住める空き家、移住者とマッチング 広島はVRで内覧
データで読む地域再生
全国の自治体が空き家対策を急いでいる。高齢化や人口減少で、賃貸向けなどを除いた「放置空き家」は2023年に過去最多となった。管理が行き届かない空き家は火災リスクや治安の悪化にもつながる。5年前より空き家率を抑えた広島県は県内市町と連携し、仮想現実(VR)を活用したマッチングサイトなどで移住者らを引き寄せる。
総務省の23年の住宅・土地統計調査によると、全国の空き家は900万戸と30年間で約2倍に...
「データで読む地域再生」では、政府や自治体、民間の統計を日本経済新聞が独自に分析し、様々な課題の解決に取り組む地域の姿に迫ります。自治体や企業の取り組み事例も交え、人口減少や観光振興、ものづくりなど、様々なテーマを取り上げます。