ニンニク入りコーラ絶好調 青森・田子町がPR
青森県田子町産のニンニクを使った炭酸飲料「ジャッツ タッコーラ」が話題を集めている。1月の発売後、インターネットで人気となり、注文が殺到している。既に月間目標(500本)の4倍以上を売り上げた。企画した田子町ガーリックセンターは「ニンニクとコーラという斬新な組み合わせを楽しんで」とPRしている。
田子町はニンニクの名産地として知られる。「ジャッツ」は驚いたときに使う地元の方言だ。
飲んだときの第一印象は、炭酸がきいた普通のコーラだが、喉を通過するころ、ニンニクの風味が口全体に広がる。瓶の赤いラベルに、白いニンニク丸ごと1個をデザインしたポップな外見も特徴的だ。
「ほかにないものを作りたかった」とガーリックセンターの佐藤恵子さん(39)。粉末状ニンニクをわずかに使っただけなので、飲み終わっても特有のにおいはそれほど気にならないという。
1本200ミリリットル入りで税込み300円。センターのホームページから購入できる。
青森県産ニンニクは全国シェアの約7割を占める。田子町の試算によると、2014年の同町の生産量は約1100トン。ガーリックセンターはニンニク産業の振興に取り組む一般財団法人「田子町にんにく国際交流協会」が運営している。〔共同〕