千葉県が自衛隊に災害派遣要請、断水6市町に給水車両
千葉県は10日午前に災害対策本部を開き、台風15号の影響で断水が続く地域への給水のため、同日早朝に自衛隊に災害派遣を要請したことを明らかにした。会合に出席した陸上自衛隊第一空挺団の戒田重雄団長は要請に応じ、佐倉市や東金市など6市町に給水車両を派遣すると表明した。
陸自のほか、航空自衛隊も給水タンク車を県内に派遣する。県によると10日午前0時時点で県内の約8万9千戸が断水している。災害対策本部長の森田健作知事は会合で「今回の台風は千葉県直撃という大変な状況だ。市町村や消防、警察、自衛隊と連絡を密にし、全庁一丸となって対応する」と述べた。
県が自衛隊に災害派遣を要請するのは旭市で鳥インフルエンザが発生した2017年3月以来、2年半ぶりという。