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消えた6億7000万円 NPOの看板、不正の隠れみのに
NPO25年「善意」の限界(3)
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2011年3月に起きた東日本大震災。岩手県沿岸部に位置する山田町は800人を超える犠牲者を出した。
「行方不明者の捜索活動をしたい」。震災の約2週間後、3人の男らが町役場を訪れ、NPO法人「大雪りばぁねっと」を名乗って捜索活動の事業委託を持ちかけた。
2年間で町が支払った委託費は計12億2000万円。だが同法人は十分な成果もないまま委託費を使い切り、地元採用の従業員約140人を解雇した。
その後...