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若者世代の公的年金、低成長でも維持 女性は受給額増加

1億円達成の黄金律(6)

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若い世代の間では、公的年金に不信感を抱く声が目立つ。だが、2024年の財政検証に関連した推計では、実は今の若い世代が老後に受け取る年金は、今の高齢者より多くなる場合もあるとの結果になった。老後資金の中核となる公的年金は将来、どうなるのか。制度改正を議論している社会保障審議会年金部会の委員で大和総研主任研究員の是枝俊悟さんに解説してもらった。

――若い世代は、将来、公的年金をもらえるか不安を感じています。

実際は、将来の年金額はほぼ減らない見通しです。今年の財政検証では、過去30年並みの低成長が続くと仮定しても、現在の物価水準で比べると、平均的な男性はほぼ今の高齢者並み、女性は今より多くの年金になる見込みです。

――なぜ減らないのですか?

この見通しの前提は、厚生年金に加入して働く人が増えることです。今後ますます女性も高齢者も働く社会になっていくと考えられます。年金財源の大半は、その時の現役世代が支払う社会保険料。物価と現役世代の賃金が上がれば、年金は増えます。より多くの人が、より高い賃金で長く働くほど、保険料収入も年金も増え、高齢者の生活も豊かになります。

また、今の高齢者も「我慢」する仕組みが、「マクロ経済スライド」です。物価や賃金ほどには年金が増えないよう実質目減りさせ、将来の財政を守ります。現行制度では2057年度に終わる予定です。

人口減は年金を減らす影響がありますが、働く女性や高齢者の増加が年金を増やす力になります。

――年金で豊かに暮らせますか?

年金だけでは現役並みに豊かな生活はできません。57年度に年金は、その時の現役世代の半分くらいの生活水準が可能な額に落ち着きます。今の高齢者は現役世代の6割くらいの生活ができる額です。今後、現役世代の生活水準が上がると、高齢者との差が広がります。

例えば、30年前にスマートフォンはなかったけれど、今は生活に欠かせません。将来も、全く新しい技術の高価な商品が生活に浸透しているかも。時代に追いついて豊かに暮らすには、やはり自力での備えが必要ですね。

(大賀智子)

[日経マネー2025年1月号の記事を再構成]

日経マネー2025年1月号 インフレを味方に! 自分年金1億円達成の黄金律
著者 : 日経マネー
出版 : 日経BP(2024/11/21)
価格 : 930円(税込み)
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