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Docomo_PRO_seriesとは? わかりやすく解説

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docomo PRO series

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 15:19 UTC 版)

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docomo PRO series(ドコモ プロ シリーズ)は、2008年11月に発表された株式会社NTTドコモの携帯電話型番のコンセプトのひとつで、2010年春モデルまでのスマートフォン(2010年夏モデル以降はドコモ スマートフォンのラインナップに属する)や、PRIME seriesクラスのスペックでさらに特異な機能や特徴(例として、QWERTYキーボードを備えてスマートフォンライクな端末=SH-04ASH-03BN-08Bや、オーディオ・ビジュアル機能を強化した端末=SH-07ASH-06Cや、カメラ機能に特化した端末=SH-05CL-03C)を持ったiモード対応のハイスペック機がこのシリーズに属する。

コンセプトカラーはプロブラック。メディア広告のキャラクターには劇団ひとりが起用されていた(2010年4月まで)。

docomo PRO seriesのほかにdocomo PRIME seriesdocomo STYLE seriesdocomo SMART seriesがある。

特徴

  • 通常の携帯電話とは違い、企業のパソコンやサーバ、自宅のパソコンの子機として利用することに適しており、多くの機種でパソコンやサーバと連携をとるためのアプリケーションや、無線LANPOPIMAPメール対応のメーラーが搭載されている。
  • 無線LANはMzoneといった公衆無線LANも利用可能となる。アプリケーションにおいてはJAVAアプリ、ネイティブアプリが利用できる機種が多い反面iアプリは動作しないものが多い。
  • 文字入力においては、通常の携帯電話で採用されているテンキーではなく、より早く容易に文字入力ができるようにQWERTY配列のキーボードを採用している機種が多く、Windows MobileBlackBerryの機種ではMicrosoft Office製品の簡易的な編集などもできる。
  • ブラウザはフルブラウザが搭載されているためパソコンのサイトの利用は可能であるがiモードの公式サイトなどは利用できない機種が多い。また、全機種国際ローミングサービスWORLD WINGBluetoothも搭載されている。
  • 2010年夏モデル以降は、PRO seriesの中でもスマートフォンに属する端末が、新たなカテゴリである「ドコモ スマートフォン」に属することになったため、以降PRO seriesの端末は、先述の先進機能を持ったiモード対応機種のみ販売された。その時点までに、すでに発売済のスマートフォン端末は、PRO seriesとドコモ スマートフォンの両方に属した。
  • 2011年9月8日にドコモは2011年夏モデルを機に「docomo PRO series」の廃止を発表した。

iモード機能

  • 2009年冬・春モデルまでは、Windows MobileやBlackBerryといったOSを採用している機種が多く、それらの機種では、iモード公式サイトの利用、iアプリやおサイフケータイといったNTTドコモの特徴的な機能が搭載されていない。反面、シャープ製の機種はiモードの各種機能が普通に利用できた。
  • 2010年夏モデル以降、スマートフォンに属する端末は、前述の通りドコモスマートフォンのカテゴリに属することになったので、今後PRO seriesに属する端末はiモードの各種機能が利用できる。
  • 2009年4月1日からはiモード.netモバイルモードの機能を利用して、Webメールにおいてiモードメールが利用できるようにはなった。またHT-03AとT-01Aでは、iモード.netを応用したアプリにおいてiモードメールの送受信が可能となり、新着通知や絵文字も対応している。
  • BlackBerryにおいては通常のPOPメールやIMAPメール、GmailHotmailといったWebメールが全てプッシュ配信方式により着信通知される。
  • Windows Mobile携帯はmoperaメールやHotmailをプッシュ配信する。

spモードへの対応

docomo PRO seriesのなかでも、SC-01B、T-01Aでは2010年9月1日より提供開始のspモードが対応するため、絵文字やデコメールを含めたiモードメールや、コンテンツ決済、フィルタ、などが利用できるようになった。(ただしT-01AはWindows Mobile 6.5にOSをバージョンアップさせた場合に限る)

機種・機能

スマートフォン

機種 発売日 メーカ OS 対応可否
POPメール iモード おサイフ
ケータイ
MS OFFICE PC連携 無線LAN GSM
850MHz
UMTS 850/
1900MHz[1]
2008年-2009年冬モデル
HT-01A 2008年11月28日 HTC Windows Mobile 6.1 Webメールのみ × 編集可
HT-02A 2008年12月19日 ×
BlackBerry Bold 2009年2月20日 リサーチ・イン・モーション BlackBerryOS Software ver 4.6.0.294
(Platform 4.0.0.230)
(アップデートによりBlackBerry OS 5.0)[2]
Webメールのみ
アップデートにより○(spモード
× 編集可
2009年夏モデル
T-01A 2009年6月20日 東芝 Windows Mobile 6.1
(アップデートによりWindows Mobile 6.5)[3]
○(spモード × 編集可 × 850MHzのみ
HT-03A 2009年7月10日 HTC Android1.5
(アップデートによりAndroid1.6)[4]
iモード.netアプリ
Webメール
× 閲覧のみ[5]
2009年冬-2010年春モデル
SC-01B 2010年2月26日 サムスン電子 Windows Mobile 6.5 ○(spモード × 編集可

携帯電話

機種 個別ブランド 発売日 メーカ 備考
2008年-2009年冬モデル
SH-04A AQUOSケータイ 2009年2月20日 シャープ QWERTYキーボード搭載
2009年夏モデル
SH-07A AQUOSケータイ 2009年6月24日 シャープ
2009年冬-2010年春モデル
SH-03B AQUOSケータイ 2010年2月26日 シャープ QWERTYキーボード搭載
2010年夏モデル
N-08B フルキーボードケータイ 2010年8月6日 NECカシオ モバイル
コミュニケーションズ

(NECブランド)
QWERTYキーボード搭載
HSUPA対応
2010年冬-2011年春モデル
SH-05C AQUOS SHOT 2011年1月27日 シャープ HSUPA対応
L-03C 本格デジタルカメラケータイ 2011年1月28日 LGエレクトロニクス
・ジャパン
HSUPA(2Mbps)対応
SH-06C 一体型プロジェクターケータイ 2011年2月4日 シャープ HSUPA対応

ギャラリー

一部商品を除き、簡易型キーボードまたはタッチパネルを備えているのが特徴である。

関連項目

脚注

  1. ^ 1900MHz対応機種は1700MHz(東名阪バンド)非対応。
  2. ^ BlackBerry Boldのバージョンアップ情報(NTTドコモ) 
  3. ^ 2009年12月17日よりWindows Mobile6.5バージョンアップファイル提供開始(NTTドコモ) 
  4. ^ HT-03Aのバージョンアップ情報(NTTドコモ) 
  5. ^ ビューワーなどアプリケーションをAndroidマーケットからダウンロードすることにより可能

外部リンク


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