日本庭園の木々の葉が色づく足立美術館(安来市古川町)で、横山大観(1868~1958年)の代表作「紅葉(こうよう)」が公開され、観光客や美術ファンを楽しませている。30日まで。
「紅葉」は、同美術館が毎年秋に期間限定で展示する人気作品。大観が円熟期の1931年に描いた豪華絢爛(けんらん)な六曲一双の屏風(びょうぶ)絵で、群青の川に鮮やかな紅葉が映える。群青の上にプラチナ泥を加えて水流を表現し、深紅の紅葉を配置した。
日本庭園のモミジなどの色づき具合は6割程度。例年よりもやや遅く、12月初旬ごろまで見頃という。
開館時間は午前9時~午後5時。入館料は大人2300円、大学生1800円、高校生千円、小中学生500円。
(狩野樹理)