってない? -- (名無しさん) 2023-10-02 09:56:33
- 何か前に予想されてた「元々迫害されてたのはバグナラクのほう」っていうのが今回で現実味増した感じする -- (名無しさん) 2023-10-08 21:45:12
- 壁画の内容から予想できるのはチキューの先住種族はバグナラクで、人類は移住者ってことかな。先住とよそ者であまり折り合いがよくなかったところにカメジムが来て大規模な争いが始まったってところか。 -- (名無しさん) 2023-10-15 06:44:23
- 狭間の国として認められてからは何でお金稼いでるんだろう?鉱石?地下資源? -- (名無しさん) 2023-10-22 20:17:24
- キンバエジームが倒されたのが物議を醸してるけど、王様戦隊6人を殺すためにシュゴッダムの街中を絨毯爆撃してたわけだし、普通に民の安全を脅かす賊を成敗したってだけの話だと思う。実際前半につるんでたサナギムは捕まるだけで済んでるし。 -- (名無しさん) 2023-10-22 20:30:29
- すっかり王様たちの避難所兼秘密会議所になりつつあるな -- (名無しさん) 2023-10-31 20:24:08
- 最近扱い悪いなあ……出てきても暴徒orゾンビ……せっかく番組中盤で和解した敵組織なのになんか勿体無い…… -- (名無しさん) 2023-12-31 01:20:36
- 正直物語通してると、ラクレスの真意と宇蟲王一味の存在を隠す為のデコイでしかなかったのが流石に残念過ぎる。もっと和解したサナギムや怪ジームが人間社会に溶け込んでる様子を見たかったし、五王国の人々と一緒に立ち向かう姿とか欲しかった。結局和解した段階で製作陣にとっては用済みの邪魔でしか無かったのかな… -- (名無しさん) 2024-01-30 21:27:51
- 第2部開始早々に壊滅させる辺り正直扱いあぐねてたんだろうな感はある。五道化には敵わずとも味方側の怪ジームと共闘する展開とか期待してたんだけどね -- (名無しさん) 2024-02-03 23:21:34
- ↑扱いあぐねたというか、話は最初から固まってるからそいうことはない。 -- (名無しさん) 2024-02-03 23:24:26
- 最終決戦で何の説明もフォローもなくダグデドの雑兵にされてハイおしまいだった怪ジーム達が気の毒過ぎる… -- (名無しさん) 2024-02-25 23:53:30
- 最終回でサナギムが、IT関係の技術をしっかりと習得した上に隣りにいた人間に教える描写あったから平和になったんだな -- (名無しさん) 2024-02-27 16:50:54
- グローディがバグナラク人(?)素体とするとシュゴッドソウルで怪人化する前は地球人そっくりの種族だったって事で確定かな -- (名無しさん) 2024-02-27 17:18:19
- 終盤で人々の避難先として使われた際に、ジェラミーが「ここは狭間の王国だからどんな者でも受け入れる。家族と喧嘩して家出したくなった時なんかは是非また来るといい(意訳)」と言っていたのが印象的だった。もともと悪役側のフィールドだったためか、良い子だけでなく“悪い子”にも味方する。そんな国が一つくらいあってもいいんじゃないかと思ったな。 -- (名無しさん) 2024-03-05 20:11:38
- ネフィラのR-18絵、そりゃ『仮面ライダーオーズ』のメズールも発表直後にR-18絵描かれてたし母親キャラという時点で「少なくとも“そういうこと”を一度はしている(しかも明らかにヒトではないとわかるレベルで姿が違うの異種族なのにヒトとのハーフが産める)」補正がかかるのに「美人でスタイルよくてものすっごく強いお母さん」なんて『GEAR戦士電童』のベガさんがめっちゃ人気出た前例もあるし……。とはいえ私も「この方はドストライクだけどR-18な方の目では見たくないんや……許してや……」な例はあったのでジェラミー元気出して…… -- (名無しさん) 2024-11-09 20:08:34
最終更新:2024年11月09日 21:07