NHK会長、受信料下げを表明 早ければ19年度
NHKの上田良一会長は12日の記者会見で「中長期的な収支の見通しを精査した上で、受信料の引き下げを実施したい」と話した。値下げ額や時期は2018年末までに公表する方針。「早ければ19年度の予算案に反映させる可能性もある」と述べた。上田会長が受信料の引き下げを表明するのは初めて。
NHKは19年度にテレビ番組とインターネットの常時同時配信を開始することを目指している。総務省の有識者検討会では配信の条件として受信料の引き下げなどを求めている。NHKは9月27日に開かれた同検討会で、引き下げも含めて18年末までに方向性を示すとしていた。