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円、米市場で「過度な変動」 HFTに癒えぬ介入後遺症
NQNシンガポール 編集委員 今晶
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10日のニューヨーク外国為替市場で円相場が一時1ドル=140円台前半と、安値から6円超も急伸した。10月の米消費者物価指数(CPI)でインフレへの懸念が後退したための「米ドル安相場」だが、円の上昇率は4%超とユーロの2%台後半を大きく上回った。財務省・日銀の基準に照らせば明らかに「過度な変動」だ。10月までの為替介入、とりわけ米市場で動いた円買いが招いた市場の不安定さが鮮明になった。
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