兵庫県元幹部の公用PCデータ拡散か 斎藤知事「調査検討」
兵庫県の斎藤元彦知事は2日、自身のパワハラなどを告発する文書を作成した元県幹部の男性=7月に死亡=が公用パソコンに保存していたとされるデータがSNS上で広まったのを受け、弁護士を含めた第三者機関の調査を検討すると明らかにした。
データは男性の私的情報を含んでおり、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏がX(旧ツイッター)などに掲載、拡散された。データが本物だった場合、県関係者からの情報漏洩の可能性がある。
斎藤氏は「(流出している情報は)真偽を含め詳細な内容が分からない。事実関係を確認することが大事だ」と記者団に語った。第三者機関を設置する時期や委員の構成などは今後検討するという。
また、斎藤氏は再選した知事選を巡り、県内のPR会社にSNSなどによる広報を依頼し報酬を支払ったとして、弁護士と大学教授が公職選挙法違反(買収)の容疑で斎藤氏に対する告発状を神戸地検と兵庫県警に送付したことを受け、「公選法などには違反していない」と述べた。
「詳細は承知していないが、(SNSは)ボランティアのなかで私を含めて運用していた」と説明。対応は代理人弁護士に任せるとした。
兵庫県知事に斎藤元彦氏が再選されました。パワハラ疑惑などを内部告発された問題で県議会から全会一致で不信任決議を受けましたが、失職して出直し選を制しました。