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(スクランブル)市場に漂う「予測不能」への恐怖感
証券部 須永太一朗
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8日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比111円58銭(1.3%)安の8655円51銭とこの日の安値圏で引けた。欧州債務問題や世界景気の減速懸念、金融緩和の副作用である原材料価格の高騰が日本株相場に重荷となっていたところに、この日はオリンパスが過去に損失隠しをしていたと発表。タイの洪水被害も深刻さを増すなど、企業統治(コーポレートガバナンス)問題、業績下振れという2つの「予測不能」な悪材...