四国4県の倒産、1月は7件増の17件 民間調べ
東京商工リサーチ高松支社がまとめた四国4県の1月の企業倒産件数(負債1000万円以上)は17件で、前年同月比で7件増えた。負債総額は2.1倍の26億8000万円だった。件数は過去10年の同じ月では最も多かった。
県別では香川と愛媛が各6件、徳島4件、高知1件で続いた。負債総額は香川が16億3200万円で最多となった。原因別では販売不振が13件で最も多かった。全10産業のうち、製造業などを含む7つの産業で倒産があった。
同支社は今後の見通しについて、「債務軽減や価格転嫁が困難な企業、収益面に課題を持つ企業には留意が必要」と指摘した。その上で「倒産は増勢局面を迎える可能性が高まる懸念がある」とした。
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