「国の借金」、過去最大の1039兆円 6月末、1人あたり約818万円
財務省は8日、国債や借入金、政府短期証券を合わせた「国の借金」の残高が6月末時点で過去最大の1039兆4132億円になったと発表した。前年度末からの3カ月間で14兆4563億円増えた。7月1日時点の人口推計をもとに単純計算すると、国民1人当たり約818万円の借金を抱えていることになる。
「国の借金」のうち、国債は前年度末比10兆1243億円増の863兆8880億円。政府短期証券は5兆2201億円増の120兆9085億円だった。一方、借入金は8880億円減の54兆6167億円だった。14年度末の「国の借金」の総額は1143兆9000億円になる見通しだ。
併せて発表した政府保証債務残高現在高(6月末)は4181億円減の44兆1146億円だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕