feedback
「feedback」の意味・「feedback」とは
「feedback」は英語の単語で、日本語では「フィードバック」と表現される。一般的には、情報や意見が送り手から受け手へ、そして受け手から送り手へと戻るプロセスを指す。具体的には、教育やビジネスの場で、パフォーマンスや成果に対する評価やアドバイスを伝える行為を指すことが多い。「feedback」の発音・読み方
「feedback」の発音は、IPA表記では /ˈfiːdbæk/ となる。これをカタカナ表記にすると「フィードバック」となる。日本人が発音する際には「フィードバック」と読むことが一般的である。この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではない。「feedback」の定義を英語で解説
英語での「feedback」の定義は、「Information about reactions to a product, a person's performance of a task, etc. which is used as a basis for improvement」である。これは、「製品や人々のタスクの実行に対する反応についての情報、それは改善のための基礎として使用される」という意味になる。「feedback」の類語
「feedback」の類語には、「response」、「reaction」、「comment」、「evaluation」などがある。これらの単語も「feedback」と同様に、他者からの意見や評価を伝える際に使用される。「feedback」に関連する用語・表現
「feedback」に関連する用語や表現としては、「constructive feedback」、「negative feedback」、「positive feedback」などがある。「constructive feedback」は建設的な意見やアドバイスを指し、「negative feedback」は否定的な評価を、「positive feedback」は肯定的な評価をそれぞれ指す。「feedback」の例文
以下に「feedback」を用いた例文を10個示す。 1. 英語例文(日本語訳):I appreciate your feedback on my presentation.(あなたのプレゼンテーションに対するフィードバックを感謝します。)2. 英語例文(日本語訳):Could you give me some feedback on this report?(このレポートについてフィードバックをいただけますか?)
3. 英語例文(日本語訳):We received a lot of positive feedback from the customers.(顧客から多くの肯定的なフィードバックを受け取りました。)
4. 英語例文(日本語訳):Your feedback will be used to improve our services.(あなたのフィードバックは、私たちのサービス改善に役立てられます。)
5. 英語例文(日本語訳):Please don't hesitate to give us your feedback.(遠慮せずにフィードバックをお願いします。)
6. 英語例文(日本語訳):We value your feedback.(私たちはあなたのフィードバックを重視します。)
7. 英語例文(日本語訳):The teacher gave me some constructive feedback on my essay.(先生からエッセイについて建設的なフィードバックをもらいました。)
8. 英語例文(日本語訳):We are always open to feedback from our employees.(私たちは常に従業員からのフィードバックに対して開放的です。)
9. 英語例文(日本語訳):Your feedback has been very helpful.(あなたのフィードバックは非常に役立ちました。)
10. 英語例文(日本語訳):We take all feedback into consideration.(私たちはすべてのフィードバックを考慮に入れます。)
feed back
「feed back」の意味・「feed back」とは
「feed back」は英語のフレーズで、情報や意見を提供する、特にそれが以前に受け取った情報や指示に対する反応であるという意味を持つ。一般的には、評価や改善のための情報を提供する行為を指す。例えば、教師が学生の作業に対して「feed back」を提供する場合、それは学生のパフォーマンスを評価し、改善のための具体的な提案を含む可能性がある。「feed back」の発音・読み方
「feed back」の発音は、IPA表記では /ˈfiːd bæk/ となる。IPAのカタカナ読みでは「フィード バック」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「フィードバック」と読む。「feed back」の定義を英語で解説
"Feed back" is a phrase in English that refers to the act of providing information or opinions, especially in response to previously received information or instructions. It is generally used to denote the act of providing information for evaluation or improvement. For example, when a teacher provides "feed back" on a student's work, it may involve assessing the student's performance and including specific suggestions for improvement.「feed back」の類語
「feed back」の類語としては、「response」、「reply」、「reaction」、「comment」、「evaluation」などがある。これらの単語も同様に、受け取った情報や状況に対する反応や評価を表す。「feed back」に関連する用語・表現
「feed back」に関連する用語や表現としては、「constructive feedback」、「positive feedback」、「negative feedback」、「feedback loop」などがある。これらの表現は、特定の種類のフィードバックや、フィードバックが繰り返されるプロセスを指す。「feed back」の例文
1.英語例文(日本語訳):I would appreciate your feed back on this report.(このレポートについてのフィードバックをいただければ幸いです。)2.英語例文(日本語訳):She gave me some valuable feed back on my presentation.(彼女は私のプレゼンテーションについて貴重なフィードバックをくれました。)
3.英語例文(日本語訳):We need to feed back the results of the survey to the team.(チームに調査結果をフィードバックする必要があります。)
4.英語例文(日本語訳):The manager will feed back to you on your performance review.(マネージャーがパフォーマンスレビューについてフィードバックします。)
5.英語例文(日本語訳):Please feed back any comments or suggestions you may have.(コメントや提案があれば、ぜひフィードバックしてください。)
6.英語例文(日本語訳):Your feed back will help us improve our services.(あなたのフィードバックが私たちのサービス改善に役立ちます。)
7.英語例文(日本語訳):We are always open to feed back from our customers.(私たちは常にお客様からのフィードバックを歓迎しています。)
8.英語例文(日本語訳):I received some constructive feed back from my supervisor.(上司から建設的なフィードバックを受け取りました。)
9.英語例文(日本語訳):The feed back from the client was overwhelmingly positive.(クライアントからのフィードバックは圧倒的に肯定的でした。)
10.英語例文(日本語訳):We will take your feed back into consideration for future projects.(今後のプロジェクトに向けて、あなたのフィードバックを考慮に入れます。)
feedback
「feedback」とは、意見・反響・評価のことを意味する英語表現である。
「feedback」とは・「feedback」の意味
「feedback」とは、意見・反響・指摘・評価・結果のことを意味する英語表現である。電気工学や生物学、心理社会学の分野で使う場合は、帰還・反応という意味で使われる言葉だ。英検準1級以上、TOEIC L&Rスコアは730点以上のレベルがある。「feedback」は不可算名詞なので、基本的には「feedbacks」のように複数形で表すことがない。ちなみに不可算名詞とは、数えられない名詞、もしくは単数のみで使う名詞のことだ。可算名詞とは、語尾に「s」を付けて複数形として使える名詞のことである。
「feedback」は、動詞として使うこともある言葉だ。具体的には、意見する・評価する・戻すという意味で使われる。
ビジネス英語で使う場合の「feedback」は、主に改善点を伝える・結果を報告するという意味がある。人事評価や個別ミーティング、プロジェクトの振り返りなどで使われることが多い。ちなみに、ビジネスシーンにおける「feedback」は、個別の課題を明確にあぶり出し業績アップをもたらす効果がある。
「feedback」の発音・読み方
「feedback」は、「フィードバック」と読む。「フィ」の「ィ」にアクセントをつけて、「フィーバック」と勢いよく発音すると良い。「feedback」の語源・由来
「feedback」は、帰還・反応という意味があるシステム工学用語が語源である。「feedback」は、~を供給するという意味の「feed」、戻る・帰るという意味がある「back」から成る言葉だ。つまり、戻って供給するという意味が由来となっている。
「review」と「feedback」の違い
「review」と「feedback」の違いは、言葉が持つ意味の範囲だ。「feedback」と「review」はどちらも、意見・反響・評価という意味があるが、「review」はさらに、再審査・再調査・再検討・報告という意味も含んでいる。「feedback」を含む英熟語・英語表現
「feedback」を含む英熟語・英語表現には、「give feedback」、「feedback on」などがある。「give feedback」とは
「give feedback」とは、~に意見を述べる・~に反応する、~を評価するという意味がある。具体的には、あなたを評価するという意味の「give feedback to you」のように、「give feedback to」という文法を使う熟語だ。
「feedback on」とは
「feedback on」とは、~についての意見・~の反応という意味がある。具体的には、~の意見を得るという意味の「get feedback on」のように使う。
「feedback」に関連する用語の解説
「feedback」に関連する用語には、負の評価という意味の「negative feedback」、肯定的な意見という意味がある「feedback positive」、ギターの弦を振動させる奏法「feedback playing」、反応制御という意味の「feedback control」、直接意見するという「direct feedback」などがある。「feedback」の使い方・例文
「feedback」の使い方・例文は、「取引先からの評価が遅い」という意味の「Slow feedback from suppliers」、「お客様からのご意見をお待ちしております」という意味がある「We welcome customer feedback」、「先方からの指摘に納得できない」という意味がある「I am not satisfied with the feedback from the other party」、「厳しい結果であったため、かなり気持ちが落ち込んだ」という意味の「The feedback was harsh, so I was pretty depressed」、「教師の評価は当てにならない」という意味がある「Teacher feedback is unreliable」などがある。その他には、「動画を公開したら、たくさんの反響があった」という意味の「After publishing the video, I received a lot of feedback」、「あなたの意見はいつも的確だ」という意味がある「Your feedback is always accurate」、「部長の指摘のおかげで、改善点を発見出来ました」という意味の「Thanks to the director's feedback, I was able to discover points for improvement」、「私の取引先はいつも負の評価ばかりをしてくる」という意味がある「My clients always give me negative feedback」なども挙げられる。
また、「彼女は評価ばかりを気にしすぎるので、いつも落ち込みがちだ」という意味の「She cares too much about feedback, so she tends to get depressed all the time」、「適切な評価が、当社の製品向上の一端を担った」という意味がある「Appropriate feedback played a part in improving our product」、「この作品に対する意見は非常に多かったので、第2作目を手掛けることにした」という意味の「There was so much feedback on this work that I decided to work on a second game」のようにも使う。
フィードバック
「フィードバック」とは・「フィードバック」の意味
「フィードバック」とは口頭や文章を用いて行う指摘や評価を意味し、ビジネスや教育、看護など様々なシーンで取り入れられている。英語の「feed back」を語源とするカタカナ語で、「feed」には「食べ物を与える、餌」という意味、「back」には「戻す、返す」という意味があることから、単なる指摘や評価ではなく「相手に栄養(成長)を与える」指摘や評価をすることが前提である。ビジネスにおいては目標達成に向けた軌道修正や人材育成を目的として行われており、上司と部下など、一対一で行うのが一般的である。「フィードバック」は指摘や評価だけでなく、部下と上司のコミュニケーション不足を解消し、相互理解や組織の一体化を目指すという目的も併せ持っているが、他の社員と比較したり人格や能力を否定したりすると、社員のモチベーションを下げてしまうので注意が必要だ。
そして、ビジネスでは製品やサービスに対して顧客が評価を行うことも「フィードバック」である。企業は顧客から得た良い評価・悪い評価を参考にして、商品やサービスの改善に努めることができる。「フィードバック」の蓄積は、企業の生産性を向上させるためにも望ましい。顧客からの「フィードバック」は「レビュー」と混同されがちであるが、「レビュー」は個人的な感想にとどまり商品やサービスの改善を目的としていない点が異なる。また、採用試験においては、面接の後に面接フィードバックが行われることもある。面接官が良かったところや改善点を指摘してくれるというもので、自社への志望度を上げるため、求職者の反応を見るため、純粋に次の面接も突破して欲しいという思いからなど、面接フィードバックが行われる理由は様々である。
教育現場においても、生徒の力を引き出すために「フィードバック」の重要性が注目されている。具体例としては、レポートなど生徒の成果物に対する評価を伝えたり、レポートの結論を引き出すに至ったプロセスに対して見直しを促したり、生徒が物事に取り組む姿勢に対して指摘したりすることがあげられる。看護においては、「フィードバック」は医師や他部署との連携を図り適切な医療を提供するために役立てられている。医療事故が生じた場合のフィードバックは非常に重要で、直接的・間接的な要因など事実の把握を行い、問題行動を具体的に指摘し、今後どのような行動をとるべきかを伝え、リスク回避や医療の質の向上に活用する。
「フィードバック」の熟語・言い回し
「フィードバック」にはさまざまな熟語や言い回しがある。フィードバック送信とは
「フィードバック送信」とは、スマートフォンやタブレット、パソコンなどでアプリやブラウザを起動中に表示されるメッセージである。主に、アプリやブラウザに不具合が生じた時に表示され、開発元にどんな不具合が生じたのか報告することができる。「フィードバック送信」は任意であるため、情報提供が義務付けられているわけではない。「フィードバック送信」をすれば、開発元はどのような状況で不具合が生じたか把握できるため、エラーの原因を探ったり、不備な点を改善するなどしてサービス向上に役立てることができる。開発元に送信する内容は、どのような操作をして不具合が生じたなどの状況説明と、任意でのシステムログとなる。
フィードバックを受けるとは
「フィードバックを受ける」とは、上司や顧客などから指摘や評価を受けることである。上司から「フィードバックを受ける」場合は、仕事の課題や業務姿勢などに対する評価や指摘が多く、真摯に受け止めこれからの行動計画に落とし込むことで成長を図ることができる。顧客から「フィードバックを受ける」場合は、商品やサービスに対する評価や指摘が多く、商品やサービスの課題として会社全体に伝え、改善に向けて取り組むことができる。受けたフィードバックを効果的に活用するためには、受け入れがたい評価も事実として受け止めるなど、受け手側の心構えも求められる。
視覚フィードバックとは
「視覚フィードバック」とは、主にスポーツやリハビリにおいて用いられている理学療法である。鏡に自分の姿を映し、視覚的に姿勢や体の動きを確認しながら運動学習の効果を高めるというものである。リハビリにおいては、実際に鏡の中に映し出される動きを見ながら、頭の中で描く動きに合わせて調整することができる。スポーツにおいては、鏡の前でシャドーピッチングや素振りなどを行うことで、鏡を見ながらイメージに近いフォームに修正することができ、パフォーマンスの向上に繋げることができる。また、タッチ操作に対応したパソコンにおいて、スクリーンをタップした場所に薄い影のような円が表示されたり、長押しすると四角い黒枠が表示されたりする機能は、「視覚フィードバック」と呼ばれている。
聴覚フィードバックとは
「聴覚フィードバック」は、リハビリにおいて用いられている理学療法である。歩行中の傾きやふらつきに音声によるガイダンスを与えることで、より安定した歩行ができるようになったり、姿勢が正せるようになったりと、運動学習の効果を高める療法である。聴覚フィードバックの運動学習は、体性感覚を用いた理学療法の中でも効果が高いことで知られる。また、人間が話をする時に自分の声を聴きながら音声の調節を行っていることを「聴覚フィードバック」と呼ぶ。「聴覚フィードバック」は幼児期から徐々に確立されていき、適切なボリュームで発声できるようになる。
肯定的フィードバックとは
「肯定的フィードバック」とは、良い点を評価し、前向きな内容を伝えることである。「肯定的フィードバック」には、評価をする側が求める人材を育成すること、受ける側が自己肯定感を高め仕事へのモチベーションを高めること、という2つの目的がある。肯定的な評価をされることは受け手にとってモチベーションを高めるきっかけになり、評価をさらに上げるために真摯に業務に取り組み生産性を向上させる。また、良好な人間関係が築けるため、チームワークの良い職場環境が生まれる。具体的な行動に対する評価や、今後の行動へのアドバイスは、有益な「肯定的フィードバック」として部下の信頼を勝ち取ることができる。ただし、「肯定的フィードバック」だからといって業務とは関係のないことまで褒めると、評価者として信頼を落とす可能性もあるため注意が必要である。
「フィードバック」の使い方・例文
・良い点や改善すべき点だけでなく、その理由も明確に伝えるのが効果的なフィードバックである。・企業にとって、サービスや商品の質を向上させるために顧客からのフィードバックは必要である。
・フィードバックの後にフォローバックを実施することで、生産性の高い業務体制を整えることができる。
・フィードバックは人格やスペックではなく、タスクや業務姿勢に対する評価をするのが鉄則である。
・フィードバックはリアルタイムで行うことで高い効果を得ることができる。
・肯定的フィードバックを受け、部下の仕事へのモチベーションが格段に向上した。
・聴覚フィードバックによるリハビリで、安定した歩行ができるようになった。
・スランプに陥ったピッチャーは、視覚フィードバックでピッチングフォームを矯正して不調を脱することができた。
・より良いサービスを受けるために、不具合が生じたアプリの製造元にフィードバック送信をした。
・上司から否定的なフィードバックを受けても、個人的な批判として受け取ってはいけない。
フィードバック
「フィードバック」とは、目標や目的に向かうために起こした行動について間違っている点や改善の余地がある点を伝えることによって確実性を高めることのことを意味する表現。ひとことで言えば「結果の情報を原因側に戻すこと」。その具体的な意味は、文脈によって変わってくる。
ビジネスシーンや日常会話の文脈における「フィードバック」は、主に「感想や改善点・を伝える」という意味合いで用いられる。反省点、改善できる点、軌道修正が必要な部分などを伝えて、次に活かしてもらう。
心理学や教育学の分野における「フィードバック」は、行動や反応の結果を参考にして修正し、より適切なものにしていく、という意味合いの語として用いられる。
電子工学の分野における「フィードバック」は、出力を目標の値に一致させるための制御法を指す意味で用いられることが多い。
生物学の分野における「フィードバック」は、ホルモンや分泌液などの物質による最終的な働きの効果が、はじめの段階に戻って作用する、という働きを指す意味で用いられる。
ロボット工学の分野では「フォースフィードバック(FFB)」と呼ばれる技術がある。これは入力装置が、入力操作や入力結果に連動して、振動や抵抗あるいは衝撃を発し、入力アクションの手応えを(操作者に)返す技術である。FFBの技術は身近な所ではレースゲーム用のハンドル型ゲームパッド(コントローラー)などに導入されている。
フィードバックを英語でいうと
「フィードバック」は英語の feedback をカタカナ表記した語である。 英語の feedback も「(反応が)返ってくる」「戻ってくる」といった意味で、ほぼ日本語の「フィードバック」と同じ意味・用法で用いられる。feedback は「feed+back」と分割できる構成の語彙であり、英語では「feedback」と「feed back」は品詞に応じて使い分けられる。
「feedback」と1語で表記する場合は名詞の用法である。そして、「feed back」と2語に分けて表記する場合は、動詞の用法である。
動詞としての「feed back」は「他動詞 + 副詞」という構成の句動詞である。文章上では実際の叙述では「feeds back」や「fed back」のように動詞が語形変化する場合も多く、また「feed them back」のように目的語を挟む場合も多い。
「フィードバック」の言い換え
「フィードバック」を他の表現で言い換えるとすれば、一般的な文脈では「反応」や「感想」「意見」などと言い換えれば問題なく意味が通る。あるいは「還元」とも表現しうる。工学の分野では「自動調整」、生物学の分野では「自己調節」などとも言い換えられる。
工学(とりわけサイバネティクス)分野では、feedback の訳語として「帰還」という表現も用いられる。
フィードバック制御とは
「フィードバック制御」は、出力結果を入力側に戻す(フィードバックする)操作のこと、および、そのような操作が組み込まれた制御方法やシステムのこと。結果をもとに出力量を調整することで、自律的な制御が可能となる。スマホやグーグルの「フィードバックを送信」とは
Google、YouTube 、Instagramなどのサービスを利用している中で目にすることのある「フィードバック」や「フィードバックを送る」といった表現は、基本的に「ご意見・ご感想・問題点の報告」の意味である。機能改善の要望・提案、不具合に関する報告や不具合を発見した具体的状況、迷惑行為・違法行為に関与しているユーザーの通報、等々の事柄を「フィードバック」として運営者に知らせることができる。
「フィードバック送信」してしまった場合
この手のフィードバックは、単に「利用者の声」を受け取る窓口として設けられており、重大な個人間の契約にかかわるものではない(返答のため連絡先の入力を求められる場合はある)。うっかり変なメッセージを送信してしまったとしても特に問題は生じない。ネガティブフィードバックとは
「ネガティブフィードバック」は、(1)生体がホルモンバランスを維持するためにホルモン分泌量を調整する機能・機構などを指す語、もしくは、(2)意見や感想のうち否定的な内容に関する事柄のことである。一般的な文脈では後者(2)の意味で用いられることが多い。たとえば、上司の部下に対する評価のうち、「これではいけない」「このままではいけない」「改善が望まれる」といった主旨の評価は、ネガティブフィードバックである。要するにネガティブフィードバックは「耳の痛い内容」である。改善のために伝えないわけにはいかないが、伝え方がまずいと相手が意気阻喪してしまったり不貞腐れてしまったりしかねないため、伝え方には工夫が求められる。
ネガティブフィードバックに対し、「良かった」「頑張った」「大いに評価する」といった前向きな評価を「ポジティブフィードバック」という。
フィードバック【feedback】
フィードバック
フィードバック
フィードバック
フィードバック
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フィードバック(英語: feedback)または帰還(きかん)とは、系の出力を入力へ戻す操作である。
システムの振る舞いを説明する為の基本原理として、エレクトロニクスの分野で増幅器の特性の改善、発振・演算回路及び自動制御回路などに広く利用されているのみならず、制御システムのような機械分野や生物分野、経済分野などにも広く適用例がある。21世紀に入り、多種多様なサービスで不可欠になった情報システムも、フィードバック制御を前提として開発されている。
古くは調速機(ガバナ)の仕組み[注釈 1]が、意識的な利用は1927年[注釈 2]のハロルド・ブラック(英語: Harold Stephen Black)による負帰還増幅回路の発明に始まり、サイバネティックスによって厳密に体系化されて広められた。
自己相似を作り出す過程であり、それゆえに予測不可能な結果をもたらす場合もある。
基本的概念
まず、入出力を持ち、入力に対してある操作を行ったものを出力とするシステム(系)を考える。このとき、その出力が入力や操作に影響を与えるしくみがあるとき、これをフィードバックという。ここで、ある瞬間の入力と出力の関係を増幅率と呼び、特に帰還を行っていない場合の系の増幅率を「裸の増幅率」と呼ぶ。また、帰還として戻ってきた値が、最初の入力に対して何倍になっているかをループ利得という。
出力が入力・操作へ与える影響によって以下の2つに分類される:
「正」「負」という語は価値判断の意味を含まない。ゆえに「好循環」「悪循環」という意味とは異なる。
正のフィードバックが働いている場合、フィードバック系の増幅率は裸の増幅率より大きな値となる。ここで特に系のループ利得が1を越える場合には、何らかの破綻が起こるまで出力は増大しつづける。これを避けるには、出力の増大に従ってループ利得が1以下となるような仕組みを導入する必要がある。また、ループ利得が1以上の時の特徴的な振る舞いとして、入力が途切れても出力を続けることが出来る、ということが挙げられる。この領域では初期値の違いが時間の経過にしたがって無限に引き伸ばされるため、僅かな初期値の違いがシステムの挙動を大きく変える(カオスとなる)場合がある。これは複雑性や多様性を生み出す原動力となりうる。
負のフィードバックが働く場合は、フィードバック系の増幅率は裸の増幅率より小さな値となる。この増幅率の余裕分の範囲で、出力の増加は出力を減少させるように働き、出力の低下は出力を増大させるように働くので、出力の変動を抑えることが出来る。負のフィードバックの方が応用範囲が広く、単にフィードバックと言えば負のフィードバックのことを指す場合も少なくない。
ただし、負のフィードバックを行なっていても、フィードバックが時間遅れを従っている、言い換えるとループ利得が周波数特性を持っている場合には、出力の「増加させ過ぎ」「減少させ過ぎ」を繰り返してしまう場合がある(これは、一定の時間遅れのときだけ正のフィードバックになってしまう、と表現する事も出来る)。この状況に陥る時間遅れにおいてループ利得が1を越える場合は、出力は一定の値に収束することなく変動を続ける。この状態を特に発振という。 現実の世界ではフィードバックに必ず時間遅れが発生するので、発振を避ける工夫が必要になる場合がある。フィードバック系の安定性を判断する方法として、位相余裕やボーデ線図がしばしば用いられる。
フィードバック回路の例
- 増幅器(増幅回路)
- 負帰還(位相を反転したフィードバック)を掛けることにより、利得(増幅率)は低下するが、ノイズ耐性、周波数特性などが改善される。
- 発振回路
- 正帰還(位相を反転しないフィードバック)を掛けることにより発振する。
- フリップフロップ
- 正帰還により、一旦入力された状態を保持する。
- 微分回路・積分回路
- 能動素子で構成される回路はフィードバック回路を持つ。ただし受動素子のみで構成される回路はフィードバック回路を持たない。
- 直流定電圧回路
- 出力電圧の変動を監視し、その結果を制御回路に入力して電圧を制御するフィードバック回路である。
楽器音によるフィードバック
ハウリングとも呼ばれる。意図しないものから、音楽表現の為に意図的に行うものまで含む。
エレキギターではギター弦の振動を電子回路で増幅して音を出すが、この増幅された音が弦をさらに振動させ発振することがあり、フィードバックと呼ばれる。ギターの弦の振動は通常は次第に減衰してゆくが、適度のフィードバック(正帰還)を与えることで、任意の時間持続する例えばオルガンのような連続音を演奏することができるようになる。主にハードロックやヘヴィメタルなどでは、これを利用したフィードバック奏法がある。この「フィードバック」は、ギターアンプから出た出力音のエネルギーの一部を、楽器の弦を振動させるために使うことである。
FM音源ではヤマハにより、フィードバックを利用してより幅広い合成音を生成する方法が開発された。
生命現象におけるフィードバック
生命現象においてフィードバック(負のフィードバック)は恒常性の維持、学習等 において非常に重要な役割を果たしている。一例としてフィードバック阻害と呼ばれる現象がある。これは、蛋白質の作用が他の物質の影響を受けて変化する現象であるアロステリック効果のうち、代謝系のある反応を触媒する酵素の活性が、その代謝系の生産物によって抑制される場合のことである。
人間が不随意運動などを意識的にコントロールする手法としてバイオフィードバックがある。
ビジネス用語としてのフィードバック
- 結果情報の伝達。結果に加え、行動の反省や結果を導くための計画立案などの情報も含まれる。
- 問題の原因側に返す。
- レビュー[要曖昧さ回避]などお客様の声のこと - 商品、サービスの感想などお客様の声が書かれたものをフィードバックと呼ぶ場合もある。
経済におけるフィードバック
収益逓減が負のフィードバック、ネットワーク外部性や収益逓増などが、正のフィードバックである。
心理学におけるフィードバック
一般的に、褒める、称賛するなど効果的に作用する働きかけを正のフィードバック、けなす、否定するなど反対の働きかけとなるのが負のフィードバックと表現するケースが多いが、これは本来「フィードバック」の機能として持っている円環性や回路の意がくまれていない。 よって、上記については、正のストロークと負のストロークと表現される方が実態に即している。
ビデオゲームにおけるフィードバック構造
ビデオゲームではフィードバックループという循環構造がよく見られる[2]。これには正のフィードバックと負のフィードバックの二種類がある。
- 正のフィードバック(拡大していく循環構造)
- これは通常、プレイヤーが上手にプレイするほどキャラクターがより強くなるといった好循環や、逆にプレイヤーがミスをするほど状況がより悪化するといった悪循環の両方を意味する。対戦ゲームにおいては、勝っている側にとっては有利な状況がますます盤石になっていき、負けている側にとっては格差がどんどん広がって挽回不可能になっていく。1人用ゲームにおいては、上手にプレイするほどキャラクターが強くなっていくためゲームが次第に退屈なものになったり、あるいは1つのミスによって状況が徐々に悪化していき、クリア不可能なほどゲームが難しくなったりする。
- 『Splatoon』で地面をより多く塗ったチームは、隠れる場所や移動範囲が広がったため相手プレイヤーを倒せる可能性が高くなる。相手を倒した分だけ地面を塗り広げる余裕ができるため、さらに多くの地面を塗って、相手を倒せる可能性がより一層高くなる。これをひたすら繰り返すことで、地面を塗れば塗るほど、自分のチームが勝利する可能性が高くなる。これは逆に言えば、一度相手に倒されてしまうと、その分だけ自分の陣地が狭くなるため、相手に倒される可能性がより一層高くなってしまうという悪循環につながる。
- 『ファイアーエムブレム』では、死亡したキャラクターは復活せず永久に消え去ってしまうため、一度キャラクターを失うと戦術的な選択肢が狭くなり、そうした不利な状況によって、キャラクターをさらに失う可能性が高くなる。
- ゲームを上手にプレイしてハイスコアを獲得し、スコアが高いほどより強いアイテムが手に入るゲームがある。この場合、強いアイテムを入手した結果、次のステージでより高得点のハイスコアを獲得できるようになり、さらに強いアイテムを入手し、さらに高得点のスコアを獲得するという楽しい好循環が発生する。これも逆に言えば、最初のステージで低いスコアを得た結果、手に入れたアイテムが弱くなり、ハイスコアを獲得する可能性が低くなり、さらに弱いアイテムを入手し、ハイスコアがますます取れなくなるという悪循環につながる。
- 負のフィードバック(縮小していく循環構造)
- これは通常、プレイヤーが上手くプレイするほどキャラクターが弱くなったり状況が不利になったりすることや、逆にプレイヤーが下手であるほどキャラクターが強くなったり状況が好転したりすることを意味する。
- 『マリオカート』では、1位のプレイヤーは青コウラで邪魔されたり出現するアイテムが非常に弱いものになったりする一方で、最下位のプレイヤーは非常に強力なアイテムを入手できる仕様になっている。これによって、上手いプレイヤーと下手なプレイヤーの格差が広がるのを防ぎ、1位と最下位のプレイヤーの距離を一定程度に収める構造になっている。しかしこれは、下手なプレイヤーにとってはありがたい救済措置である一方で、上手なプレイヤー側は常に妨害されるという苦痛を味わうことになる。
- 『バイオハザード4』では、ダメージをほとんど受けないような上手いプレイをしていくと、敵の攻撃力が上がったり敵が攻撃的になったりして状況がより厳しいものになる。逆にプレイヤーが何度もミスしてダメージを頻繁に受けている場合、敵の攻撃力が低下したり、敵の攻撃性が低くなったり、出現アイテムがより豪華になったりして状況がラクになる。これによって、プレイヤーの技量が上手であっても下手であっても、難易度が一定程度に収まる構造になっている。上手なプレイヤーには歯ごたえのある状況を提供し、下手なプレイヤーが難所で詰んでしまうのを防いでいる。
- 『Civilization V』では、市民の不満度がこれに該当する。シヴィライゼーションシリーズでは、一般的に都市を増やして領土を拡張したほうが資源獲得の面で有利なのだが、新しい都市を開拓したり敵の都市を占領したりして自国の都市を増やしすぎると、市民の不満度が高くなっていく。不満度が低いうちは、人口成長の鈍化といった経済力に対する軽い罰で済むのだが、市民の不満度が高まると、人口成長が完全に止まったり自国内に蛮族が発生したりする。つまり都市を増やせば増やすほど不利になるため、この仕組みによって過剰な多都市戦略を抑制している。
脚注
注釈
- ^ 記録にある機器で古いものとしては、1600年頃の人コルネリウス・ドレベルによるサーモスタットがある。
- ^ アイデアの発案は1927年だが、学会発表された1934年や特許が受理された1937年を負帰還増幅の誕生とすることもある[1]。
出典
- ^ 足立修一『制御工学の基礎』東京電機大学出版局、2016年、135頁。ISBN 978-4-501-11750-4。
- ^ “Level 4.4: Feedback Loops: Game Design Concepts”. learn.canvas.net. 2021年7月4日閲覧。
関連項目
- サイバネティックス
- 相互作用(インタラクション)
- 制御理論、状態空間、フィードフォワード(予測制御)、開ループ制御
- 伝達関数
- 増幅回路
- 選択(進化)
- ポジティブフィードバック
- ネガティブフィードバック機構
FEEDBACK(アパレルブランド)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 15:44 UTC 版)
「SCANDAL (日本のバンド)」の記事における「FEEDBACK(アパレルブランド)」の解説
2012年10月に、メンバーがプロデュースを手掛けるアパレルブランド「Feedback!」の設立を発表。2016年3月には渋谷に実店舗を開店したが、2020年8月末をもって閉店したため、現在はECサイトのみにて販売している。また、今後は期間限定のPOP UPストアを各地域に出店するなどの展開を予定している。2020年5月に新ブランドロゴを発表した際に、ブランド名の表記が「Feedback!」から「FEEDBACK」に変更された。 コラボレーション CA4LA(2016年) タワーレコード(2017年) atmos pink × Feedback! × FILA(2019年) Ground Y×SCANDAL×NEW ERA(2019年)
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