ドイツ株18日 横ばい圏、仏株は続伸 ルノーは5%高
【NQNロンドン=蔭山道子】18日のフランクフルト株式市場でドイツ株価指数(DAX)は前日から横ばい圏で終えた。終値は前日比3.80ポイント(0.01%)安の2万0242.57だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に様子見姿勢の投資家も多く、DAXは明確な方向感に乏しく推移した。
ソフトウエアのSAP、半導体のインフィニオンテクノロジーズに買いが集まった。コメルツ銀行など銀行が上昇した。一方で特殊化学のシムライズなど素材関連が下落。化粧品メーカーのバイヤスドルフなど消費関連の一角が売られた。
フランスでは株価指数のCAC40が続伸し、前日比0.25%高で終えた。自動車のルノーの上昇が目立った。ホンダと日産自動車が経営統合に向けた協議に入ると18日付の日本経済新聞が報じたのを受け、日産の株式を保有するルノーは一時、前日比7.4%高まで買われ、同5.2%高で終えた。仏メディア大手ビベンディ、スイス半導体大手のSTマイクロエレクトロニクスが上げた。一方で酒類大手ペルノ・リカール、化粧品大手ロレアルなど消費関連の一角が下げた。