政府、ロシアに影響力行使を要請 マレーシア機墜落の調査で
菅義偉官房長官は22日の閣議後の記者会見で、ウクライナ東部でマレーシア機が墜落した事件について「ロシアが(親ロシア派の)武装勢力に対して和平に向けた対話に応じ、マレーシア航空機の墜落事件に関する国際的調査に協力するよう、影響力を行使することを我が国としてはロシアに求めたい」と述べた。外交ルートを通じ、政府として要請しているという。
墜落の原因については「情報収集中、分析中」とした上で、「撃墜による可能性が高く、国際社会として強く非難すべきで、関与した者は重大な責任をとらなければならない」との考えを示した。
イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの侵攻で双方に死傷者が増大していることについては「早急に停戦合意するよう強く求めていきたい」と事態の沈静化に向け働きかけを強化する考えを示した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕